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HTMLとは
まずは、HTMLとは何かについて解説します。HTMLが使われる場面やPHPなどのプログラミング言語との違いについて詳しくみていきましょう。
HTMLはホームページの文書を作成するための言語
HTMLとは、ホームページの文書を作成するための言語のことです。ホームページの文書には見出しが表示されていたり、画像・表・リストなどが挿入されていたりします。HTMLでは「タグ」というものを使って、このような文書を書き表すことが可能で、HTMLのソースコードを書いたファイルを「HTMLファイル」と呼びます。HTMLファイルをブラウザで開くと、ブラウザがHTMLコードを読み取り、ホームページを作成します。
また、HTMLと並んで多く使用されるのが「CSS」で、ホームページのデザインを整えるための言語です。デザインはHTMLだけでも整えることは可能ですが、HTMLのみだとコードの中身が複雑になり、開発が困難になってしまいます。そこで、デザイン部分の処理はCSSを使って記述することでコード全体がまとまり、ホームページの修正を行う際も比較的容易になります。
HTMLを使う仕事
HTMLを使う代表的な仕事は、Webデザイナーです。WebデザイナーはWebサイトのデザイン面を担当する仕事で、どういったデザインにするか考え、デザイン通りになるようにHTMLコードを記述していきます。
他にも、マークアップエンジニアという仕事もあります。マークアップエンジニアは、HTMLコードの記述のみに特化したエンジニアです。HTMLやCSSについてより深く精通し、ハイレベルなコードを書ける必要があるでしょう。
HTMLとプログラミング言語の違い
HTMLは厳密には、プログラミング言語ではありません。プログラミング言語とは、コンピュータに処理を行わせるための言語のことです。たとえば、コンピューターに計算をさせたり、同じ処理を繰り返しさせたりします。
HTMLは計算や繰り返し処理を記述することができないため、それらの処理が得意なPHPやJavaScriptなどのプログラミング言語とは、明確に区別されています。
HTMLを勉強するのにおすすめな本5選
HTMLを勉強するのにおすすめの本を5つ紹介します。これらの本は、これからHTMLを勉強する方に特におすすめです。どの本を購入すべきかわからない場合はこの中から選んでみてください。
スラスラわかるHTML&CSSのきほん
こちらは、ベストセラーにもなっているHTMLの本です。HTMLとCSSの基礎について丁寧に解説しており、スラスラ理解できる1冊です。書籍内にはソースコードも多く掲載されており、詳細な解説が特徴です。自分が書いたコードの意味を、一行一行理解しながら進めていけるでしょう。
いきなりできます!最新ホームページ作り&HTML超入門
本書は、ホームページ作りについて解説が網羅されている1冊です。HTMLの書き方だけでなく、画像の扱い方やサーバにファイルをアップロードする方法まで、詳しく解説されています。さらに、Twitterボタンの設置方法など細かいところも抜けなく説明がされているため、本書でホームページ作りの基礎が身につくでしょう。 なお、本書はWindows対応となっており、Macには対応していないので要注意です。
いちばんやさしい HTML&CSS 入門教室
本書は、HTMLとCSSの使い方についてステップ・バイ・ステップで学ぶことが可能です。また、現在のトレンドを意識し、スマホ向けサイトの作り方を重点解説しているのもポイントでしょう。最終的には、レスポンシブデザインの制作ができるようになります。現場で役立つスキルを身に着けたい方に、おすすめの1冊です。
1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座
本書は、書店員がオススメする「CPU大賞」の1位に選ばれている1冊です。最新技術にも対応しており、レスポンシブ・Flexbox・CSSグリッドも学べます。コードの書き方だけでなく、デザインのことも同時に勉強することが可能なため、まさに1冊ですべてを身につけられる本と言えるでしょう。
1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座
