Windows11でのPC型番の調べ方は?PCスペックの調べ方も解説
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Windows11でのPC型番の調べ方は?PCスペックの調べ方も解説
アンドエンジニア編集部
2024.03.28
この記事でわかること
Windows11でPC型番が必要な理由は、不具合対応やアップグレード、ドライバーの更新などがある
Windows11でPC型番を調べるには、電源が入る場合と入らない場合で異なる
Windows11でPCのスペック詳細の調べ方が分かると、PC活用や仕事の幅が広がる

Windows11におけるPC型番の調べ方

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自分が利用しているPCで、パソコン型番の情報が必要になることがあります。この記事では、Windows11における型番情報の調べ方について解説します。

PC型番を調べたいケースと、そのケースごとに異なる調べ方がありますので、すべてのケースで対処する方法について紹介します。PC型番情報が必要になった場合にはぜひ記事を参考に対処しましょう。

【参考】:Windows 11 のご紹介: 機能、外観、メリットなど | Microsoft 【参考】:システム情報を表示する | Microsoft サポート

PC型番とは

PC型番とは、そのパソコンのモデルやバージョンを識別するための番号や名前です。型番を知ることで、パソコンの種類を特定し、詳しい製品仕様を把握することができます。通常、型番はパソコンの本体にシールや刻印で記載されているか、マニュアルや保証書に記載されています。

Windowsが起動できる状態であれば、「システム情報」からPCの型番を確認することも可能です。

PC型番はなぜ必要なのか

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PC型番は、さまざまな場面で必要になります。ここでは、PC型番が必要になる一般的なケースについて紹介します。

不具合が発生した場合

パソコンに問題が生じた場合、メーカーや購入店舗に問い合わせる際に型番が必要です。具体的な問題を伝えるために、パソコンの型番や仕様を提供することが重要です。

アップグレードや修理の際

パソコンのアップグレードや修理を行う際にも、正確な型番が必要です。部品の互換性を確認し、適切な修理方法を選択するために型番を知っておくと便利です。

ドライバーやソフトウェアのダウンロード

パソコンの正確な型番を知ることで、メーカーのウェブサイトから適切なドライバーやソフトウェアをダウンロードできます。

保証やサポートの利用

 メーカーの保証やサポートを受ける際にも、型番は必要です。問題解決や保証対応をスムーズに進めるために、型番を把握しておきましょう。通常、型番はパソコン本体のどこかに表示されていますので、必要なときにすぐに確認できるようにしておくと良いでしょう。

PC型番の確認方法

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PCの型番を確認する必要が生じた場合には、次の方法で確認することができます。PCの電源が入る場合と、故障などで電源が入らない場合がありますので、それぞれの場合について見ていきましょう。

PCの電源が入る場合

パソコンが物理的に故障しておらず、電源が入り、Windows11の起動ができる場合には以下の方法で型番の確認が可能です。

■ 1. バージョン情報から確認する PCの電源が入り、Windows11が起動できるなら、PC型番の確認方法としては以下の手順が一般的です。

① Windows11の初画面で「スタート」ボタンを右クリックし、表示されたメニューから「設定」を選択します。

② 左側の項目の「システム」を選択していることを確認し、右側にあるパソコン名の下に書かれているのが「PCの型番」です。

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【図】:設定>システム>PC型番 

③ 他のスペック情報(CPUやメモリ、エディションなど)を調べたい場合は、下にスクロールして「バージョン情報」をクリックします。

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【図】:設定>システム>バージョン情報 

■ 2. コマンドプロンプトから確認する コマンドプロンプトを使い慣れている方には、こちらの方法をおすすめします。

① タスクバーの検索から「コマンド」と入力してコマンドプロンプトを開きます。「wmic csproduct get Name」と入力します。するとNameに続いてPC型番が表示されます。

② >に続いて「wmic csproduct get Name」と入力すると、Nameに続いてPC型番が表示されます。

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【図】:コマンド>wmic csproduct get Name>PC型番 
コマンドプロンプトとは?できることや使い方をわかりやすく解説!

