Windows11のバージョン確認の仕方
Windows11は機能更新プログラムが年次リリースされており、機能更新とセキュリティ対策の保全がされています。使用中のWindowsのバージョンが古いとサポート対象バージョンから除外されることもあり、バージョンを確認しておくと良いでしょう。
Windows11のバージョン確認の仕方は、いくつか提供されています。ここでは、代表的なバージョンの確認方法を図解していきます。
Windows11のバージョン一覧
Windows11のバージョン一覧は、公式サイトの「Windows11 リリース情報」に掲載されています。バージョンと公開日、サービスの終了予定日などが掲載されています。
最新バージョンは、Windows11 23H2で、2023年10月31日にリリースされています。セキュリティ更新は毎月実施されており、2024年9月時点のリビジョンは2024年9月10日が、最新版となっています。
Windows11のリビジョンを最新に保つには、「Windows Update」による自動更新のほか、手動で「Windows Update」を行い、適用することもできます。
【参考】:Windows Learn: Windows11 リリース情報 【参考】:Microsoft サポート: Windows の更新
「設定」アプリからWindowsのバージョンを確認する
ここでは、一般的なバージョンの確認方法として「設定」アプリを紹介します。「設定」アプリは、システム設定の確認や変更を行うシステムアプリです。デスクトップ環境の設定や、音声入出量、ネットワーク接続などを行います。
ここからは、「設定」アプリの使い方とバージョンの確認方法について、図解していきます。
【参考】:Microsoft サポート: デバイスに関する情報を見つける
「設定」アプリの起動方法
Windowsのバージョンを確認する前に、「設定」アプリの起動方法を学んでいきます。「設定」アプリは、「Windows」メニューから起動します。「Windows」アイコンをクリックし「Windows」メニューから、ピン留め済みの「設定」アイコンをクリックして起動します(①②)。
アイコン登録がされている場合は、メニュー下部にも「設定」アイコンが表示されます(③)。
「Windows」アイコンを右クリックし(①)、右クリックメニューから「設定」を選択すると素早く「設定」アプリを開くこともできます(④)。
今回はWindowsのバージョンを確認するため、「設定」から「システム」をクリックします。右クリックメニューでは、あらかじめ「システム」が登録されているので、次のように「システム」を選択して開くのが効率的です(①②③)。
「設定」アプリからバージョンを確認してみる
Windowsのバージョン情報は、「設定」「システム」の下側に掲載されている「バージョン情報」に登録されています。最初は見つけにくいですが、画面を下側にスクロールしていくと、「バージョン情報」が掲載されています。この「バージョン情報」をクリックします(①)。
「設定」「システム」の「バージョン情報」を開いたら、画面の下部に「Windowsの仕様」に情報が表示されます(①)。
ここでは、Windowsのエディション、バージョン、インストール日やOSのビルド番号などが、一括掲載されていますので、まとめて情報を得ることができます。
「設定」「システム」の「バージョン情報」で確認できる項目
「設定」「システム」の「バージョン情報」では、Windowsのバージョンに加えて、デバイスの固有情報や仕様を確認することもできます。次の図のように、「設定」「システム」の「バージョン情報」の上部には、「デバイスの仕様」が表示されます(②)。
この情報は、アプリケーションをインストールする際のハードウェア要件を確認したり、システムアップグレードを行ったりする際に利用すると良いでしょう。
自分のパソコンが64ビット(64bit)なのか、32ビット(32bit)なのか分からない場合も、「デバイスの仕様」の「システムの種類」に記載されているので、必要な情報の確認が可能です。
【参考】:Microsoft サポート: デバイスに関する情報を見つける
システムコマンドでWindowsのバージョンを確認する
Windowsのバージョン情報は、OSが処理を行う際にシステムで認識したりアプリケーションの動作を設定したりする場合にも使用します。そのため、これらの情報はシステムプロパティに登録されています。この情報は、システムコマンドで表示させることもできます。
ここでは、代表的なシステムコマンドである「winver」と「msinfo32」を用いて、Windowsのバージョンを確認していきます。
【参考】:Microsoft Learn: 実行している Windows のバージョン
「winver」コマンドを使用してWindowsのバージョンを確認する
「winver」コマンドは、Windowsのバージョン情報を表示するツールです。「設定」アプリのように階層化された構造ではないため、シンプルにバージョン情報のみを表示します。
コマンドを実行するには、「Windows」アイコンを右クリックし、右クリックメニューから「ファイル名を指定して実行」を開きます。
「ファイル名を指定して実行」が開いたら、「名前」に「winver」と入力し(①)、「OK」をクリックすると(②)、「Windowsのバージョン情報」がポップアップし、バージョン情報が表示されます(③)。
なお、「ファイル名を指定して実行」は、「Win」+Rにショートカットキーが割り当てられています。操作に慣れてきたら、「Win」+Rでプログラムを指定すると良いでしょう。
「msinfo32」コマンドを使用してWindowsのバージョンを確認する
「msinfo32」コマンドは、「システム情報」を表示するツールです。「システム情報」を表示するので、Windowsのバージョンのみならず、動作環境なども表示してくれます。「msinfo32」コマンドを使う場合も、「ファイル名を指定して実行」で「msinfo32」と入力します。
その結果、次のように「msinfo32」が起動し、画面上部にOSバージョンが表示されます(①)。
Windows11とWindows10でのバージョン確認方法の違い
Windows11とWindows10でのバージョン確認方法ですが、表示できる情報は大きな違いがありません。「設定」アプリを使ったバージョン確認方法は、Windows11では「システム」「バージョン情報」から確認しますが、Windows10では、「システム」「詳細情報」に掲載されています。
「winver」コマンドと「msinfo32」コマンドは、Windows11とWindows10での違いはありません。
なお、Windows10では、エクスプローラーの「ファイル」メニューから「ヘルプ」「バージョン情報」で簡単にWindowsのバージョン情報を表示させることができましたが、Windows11ではメニュー表示が非表示となったため、実際の表示を担当する「winver」コマンドを直接指定して表示させると良いでしょう。
Windows11のバージョンが確認できたら最新の状態を維持しよう
Windows11は、年次機能更新が暦年の後半に実施されます。月次のセキュリティ更新プログラムもリリースされ、Windowsの状態が維持される仕組みとなっています。自分のパソコンのWindowsバージョンが確認できたら、最新の状態を維持することで利便性を高められるでしょう。
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