いちばんよくわかる HTML5&CSS3 きちんと入門
本書は、やや上級者向けの本です。HTMLやCSSの実践的なテクニックについて詳しく解説されてあり、多くのサンプルコードが掲載されているため、手を動かしながら学ぶことができます。本書を読み込むことで、無駄のないHTMLコードを書けるようになるでしょう。ある程度HTMLとCSSを学んだ方に、おすすめの1冊です。
HTML本の選び方
続いて、HTML本の選び方について解説します。書店に行くと多くの種類のHTML本が並んでいます。その中から自分に合った本を探すコツをまとめました。
紙媒体の書籍を選択する
基本的に技術書系は電子書籍より、紙の本を選択するのがおすすめです。理由として、電子書籍だと見開きにしにくく、サンプルコードが途中で途切れてしまうこともあるためです。また、紙媒体の方が調べたことをメモしやすいなど、メリットが多くあります。
なるべく最新のものを選ぶ
HTMLの本は、なるべく出版日が最新のものを選択しましょう。HTMLやCSSはこれまで何度もバージョンアップされており、新機能が追加されてきています。出版日が古い書籍だと新機能についての解説がありません。書籍を購入する場合は、出版日を必ず確認するようにしましょう。
CSSも解説しているものを選ぶ
HTMLだけでなく、CSSも十分に解説されている本が良いでしょう。なぜなら、HTMLを使う場合は必ずCSSも一緒に使うことになるためです。Webデザイナーやマークアップエンジニアは、HTMLとCSSを上手く使い分けるスキルが求められます。
ホームページの作り方まで解説しているものを選ぶ
ホームページの作り方まで解説されている本だと、より良いでしょう。レンタルサーバーの使い方・ドメインの取得方法・FTPソフトの使い方・ファイルのアップロード方法について、総合的に解説している本がおすすめです。HTMLの文法は分かるけれど、サイト作成でつまずいているという方は多いです。ホームページの作り方に関しても、十分なページ数を割いて解説されているか確認しましょう。
HTMLを勉強するコツ
最後に、HTMLを勉強するコツについてまとめました。HTMLを効率的にマスターするにはどうすべきかまとめてあります。これからHTMLの勉強を始める方は、ぜひ参考にしてください。
学習スケジュールを立てる
まずは、学習スケジュールを立てることが肝心です。1週間後、1ヶ月後に、学習をどこまで進める予定か紙に書き出してみましょう。本格的なWebサイトを作れるまでは、長期的な学習が必要です。学習スケジュールを立てないと現時点で学習が何%程度進んだのか分からず、学習意欲が衰退してしまい、途中で挫折してしまう可能性があります。学習スケジュールはしっかり立て、机の前などに張り出すのが良いでしょう。
実際に手を動かしながら学習する
HTMLの勉強は、実際に手を動かしながら学習しましょう。HTMLの本にはサンプルコードが掲載されているものが多いため、サンプルコードを模写し、自分のブラウザで表示させてみてください。コードの実行結果を確認することで、HTMLについて分かることが増えたという実感が湧き、勉強意欲が出てきます。
1冊を完璧にこなす
何冊も本を購入する勉強方法は、あまりおすすめできません。まずは、1冊を完璧にこなすことが大切です。HTMLの優良な本には、1冊に基礎がほとんど詰まっているため、1冊を完璧にするだけでも十分に基礎は固まります。その反面、複数の本をこなそうとすると学習が散漫になってしまいがちです。他の本にチャレンジするのは、1冊目を完璧に理解してからでも遅くはありません。
HTMLの勉強は本がおすすめ!手順に基づいて効率的に勉強を進めよう
本記事では、HTMLを勉強する場合のおすすめの本について解説しました。どういった本を購入するのが良いのか、お分かり頂けたかと思います。HTMLだけを学んでも実務に活かすのは難しいため、CSSやホームページの作成方法まで総合的に学べる本を探すのが良いでしょう。また、なるべく出版日が新しい本だとHTMLの最新バージョンに対応しているため、おすすめです。本記事がHTMLをこれから学ぶ方にとって、有意義なものとなれば幸いです。
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