アプリケーションエンジニアはきつい?
アプリケーションエンジニアに転職したいものの、転職に不安を覚える方も多いのではないでしょうか。「アプリケーションエンジニア」で検索すると「きつい」「やめとけ」などが関連ワードに出るため、転職後についていけるか不安な方も多いでしょう。
確かに、アプリケーションエンジニアの仕事はきつい場合もあるかもしれませんが、そもそもアプリ開発にはさまざまな種類があるうえに、開発を行う企業もベンチャーから大手まで幅広くあります。
そのため、すべてのアプリケーションエンジニアを一括りにして考えるのは難しいです。転職する際は「アプリケーションエンジニアは〇〇だ」という先入観を捨て、各企業の業務内容や残業時間などをしっかり確認することが重要でしょう。
アプリケーションエンジニアは楽しい面も多くある仕事
アプリケーションエンジニアには楽しい面も多くあります。アプリ開発に興味があり、長く働き続けたい場合は転職も視野に入れた方が良いでしょう。他のエンジニア職からアプリケーションエンジニアに転職するのもおすすめできます。
アプリ開発の種類にもよりますが、Webアプリやスマホアプリなどは特に需要が高く、アプリ開発を行うエンジニアも市場価値が高まっています。
アプリケーションエンジニアとは?
ここでは、アプリケーションエンジニアとは何かについて簡単に解説します。アプリケーションエンジニアの種類や年収についてまとめました。
アプリケーションエンジニアの種類
アプリケーションエンジニアとは、コンピュータのOS上で動作するソフトウェア(アプリケーション)を開発するエンジニアのことです。アプリといっても以下のようにさまざまな種類があります。
- 業務系アプリ
- スマホアプリ
- Webアプリ
- 組み込みアプリ
- デスクトップアプリ
各アプリの開発で必要な技術やプログラミング言語は異なるため、アプリケーションエンジニアを目指す場合、まずはどのアプリ開発に携わりたいのかを決める必要があります。たとえばWebアプリ開発を行いたいなら、スクリプト言語やデータベース、Webサーバなどの知識を身につける必要があります。
アプリケーションエンジニアの年収
アプリケーションエンジニアの年収についてですが、ここでは近い業種のプログラマーの年収例を紹介します。プログラマーの年収は「マイナビエージェント職業別年収ランキング」での平均年収は344万円、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のSE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装)を参考にすると、平均年収568万円と分かりました。
国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、プログラマーは一般平均年収よりも、やや低めであることが分かります。
アプリ開発の需要が高まっていることを考慮すると、年収はさらに上がっていくことが予想されます。また、マネジメントやコンサルタント職にキャリアアップすることで年収を上げていく道もあります。
【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁
アプリケーションエンジニアがきついと言われる理由
アプリケーションエンジニアがきついと言われる理由について、以下にまとめました。これらはすべてのアプリケーションエンジニアに該当するわけではなく、一部のみ該当する点には注意が必要です。
ユーザの要望によって修正が必要
アプリ開発はユーザに公開して終わりではなく、その後ユーザからフィードバックを受け改良を繰り返していく必要があります。たとえばオンラインゲームなどは、SNSでの意見などを元に何回もアップデートがされています。
改良作業は新規開発よりも面白くないと感じる方もいるため、それがきついと言われることに繋がることがありますが、改良はアプリをより良いものにするために必要な工程でもあります。改良を経てユーザからの評判が良くなっていけば、そこにやりがいを感じられるでしょう。
学ぶべきことが多い
アプリケーションエンジニアは、業務をこなすために勉強しなければならないことが多い職種です。IT技術が日々アップデートされているため、1人前になった後も最新技術を随時勉強していかなくてはいけません。勉強が苦なく行える人はアプリケーションエンジニアとしての素質があると言えます。
人によっては担当する箇所が多い
アプリケーションエンジニアは担当箇所が増えてしまうこともあります。たとえば、Web開発の現場では、いわゆるフルスタックエンジニアと呼ばれる方は、サーバサイドからバックエンド、インフラ関連まで担当している場合もあります。担当箇所が広ければその分作業時間も増えてしまいます。
ただ、そういった方は技術レベルが高く、本当に好きで開発を行っている場合がほとんどであるため、作業時間が多少長くても苦にしていない場合が多いでしょう。
少ない人数で回している会社も多い
アプリ開発を行う企業によっては少ない人数で回している場合もあり、1人のアプリケーションエンジニアの負担が大きくなっていることもあります。特にベンチャー企業はどうしても少ない人数で開発をこなす必要があります。
アプリ開発企業のすべてが少ない人数で回しているわけではありませんが、残業時間や休日出勤の有無は企業によって差があるので、転職前に入念に調べましょう。
アプリケーションエンジニアの楽しい・魅力的な面
アプリケーションエンジニアの仕事は大変な面もある反面、楽しかったり魅力的だったりする面も多くあります。ここでは、アプリケーションエンジニアの楽しい点・魅力的な面について解説します。
ユーザからフィードバックを得られる
自分達で開発したアプリはユーザからフィードバックを得られます。感謝の言葉を直接聞くこともあり、モチベーションアップに繋がることもあるでしょう。
また、アプリの人気が高まればSNSなどで知名度がどんどん高まり、売上も上がっていきます。事業の成長を実感できれば、さらに開発のモチベーションが高まるでしょう。
アプリ開発の需要は高い
スマホアプリやWebアプリといったアプリ開発の需要は、年々高まっています。パソコンやスマホが普及し、企業でも業務アプリを導入して業務効率化を図る動きが強まっています。そのため、アプリケーションエンジニアは仕事を失う心配が少ないと言えます。
上流工程にキャリアアップすれば年収も上がる
アプリケーションエンジニアにはプロジェクトマネージャーやコンサルタントなど、上流工程の仕事にキャリアアップする道もあります。上流工程にキャリアアップすれば責任が増える反面年収も上がりやすくなる傾向があります。
学習意欲が高い人は活躍しやすい
IT関連は新しい技術がどんどん出ています。アプリケーションエンジニアは随時それに対応しなくてはいけない大変さがありますが、裏を返せば学習意欲が高い人には活躍の場が与えられやすいということでもあります。
自己学習で最新技術を勉強しておくことで、社内で関連する新規事業が立ち上がったときに活躍することができます。アプリケーションエンジニアは自己学習した分だけ成果を出せる仕事と言えます。
アプリケーションエンジニアに転職するなら
本記事では、アプリケーションエンジニアの仕事がきついと言われる理由とやりがいや年収を解説しました。確かにアプリ開発の仕事は大変ではあるものの、アプリ開発は需要が高く年収も上がりやすいと想定されます。アプリケーションエンジニアの仕事にやりがいがあると感じた方は、他のエンジニア職から転職することを視野に入れても良いでしょう。
しかし、他のエンジニア職への転職に不安を覚える方も多いのではないでしょうか。今持っている技術をどうアピールすべきか分からないなど、不安な点は多々あるでしょう。
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