【すぐわかる】プログラマ―の年収事情とは?2つの観点から解説
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【すぐわかる】プログラマ―の年収事情とは?2つの観点から解説
アンドエンジニア編集部
2022.03.31
この記事でわかること
「令和2年賃金構造基本統計調査」ではプログラマ―の平均年収は約512万円
「職種別 モデル年収平均ランキング」ではプログラマ―の平均年収は531万円
年収を上げるためには自発的に学習してチャンスをつかんでいく姿勢が大事

プログラマーを目指している方、プログラマーとして活躍されている方の多くが気にしているポイントといえば、まず”年収”ですよね。

「プログラマーは稼げるのか」、「自分のいまの年収は適正なのか」など、プログラマーとしての将来を考えるとどうしても気になってしまう話題かと思います。

厚生労働省が公表している『令和2年賃金構造基本統計調査』のデータに基づくと、プログラマ―の平均年収は約512万円という結果が出ました。 一方、国税庁が公表している『令和2年分民間給与実態統計調査』の全職種の平均年収が433万円なので、比較すると平均年収に大きな差があることがわかります。

こちらの記事では、プログラマーの年収について「統計」と「求人」の2つの観点から、さらに詳しく紐解いていきます。 あなたの現在の年収と照らし合わせながら、読み進めていただければ幸いです。

また、年収を上げる”現実的な”ポイントも解説していきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

プログラマ―の定義

プログラマーの年収について解説していく前に、この記事で紹介する「プログラマー」の定義について先にお伝えしていきます。

「プログラマー」とは、コンピューターに命令する「プログラミング言語」を用いて、さまざまなシステムやソフトウェアを作るための「プログラミング」を行う仕事を指します。

システムを作るにあたっては、ヒアリングや要件定義、基本設計から詳細設計を行う上流工程。 実際にコーディングしてプログラムを作成する下流工程と分けられることが多いです。

その中でも、下流工程での作業がメインとなるエンジニアを「プログラマ―」とよく定義されています

システムエンジニア(SE)との違いは曖昧

プログラマ―とよく比較されるシステムエンジニアですが、その線引きは実に曖昧です

システムエンジニアの基本的な仕事は上流工程だとされていますが、現場では実際にコーディングをするシステムエンジニアも多いです。 また、プログラマ―と呼ばれる方でも、設計などの上流工程で仕事をすることも少なくありません。

厚生労働省の『賃金構造基本統計調査』では、ソフトウェア作成者※の職種解説として、次のような説明をしています。

「ソフトウェア作成(基本ソフトウェア及びアプリケーションソフトウェア双方の開発を含む。)のための仕様決定、設計及びプログラミングの仕事に従事するものをいう。」

そのため、本記事では上記の定義に該当する方を「プログラマ―」と位置づけ、年収について解説していきます

※令和2年度の調査から、「プログラマ―」という職種区分は「ソフトウェア作成者」に名称変更しています。参考:『賃金構造基本統計調査の新職種区分(案)と現行の職種区分、日本標準職業分類の関係

プログラマ―の平均年収は約512万円

令和2年賃金構造基本統計調査』によると、プログラマ―の「きまって支給する現金給与額」は月に平均346,900円。「年間賞与その他特別給与額」は平均956,200円となっています。つまり、賞与を含めたプログラマ―の平均年収は約512万円と算出できます

調査方法は多少異なりますが、国税庁が公表している『令和2年分民間給与実態統計調査』では、給与所得者全体の平均年収は433万円という結果でした。 こちらのデータと比較すると、全体の平均年収よりもプログラマ―の平均年収のほうが高いことが伺えます

ここからは、下記の3つの項目ごとの平均年収もお伝えしていきます。

・年齢 ・性別 ・会社の規模

それぞれ、詳しくみていきましょう。

年齢別の年収

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プログラマーの年齢別における年収は、次のようになっています。

年齢年収
  ~ 19歳246万円
20 ~ 24歳312万円
25 ~ 29歳399万円
30 ~ 34歳496万円
35 ~ 39歳562万円
40 ~ 44歳600万円
45 ~ 49歳611万円
50 ~ 54歳642万円
50 ~ 54歳642万円
55 ~ 59歳680万円
60 ~ 64歳486万円
65 ~ 69歳349万円
70歳 ~  296万円

