Go言語でできることは?Go言語の特徴やメリット・勉強方法を徹底解説!
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Go言語でできることは?Go言語の特徴やメリット・勉強方法を徹底解説!
アンドエンジニア編集部
2022.03.09
この記事でわかること
Go言語は汎用性の高いプログラミング言語である
Go言語は安全に高速処理を行えるだけでなく簡単にコーディングを行うことができる
Go言語は歴史が浅いため書籍などを有効に活用し学習する必要がある

Go言語を使って様々な分野で開発や構築を行うことができる

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Go言語は構文がシンプルで、他のプログラミング言語より処理速度が速いです。スマートフォンなどのアプリ開発などに活用されることも多く、人気のあるプログラミング言語の1つです。できることも豊富にあるため、スピーディーに開発に活かすことができます。

Go言語とは?Go言語の特徴・将来性・習得に向いている人を解説

スマートフォンなどに対応するアプリ開発を行える

スマートフォンなどのアプリが数多くリリースされていますが、アプリ開発はGo言語で行うことができます。数多くの企業がGo言語を利用してスマートフォンなどにリリースされるアプリ開発を行っています。

CLI開発はOSなど依存関係を気にしなくて良い

コマンドラインインターフェースの略であるCLIはGo言語でも実現可能です。コマンドラインによって画面で動かすことができるツールなため、プラットフォームを気にしないで開発を進めることができます。

Go言語にはクロスコンパイル機能が備わっており環境を選ばずに利用可能です。OSやバージョンなどの依存関係を気にしないで開発できるため、CLIで動かしたいアプリ制作に最適といえるでしょう。

API開発は外部ソフトと連携することができる

アプリケーションプログラミングインターフェイスの略であるAPIもGo言語で開発することができます。フレームワークの1つであるデザインコードのGoaを作成することで、コアファイルを作成することができます。

コアファイルを活用してAPIデザインを行い、構造やバリテーションコードなどを生成していきます。これでソフトウェアなどの一部を公開して外部ソフトとの連携を行っていきます。

HTTPパッケージと併せてWebサーバー構築が可能

他のプログラミング言語でWebサーバーを構築しようとすると、Apacheなどのパッケージが別途必要です。

しかしGo言語で提供されているNet/httpパッケージを併用することによって、Go言語でもWebサーバーを構築することが可能です。構築は簡単にできますが、WebサービスもGo言語でカバーすることができるため作業効率もアップします。

Go言語を使用しているサービス

実際にGo言語を使用して開発されたサービスやアプリケーションとして「クックパッド」・「YouTube」・「メルカリ」・「グノシー」などが挙げられます。

Go言語は膨大なデータを同時に取り扱うコンテンツやAndroid・iOSを問わず利用可能なアプリケーションなどに使用される傾向があります。

Go言語を使用するメリット

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Go言語は他のプログラミング言語と異なるメリットが多く、開発で活かさせるケースが非常に多いです。その中でも処理速度やコンパイルなどでのメリットが多く、開発でGo言語を選ぶ事例も増えています。

シンプルな記述のため初心者でも分かりやすい

記述もシンプルなため、Go言語は初心者でも活用しやすいプログラミング言語です。比較的習得が早く済み、乱雑な構文にならないことも人気を集める理由です。またOSなどの環境にとらわれないため誰でも読みやすく構成することができます。

さまざまなプログラミング言語が豊富に機能を持っているのに対し、Go言語はシンプルなコーディングなため機能が多く備わっていません。様々な開発でGo言語を活用する箇所と他のプログラミング言語で対応する箇所とで開発を分けると、より機能性が増したアプリ開発などが行えます。

汎用性が高い

様々なサービスを構築する上でプログラミング言語は各々に分けて開発に使われるケースが多いです。例えばWebサービスならばPHP・アプリ開発にはSwiftなどが使われます。その中でGo言語はさまざまなプログラミング言語と違い、あらゆる開発に対応できる汎用性の高いプログラミング言語です。

加えてGo言語はサーバー移設を行う際に追加で開発を行わなくても対応可能なため、設計などを改めて行う必要がありません。またドローンなどの操作用アプリを開発することもできるため、IoTでGo言語は必要不可欠となっています。

並行処理が行える

Go言語は並行処理が可能なプログラミング言語です。「goroutine」・「チャネル」などの機能を使用することで一度に多くのデータを処理することが可能となります。そのためAPI開発においてGo言語の使用が増加傾向にあります。

また並行処理について簡単にコーディングを行う点もAPI開発でのメリットですが、これはメンテナンス時や開発担当者が変更しても内容を把握しやすくなります。

コンパイラ言語として高速処理が可能

Javaなどに代表されるコンパイラ言語は、コンピューターが読み込めるようにプログラムの形式変換を行う言語です。

2009年にリリースされたGo言語は、昨今活用されているプログラミング言語の中でも比較的新しい言語です。コンパイラ言語として活用されることも多く、Go言語は高速処理が行えると評価も高いです。

また記述しているGo言語をコンパイルする時にはエラーを検知することもありますが、コンパイル時点で検出することが可能です。Go言語を使うと検知することで初心者もコンパイル中にエラーと気付けるため、ミスを防ぎやすくなります。

他のプログラミング言語と組み合わせる際も、Go言語はコンパイルで影響を受けないようにシンプルな構成となっています。

安全性が高い

前述の通りGo言語はシンプルなコーディングです。そのため複数のエンジニアが開発に携わった場合でも書き方のブレが少なくなります。これによりシステムやアプリケーションの安全性が高まります。

