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統計検定1級の参考書10選!試験合格におすすめの本を紹介!
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統計検定1級の参考書10選!試験合格におすすめの本を紹介!

アンドエンジニア編集部
2023.09.19
この記事でわかること
統計検定1級は、統計検定が設定する最高位の試験区分で、難易度は高めです
試験は「統計数理」と「統計応用」それぞれに合格すると、統計検定1級合格です
参考書は公式テキストと公式問題集を中心に、基礎・入門書や関連情報を活用します

統計検定1級のおすすめ参考書

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統計検定1級は、統計検定が設定する最高位の試験区分で、データサイエンスの専門家の位置付けです。試験の難易度は高いので、しっかりとした勉強を通じて理解を深めていきます。

ここでは、統計検定1級の試験概要を伝えるとともに、試験合格を可能にするおすすめの参考書まで解説を進めていきます。

データサイエンスと統計学の違いとは?活かせる職業も紹介
統計検定1級はすごい資格?難易度・勉強時間・メリットを紹介!

統計検定1級の試験概要

統計検定1級は、「統計数理」と「統計応用」の2つの試験で構成されています。「統計数理」と「統計応用」はそれぞれ次の通りです。

「統計数理」 確率と確率変数、確率分布、推定、検定、データ解析の考え方や分析手法など、統計の専門分野から出題されます。出題は、5問中3問を受験時に選択します。時間は90分(午前)です。

「統計応用」 人文科学、社会科学、理工学、医薬生物学の4分野が設定されており、申し込み時に1分野を選択します。出題は、申込みの分野から5問中3問を受験時に選択します。時間は90分(午後)です。

合否判定は、「統計数理」と「統計応用」それぞれについて決定されます。両項目を試験合格の有効期間10年間以内に合格すると、統計検定1級合格です。統計検定1級は合格基準が開示されていませんが、極めて優秀な成績を修めた受験者にS、特に優秀な成績を修めた受験者にAの評価が付与されることが示されています。

【参考】:統計検定の検定種別 統計検定1級 【参考】:統計検定1級の出題範囲 【参考】:統計検定 受験データ 【参考】:統計検定 受験データ 受験者の年齢分布(PBT方式)

統計検定1級のメリット

データサイエンスは、取り扱うデータの増加と社会的な課題の複雑化から一層重要性が高まっています。統計検定1級は統計検定の最高位であり、自然科学、人文社会科学などの学問から実社会におけるデータ分析能力と応用能力が評価されます。

企業の意思決定でもデータサイエンス能力が求められており、データ解析の専門家として活躍の場が広がるでしょう。

統計の能力はデータ解析で求められるものとして、グローバル共通の考え方に基づきます。そのため、ビッグデータなどデータ解析を必要とする業種や業界のニーズは、国内外問わず対応できると期待できます。

統計検定2級までは、大学の基礎課程までが中心ですが、統計検定準1級以降はビジネスで求められる課題に対応する能力が評価されます。そのため、社会人として十分に能力を発揮するには、統計検定準1級、できれば統計検定1級を目指すのが良いでしょう。

【参考】:統計検定の検定種別 統計検定1級

統計検定の難易度は?4級〜1級の合格率と受験級の選び方を解説

統計検定の過去問題

統計検定の過去問題は、最新の情報が公式サイトで公開されています。それ以前の過去問題は、2年ごとに「日本統計学会公式認定 公式問題集」として出版されています。本試験においても、過去問題の理解は重要です。

過去問題は、定期的に公式サイトからダウンロードしておくか、出版された公式問題集を活用しましょう。

【参考】:統計検定 過去問題

統計検定の受験準備

統計検定の公式サイトには、関連書籍が多数掲載されています。直接的に使用する公式テキストや公式問題集、さらには推薦図書も多数掲載されています。まずは、公式サイトを眺めて求める参考書を選択することも可能です。

参考書を用いて勉強するほかに、統計質保証推進協会が主催・共催するセミナー情報も掲載されています。統計検定2級、統計検定3級レベルの講座が中心ですが、掲載内容に目を通しておくと良いでしょう。