※千円以下は切り捨て ※厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査

現場感としては、下流工程よりも上流工程の仕事をメインで行っている方のほうが、年収が高くなる傾向にあります。 また、上流工程に参画する方はそれなりに経験の積んだエンジニアであることが多いため、年齢に応じて年収も上がっていくものと思われます。

性別の年収

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昨今、男女格差をなくすことが社会的な課題のひとつではありますが、年収面ではまだまだ性別による賃金格差が少なくありません。

性別年収
男性528万円
女性434万円

※千円以下は切り捨て ※厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査

男性の場合では、年齢が高くなるほど賃金も高くなりやすい傾向にあることが調査結果からわかっています。 一方で、女性の場合は男性に比べて賃金の上昇が緩やかであり、年齢別の年収差が少ない傾向にあります

そのため、年齢別での年収差の違いが男女間での賃金格差を生む要因であるといえるでしょう

会社の規模別の年収

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会社の規模によっても、年収の差が顕著に現れています。

会社規模年収
1,000人以上601万円
100 ~ 999人512万円
10 ~ 99人435万円

※千円以下は切り捨て ※厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査

特に、社員規模が10〜99人の会社では、賞与等の給与額も低い傾向にあるようです。

会社規模賞与等
1,000人以上137万円
100 ~ 999人101万円
10 ~ 99人51万円

※千円以下は切り捨て ※厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査

100〜999人規模の会社と比較しても、10〜99人規模の会社の給与額が半分近くにまで下がっています。 ただ、業績が悪いから賞与も少ないとは限らず、「年俸制」を採用している企業が多いことで平均賞与額が下がっている可能性も否定できません。

年俸制については、このあと詳しく解説していきます。

給与形態による年収の違い

年収を確認するうえで、忘れてはいけないのが給与形態の違いです。 給与形態には、大きく分けて「月給制」と「年俸制」の2つが存在します

それぞれの給与形態で年収がどのように変わっていくのか、確認していきましょう。

月給制とは

月給制は、”1か月”単位で賃金が固定されている給与形態のことです。 一般的には、月給制のほうが広く普及しているため、慣れ親しんでいる方も多いのではないでしょうか。

月給制は欠勤や遅刻、早退に対する控除方法の違いによって、「日給月給制」、「月給日給制」、「完全月給制」に分類できます。

日給月給制 欠勤・遅刻・早退をした場合は、その分が差し引かれる

月給日給制 基本的には日給月給制と同じだが、手当は減給対象に含まれない

完全月給制 欠勤・遅刻・早退に関係なく、決められた給与が支給される

月給制のメリットとしては、勤続年数に応じて安定した年収アップが見込まれ、会社の業績が上がれば賞与という形で還元される場合が多い点にあります。 その一方、昇給額が大きくないため、年俸制ほど短期的かつ大幅な年収アップは見込みづらいのがデメリットです。

年俸制とは

年俸制とは、1年ごとに給与総額を合意・更改していく給与形態を指します

業績の良し悪しに関係なく1年間の収入額が固定されているため、生活面での計画が立てやすいのが特長です。 成果によって年俸額の増額が期待できる半面、成果を上げられなければ減額される可能性もあります

また、年俸制の場合に気を付けたいのが下記の2点です。

・提示された年俸に賞与額が含まれているか ・「みなし残業」が導入されているか

特に、提示された年俸に賞与額が含まれているか否かで、月々支給される給与が異なる点には注意が必要です。 例えば、年俸額が400万円だったときのケースで比較すると、下記のような違いが出てきます。

賞与が含まれるパターン 年俸額400万円÷16カ月=25万円/月 年2回、2カ月分の賞与50万円が加算

賞与が含まれないパターン 年俸額400万円÷12カ月=33万3,333円/月 賞与の加算なし

年収について確認する際には、給与形態の違いにも留意しておきましょう

フリーランスのプログラマ―は稼げるのか

「プログラマ―」職種について言及すると、必ずといっていいほど挙げられるのがフリーランスという働き方です。 プログラマ―の仕事は環境が整備されていればリモートワークしやすいこともあり、フリーランスとして働きやすい職種であるともいえます。

