ネットワークエンジニアはきついって本当?転職で後悔しない秘訣とは
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ネットワークエンジニアはきついって本当?転職で後悔しない秘訣とは
アンドエンジニア編集部
2022.04.07
この記事でわかること
ネットワークエンジニアはIT分野で必要不可欠の職種であり、将来性がある
ネットワークエンジニアが「きつい」と言われる主な理由は、「夜勤がある」「仕事が可視化されにくい」ことなどにある
ネットワークエンジニアは学歴に左右されない実力主義の職種であり、豊富なキャリアパスがある

「ネットワークエンジニアはきつい」って本当?

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数あるITエンジニア職種の中でも「ネットワークエンジニアはきついからやめとけ」という噂があります。ネットワークエンジニアへの転職を検討されているエンジニアの方の中にも、そうした意見や噂を聞いた方はいるでしょう。確かに、ネット掲示板やSNSにはネットワークエンジニアは「ついていけない」「オワコン」といったネガティブな意見が見られます。

IT分野において、ネットワークインフラは必要不可欠であり、ネットワークエンジニアの役割や期待には大きなものがあります。それにもかかわらず、こうしたネガティブな見方があるのはなぜでしょう?

ここでは、ネットワークエンジニアを目指すエンジニアの方に向けて、「ネットワークエンジニアはきつい」の真相に迫って参りますので、転職先選びの参考にして頂けると幸いです。

ネットワークエンジニアはやめとけ?なぜそう言われるのか、実際はどうなのかを解説

ネットワークエンジニアについて知っておこう

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ネットワークエンジニアには否定的な意見がある一方で「楽しい」「やりがいがある」「将来性がある」といった肯定的な意見が少なくありません。一方的な意見に惑わされて、進路選択で迷うのは生産的なことではありません。

ネットワークエンジニアの仕事はきついと主張する人の言い分に耳を傾けつつ、ネットワークエンジニアの仕事や役割、ネットワークエンジニアの年収や転職先探しの秘訣などさまざまな角度からネットワークエンジニアを見てみましょう。

きっと、ネットワークエンジニアに対する見方が変わるはずです。

【参考】:IT・エンジニアの職種図鑑 | ネットワークエンジニア(マイナビIT AGENT)

ネットワークエンジニアとはどんなエンジニア?

ネットワークエンジニアはインフラエンジニアの1つの職種です。ネットワークやネットワーク機器の監視、運用、保守、ネットワークの設計や構築など、ネットワークエンジニアはネットワークインフラに関わるさまざまな役割を持つエンジニアです。

ネットワークエンジニアにはどんなスキルが必要?

ネットワークエンジニアには次のような仕事があり、それぞれに求められるスキルがあります。以下のようなスキルを有する人はネットワークエンジニアに向いているといえます。

1.ネットワークの設計と構築

こちらは上級スキルですが、クライアントの要望に基づいて、必要なネットワークの設計と構築を行います。システムエンジニアと同様に要求分析、要件定義を行えるスキルが求められます。

そのため、クライアントの要望を聞き出し、要件にまとめるための「コミュニケーションスキル」、要件から最適なネットワーク構成を設計・構築するための「論理的思考力」が求められます。

要件定義書と要求仕様書の違いを解説!誰が作りどう進める?

2.ネットワークの運用・保守

ネットワークの監視を行いながら、トラブル発生時にはその対応を行います。関係先への連絡や調整を行いながら、障害対応を行います。また復旧後も、再発防止策を講じるためにクライアントや関係先との調整が欠かせません。このためのコミュニケーション力、マネジメント力も求められます。

3.ネットワークスキル

ネットワーク技術に関する知識が求められます。TCP/IP(インターネットの標準通信プロトコル)やルーティングなどのネットワークの基礎知識に加え、セキュリティやクラウドに関する知識も求められます。

ネットワークエンジニアの年収

ネットワークエンジニアは年収が低いという声がありますが、実際のところはどうなのでしょう。マイナビAGENTの職種別平均年収ランキングに、ネットワークエンジニアの平均年収が載っていますので紹介しておきます。

▪ネットワークエンジニア:455万円

▪ネットワークエンジニア年代別年収

 ・20代:376万円

 ・30代:554万円

ネットワークエンジニアの平均年収は高いと言えます。ちなみに同調査のシステムエンジニア・プログラマーの年収443万円と比較しても遜色がありません。

【参考】:※IT・インターネット・通信 ネットワークエンジニア(マイナビAGENT)

「ネットワークエンジニアはきつい」と言われる理由

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ネットワークエンジニアはITが存続・発展に必要不可欠の重要な職種ですが、一方では「ネットワークエンジニアはきつい」と敬遠する見方もあります。その理由について探ってみました

夜勤やシフト勤務があって仕事がきつい

ネットワークは基本的に1年365日24時間稼働しています。社会インフラとも言われるネットワークの障害や停止は社会や企業にとって死活問題です。そのため、ネットワークエンジニアは他の職種と比べて夜勤やシフト勤務が多くなる傾向があります。

ネットワークエンジニアはトラブル回避、トラブルへの迅速対応のためにネットワークの監視や運用を主な仕事としていますので、夜勤やシフト勤務が多い傾向があります。夜勤明けは休日のため、ネットワークエンジニアは実質休日日数が多く、実働日数は少なくなる傾向にあります。

