実務スキルが学べる!?Progateとその進化版「Progate Path」の体験レポート!
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実務スキルが学べる!?Progateとその進化版「Progate Path」の体験レポート!
編集部:ゆう
2023.08.22

こんにちは、アンドエンジニア編集部です。

「プログラミングを学んでいまの業務への活用や転職・キャリアアップに繋げたい・・・」

そのような思いから、プログラミングを学ぼうと考え中の方・あるいは学習中の方も多いのではないでしょうか?

しかし、実際どのように環境構築やテストを行えばいいのか、分からない方も多いと思います。

プログラミング学習ができる有名なサービスのひとつにProgateがありますが、Progateで学習したユーザーが実際に開発を始めると、「開発環境の構築方法が分からない」「エラーが発生した時にどのように解決すればいいのか分からない」といった課題に直面することもあるかと思います。

そんな中、Progateでプログラミングを学んだ人が「その先」の「実践的なプログラミング」を学べるサービス『Progate Path』が2022年11月に公開されました

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参考:Progate Pathの公式サイト

そこで、今回はProgateとProgate Pathの間にどんな違いがあるのか?Progate Pathで学べる実践的なプログラミングとは?アンドエンジニア編集部員が実際に体験してみました

編集部:なお

文系出身の元Webデザイナーで、使用経験があるのはHTML/CSS/PHP。Progateでプログラミング言語を学んだ過去あり。

編集部:ゆう

元Webエンジニア。前職では企業向けのWebシステム開発案件でPHPを用いて開発していた。Progateを利用してプログラミングを学んだ過去あり。

Progate Pathとは?

編集部:ゆう

まずはProgateってご存じですか?

編集部:なお

知ってる知ってる!プログラミング学習ができるサイトでしょ。有名だし使ったこともある!
私はHTML/CSSのレッスンとかをやったんだけど、スライドの説明がイラストになっててわかりやすかった記憶がある。

編集部:ゆう

その分かりやすさから、プログラミングをはじめたての場合まずProgateから手を付けるという人も多いですね。しかし、Progateは始めやすい一方で、「終わったらどうする」「簡単すぎる」といった意見もあるようです

編集部:なお

終わったらどうするはたしかにそうかも。JavaScriptレッスンとかなら、「ホームページのこの部分を作るぞ!」みたいに学んだ内容を活かすイメージがなんとなく湧くけど、Rubyとかのレッスンになると「書き方覚えた!…このあとどうするの?」ってなっちゃいそう。

編集部:ゆう

そんな人たちにオススメなのが『Progate Path』です

編集部:ゆう

Progate Pathは「実務につながる経験を積めるプログラミング学習サービス」として、2022年11月にリリースされました。

編集部:ゆう

Progateではプログラミング言語の書き方を中心に学べますが、エンジニアとして仕事をする上では他のスキルも必要です。例えば、「コードを読む力」や「デバッグ力」、「検索する力」や「公式ドキュメントを読む力」などです。

編集部:ゆう

Progate Pathでは、それらの「エンジニアの実務に必要なスキル」を学ぶことができます

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Progate Pathでは、エンジニアの実務で必要とされる「技術書で学べるスキル」「実務で身につけるスキル」の両方を学ぶことができる
編集部:なお

(急に説明口調になった...)つまり、Progateは基礎となるプログラミングをメインに学べて、Progate PathはProgateで学べるプログラミング含め実務で使用する技術も学べるってこと?

編集部:ゆう

その通りです。

編集部:なお

なるほどね。私が始めるならもう一度Progateからかな...。昔Progateでプログラミング言語を学んだけど、十分に勉強できていないから。

編集部:ゆう

なおさんのような「昔Progateでプログラミング言語を学んだけど、十分に勉強できていない初心者」には、Progae Pathの公式サイトに公開されている『学習ロードマップ』を元に学習を進めてみるのが良いでしょう。

編集部:ゆう

Progate Pathでは、本気でエンジニアを目指す人向けに『学習ロードマップ』が公開されています

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参考:エンジニア就職までの学習ロードマップ

編集部:ゆう

今回は、そんなロードマップに沿って体験してみました!