PCの電源が入らない場合

パソコンが故障しており、電源が入らず、Windows11の起動もコマンドプロンプトの起動すらできない場合には、以下の方法でPC型番を確認しましょう。

■ 1.デスクトップPCの場合 通常、デスクトップPCの本体やケースには、型番(機種名)が書かれていることがあります。ケースの正面、横、後ろをチェックしてみてください。メーカーによって異なる場所に書かれていることがあります。

それでも見つからない場合には、製品の保証書や購入時の元箱なども確認しましょう。

また、見つけた情報が型番を示しているのか分からない場合には、製造メーカーのサイトにアクセスし、他製品の型番などを参考にしてみましょう。

■ 2. ノートPCの場合 一般的に、ノートPCの型番は以下の場所に記されていることが多いので、確認してみましょう。

① キーボードの下や上側に直接書かれているか、刻印されている場合があります。

② ノートパソコンの裏面に書かれているか、刻印されている、或いはシールが貼ってある場合があります。

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【図】:ノートPCの裏面などに張られている製品シールの例 

他、古いタイプのノートPCの場合では、内臓バッテリーに書かれていたり、シールが貼られていたりする場合もありますので、バッテリーを外して確認してみることをおすすめします。

一通り調べてPC型番が見つからない場合には、メーカーのサポートセンターなどに直接問い合わせてみましょう。

Windows11でPCスペックを確認する

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日頃PCを利用していてCPUやメモリなど、PCのスペックを確認することはほとんどありませんが、PCに不具合が発生した場合、メーカーに問い合わせるとPCの型番やスペック情報を尋ねられることがあります。

他にも、新規にソフトやアプリをインストールする場合、メモリの容量が気になるケースもあるでしょう。またグラフィック関係のソフト、ゲームソフトなどはメモリ容量が不足すると動作が遅くなる場合もあります。

PC上のHDDやSDDに大量の画像データや動画などを保存している場合は、HDDの残容量を把握しなければなりません。さらには、OSのバージョンアップ等でも、PCのスペック確認が必要になってきます。このように、PCのスペック確認を求められるケースはさまざまあります。

従って、仕事やプライベートを問わず、PCのスペック確認方法を知っておくと、いざという時に助かるとともに、常にPCを快適な環境で利用する上でも大変助かります。以下、スペック確認の方法について紹介しますので、自身で馴染みやすい手順を身に付けておきましょう。

Windows10とWindows11でUIのデザインや機能の一部は異なりますが、基本的な方法はほぼ同じです。

  1. システムのプロパティから確認する方法:

PCのスペックはシステムのプロパティから確認ができます。デスクトップ上の「PC」アイコンが見当たる方は「PC」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

表示されたウィンドウには、システムのバージョン情報が表示され、Windows11OSバージョン、システムプロセッサ、搭載メモリ(RAM)、システムタイプ(32ビットまたは64ビットOS)、コンピュータ名、Windowsアクティベーションステータスなどの基本情報を確認できます。

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【図】:デスクトップ>PCアイコン右クリック>システム>バージョン情報 

  1. 設定から確認する方法

PCのスペックは「設定」からも確認できます。スタートボタンをクリックし、「設定」を選択します。「システム」を選択し、「バージョン情報」をクリックします。ここでは、デバイス名、プロセッサ、搭載RAM、デバイスID、製品ID、システムタイプ、タッチスクリーンの詳細などが表示されます。

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【図】:スタート>設定>システム情報>バージョン情報 

  1. コマンドプロンプトを使用する方法

ここでは、コマンドプロパティからPCスペックを確認する方法を紹介します。コマンドプロンプトを開き、「systeminfo」と入力してEnterキーを押します。これにより、コンピュータの詳細なスペックが表示されます。

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【図】:コマンドプロンプト>systeminfo>PCの詳細スペック 

4.システム情報ツールを使用する方法

システム情報ツールからPCスペックを確認する方法です。「Windowsキー + Rキー」を押して、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「msinfo32」と入力してEnterキーを押します。システム情報ウィンドウが開き、より詳細なシステム情報を提供します。

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【図】:「Windowsキー + Rキー」>「msinfo32」>システム情報ウィンドウ 

PC型番を活用して仕事の効率を高めよう

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ここまでWindows11のPC型番を調べる方法について、電源が入る場合、入らない場合、PCの詳細スペックを把握する意義、その具体的な手順について紹介しました。

日常的なPC利用において、PCの型番や詳細をスペックを知らなくともパソコン操作に支障を来すことはありませんが、万が一に備えてそれらの手順を理解しておきましょう。

またITリテラシーの1つとして、PCの型番やスペックを調べる方法を知っておくことで、いざという時に助かるだけではなく、エンジニアとしても仕事に役立つことでしょう。

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