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CompTIA Network+とは?試験の概要や難易度を解説
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CompTIA Network+とは?試験の概要や難易度を解説

アンドエンジニア編集部
2024.02.28
この記事でわかること
CompTIA Network+はCompTIAが主催する、ベンダーニュートラルなネットワークスキルを認定する資格である
CompTIA Network+の難易度はそれほど高くないが、幅広い出題範囲を十分学習する必要がある
CompTIAの公式参考書やCompTIA Labsを使用して試験対策の勉強を行うことができる

CompTIA Network+とは

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近年の急速なIT化に伴い、企業や組織のネットワークインフラは従来に比べてより複雑化しています。また、サイバーセキュリティの重要性も高まっており、より高いスキルを持つネットワークエンジニアが求められています。

CompTIA Network+は、ITエンジニア向けの資格試験として知られるCompTIA認定試験の1つです。

多様な環境において適切で安全なネットワーク構築ができるスキルを認定する資格で、ネットワークエンジニアの育成において大きな役割を果たしています。

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CompTIA Network+はネットワークエンジニアにおすすめの資格

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CompTIA Network+では、ネットワークの構成要素を理解して活用できる実践的なスキルが問われます。試験は9~12ヶ月以上のネットワーク関連業務を持つエンジニアを対象に設計されていて、ある程度の実務経験が求められます。

CompTIA Network+の取得により現場で活躍するためのスキルを持つことを証明できるため、現場で活躍しているエンジニアがその能力を確認したり、対外的にアピールしたりするのに役に立つ資格と言えます。

この記事では、CompTIA Network+の受験を検討している方のために、試験の概要や難易度、勉強方法などについて解説していきます。

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CompTIA Network+の概要

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CompTIA Network+とはどのような試験なのでしょうか。ここでは、CompTIA Network+のCompTIA認定資格の中での位置づけ・試験情報・資格を活用できる職種の年収など、基本的な資格の情報について解説します。

CompTIA Network+はどのような資格なのか

CompTIA Network+は、国際的なIT業界団体であるCompTIAが主催するIT資格群であるCompTIA認定試験の1つで、ネットワークエンジニアとしての実践的スキルを持つことを認定する資格です。

ベンダーニュートラルで、デバイスやOS、ネットワークの種類に依存しない、幅広いネットワークスキルを持つプロフェッショナルであることを証明します。

CompTIA Network+の試験情報

CompTIA Network+の試験は、ピアソンVUEが運営する全国100箇所以上のテストセンター、または職場や自宅からオンラインで受験することができます。

CompTIA Network+の受験の申し込みをする際、CompTIAの試験を初めて受験する場合にはCompTIAアカウントを登録を行い、2回目以上である場合には自分のCompTIAアカウントにサインインして、受験予約を行いましょう。

【CompTIA Network+試験情報】 ■試験番号:N10-008 ■制限時間:90分 ■問題数/出題形式:最大で90問 単一/複数選択、パフォーマンスベーステスト ■合格ライン: 100~900のスコア形式 720スコア以上 ■受験料(税込):一般価格/46,284円、メンバー価格/37,128円、CAPP Academic Partner価格/15,842円

【参考】:CompTIA Network+試験情報 【参考】:試験実施概要

CompTIA Network+を活用できる職種の年収とは

CompTIA Network+を活用できる代表的な職種として挙げられるのは、ネットワークエンジニアです。

ネットワークエンジニアの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は380万円(※2023年11月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、ネットワークエンジニアは一般平均年収よりも、やや低めから高めであることが分かります。

近年、ネットワークエンジニアは従来よりも一層セキュリティを重視したネットワーク構築が求められ、クラウドネットワークの活用の需要も高まっています。

ネットワークエンジニアとして高い年収を得るためには、より高度で専門性の高いネットワーク設計・構築ができるスキルを磨くことが重要です。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

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CompTIA Network+の難易度とは

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ここでは、CompTIA Network+の難易度について解説します。

CompTIA Network+の合格率と難易度

CompTIAはCompTIA認定試験の合格率を公開していません。そのため、CompTIA Network+の合格率も具体的な数値として確認できませんが、ネットワーク関連の資格試験としての難易度は低めと言われています。

しかし、CompTIA Network+はネットワーク業務に9~12ヶ月以上携わったエンジニア向けの難易度に設定されており、基本的なネットワーク技術に関連する用語や仕組みを理解していることが求められます。