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会『フリーランス白書2020』では、601名のフリーランスの方々に調査を実施。

調査結果によると、会社員のフルタイムに近い月間就業時間「140時間以上」の「フルタイムフリーランス」に該当する方は、年収(経費控除前の売上ベース。世帯年収ではなく個人年収)400万円〜600万円未満が22.7%と最も多く、会社員と同等もしくはそれ以上に稼いでいるフリーランスが少なくない結果となりました。

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同調査をもとにしたグラフをみると、「年収800万円以上」のグループでは「エンジニア・技術開発系」や「コンサルティング系」が多数を占めていることがわかります。

つまり、会社員のフルタイムに近い終業時間で働けば、プログラマ―は高収入を得られる可能性が高い職種ともいえるでしょう。

ただ、フリーランスにも向いている人、向いていない人がいます。もし不向きな人がフリーランスを選んでしまうと、逆に年収を下げてしまう恐れがあるので注意が必要です。

・オンオフを明確に分けたい人 ・お金、体調の管理がアバウトな人 ・自発的に動くことが苦手な人

上記に該当する方は、フリーランスよりも自分に合った企業で働くほうが幸福度が上がる可能性が高いので、別の方法で年収アップを目指しましょう。

求人でみたときのプログラマ―年収

転職市場におけるプログラマ―の年収はどのようになっているでしょうか。

ここからは、実際に掲載された求人データをもとに、年収について深堀していきます。

「モデル年収例」ランキングからみる

マイナビ転職が掲載している『2021年版 職種別 モデル年収平均ランキング』では、プログラマ―の年収モデルは下記のようになっています。

プログラマー(ゲーム・アミューズメント系):603万円 プログラマー(汎用機系):550万円 プログラマー(Webサイト・インターネットサービス系):548万円 プログラマー(制御系):533万円 プログラマー(Web・オープン・モバイル系):525万円 プログラマー(パッケージソフト・ミドルウェア):427万円

こちらのモデル年収は「プログラマ―」をかなり細分化していますが、平均するとプログラマ―全般の年収は531万円となります。 厚生労働省が実施した『令和2年賃金構造基本統計調査』で公表されたプログラマ―の平均年収は約512万円なので、大きな差はありませんでした。

よく比較されるアメリカとの年収の違い

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日本のプログラマ―の平均年収については前述したとおりですが、海外のプログラマ―はどのくらい給与を得ているのでしょうか。 参考に、アメリカのプログラマ―の平均年収をみていきましょう。

US News』によると、コンピュータープログラマーの2020年の平均年収は1,136万円(2022年3月時点)であると公表されています。 日本のプログラマ―の年収が約512万円であることを考えると、実に2倍以上の差があります

また、プログラマーの2020年の年収における中央値は1,060万円(2022年3月時点)だったことも判明。最も給料の高い25パーセントはその年に約1,381万円(2022年3月時点)を稼ぎ、最も給料の低い25パーセントでも約800万円(2022年3月時点)を稼いだというデータがありました。

日本でもジョブ型雇用による年収アップの兆し

アメリカのプログラマ―の高年収ぶりがよく取り上げられますが、日本のプログラマ―にも年収アップの兆しがみえています

NECは役割に応じて報酬を変える「ジョブ型採用」を新卒にも導入し、優秀な人材は入社1年目でも年収が800万円を超える可能性があることを発表しました。 参考:NECが21年度に新卒500人採用、ジョブ型で年収800万円超も

また、株式会社NTTデータでは、具体的な報酬金額については非公開としながらも、重要なビジネスに資するポストにおいて、卓越した専門性・経験・実績が認められる人材については、2,000万円を超えるケースも想定されています。 株式会社ディー・エヌ・エーでも、職種別に処遇を設定しており、コースによっては年俸600万円〜1,000万円といった待遇を用意するケースもみられました。 参考:労働市場の構造変化の現状と課題について

