プログラミングで使うライブラリとは?メリット・デメリットを解説
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プログラミングで使うライブラリとは?メリット・デメリットを解説
アンドエンジニア編集部
2023.03.14
この記事でわかること
ライブラリとは、特定機能のプログラムをまとめたもの
ライブラリを使うことで、複雑な処理も簡単に書くことができるうえに開発効率も上がる
ライブラリの知識を活かせる企業探しならエージェントの活用も視野に

プログラミングで使うライブラリとは?

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プログラミングをある程度学び、文法やメソッドの使い方も理解したら、次はライブラリを学ぶのがおすすめです。しかし「ライブラリとは何なのかよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。

ライブラリはプログラミング言語によって使える場合と使えない場合があります。また、一口にライブラリといってもさまざまな種類があります。

そのため、プログラミング経験者であっても、ライブラリの勉強になかなか手を出せないでいる方も多いでしょう。この記事では、ライブラリとは何か、ライブラリのメリット・デメリットについて解説します。

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ライブラリは特定機能のプログラムをまとめたもの

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ライブラリとは、「計算を行う」「データを分析する」などのような特定機能のプログラムをまとめたものです。各プログラムを1つのパッケージにして外部に公開し、他の人が使えるようにしています。プログラマーは無料のライブラリであれば自由にインストールし、自分のプログラム内で使うことが可能です。

たとえばPythonでは、dateutilという時間の計算を行うライブラリを使うことができます。dateutilを自分で作成したソースコードから読み込ませることで、時間の計算を簡単に行うことが可能です。

【参考】:dateutil

Pythonのよく使うライブラリ一覧!一段上の開発を目指そう
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プログラミングのライブラリを学ぶ前に知っておきたいこと

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ここでは、プログラミングのライブラリを学ぶ前に知っておきたいことについてまとめました。ライブラリの種類やフレームワークとの違い、プログラマーの年収について解説しています。

ライブラリの種類

ライブラリは大きく次の2種類があります。

  • 動的ライブラリ:実行時にプログラムに組み込まれるもの
  • 静的ライブラリ:開発時にプログラムに組み込まれるもの

 

動的ライブラリを使う場合、別途ライブラリファイルを用意する必要がありますが、静的ライブラリの場合は用意する必要がありません。ただし、動的ライブラリはその分、プログラム本体のファイルサイズを小さくできるメリットがあります。

ライブラリとフレームワークの違い

ライブラリとフレームワークはどちらも、複数のプログラムをまとめてパッケージ化したものです。2つに明確な違いはありませんが、一般的には、ライブラリは一部機能のみを提供するもの、フレームワークは開発に必要な機能を一通り提供するもの、と認識されることが多いです。

ライブラリはプログラムの部品であり、フレームワークはプログラム全体の枠組みと言えます。フレームワークを使うことで、決められた枠組みの中で開発することができ、チーム内でソースコードの書き方を統一しやすくなるメリットがあります。

フレームワークとは?プログラミング言語ごとに代表的なものを解説

プログラマーの年収

ライブラリの知識を活かして働くにあたって、プログラマーの年収について確認しておきましょう。

プログラマーの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は344万円(※2023年2月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、マイナビの調査では民間企業平均年収よりもやや低く、経済産業省ではやや高いという結果が出ています。

プログラマーの年収は本人の技術力や実績によっても変わります。転職後もライブラリを始め多くの関連スキルを磨いていくのが、年収アップのポイントと言えます。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

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ライブラリを使うデメリット

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ここでは、ライブラリを使うデメリットを解説します。ライブラリは便利なツールですが、使い方を間違えるとむしろ開発効率が下がってしまう場合もあります。

言語よって使えるライブラリが異なる

プログラミング言語によって使えるライブラリは異なるため、言語を変更する場合、ライブラリも他のものに変更しないといけない可能性があります。例えば、Pythonは機械学習のデータ分析関連のライブラリが豊富ですが、他の言語ではこういったライブラリは使えないことも多いです。

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バグがあることもある

ライブラリは有志の方によって開発されているものが多いため、質が高くない場合もあります。中にはバグがあるのにも関わらず、アップデートがされていないライブラリもあります。ライブラリを導入する際は、そのライブラリの信頼性を確認することが重要です。

ライブラリを使うメリット

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続いて、ライブラリを使うメリットについて解説します。ライブラリは次の3つのようなメリットがあるため、多くの開発現場で用いられています。

開発効率を上げられる

ライブラリを使えば自分でコードを書く必要がなくなるため、開発効率を上げることが可能です。多くのライブラリを組み合わせて使えば、短い納期でも対応できる可能性があります。最近はシステム開発の需要増加に伴い、開発スピードを高めることが求められてきています。

動作の軽量化に繋がる

ライブラリは効率的なアルゴリズムによって作られていることが多いです。そのため、処理内容を自分で書くよりも、ライブラリを使った方がシステムの動作が早くなる可能性があります。

ソースコードが簡略化される

ライブラリを使うことでソースコードが簡略化され読みやすくなります。そのため、システム改良時にもどこに何の処理が書かれているのかすぐに分かり、素早く修正を行うことが可能です。

プログラミングでライブラリを使う手順

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最後に、ライブラリを実際に使う手順について解説します。ライブラリの種類によって使う手順は少しずつ異なりますが、基本的には以下のような手順で使っていくことが多いです。

ライブラリをインストールする

まず、ライブラリを自分のプログラムからも使えるようにインストールします。基本的にはインストール方法は公式サイトに書かれています。コマンド入力によってインストールする場合もありますし、Anacondaなどのように、ライブラリを提供するプラットフォームを利用する場合もあります。

【参考】:Anaconda

【Anaconda】インストール手順とメリット・デメリットを解説

プログラムからライブラリを呼び出す

ライブラリをインストールしたら、プログラムから呼び出します。ライブラリを呼び出す方法はプログラミング言語によって異なります。たとえば、Pythonならimport文を使います。

公式サイトに従ってライブラリを使う

ライブラリの使い方は公式サイトに書かれている場合が多いので、それを元に使っていきます。中には専用の学習サイトを用意しているライブラリもあります。ただし、説明が英語で書かれている場合もあり、英語が苦手な場合理解するのが難しいかもしれません。

ライブラリを自分で学ぶのが難しい場合は、研修が手厚い企業に転職するのも選択肢の1つです。研修が手厚い企業なら、主要なライブラリの使い方も1から教えてもらえます。

もちろん、そういった企業に就職するのは容易ではありません。そこで、IT業界に強いエージェントに登録し、面接練習や書類添削などのサポートを受けることをおすすめします。

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本記事ではプログラミングのライブラリとは何か、について解説しました。ライブラリのメリット・デメリットや使い方などがお分かりいただけたかと思います。

ライブラリを学ぶことで、担当できる業務の幅を広げることが可能です。プログラミング経験者の方はライブラリの知識も深めていくと、市場価値を高めることにもつながるでしょう。

ただし、開発現場によってはライブラリをほとんど使わない場合もあります。そのため、転職する企業によってはせっかく学んだライブラリ知識が活かせなくなってしまいます。

ライブラリに限らず、プログラマーの転職では学んだ知識をできるだけ活かせる企業を狙うのがポイントです。その方が現場に入ってからより活躍でき、昇給・昇格を狙いやすくなります。

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