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G検定の申し込み方法とは?試験の概要や難易度、勉強時間も解説
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G検定の申し込み方法とは?試験の概要や難易度、勉強時間も解説

アンドエンジニア編集部
2024.01.19
この記事でわかること
G検定の目的は、AIやディープラーニングの知識をビジネスに活かすジェネラリストの育成にある
G検定はオンラインで自宅から受験する方式であり、公式サイトから申し込みを行う
G検定は受験者の7割近くが合格する比較的難易度の低い試験だが、事前準備はしっかり行う必要がある

G検定はどうやって申し込みをするの?

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G検定(公式名称はジェネラリスト検定)とは、日本ディープラーニング協会(通称JDLA)主催のAIに関わる検定試験であり、2017年から開始されました。

AIの発達や浸透もあり、G検定試験を受験する人が年々増えていますが、まだスタートしてから年数の浅い新しい検定資格のためか、受験方法や申し込み方法について分からない人も少なくないようです。

この記事ではG検定への申し込み方法を中心に紹介し、試験に備えるための基本知識について解説します。AIに関する勉強をしたい方、資格を取得したい方はぜひ参考にしてみてください。

そもそもG検定とは

G検定はディープラーニングに関する基礎知識を有しており、ディープラーニングの活用に関して適切な方針を決定し、事業に活用する能力や知識を有しているかについて問う検定試験です。

ディープラーニング検定には「G検定」と「E検定」の2種類があり、G検定は事業などへの活用を行うジェネラリスト向け、E検定はディープラーニングの実装を行うエンジニア向けと分かれています。

G検定の目的としては、AIやディープラーニング(深層学習)などの技術を理解した上で、ビジネス面での活用に向けた橋渡し役、即ち「ビジネストランスレーター」の育成にあります。

【参考】:G検定とは - 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】

G検定とは?試験概要・出題範囲から試験対策の進め方まで解説

G検定は自宅でのオンライン受験が可能

G検定は、PCを使用したオンライン試験です。人気の高まりとともに、年間の試験回数も増えています。試験日程については以下の公式サイトから確認可能です。

【参考】:G検定の試験日程

G検定の知識を活かせる職種は、データ分析を行うエンジニア職です。資格を取得することで対外的に知識やスキルを証明できるため、これからデータ分析の職種にキャリアアップしたいエンジニアにもおすすめです。

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G検定の申し込み方法

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G検定の概要はつかめました。では、試験の申し込みは実際にどのように行えば良いのでしょうか。G検定試験には、個人受験と団体受験がありますが、ここでは個人で申し込みをする方法について紹介します。

受験チケットを購入する

2023年7月14日よりG検定の受験方法が変更され、受験の申し込みには事前に受験チケットを購入しなければなりません。受験フローとしては以下の手順になります。

①受験チケットを購入する ②試験を予約する ③受験する

【参考】:JDLA 受験チケット購入サイト

上記のサイトよりチケットを購入し、決済を完了させます。支払い方法は、クレジットカード決済、コンビニエンスストア決済です。その後、受験チケットは指定アドレスに送付されますので、紛失しないように注意しましょう。ちなみに再発行はされません。

受験チケットの有効期限は1年間です。受験日程の予約をキャンセルしたい場合は、受験日(2日開催の場合は第1日程)の8日前の24:00までに、G検定試験事務局へメールします。

受験料は一般で13,200円(税込)、学生は5,500円(税込)です。前回試験から2年以内の人は半額になるため、一般で6,600円(税込)、学生は2,750円(税込)で購入できます。

JDLA受験アカウントの新規登録

G検定やE検定を受験する人は、JDLA(日本ディープラーニング協会)受験アカウントが必須です。初めて検定試験を受ける人はJDLA受験アカウントを登録する必要がありますので、以下のサイトから利用規約に同意し、アカウント作成に必要な個人情報やパスワードを登録してください。

【参考】:JDLAアカウント | JDLA Internet-Based Testing

JDLA受験アカウントで受験申し込みを行う

受験チケットを購入した後に、登録したJDLA受験アカウントとパスワードにて、G検定試験の申し込みを行います。試験会場は自宅です。申し込み期間は試験実施日の概ね1週間前までですが、開催日によって変動しますので、公式サイトの「G検定の試験日程」で確認してください。