巷に広まる”年収1,000万円プログラマ―”は実在するのか

巷ではときどき、「プログラミングで年収1,000万円プレイヤーになった」という話が流れてきます。 夢のある話ですが、実態はどうなのでしょうか。

経済産業省が公表した『労働市場の構造変化の現状と課題について』によると、情報通信業を営む中小企業では年収1,000万円を超える働き手が以前よりも増加傾向にあることがわかります。

この年収1,000万円を超える働き手のうち、「プログラマ―」職種の割合等については不明な点も多いです。 ただ、先ほど説明したジョブ型雇用の増加やエンジニア需要の拡大に伴い、高年収を得るプログラマ―は今後も増加する可能性があります

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労働市場の構造変化の現状と課題について』(経済産業省)より画像引用

では実際に、プログラマ―で年収1,000万円を実現することはできるのでしょうか。

結論、「技術的には可能です」というのが回答になります。

ただし、実現するためには相当量の努力が必要であることは覚悟しておいてください。 単に現場で実務経験を積むだけでは、1,000万円の壁を乗り越えるのは難しいことも理解しておくべきです。

プライベートでも積極的に新しい技術を学んだり、副業やパラレルキャリアを実践したり、自発的にできることを増やしていくことが大事になってきます。

また、「プログラマ―」としての働き方以外にも、自分の技術・ノウハウを活かせる職種に転職するほうが、年収アップには近道である場合もあります

さきほど取り上げた『職種別 モデル年収平均ランキング』では、IT職種である「システムアナリスト」、「システムコンサルタント」がそれぞれモデル平均年収1,000万円を超えています。

もちろん新しいことを学び続ける姿勢が重要になってきますが、職種や仕事内容にこだわらなければ、年収1,000万に到達することにも現実味を帯びるようになってくるでしょう。

年収を上げる”現実的”な方法3選

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ここまで、プログラマ―の年収事情について、「統計」と「求人」の2つの観点から解説してきました。 あくまで平均の数値にはなってしまいますが、ご自身の年収が適正か否かの基準としてみていただければ幸いです。

ここからは、年収を上げるための方法についても紹介していきます。 紹介する方法としては、下記の3つです。

・資格取得を目指す ・スキルセットを意識する ・転職して環境を変える

「自分の年収を上げたいけど、何から手をつければいいか……」と悩んでいる方は、こちらも合わせて参考にしてみてください。

方法1.資格取得を目指す

IT関連の資格を取得して、年収を上げることを目指していきましょう。

「資格は不要」と主張する声も一定数耳にしますが、体系的な知識が得られる”きっかけ”という意味でも、資格勉強を行うのは有意義です

また、企業によっては資格の有無で給与が変わることもあります

毎月の給与に上乗せされる「資格手当」のほか、資格の難易度によっては「祝い金」を出す企業も多いです。 資格取得を目指す際には、自分の会社、あるいは転職先がどのような優遇をしているのか、一度チェックしてみるといいでしょう。

年収を上げたい場合、下記のような資格を取得するのがオススメです。

国家資格(一例) ・応用情報技術者試験 ・ITストラテジスト試験

ベンダー資格(一例) ・AWS資格(プロフェッショナルレベル) ・オラクル認定資格(ORACLE MASTER Gold DBA 2019など) ・ScrumAlliance(認定スクラムマスター)

どれも難易度が高い資格になりますが、取得できれば大きな自信にも繋がります。 ぜひ積極的に取り組んでみてください。

応用情報技術者試験は意味ない?難易度・メリット・勉強方法を解説!

方法2.スキルセットを意識する

年収を上げたいと考えたら、スキルセットを意識してみましょう。

当然のことですが、誰でもできるような仕事は年収も低い傾向にあります。 企業から求められるスキルを有しているからこそ、年収も比例して高くなっていきます。

では、どのようなスキルを意識すればいいのか。ここでは3つほど取り上げていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.新しい技術を学んでいく

新しい技術を学ぶ姿勢は、年収を上げていくうえで忘れてはいけない要素です。

現状維持を継続していくことでも、月給制であれば年次ごとに給与も上がっていきます。 しかし、より高収入を目指していきたいならば、業務でもプライベートでも、自発的に学ぶ姿勢が必要です

