Geminiアプリの使い方
Geminiは、Googleが提供するAIチャットボットシステムです。Googleの大規模言語モデル(LLM)を用いており、「Bard」から改称し各国語で展開されています。使い方はシンプルであり、プロンプト領域に指示を入力して使用します。
【参考】:Gemini
Geminiアプリを使うには
Geminiアプリは、無料で使うことができます。Gemini Advancedと呼ばれる有料プランも提供されており、必要に応じてアップグレードできます。利用するには13歳以上が条件であり、Googleアカウントが必要です。国によっては、追加の制限事項が設定されています。
日本語のプロンプト入力は、2024年4月30日にサポートを開始しています。ただし、8月時点において画像生成のプロンプトには日本語が使えないので、英語でのプロンプト入力で対応します。
【参考】:Gemini: リリースの最新情報 【参考】:Gemini アプリ ヘルプ: Gemini Advanced にアップグレードする 【参考】:Google アカウント ヘルプ: Google アカウントの年齢制限
Geminiアプリを使ってみる
Geminiは、ウェブアプリ版とモバイルアプリ版がそれぞれ提供されています。ウェブアプリ版はPCやiPhone・iPad・Androidに対応し、モバイルアプリ版はAndroid・iOSに対応します。ここでは、ウェブアプリ版とモバイルアプリ版それぞれのインストールや使い方を学んでいきます。
【参考】:Gemini
Geminiウェブアプリを使ってみる
Geminiウェブアプリを使うには、ブラウザからアプリにログインして使用します。Chrome、Safari、Firefox、Opera、Edgium(Chromiumベースの現在のEdge)などの対応ブラウザがあれば、新たにインストールすることなく、生成AIを活用することができます。
Geminiを使うには、Googleアカウントでウェブアプリにログインする必要があります(①または②)。
アカウントログインが完了すると、プロンプト入力の画面が表示されます(①)。
ウェブアプリのプロンプト入力方法は、他のAIチャットボットシステムと同等です。ファイルのアップロード機能は、有償サブスクリプションのGemini Advancedのみでサポートされます。
【参考】:Gemini ウェブアプリを使用する 【参考】:Gemini アプリ ヘルプ: Gemini ウェブアプリにログインする 【参考】:Gemini アプリ ヘルプ: Gemini ウェブアプリを使用する
Geminiモバイルアプリのインストール
Gemini モバイルアプリはAndroidとiOSに対応しており、アプリをインストールして使用します。Geminiダウンロードサイトには、それぞれのOSに対応するアプリストアのQRコードが掲載されていますので、表示されているQRコードをスキャンしてダウンロード・インストールすることができます(①)。
要件を満たすモバイルデバイスにモバイルアプリをインストールすると、Geminiを実行できます。
【参考】:Gemini をダウンロード 【参考】:Gemini アプリ ヘルプ: Gemini モバイルアプリを使ってみる 【参考】:Gemini アプリ ヘルプ: Gemini モバイルアプリを使ってできること 【参考】:Gemini アプリ ヘルプ: Gemini モバイルアプリの利用要件
【Android版】Geminiモバイルアプリのインストールと使い方
ここでは、Android版のインストール方法を解説していきます。Androidでは、Android10以上のモバイル端末にGoogle PlayストアからGeminiアプリの「Google Gemini」をインストールします。他のAndroidアプリ同様に、表示画面の「インストール」をクリックするだけです(①)。
インストールが完了すると、星型アイコンのGeminiが画面に表示されますので、クリックして起動します。最初の起動時には、モバイルアシスタント機能を「Googleアシスタント」から切り替える旨、表示されます(①)。
ここで「切り替える」をクリックし、「Geminiにアクセスするための重要な情報を確認する」を確認後、「Gemini を 使用」をクリックします(②)。
初期設定が完了すると、次のようにGeminiのモバイルアプリ画面が表示されます(①)。
【iOS版】Geminiモバイルアプリのインストールと使い方
続いて、iOS版Geminiモバイルアプリのインストール方法を解説します。iOSでは、iOS16以上のアップル端末にApp Storeから「Google アプリ」をインストールします。アプリ名が「Gemini」ではなく、「Google アプリ」をApp Storeの検索から指定してインストールします(①)。
iOS版Geminiモバイルアプリを起動するには、「Google」アイコンをクリックします(①)。ここでは、初期設定で検索画面が表示されます。上部の「検索」の中央部右に星型アイコンがあれば使用できます(②)。この星型アイコンは、Geminiタブと呼ばれる切り替えボタンです。
初めてGeminiタブがクリックされると、使用条件が表示されます。ここで「Gemini を使用」をクリックすると(①)、「Google アプリ」上部中央が「Gemini」と表示が切り替わったことが分かります(②)。
使用条件に同意すると、Geminiの画面で他の環境同様にプロンプト入力を行えます(①)。また、マイクのアイコンは音声、カメラのアイコンは写真共有で使用します(②)。
モバイルアプリで音声入力を実際に使ってみる
ここからは、実際にモバイルアプリを使ってみます。まず最初に、音声入力の使い方を解説していきます。
次の図のように、マイクのアイコンをクリックすると(①)、マイクのデザインが波打つ表示に切り替わります(②)。この状態で、音声入力を行います。
ここでは、「暑い日にスタミナのつく料理を教えてください」と音声で指示を行いました。その結果は、右上部に正しくテキストとして反映されており(③)、プロンプトの応答結果が続いて表示されます(④)。
モバイルアプリで写真を使った画像認識を実際に行ってみる
ここでは、写真を使って画像認識の方法を解説していきます。添付する写真は、カメラまたは保存済み画像から選択します。
まずカメラアイコンをクリックし(①)、表示されるカメラ画面で画像を添付し、プロンプトを合わせて送ります。ここでは、「これはどこの風景ですか?」と音声入力でプロンプトを送信しました(②)。プロンプトの応答結果は、右にあるようにしっかりした文章で回答が得られます(③)。
画像の要点や細かい背景情報などをプロンプトで入力すると、物語やビジネス文書を生成することも可能です。
Geminiモバイルアプリの設定の戻し方
Gemini モバイルアプリの設定の戻し方は、Android版とiOS版で異なります。Android版ではモバイルアシスタント機能が設定されているため、Geminiの画面で切り替えを設定します。
アカウントアイコンをクリックすると(①)、メニューが表示されます。ここで下部の「Google アシスタントに切り替える」をクリックし(②)、必要な注意事項に同意することで元の状態に戻ります。
iOS版では「Google アプリ」を使用する形式ですので、上部中央の「Gemini」タブと「検索」タブを切り替えて使用することができます。このタブ切り替えは便利であり、今後Android版「Google アプリ」でのタブ実装も、検討が進められています。
Geminiのアプリをインストールして利便性を高めよう
Geminiのアプリは、ウェブアプリとモバイルアプリが提供されます。またモバイルアプリのAndroid版とiOS版では、使用するアプリが異なるためインストール後の手順に違いがあります。アプリ画面が起動すると操作自体に違いがありませんので、意識することなく操作でき、利便性が高まるでしょう。
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