【参考】:G検定(ジェネラリスト検定)受験申込サイト 【参考】:G検定とは - 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】

受験申し込みの完了

試験予約が終えれば、申し込みは完了です。試験の内容などは受験ページ(マイページ)で確認できます。

【参考】:G検定(ジェネラリスト検定)受験サイト

受験当日はPCの動作確認を行い、操作マニュアルをしっかりと確認してから試験に臨みましょう。PCの推奨環境やマニュアルについては上記のリンクより確認できます。

G検定試験の概要

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G検定や受験申し込みの方法について理解できました。続いて、試験概要や知っておきたいこと、必要な学習時間などについて見ていきましょう。

試験概要

これからG検定の概要について確認します。特に出題範囲はG検定のシラバスで把握してから勉強を進めてください。確保できる勉強時間を考慮して受験日を決めるようにしましょう。

▪試験概要:多肢選択式・200問前後 ▪試験範囲:シラバス※の範囲から出題されますが、主に以下の5分野から多く出題されます。  ・人工知能(AI)について  ・機械学習について  ・ディープラーニングの基礎概念と応用技術  ・ディープラーニングの研究分野  ・ディープラーニングの応用に伴う社会的課題 ▪試験日程:2023年度第5回  第1日程:11月10日(金)16:00〜  第2日程:11月11日(土)13:00〜 ▪試験時間:120分 ▪受験方式:オンライン受験 ▪受験資格:制限なし ▪受験料: 一般:13,200円(税込)       学生:5,500円(税込) ※再受験の場合     受験日より2年以内の場合は半額(一般:6,600円、学生:2,750円)

【参考】:G検定受験申し込みサイト 【参考】:G検定の試験出題範囲(シラバス)2021〜【公式】 【参考】:G検定の試験出題範囲(シラバス)のダウンロード 2021

エンジニアなら知っておくべき!機械学習とディープラーニングの違いとは?

G検定受験で知っておきたいこと

G検定の受験申し込みを済ませた後にも、様々な準備や知識が必要です。ここでは受験に当たって知っておきたいことを中心に解説していきます。

【参考】: よくある質問 - 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】 【参考】: G検定受験チュートリアル(動作確認:サンプル試験) 【参考】: JDLA G検定受験サイト 受験当日の操作マニュアル

1.受験申し込み後に案内メールが届く 受験申し込みが完了すると、マイページのURLと登録アドレス、注意事項を記したメールが届きます。オンライン受験の推奨環境やブラウザのバージョン、画面解像度・接続回線・ブラウザの設定などの注意事項は必ず目を通し、必要な準備をしてください。

2.試験日が近づくとリマインドメールが届く 試験日が近づくと、受験日時・G検定ログインサイトのURL・受験の注意事項・合格発表の方法などを記したリマインドメールが届きますので、必ず確認してください。

3.合格発表 合否の発表は、試験日から2〜3週間後までにメールで通知されます。合否の結果・合格証発行・合格認証ロゴ・合格者コミュニティへの招待などについて記されています。

G検定合格の目安

試験の合格率は72%程度と高めです。難易度は比較的低いと思われますが、出題数が200問前後と多いこと、ITエンジニアの受験者が多いことなどから、勉強をせずに受験すると合格が難しくなる可能性があります。

【参考】: 「2023年 第4回 G検定」開催結果を発表(3,309名が受験し、2,390名が合格) - 一般社団法人日本ディープラーニング協会【公式】

G検定の難易度は低くて意味ない?合格率や勉強法・対策についても解説

G検定の学習時間

G検定に合格するためには、どれほどの勉強時間が必要なのかが気になるところです。JDLAがG検定の合格者に対して行ったアンケートでは、学習時間は「30〜50時間」が最も多く38.5%、「15〜30時間」が25.2%、「50〜70時間」が13.9%でした。

つまり、合格者の大半が15時間から70時間は勉強していたことになります。AIや深層学習などの知識が全くない初心者の方は、70時間程度の勉強は必要と考えた方が良いでしょう。

【参考】: G検定合格者に聞きました

G検定はカンニングができる?