「学ぶ」というのは、必ずしもプログラミングの周辺知識だけではありません。 例えば、文章力を鍛えていけば「テックライター」として副業などで活動できます。

このように、スキルを掛け合わせることによって”レア人材”を目指していけば、年収も上がりやすくなります。 積極的に新しいことを学んで、できることを増やしていきましょう。

2.リーダー、マネジメント職を目指す

一作業者という立場から、リーダーやマネジメント職を目指していく方法もあります。

日本においては、現場で作業するプレイヤーよりも管理職のほうが年収が高い傾向にあるため、年収アップの選択肢としては堅実な方法です。

また、リーダー・マネジメント経験があることによって、転職する際にも評価されやすく好条件が期待できるメリットがあります。 そのため、「年収を上げたい!」と考えるならば、上のポジションを積極的に狙っていくことがオススメです。

「興味がない仕事を任されそう」「責任だけ多くなりそう」という理由で出世したくない気持ちもあるかと思います。 しかし、選択肢を狭めて目の前のチャンスを逃すよりも、ぜひ中長期的な目線で考えるようにしましょう

3.ビジネス英語を習得する

年収を上げるにあたって、英語力を身につけることはコスパが良い自己投資のひとつです。

英語力があれば、社内公用語を英語にしている企業や、海外でも活動できるなど、自身の選択肢を増やすことに繋がります。

選択肢の多さは、それだけ年収アップにも繋がりやすい要素です。 現在は多くの英語学習アプリ・サービスが存在し、無料でも学習しやすい環境が整っていますので、少しずつ学んでいくのもいいでしょう。

また、英語を身につけておけば、エラー解決の際やドキュメント参照する際にも便利です

Google翻訳やDeepL翻訳を活用すれば、英語が読めなくても大きな問題にはならないでしょう。 しかし、いちいち翻訳する手間や変数の名前で悩む時間などを考慮すると、英語は学んでおいて損はないはずです。

方法3.転職して環境を変える

「給与がなかなか上がらない」、「先輩や上司の年収が思っていたより低い」といった将来への不安を感じているのであれば、転職を検討してみてもいいかもしれません。

年収というのは、どうしても所属する企業に依存してしまいます。 同じスキルを持っていたとしても、働く場所によって給与に差が生まれる……といった例は数多くあります。

市場価値を測るひとつの目安としては、自分のスキルの棚卸しをしたあとに、求人サイトを確認したり転職エージェントに相談したりする方法もあります。 自分の市場価値を確認し、自分自身のキャリアアップに向けて適切な行動をとっていけば、段階的に年収を上げていくことも可能となります。

ただし、考えなしに転職して”ジョブホッパー”になることは、あまりオススメしません。 転職を検討するにしても、「嫌なことがあったから辞める」よりも、「○○がしたいから辞める」といったポジティブな理由を見つけることが大切です

辞めるタイミングの参考としては、下記の2つが挙げられます。 ・成長を感じにくくなった ・業務内容が自身の描くキャリアにそぐわない

「自分のやりたいことが実現できている」と感じているならば転職は必要ないのかもしれません。しかし、「いまの職場では不安」と感じるようであれば、転職も視野に入れて行動するといいしょう

まとめ:年収アップには技術力を磨くことも重要

記事の後半では、年収アップを目指すための方法について3つほど紹介してきました。

1. 資格取得を目指す 「資格手当」、「祝い金」が出る資格をチェック。

2. スキルセットを意識する 下記3つを意識して、レア人材を目指す。 ・新しい技術を学んでいく ・リーダー、マネジメント職を目指す ・ビジネス英語を習得する

3. 転職して環境を変える 辞めるタイミングとしては、下記の2つ。 ・成長を感じにくくなった ・業務内容が自身の描くキャリアにそぐわない

プログラマ―として年収を上げていくためには、技術力を磨いていくことも重要な要素です。 業務ではもちろん、プライベートでも何かしらの成果物が作成できるようになるまで、日々学習する姿勢を持ち続けましょう。

こちらは未経験者向けの記事ですが、技術力を磨いていくうえでも参考になる内容かと思います。お時間があれば、合わせてお読みください。

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