Go言語のもつデメリット

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Go言語には多くのメリットがあることを紹介してきました。ですが当然あるのはメリットだけではありません。ここではGo言語のもつデメリットについて紹介していきます。

他の言語に比べ情報量が少ない

Go言語は2009年に登場した比較的新しいプログラミング言語です。そのため他のプログラミング言語に比べて情報量がまだ少ないというデメリットがあります。

他の言語にある機能がない

Go言語はシンプルゆえに多くの機能があるわけではありません。そのため「Java」・「Scalc」などにある例外処理や「Python」・「C++」にある継承などがGo言語では使用できないため注意が必要です。

Go言語でできることを増やすための勉強方法

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Go言語は簡単なプログラミング言語ですが当然勉強は必要です。他のプログラミング言語だと型の宣言やコンパイルが面倒な点が敬遠されがちですが、Go言語は文法がシンプルでさまざまなOSでコーディングが行える点から初心者にもおすすめです。

今話題のGo言語とは?入門としてその特徴・メリット・将来性を紹介

オープンソースとして提供されているので効率よく勉強できる

さまざまな開発やシステム構築を行えることで注目されているGo言語は、多くの開発者が利用しています。しかし現状はアウトソーシングに頼る企業も多いため、近年では自社エンジニアを採用する動きが出始めています。

将来性が期待できるGo言語は歴史が浅くエンジニアの数も少ないため、これから徐々にニーズは増えていきます。エンジニアを採用して自社アプリなどの開発業務を担当してもらうことで、より収益アップを狙えます。

そこで社員にGo言語を教育する企業も徐々に増えているだけでなく、学習サイトなどを提供するケースも出てきています。

また業務などの経験を積むことによって、徐々に複雑かつ大規模システムの構築にも参加することができます。オープンソースなので自由にダウンロードし、学習用のサーバーを構築して勉強することもできます。

シンプルで覚えやすいが機能制限があるので注意

勉強を進めていく中でGo言語がシンプルな文法だと認識することができます。他のプログラミング言語と比較した際に機能が少ないため、シンプルな記述で開発を実現することができます。

しかしGo言語で開発を進めていこうとすると他のプログラミング言語では組み込まれることが多い処理を学ぶ必要もあります。

例えばGo言語はループ処理を行う際にはfor文のみで、whileなどの構文を利用できません。代替手段などを学ぶことでGo言語の利用範囲を拡げながらコードに統一感をもたせることができます。

また変数宣言ではC言語などと異なって毎回型を指定しなくても、省略することが可能です。Go言語が静的型付け言語として使われていながら、動的型付け言語として活用することもできます。

intやStringなどの型宣言が必要ですが、省略することも学ぶとミス無くコーディングをスピードアップさせることができます。

Go言語の学習方法が徐々に増えている

Go言語の学習方法は徐々に増えておりプログラミングスクールなどで学習することもできるようになってきました。

またGo言語の学習サイトも増えてきましたが、公式コミュニティなどは未だに英語表記で掲載しています。日本語版で公開されているケースが少ないため、インターネットを活用して翻訳しながらの勉強となることが多いです。

オフィシャルサイトや参考書などで勉強して知識を得たら、次は自分でシステム開発を考えてみると良いでしょう。学んだ内容を活かし自分で設計してシステムを作っていくと知識をより深めることができます。

Go言語の学習におすすめの本

Go言語の学習には書籍の活用も有効です。いくつかおすすめのものを紹介しますがGO言語関連書籍は他にもあるため、自分に合ったものを探してみてください。

・「スターティングGo言語」

Go言語に関する基礎知識から開発ツールの使い方まで網羅されているため、実践で役立つ知識が得られるでしょう。

【参考】:スターティングGo言語

・「改訂2版 みんなのGo言語」

Go言語のコーディングに加えてGoエンジニアとして働く上で役立つ知識も身に付きます。

【参考】:改訂2版 みんなのGo言語

・「入門Goプログラミング」

基礎構文から学べる内容となっており初心者におすすめの一冊です。

【参考】:入門Goプログラミング

Go言語のインストール方法

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ここまでGo言語の特徴やGo言語の学習方法などについて紹介してきました。ここではGo言語を実際にインストールする方法を紹介します。

Go言語インストールの手順

今回はWindowsにおいてGo言語をインストールする際の手順について紹介しています。

Go言語公式のダウンロードページを開きます

「Microsoft Windows」と記載のあるリンクをクリックすることでファイルのダウンロードが始まります。

ダウンロードしたファイルをダブルクリックします

ダイアログが表示されるため「Next」をクリックしていきます。

Go言語のインストール先を指定します

ドライブを指定し「Install」をクリックするとGo言語のインストールが開始されます。

【参考】:Go言語ダウンロード

Go言語でできることを増やせるようにスキルアップを意識する

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Go言語は汎用性の高いプログラミング言語です。初心者でも習得しやすい・並行処理が行えるなどの特性から今後API開発やIoT分野において使用頻度が高まっていくことが予想されます。

ですがGo言語をスムーズにコーディングするためには、さまざまな知識を身に着けておく必要があります。書籍の活用など自分に見合った学習方法を確立しGo言語を習得することで自身のスキルアップを目指してみてはいかがでしょうか。

Go言語入門!特徴や作れるもの、将来性について徹底解説!
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