プログラミングはつまらない?
プログラミングはITエンジニアの登竜門と言われます。ほとんどのITエンジニアは最初にプログラミングを習います。次第にプログラミングスキルが上がると、プロクラマーとして更にスキルアップを考える人、キャリアアップやキャリアチェンジを考える人が多くいます。
しかし、プログラミングが好きになれず「つまらない」と嘆き、エンジニアの道を諦める人もいます。確かにプログラミングが「つまらない」からと逃げていては、キャリアアップやキャリアチェンジは難しそうです。
そんな悩みを抱えるエンジニアの皆さんに、プログラミングの悩みを克服する方法についてお伝えします。参考になれば幸いです。
【参考】:2021年ITエンジニアが学びたいプログラミング言語ランキング、1位は?|マイナビニュース
プログラミングはつまらないのが当たり前
最初は分からないことが多過ぎて、少し分かってくる頃には、プログラムのコンパイル時や実行時に意味不明なエラーが多発します。このエラー多発でやる気を削がれてしまうことが多いです。
いつになればプログラミングが楽しくなるのか見通しが立たず、自分にはプログラミングは向いていないのでは?そんな疑心暗鬼が頭をもたげてきます。
以上のようなことは、誰もが通る道です。学び始めの頃は、プログラミングは「つまらない」と感じてしまう時期があるのは当たり前です。
つまらないと感じるのは1歩前進
プログラミングを学び始めは、覚えるのが精一杯で、余計なことを考える余裕がありません。つまらないと感じ始めるのは、一段落して自分を客観的に見る余裕ができた時です。
何となくプログラミングが分かり始めたけれど、エラーがなかなか消えない、エラーの原因が分からないといった瞬間に、やっと見えてきたはずのプログラミングが見えなくなります。
そんな時に「つまらない」と感じてしまい、モチベーションが一気に低下してしまいますが、それは進歩しているからなのです。
つまらないと感じた時は飛躍のチャンス
ある程度プログラミングが上達して、最初の壁にぶつかった時に、自分は向いていないのではないか?とプログラミングがつまらなく感じてしまいます。スポーツ選手にもよくあるスランプの時期です。ここで諦めて離脱してしまうか、もう少し頑張ってみようと自分を奮い立たせるか?の岐路です。
結論から言えば、「つまらない」と感じたのは、成長の証であり、飛躍のチャンスです。これを乗り越えると、目の前の視界が一気に広がります。このタイミングでは迷わず努力をしてみましょう。必ず努力に見合う成果があるはずです。
プログラミングがつまらないと感じる理由
SNSやネット掲示板では、「プログラミングはつまらん」「つまらない」といった声が無数にあります。逆に考えれば、それだけ多くの人がプログラミングを自分と同じように「つまらない」と感じているわけですから、悲観する必要はありません。
ではなぜ「つまらない」と感じてしまう人が多いのか、ネットの反応などから考えていきましょう。
コードが意味不明だからつまらない
学びやすい言語としてPythonを選んだ方、汎用性が高いからとJavaを選んだ方、Web系で使われるからとPHPを選んだ方、伝統や実績のあるC言語を選んだ方、それぞれ選択した動機はまちまちでしょう。どの言語にも共通しているのは、学習当初は人間にとって意味不明のコードの羅列だと感じる方もいるという点です。
英語のようで英語ではなく、それぞれ構文が似ているようで微妙に違い、眺めているだけで頭が痛くなります。意味が分からず最初は取っつきにくい点が「つまらない」と感じる理由の1つてす。
エラーと格闘しなければならない
プログラミング言語はどの言語も厳格なルールによって成り立っています。少しでもルールから外れるとエラーが出ます。見た目は同じなのに、僅か1行ずれただけで「syntax error」(構文エラー)と指摘されると、訳が分からなくなります。
プログラミングの最初の壁はエラーとの格闘であり、つまらないと感じる原因の1つです。この格闘時期を過ぎると、次第にプログラミングのストレスは軽減し、面白さを感じ始めますから、ここで諦めてはいけません。
エラーをつぶしても思った通りに動かない