まずはProgateから

Web開発コースをはじめる方へ(Node.js)

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Progateのログイン後に表示される上部メニューから、『学習ロードマップ』を見ることができる
編集部:なお

このコースを最後までやりきったらどうなるのですか?(Progate在住 わんこさん)

編集部:なお

かわよ

編集部:なお

こういうのが書いてあると、自分でも「私は何のためにこのコースを受講するんだ?」って最初に意識できていいね

編集部:ゆう

「なんとなくやりました」より「このためにやってます」と意識できていた方が真剣に取り組めそうですよね

編集部:ゆう

自分は2018年頃にProgateを使っていたのですけれど、当時はこのように改めてProgateの使い方や学習前の心構えを教えてくれるページがなかったので良いなと思います。

学習レッスン HTML & CSS 初級編

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編集部:ゆう

直接学習と関係ない箇所はコピペできる機能があったり、分からなくなったらコーディングの画面から直接スライドへ戻れるようになっているんですね。

編集部:なお

プログラミング初心者でもついていけそう!初心者に優しい設計だね。

編集部:ゆう

HTML&CSSなどのマークアップ言語は、PHPやPythonなどのバックエンド言語とは異なり、プログラムが間違っていても動きます。プログラミング初心者あるあるの「エラーで詰まって先に進めない」という現象に陥りにくいこともあり、ついていきやすいと思います。

学習レッスン Node.js I

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編集部:なお

急に難易度が上がった気がする...。

編集部:ゆう

Node.jsはサーバーサイド側だからですね。前レッスンで学んだJavaScriptは「フロントエンド言語」、Node.jsは「JavaScriptをサーバーサイド上で動かす仕組み」という違いがあるので、なおさんのような初心者には難しく感じるかもしれません。

編集部:なお

飛ばしちゃダメ...?

編集部:ゆう

Node.jsはこの後のProgate Pathでめちゃくちゃ使いますし、Progate Pathを進めるのに不可欠な「コマンドラインの操作」も併せて覚えられるので、頑張って進めましょう!

Progate Pathをやってみた

Progate CLI と Node.js の開発環境の構築

編集部:なお

Progate一通り終わったー!いよいよProgate Pathを進めていこうと思うんだけど「Progate CLI」と「Node.js」の準備が必要って書いてあるね?「Node.js」はさっきレッスンでやったけど…「Progate CLI」ってなに?ワンチャン無しでもいける???

編集部:ゆう

なんでいけると思ったんですか?Progate Path で学習を進める上で、「Progate CLI 」は必須ツールです!

■Progate CLIとは?

Progateが独自に開発したコード判定ツールです。Progate CLIを導入することで、ローカル環境でコードを書きながらも、Progate Pathのブラウザ上で自分自身のコードの判定を確認することが可能になります。

編集部:ゆう

ProgateはWeb上だけで学習を進められましたが、Progate Pathは公式サイトにある説明を見ながら、自分でローカル環境を用意してレッスンを進めていくんです。
ただ、最初の『Progate Pathとは?』でお話ししたようにProgate Pathではデバッグのレッスンも行うので、コードの判定や進捗の同期を行うために、Progate CLIが必要なんですね。

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書いたコードの判定が、Progate Pathのレッスンページ右上の「全てのテストを通す」で行われる
編集部:なお

デバッグってあれでしょ、バグ探すやつ。

編集部:ゆう

正しくは、プログラムのバグを見つけ、手直しする作業のことです。
Progate CLIがあれば、自分がローカル上で書いたプログラムを、Progate Pathのサーバー上に送信し、書いたコードをCLIが判定することでテストできるようになっているんですね。

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Progate CLIの仕組みの図
編集部:なお

すご。なんかIoTみたい。

編集部:ゆう

繋げるという意味では同じかもしれませんね。

Progate CLIをインストールしてみた

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「Progate CLI」をWindowsのコマンドプロンプトを使ってインストールしている様子
編集部:なお

だから黒背景に英文バーッと流れるのはこわいって言”っ”て”る”じゃ”ん”!!!!!!

編集部:ゆう

普段から言ってますよねそれ。なにがそんなに怖いんですか?

編集部:なお

バグったのかもって不安にならない???これ以上触らんどこってリタイアする人絶対いるって…まぁ私なんだけど

編集部:ゆう

触らないといつまで経っても怖いままですよ。仕事でプログラミングする時は、自分のPC内やクラウド環境にサーバーを立ててプログラミングの開発環境を構築することが多いです。
そのため、この「開発環境の構築」はすごく大変だと思いますが、実務感を養う上ではすごく重要なんですね。

編集部:なお

すぐ正論言う。…ってあ”!!エラーっぽいの出た...けど、なに…?

編集部:ゆう

エラーが出たら読んでみましょう。
ただ、エラー文読んだだけだと原因がハッキリしない場合があるので、そのような時は同じ現象が起きて解決した人がいないかググってみると良いでしょう。

編集部:なお

はい!まずエラーの英文が読めない場合はどうしたらいいですか!