【参考】:統計検定の受験準備 関連書籍 【参考】:統計検定の受験準備 セミナー

統計検定1級のおすすめの参考書10選

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ここからは、統計検定1級のおすすめ参考書を紹介していきます。順に基礎・入門書2冊、公式テキスト2冊、関連情報5冊、公式問題集を紹介します。公式テキストは必須で、公式問題集は必要な年度のものを用意します。

基本的な事項を確認したい場合は、基礎・入門書から、専門的知識は関連情報を活用すると良いでしょう。

(基礎・入門書)基礎から学ぶ統計学

本書は、高校1〜2年で学んだ数学を使って二項検定から学び、徐々に大学で必要な統計学の入門レベルを学んでいきます。図を多く用いて、実践的な手法を学んでいきます。そのため、大学で初めて統計学を学ぶ方や文系の方にも理解を深めるにはおすすめの1冊です。

▪著者:中原 治 ▪ページ数:335ページ ▪出版社:羊土社 ▪発売日:2022/9/13 【参考】:基礎から学ぶ統計学

(基礎・入門書)統計解析入門[第3版]

本書は、大学1〜2年の教養課程で学ぶ統計学をテーマにしています。具体的な例を示しながら説明を行うことで、落ちこぼれることなく理解を深めることができます。そもそも統計とはどのようなものであるのか、苦手な部分を基本から学ぶ際におすすめします。

▪著者:篠崎 信雄、竹内 秀一 ▪ページ数:283ページ ▪出版社:サイエンス社 ▪発売日:2020/12/22 【参考】:統計解析入門[第3版]

(公式テキスト)増訂版 日本統計学会公式認定 統計検定1級対応 統計学

本書は、統計検定の公式テキストですので必ず目を通しましょう。10年振りの増訂がされた本書は、共通問題も追加されており、基本となる各種統計解析法の考え方や数理的側面の理解に役立ちます。

実際の課題の定式化や仮説設定に基づいて、データの収集法の計画から統計的推論の実施と解釈など、総合力を高めるために繰り返し読むことをおすすめします。

▪著者:日本統計学会 編 ▪ページ数:352ページ ▪出版社:東京図書 ▪発売日:2023/4/4 【参考】:増訂版 日本統計学会公式認定 統計検定1級対応 統計学

(公式テキスト)日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック

本書は統計検定準1級試験対応の公式テキストですが、多くの統計検定1級受験者が利用しています。豊富な問題を解きながら、理解を深めることが可能です。統計検定1級テキストの「増訂版 日本統計学会公式認定 統計検定1級対応 統計学」とセットで準備し、活用しましょう。

▪著者:日本統計学会 編 ▪ページ数:352ページ ▪出版社:学術図書出版社 ▪発売日:2020/5/29 【参考】:日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック

(関連情報)大学1・2年生のためのすぐわかる統計学

本書は、統計検定1級対策として受験者が用いている参考書です。「弱点克服 大学生の確率・統計」の著者が、書き下ろした大学で学ぶ統計学のエッセンス本です。大学1〜2年生向けとしながら、大学3〜4年生から社会人までに求められる統計学の専門的知識が得られます。

▪著者:藤田 岳彦、吉田 直広 ▪ページ数:274ページ ▪出版社:東京図書 ▪発売日:2020/10/8 【参考】:大学1・2年生のためのすぐわかる統計学

(関連情報)スタンダード 経済データの統計分析

本書は、統計検定の推薦図書の1つです。経済学にもとづく経済データ分析をテーマに、解説しています。大学生から社会人まで対応しているほか、試験対策本としても統計検定の資格を目指す方にもうってつけの1冊です。

▪著者:岩崎 学、西郷 浩、田栗 正章、中西 寛子 ▪ページ数:248ページ ▪出版社:培風館 ▪発売日:2020/9/10 【参考】:スタンダード 経済データの統計分析