G検定はWeb上で開催される試験であり、試験監督はおらず、Webカメラなどによる監視もないためカンニングは可能です。しかし、カンニングをして合格しても実力が伴わないため、折角取得した資格が役に立たないかもしれません。

就職や転職などでG検定の資格をアピールしても、実際に仕事に生かせなければ逆に自分の評価が下がるだけです。正攻法でしっかり勉強をして、その成果を試験で確かめることをおすすめします。

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G検定が役立つ職種と年収

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G検定はディープラーニングを活用して事業に活かす検定であり、どういった職種におすすめなのでしょうか。

データサイエンティスト

G検定を活かせる職種として、データサイエンティストが挙げられます。

データサイエンティストとは、ビッグデータを活用して企業の経営状況を改善したり、売上向上のための施策を考えたりする職種です。商品開発や経営戦略などを改善する役割を持ち、提案した改善策が企業の売上に大きな影響を与えることもあります。

データ分析を行うエンジニア職の年収

ここでは、データサイエンティストを含むデータ分析を行うエンジニアの年収例を紹介します。参考としてアナリストを例に、様々な調査媒体から算出します。

アナリストの年収は「マイナビエージェント 職種別平均年収ランキング」での平均年収は824万円(※2023年10月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種の「IT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))」を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、アナリストは一般平均年収よりもやや高めであることが分かりました。

アナリストはデータ分析によって企業課題を解決するエンジニアであり、データサイエンティストの類似職種でもあります。高い知識とスキルを有しており、ITエンジニアの中でも比較的年収が高めの職種です。

【参考】:マイナビエージェント職種別平均年収ランキング ※【平均年収 調査対象者】2019年12月~2020年5月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

G検定試験の学習におすすめのテキスト

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ここではG検定におすすめの参考書を紹介します。JDLAの公式テキストで反復学習を行うとともに、学習計画を立てる際には、公式テキスト以外の参考書や問題集を利用した学習時間を確保しておくことをおすすめします。

ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 法律・倫理テキスト

本書は、G検定の法律・倫理分野に対象を絞ったテキストです。過去にG検定で出題された問題を演習問題として掲載しています。AIに関する法律や倫理の基礎をわかりやすく解説しているため、受験者以外にも仕事でAIを開発したり、Dを推進していたりする方におすすめです。

▪著者:古川直裕/編著、渡邊道生穂、柴山吉報/著、一般社団法人 日本ディープラーニング協会/監修 ▪ページ数:228ページ ▪出版社:技術評論社 ▪発売日:2023/4/28

【参考】:ディープラーニングG検定(ジェネラリスト) 法律・倫理テキスト

これで完璧 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の「合格」問題集

G検定に詳しい講師が、試験に出やすいポイントを丁寧に解説している参考書です。本書では、本編300問と模擬試験192問という類をみない問題数であり、出題範囲の網羅性や解説の質の高さを誇ります。

これ1冊で合格を目指せるメソッドが詰まっています。

▪著者:ヤン ジャクリン ▪ページ数:416ページ ▪出版社:SBクリエイティブ ▪発売日:2023/1/31

【参考】:これで完璧 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)最強の「合格」問題集

AI白書 2023

G検定の試験ではAIに関する政策や法律などの「時事問題」の出題があります。そこで最新の事例を把握しておくために役立つのが「AI白書」です。技術面から利用動向や政策まで、国内と世界のAIに関する最新動向が網羅されています。

▪著者:AI白書編集委員会 ▪ページ数:416ページ ▪出版社:角川アスキー総合研究所 ▪発売日:2023/5/10

【参考】:AI白書 2023

G検定を受験するなら将来ビジョンを明確にしよう

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ここまでG検定の申し込み方法を中心に、試験の概要や受験に際して知っておきたいこと、受験勉強に役立つおすすめの参考書などを紹介しました。G検定はまだ比較的新しい検定であり、毎年少しずつ変化しています。

また、ディープラーニングやAIの分野も時々刻々と進化しています。G検定に合格し、自分の将来にどう活かすのか、ビジョンを明確にしましょう。

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