編集部:ゆう

Progate Pathでは、解決ページにエラーの英文の読み方から優しく書いてあるので、そちらを参照してみるのも良いかもしれませんね。

ヘッダータイトルのCSSが適用されていないバグの修正

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編集部:なお

あ、CSSの修正だ。タイトルの文字色変えるだけなら私でもできそう。

編集部:ゆう

CSS修正自体は楽にできると思いますが、このレッスンを通して、エンジニアの開発現場で実施されている「修正→テスト→リリース」のステップを踏んでいるため、エンジニアの実務感を得られるようになっていて良いですね。

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ルーティング追加とビュー表示におけるバグ修正

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編集部:なお

ここからJavaScriptも入ってくるんだ。だんだん難しくなっていくね。

編集部:ゆう

このレッスンでは、Progate Pathで用意された「PayCalculator」という割り勘計算アプリを開発していきます。状況としては、「PayCalculator」を開発するプロジェクトに参加したと想定して、タスクを進めていきます。

編集部:ゆう

実際の開発現場では、プロジェクトに途中参加することが多いです。プロジェクトに途中から参加した際は、用意された仕様書を読んでプロダクトの仕様を把握する必要があるので、良い練習になりそうですね。

編集部:なお

「仕様書」があると、「こう書けばいいんだ」の参考になるね。

編集部:ゆう

「仕様書」とはアプリやシステムなどのプロダクトを作る上で必要な要件をまとめた開発者への説明書のことを指しますが、ある程度の人数で開発が必要なプロダクトには、この仕様書が用意されていることが多いです。

編集部:ゆう

途中からプロジェクトに参加した際は、用意された仕様書を読んでプロダクトの仕様を把握した上で、開発を進めていく必要があるので、このレッスンを通して仕様書を読む力も培うことができると思います。

ピッタリ賞の画像が出力されないバグの修正

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編集部:なお

このレッスンから出てくる、「チャレンジタスク」ってなに??

編集部:ゆう

「チャレンジタスク」は、各レッスンで覚えた内容を自分のものにできているかを確認するテストのようなものですね。
チャレンジタスクでは、タスクの概要と仕様書が手渡され、まるで実務のようにタスクを進める必要があります。

編集部:ゆう

ちなみに、チャレンジタスクをクリアするために必要になる知識を「特訓タスク」で復習することができます。
まずは、チャレンジタスクに取り組んでみて、難しかった場合は「特訓タスク」で必要な知識を身につけましょう!

ログインページのテキスト修正

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編集部:ゆう

このレッスンからは、「Tweet App」というツイッターのようなアプリを作っていくんですね。

編集部:なお

え?ツイッターを作れるの? テンションあがってきた

編集部:ゆう

「Tweet App」は、Progateの「Rails」レッスンでも題材になっています。Progateの経験者には馴染みがあるのではないでしょうか。今回はそのProgate Path版のようなレッスンですね。

参考:ProgateのRailsレッスンはこちら

編集部:ゆう

ProgateではレッスンがWebで完結していたため、学べることはプログラムの書き方がメインでしたが、Progate PathではGitでのソースコード管理と、ESLintとPrettierを用いたコーディング規約を学べるので、よりチームで開発する時の勉強になりそうですね。

まとめ

ProgateとProgate Pathの進め方で違う点

・Progate:Web上でプログラミング学習を完結できる

・Progate Path:公式サイトの説明文を読みながら、ローカル環境で学習を進めていく

ProgateとProgate Path、それぞれで学べること

・Progate:プログラミング言語の書き方

・Progate Path:プログラミング言語の書き方と、エンジニアの実務で求められる「コードを読む力」「デバッグ力」「検索する力」「公式ドキュメントを読む力」

Progateに向いている人

・プログラミングを触ったことのない初心者

・プログラミングを一から丁寧に学びたい人

Progate Pathに向いている人

・Progateや本などで、プログラミングを学んだことがある人

・プログラミングを仕事に活かしたい人

今回の体験で、ProgateとProgate Pathを併せて実践することで、技術だけでなくプログラミングの考え方も学べるように感じたので、これならエンジニアの現場でも通用する力を身に付けることができるのではないかと思いました。

後編では、Progate Pathが大事にしているエンジニアの実務感や、IT業界の課題感を解決するために、Progateで展開しているサービスについて、Progate CEOの加藤さんとProgate教材制作担当の福井さんにお話をお伺いしました。

▼後編はこちら

エンジニアを諦めなくてもいい環境を。キャリアパスを見える化し、エンジニアを創出するProgate Pathの役割

Progate Path:https://path.progate.com/

ライター

編集部:ゆう
アンドエンジニア編集部員。元Webエンジニア、好きなプログラミング言語はPHP。
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