(関連情報)データ分析のための統計学入門 原著第4版

本書は、統計検定の推薦図書の1つです。米国の大学で初めて統計学を学ぶ学生や、ビジネスでデータ分析をしている社会人のために書かれた書籍を翻訳したもので、豊富で実践的な練習問題を含んでいる統計学の入門書です。

出版されている書籍は有償ですが、PDF電子版は、翻訳者の1人である国友直人氏のサイトから無料でダウンロードすることができます。

▪著者:David M Diez、Mine C≀etinkaya-Rundel、Christopher D Barr ▪ページ数:426ページ ▪出版社:日本統計協会 ▪発売日:2021/3/1 【参考】:データ分析のための統計学入門 原著第4版 【参考】:データ分析のための統計学入門 原著第4版 PDF

(関連情報)新装改訂版 現代数理統計学

本書も、統計検定の推薦図書の1つです。数理統計学の基礎的な概念から標準的な理論をとにかく説明に時間を割いており、広範な課題をとらえて自らで統一的・俯瞰的な理解と説明が可能になります。ただし説明は難解な部分がありますので、適宜入門書を併用し理解を深めるのが良いでしょう。

▪著者:竹村 彰通 ▪ページ数:368ページ ▪出版社:学術図書出版社 ▪発売日:2020/11/10 【参考】: 新装改訂版 現代数理統計学

(関連情報)データ解析のための数理統計入門

本書は、共立講座 数学の魅力シリーズで、ベストセラーの「現代数理統計学の基礎」の著者が新たに執筆した数理統計の入門書です。「現代数理統計学の基礎」より簡単な内容にまとめており、統計検定準1級レベルの内容です。

物足りない方は、統計検定1級に相当する「現代数理統計学の基礎」も併用するのが良いでしょう。

▪著者:久保川 達也 ▪ページ数:324ページ ▪出版社:共立出版 ▪発売日:2023/10/12 【参考】:データ解析のための数理統計入門 【参考】:現代数理統計学の基礎

(公式問題集)日本統計学会公式認定 統計検定 1級 公式問題集

本書は、統計検定が認定する公式問題集です。公式サイトの過去問題は定期的に削除されるために、2年ごとに書籍化されます。「日本統計学会公式認定 統計検定 1級 公式問題集」としては、[2019〜2022年][2016〜2017年]があります。

▪著者:日本統計学会 編 ▪ページ数:248ページ ▪出版社:実務教育出版 ▪発売日:2023/05/18 【参考】:日本統計学会公式認定 統計検定 1級 公式問題集[2019〜2022年]

[2018〜2019年][2016〜2017年]は、1級と準1級が一緒になっており、「日本統計学会公式認定 統計検定 1級・準1級 公式問題集」として出版されています。

▪著者:日本統計学会 編 ▪ページ数:260ページ ▪出版社:実務教育出版 ▪発売日:2020/03/11 【参考】:日本統計学会公式認定 統計検定 1級・準1級 公式問題集[2018~2019年]

それ以前の過去問題は、POD(プリント・オン・デマンド)として出版されています。タイトルは、「POD版 日本統計学会公式認定 統計検定1級 公式問題集」です。こちらは、注文を受けてから印刷・製本・発送する形態で、Amazon.co.jpでのみ販売されています。[2014〜2015年][2012〜2013年]が用意されています。

▪著者:日本統計学会 編 ▪ページ数:144ページ ▪出版社:実務教育出版 ▪発売日:2019/10/048 【参考】:POD版 日本統計学会公式認定 統計検定1級 公式問題集[2014~2015年]

統計検定1級は参考書の反復演習が有効

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統計検定1級は、論述式ですので統計学の基本を身につけてしっかりと説明する必要があります。「統計検定1級はすごいから自分にはちょっと…」や、受けずに「意味ない」などという人もいますが、勉強の成果として実務で活かされることは確かです。

試験合格のためにも参考書を繰り返し読み、過去問題を解くなどの反復演習が有効であり、おすすめの勉強方法です。

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