プログラミングの初歩はエラーとの格闘ですが、これをクリアすると待ち受けているのがバグとの闘いです。バグを見つけ、修正するのに悪戦苦闘を余儀なくされます。上司から「今日中にバグを直せ」と言われ、1人で深夜までバグと闘うことすらあります。
エラーはコーディングミスが原因なので、地道にチェックすれば解決はできますが、バグはロジックの問題であり、自己解決できないケースもあり得ます。バグ潰しが続くと、自分に適性がないからだと自己否定につながり、プログラミングが「つまらない」と苦痛になってしまいます。
職場が自分に合わない
プログラミングがつまらない直接の原因ではありませんが、SNSなどでプログラマーの方の声を見ていると、職場が合わないから仕事(プログラミング)がつまらないという声も少なからずあります。
「誰もフォローしてくれない」「上司が冷たい」「使い捨てのような職場」といったネガティブな環境から、プログラマーを辞めたいという声もありました。しかし、折角学んだプログラミングを諦める必要はありません。
【参考】:プログラマ(PG)の平均年収は?業種や言語別に細かく解説|マイナビAGENT
プログラミングが楽しくなる方法
プログラミングがいつまでもつまらないままでは、上達には限界があります。なかなか上達しないからいつまで経っても楽しくならず、挫折する人もいます。
システム開発ではプログラミングが基本ですから、システムエンジニアを生業にするためにはプログラミングを楽しくなければ続きません。プログラミングを楽しく習得するためのコツやヒントをまとめたので、ぜひ試してみてください。
苦しさを乗り越えたら楽しさが待っている
「プログラミングがつまらないのは上達の証」と述べました。今まで見えなかったものが見えてきたからこそ、つまらないと感じるようになったわけです。この「つまらない時期」を辛抱し、プログラミングが楽しくなるまでに少し時間が必要です。
勉強時間の不足が「つまらない」原因の人は、結果を信じて頑張ってみましょう。プログラミング言語の難易度や学習環境によっても異なりますが、概ね2カ月程度勉強すると、プログラミングが楽しく思えてくるようです。
目的や目標をしっかり定める
何事も目的を持って行うことが求められます。会社や上司から言われたから、プログラミングをやっているという受け身では、プログラミングが楽しめません。自分でプログラミングの目的や達成目標を設け、目的や目標達成に向けて努力してみましょう。
明確な目的や目標を設定することで、確実にモチベーションは高まります。目標達成は達成感や喜びとなり、プログラミングが必ず楽しくなってきます。
結果が見えやすいものから1歩ずつ
どんなに頑張っても、結果が見えなければ楽しくありません。スポーツ選手が辛い練習に耐えられるのは、勝利や記録という客観的な目標があり、それに対する自分の状況が分かるからです。
プログラミングも結果が見えなければ面白くはありません。学びやすい言語、簡単なプログラミングから1歩ずつ積み上げていきましょう。
成功体験を重ねる
プログラミングは数を重ねることも大切です。失敗をしても反省という形で身になりますし、成功すれば自信に繋がります。成功を積み重ねると、周囲から評価され、期待されます。自ら設定した目標に向かってひたすらプログラミングを続けましょう。
転職も1つの解決策
プログラミングはさまざまな理由から「つまらない」と感じることがありますが、中には転職が解決策になる場合もあります。
上司や同僚たちのフォローがなく孤独感を抱えているプログラマーは、転職によってそうした悩みから解放され、生き生きとプログラミングスキルを上げられる可能性があります。
せっかくプログラミングを学びながら、「つまらない」「職場が合わない」といった理由でエンジニアを諦めてしまう人がいますが、もったいないことです。
エンジニアの道を簡単に諦めるのではなく、自分の能力を引き出し、活躍の機会を与えて相性の良い企業への転職を検討してみましょう。
職場環境を変えてみてエンジニアとしてのスキルアップを目指しましょう
プログラミングの悩みを解決し、より良い企業に転職するには膨大な求人の中から、自分がエンジニアとして活躍できるような求人を探すことです。
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