試験範囲の知識をしっかりと身に着けていないと点数につながらないため、ネットワーク業務が未経験の方や、経験が浅い方には難しいと感じられるかもしれません。

CompTIA Network+の出題範囲とは

CompTIA Network+の出題範囲と、出題の構成比率は以下の通りです。ネットワークサービスの目的を理解し、ネットワークの管理・構成・トラブルシューティングを行うことができるスキルが求められます。

■1.0 ネットワーキングの基礎:24% ネットワーク業務に携わるための基礎的な要素である、OSIモデル・ネットワークトポロジー・ケーブルやコネクターの種類・IPアドレス指定・Ethernet規格・ポート・プロトコルの概念などに関する基本的な理解が求められます。

■2.0 ネットワークの実装:19% ネットワークデバイスの種類・ルーティング技術・帯域幅管理・イーサネットスイッチング・VLAN設定のほか、各種デバイスの機能や適切な配置の比較対照など、ネットワークの実装に関する知識が問われます。

■3.0 ネットワークオペレーション:16% 統計とセンサーを活用しネットワーク可用性を確保する能力や、災害復旧コンセプトの理解・冗長性の概念・施設サポートの技術・バックアップと復元手順の把握などのオペレーションに関する内容が出題されます。

■4.0 ネットワークセキュリティ:19% 機密性、完全性、可用性の確保、脅威と脆弱性の理解やリスクマネジメント・セキュリティ情報とイベントマネジメント・DoS/DDoSをはじめとしたさまざまな攻撃手法など、利用者の重要な情報を守るネットワークセキュリティに関するスキルが問われます。

■5.0 ネットワークのトラブルシューティング:22% ネットワークにトラブルが発生した際に必要となる、問題の特定と原因の仮説立て・仮説の検証・対応計画の策定などの対処方法などについての知識が問われます。

【参考】:CompTIA Network+試験情報

CompTIA Network+でネットワークエンジニアとしてのスキルを証明できる

CompTIA Network+の試験範囲に設定されているスキルや知識を身に着けることで、ネットワークエンジニアとして活躍できる実践的な能力を持つことが証明できます。

多くの企業で社内ネットワークやVPNなどの活用が一般的となり、ネットワークを構築・管理できるエンジニアの需要は高まっています。資格を取得することでその技術を必要とする企業への転職も検討できるでしょう。

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CompTIA Network+の勉強方法とは

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ここでは、CompTIA Network+の合格のために必要な勉強方法について解説します。CompTIA Labsが提供している参考書や問題集で基礎を固めるとともに、CompTIA Labsを活用してさらに実力を高めることができます。

参考書や問題集で勉強する

試験の合格のためには、幅広い出題範囲を抑えた学習をすることが重要です。まず全体の内容をとらえて、個別の単元について集中して理解していくのが良いでしょう。そのためには、まず参考書を読み込んで基礎を固めることをおすすめします。

市販のCompTIA Network+の参考書や問題集も発刊されているため、活用して受験・合格したレビューなどを参考にしながら使ってみると良いでしょう。

CompTIAからもスタディガイドが販売されています。公式参考書であるため最新の出題範囲を網羅し、情報量も十分でしっかりと学習を進めることができます。

【参考】:The Official CompTIA Network+ Self-Paced Study Guide

CompTIA Labsで勉強する

CompTIAでは、学習の手助けになるようにブラウザベースの学習環境で実践的なスキルを習得できるCompTIA Labsを提供しています。

こちらも公式のためCompTIA Network+の出題範囲に沿っており、合格を目指す学習としておすすめできる教材です。

【参考】:CompTIA CertMaster Labs for Network+

CompTIA Network+を取得したらキャリアアップに活用しよう

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ここまでCompTIA Network+の概要や難易度、勉強方法について解説しました。ネットワークエンジニアが現場で活躍できるスキルを問われる試験であることが分かったでしょう。

CompTIA Network+を取得したら、さらなるネットワークのプロフェッショナルを目指して、CompTIA Security+やCompTIA Cloud+の受験も視野に入れると良いでしょう。

自らの将来のために、取得した資格を活かしてネットワークエンジニアとしてのキャリアパスを描ける企業へ転職するという選択肢も考えられます。

しかし、転職活動は思いのほか大変なものです。自分のキャリアアップが望める企業を探し、職務経歴書などの書類の準備や面談の対策も行わなければなりません。1人で行うには相当な時間と労力を要するでしょう。

そこでぜひご活用いただきたいのがマイナビIT エージェントです。 

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