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ランサーズ株式会社(以下「ランサーズ」)は、フリーランスマッチングプラットフォーム『Lancers』上の仕事カテゴリ別の発注数や検索されたキーワードを基に集計した「2024年必要とされたスキルランキング」を公開しました。同ランキングでは、生成AIの活用、新規事業の立ち上げ、SNSマーケティングに関するスキルの需要が拡大していることが分かりました。
「2024年必要とされたスキルランキング」
生成AI関連スキルの需要が急増、昨年圏外から1位に
同ランキングによると、2024年に必要とされたスキルの1位は「AI・機械学習・ChatGPT」。企業が生成AIを積極的に活用する動きを表しており、「AI技術の進化に伴い、企業の業務効率化やマーケティング施策がさらに強化され、生成AIのシステム開発や活用コンサルティングといった新たなスキルの需要が急増しました」(ランサーズ)。
さらに、昨年ランク外だった「編集・校正」がランクイン。その背景としてランサーズでは、「生成AIを活用して作成された文章のブラッシュアップ需要があると考えられます」と分析。「生成AIの普及が進む中で、AI技術と人間のスキルを融合した新しい需要が形成されていることがうかがえます」(同社)。
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"アフターコロナ"の流れを受けた事業戦略スキルも上位に
また、「企画・PR」や「コンサルティング」も上位にランクインしました。"アフターコロナ"の影響で生活や働き方が変化し、新規事業や事業改革への企業の関心が高まっている流れを受け、事業戦略を支援するスキルの需要も拡大しました。「ブランド価値の向上やターゲティング強化に注力する企業が増加していることが見受けられます」(ランサーズ)。
さらに、「看板・地図・インフォグラフィック」や「ECサイト構築・運用」が新たにランクイン。ランサーズでは、新規事業の需要拡大を背景に事業の認知拡大や販路拡大を支援するスキルのニーズが増している、と分析しています。
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新規事業のニーズの高まりで「営業支援」スキルも重要
一方、「営業代行・インサイドセールス」(※1)や「セールス・ビジネスサポート」は、2023年から継続的な需要が見られるものの、前年比で順位を下げる結果となりました。
ただランサーズでは、「新規事業のニーズが高まる中、営業スキルは事業拡大を支える基盤として引き続き多くの業界で必要とされ、その需要は今後も一定の水準を維持すると考えられます」とし、「今後、新規事業が拡大するにつれ、営業支援の重要性はさらに高まることが期待されます」と、こうしたスキルの重要性は変わらないと示唆しています。
「2024年の検索キーワードランキング」
またランサーズでは、2023年と2024年に『Lancers』の「パッケージ方式(※2)」内で主に発注者が検索したキーワードを抽出(期間:各年1月1日~11月30日)し、「2024年の検索キーワードランキング」についても公開しました。
「ChatGPT」が2位にランクイン
スキルランキングで1位となった「AI・機械学習・ChatGPT」に関連し、検索キーワードランキングでも「ChatGPT」が2位にランクインしました。
一方、「文字起こし」は18位と大幅に順位を下げ、「生成AIの普及が単純作業の外注ニーズに影響を与えていることがうかがえます」(ランサーズ)。
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SNSマーケティング関連の需要も拡大
「動画編集」が3年連続で1位を維持したほか、「SNS運用」「ショート動画」「LINE」など、SNS関連キーワードが多くランクインしました。
ランサーズでは「SNSマーケティングが現代の広告戦略において重要性を増していることを示しています」と分析しています。
「ロゴ」「LP」「チラシ」「名刺」「バナー制作」も安定した需要
「ロゴ」「LP」「チラシ」「名刺」「バナー制作」は、「企業のブランド構築や広告活動の中核を担うキーワードとして定着している」(同社)ことを背景に2024年も需要を維持し、3年連続でランクインしました。
ランサーズでは、「新規事業やマーケティングの需要がさらに高まると予想される中、「これらのスキルは今後も安定した需要を維持していくと考えられます」としています。
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「Webマーケティング」スキル需要の現状とは?
過去のスキルランキングで「Webマーケティング・集客」は2022年に7位、2023年に3位と上位にランクインしていましたが、2024年はランク外となりました。
これは、『Lancers』が従来のカテゴリを「SEO対策」「SNSマーケティング」「Webサイト分析」「YouTube・動画マーケティング」「リスティング・ディスプレイ広告」の5つに細分化したことが要因となっています。
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ただ、細分化された5カテゴリの依頼数を合計すると、前年の「Webマーケティング・集客」を上回る結果となっており、ランサーズでは「Webマーケティングの需要が依然として高いことがわかります」としています。
特に「SNSマーケティング」の割合が多く、検索キーワードランキングでも「SNS運用」が5位にランクインするなど、「その重要性が急速に高まっていることが示されています」としました(同社)。
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まとめ
2024年は政府の感染症分類変更に伴う規制緩和による"アフターコロナ"の社会変化や、生成AIの普及が進展したことで、フリーランス市場におけるスキル需要に大きな変化が見られました。
ランサーズでは「2025年に向けて、取引先企業の皆様にはご依頼時のご参考に、ランサーの皆さまには出品時のご参考にしていただけますと幸いです」としています。
【記事出典】ランサーズプレスリリース 【関連サイト】ランサーズ株式会社 ( LANCERS,INC. )
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