また、夜勤では障害がなければ比較的暇な時間が多くなり、「夜勤は楽だ」「待機時間は勉強をしやすい」といった肯定的な意見もあります。ただ、年齢が上がるにつれて夜勤が身体に堪えるようになりますので、年齢によっては夜勤をきついと感じることもあるでしょう。

常に最新技術が求められるため勉強が必要

ネットワーク技術は日々進化しています。ネットワーク機器、関連機器も進化が著しく、学んだ技術の陳腐化が早いという傾向があります。

そのため仕事に支障を来さないためには継続的な勉強が必要です。ルーターやハブに加え、サーバーやストレージ、セキュリティ製品、OSなどの広範囲なインフラ関連知識に加え、クラウドに関する知識も必要です。

また、こうした仕事柄、スキル証明となる資格取得が求められる傾向も他の職種よりは強いという特徴があります。その結果、企業が資格試験の費用負担、資格取得のためのセミナーなどを行うケースが多く見られ、向学心のあるエンジニアには非常に恵まれた環境にあると言えます。

他の職種と比べて仕事の成果が見えにくい

ネットワークは電気やガス、水道と同じインフラで、繋がっていて当たり前という見方が強くあります。また、その障害は企業にとって死活問題です。そのためネットワークを預かる最前線で働くネットワークエンジニアが受けるプレッシャーやストレスは決して小さくはありません。

その一方で、システムエンジニアやプログラマーと比べて仕事の成果が見えにくいという側面はネットワークエンジニアなどのインフラエンジニアの宿命と言えます。とはいえ、ネットワークエンジニアの仕事もITの進展に伴って大きく変化しています。

有線LANの時代は、ネットワークエンジニアは床板を剥がしてLANケーブルの接続確認を行ったり、コマンドを叩いてネットワークの死活監視を行っていましたが、近年はネットワーク監視は自動化され、しかもBCP(事業継続計画)への投資が増えています。

その結果、障害リカバリの自動化が進むなど、ネットワークエンジニアの仕事もスマートに変化しつつあり、仕事の見える化も進んでいます。

ネットワークエンジニア職のメリット

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「ネットワークエンジニアはきつい」といわれる理由について考察しましたが、ネットワークエンジニアはITの存続や発展に欠かせない重要な職種であり、メリットの多い職種です。ここではネットワークエンジニア職のメリットについて確認をしてみましょう。

豊富なキャリアパス

ネットワークエンジニアは実は豊富なキャリアパスがある職種です。具体的には次のようなキャリアパスが想定されます。

▪ネットワーク分野

「ネットワーク企画・開発の上流工程」、「ネットワークスペシャリスト」、「ネットワークコンサルタント」などのキャリアパスが想定されます。

▪ゼネラリスト系

「フルスタックエンジニア」、「プロジェクトマネージャー」「クラウドエンジニア」などがあります。

▪スペシャリスト系

「セキュリティエンジニア」はネットワークと密接な関係がある職種です。

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実力主義の職種

ネットワークエンジニア職は実力重視で、性別や学歴などはほとんど関係ありません。ネットワークエンジニアとしてのキャリアや実力がモノをいいます。そのため、LinuCやシスコ技術者認定資格などスキル証明となる資格の取得が推奨され、資格取得に手当を支給する企業も増えています。

また、ネットワークなどのインフラはITシステムの中枢であり、ネットワーク資産の保守や管理、セキュリティに関わる分野では、正社員のネットワークエンジニアを募集している大手企業もあります。

ネットワークエンジニアは男性の割合が多い職種ですが、女性ならではのきめ細かな視点を活かすことができる職種でもあるため、企業の採用担当者は女性のネットワークエンジニアを探す傾向があります。

そのため、女性が働きやすい職場づくりが進められていますので、女性もチャレンジしてみることをおすすめします。

【参考】:女性のネットワークエンジニアには大きなメリットがあるって本当?(マイナビAGENT)

将来性の高い職種

ネットワークの重要性は高まることはあっても、下がることは考えにくいです。ITはネットワークの存在なくして成り立ちません。どれだけAIが発達しても、AIもネットワークによって存在しています。

そのため、ネットワークエンジニアの仕事が無くなることは考えにくいでしょう。従って、ネットワークエンジニアは将来性の高い安定職種と言えます。

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ホワイト企業を選ぼう

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「ネットワークエンジニアはきつい」という噂が必ずしも真実ではないことは理解できたと思います。しかし、企業選びに失敗して、ブラック企業を選んでしまえば、やはり「きつい」と感じてしまい、転職を余儀なくされる可能性も否定できません。

たとえば、ブラック企業では法律を守らずに連日出勤をさせるケースがあるかもしれません。

こうしたブラック企業を避け、自身のスキルを活かし、自らを成長させてくれるホワイト企業を選ぶことが非常に重要です。

ネットワークエンジニアになるには

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きついと言われるネットワークエンジニアへの不安を払拭し、エンジニアとして市場価値を上げていくには企業選びが重要だと分かりました。

しかし、数あるネットワークエンジニアの求人から、あなたのネットワークエンジニアとしてのキャリアアップを応援してくれるような求人を探すのは大変でしょう。

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