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CCSPとはどのような資格か?取得のメリットや勉強方法を徹底解説
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CCSPとはどのような資格か?取得のメリットや勉強方法を徹底解説

アンドエンジニア編集部
2023.12.20
この記事でわかること
CCSPはクラウドセキュリティに特化した国際資格
CCSPは試験に合格するだけでなく実務経験がないと取得することができない
CCSP取得によって専門知識が身に付くだけでなく年収アップも期待できる

CCSPとはどのような資格?

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セキュリティに関わる資格は世の中にいくつも存在し、その中のCCSPという資格があります。似た資格にCISSPなどもあり、違いがよく分からず詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。

本記事では、CCSPについてその資格の概要や難易度を説明しつつ、取得のメリットや勉強方法も紹介していきます。

クラウドセキュリティにフォーカスした国際資格

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まずCSSPがどのような資格かを簡単に説明すると、クラウドセキュリティにフォーカスした高度な国際資格と言えます。クラウドサービスが広がっていく中では、クラウドセキュリティもより重要になり、CCSPのような資格も重要視されてくると考えられます。

CCSPはテスト合格だけでなく、5年の実務経験も条件にあり、取得のハードルが高い資格です。しかしながら、国際的に認められた資格でもあり、外資系企業への転職や海外企業とのやりとりにおいて役立つ資格でもあります。

勉強方法については国内の情報が少ないものの、主催企業でもあるISC2が専用のトレーニングを用意しており、公式が手厚いサポートを用意しています。

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CCSPとは

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まずはCCSPとはどのような資格であるか、その概要を説明していきます。取得条件や難易度についても解説します。

CCSPの概要と取得条件

CCSPとは(Certified Cloud Security Professional)の略であり、国際的な非営利団体であるISC2が主催するクラウドサービスにフォーカスした資格です。CCSPは、資格取得者がISC2が確立した手順やベストプラクティスをもとにして、クラウドサービスを設計、管理、保護できることを証明します。

CCSPを取得するためには認定試験に合格するだけでは不十分であり、IT系業務への従事経験が5年以上かつその内の3年は情報セキュリティ関連の経験がなければなりません。さらに、CCSPが定める6ドメインの技術領域についても1年の経験が必要です。

このように、勉強だけでは取得できない実務経験者向けの資格と言えます。

【参考】:CCSPとは 【参考】:CCSP認定要件

CCSPの試験内容と難易度

CCSPの公式サイトによれば、試験はCBT形式で受験し、150問の四者択一の問題を4時間かけて解きます。試験はISC2が定義する以下の6つのドメインから出題されます。

  • クラウドの概念、アーキテクチャ、設計
  • クラウドデータセキュリティ
  • クラウドプラットフォームとインフラストラクチャセキュリティ
  • クラウドアプリケーションセキュリティ
  • クラウドセキュリティオペレーション
  • クラウドガバナンス-法務、リスク、コンプライアンス

 

CCSPの試験の難易度は合格率が公表されておらず、どの程度の難易度であるかは客観的に判断することは困難です。しかし、国際資格であり、実務経験を前提とした取得条件を課していることから、難易度が高いことは間違いないでしょう。

受験料も599ドルとかなり高めなので、入念な準備の上での受験が望まれます。

【参考】:CCSPの試験内容

CBT試験とは?概要やメリット、採用されている資格一覧を紹介!

CISSPとの違い

CCSPと似た資格にCISSPがありますが、その違いは何でしょうか。CISSPも同じISC2が主催するセキュリティ関連の資格ですが、対象とする範囲が大きく異なります。

クラウドに特化したCCSPに対して、CISSPはセキュリティ全般の高度な知識が求められており、試験も250問を6時間かけて解くなど、取得までのハードルもより難しいと言えます。難易度は高いですが、セキュリティに関するプロフェッショナルを目指すなら是非とも取得したい資格です。

【参考】:CISSPとは|ISC2 Japan

CISSPとはどのような資格?概要や活用できる職種を解説!
CISSPの難易度は高い?試験概要や勉強方法をわかりやすく解説!

CCSP取得者の年収

CCSP取得者の年収はどの程度と考えられるのでしょうか。関連する職種としてセキュリティエンジニアが考えられるため、同職種の年収についてを考察していきます。

セキュリティエンジニアの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は356万円(※2023年11月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト(特定技術(DB・NW・セキュリティ等))を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、セキュリティエンジニアは企業や業種によって年収にばらつきがあります。

セキュリティエンジニアの中でもCCSPを取得できるレベルにまでキャリアアップできれば、高年収を狙うことも可能です。実際、後述しますが、CCSPの本場である米国では資格取得者の年収はセキュリティエンジニア全般の平均よりも高いことが報告されています。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方  【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7)  【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

セキュリティエンジニアはやめとけ?向いている人・将来性・年収を解説

CCSP取得のメリット

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ここまでCCSPの資格概要を説明してきました。次に、CCSPを取得することで、どのようなメリットがあるかについて解説します。

クラウドセキュリティの専門性を高められる

CCSPは国際的に実績のある非営利団体のISC2が認める資格です。求められるレベルも、同団体が開発した手法や経験したベストプラクティスを理解し、使いこなせるかどうかに焦点を当てています。

したがって、同資格の認定試験を突破したエンジニアは、クラウドセキュリティに関してISC2が認める高い専門性を身に付けられたとも言えるでしょう。

CCSP合格までの勉強は資格取得だけに役立ったわけではなく、セキュリティエンジニアとしての業務に活かす知識を身に付けるのに役立っています。資格を持つことで周囲からの評価を高められることはメリットの1つですが、身に付けた知識を業務に活かすことができる点もメリットと言えます。

高い年収を狙うことができる

CCSPを取得するメリットに、高い年収を狙えることがあります。多くの資格と同様に、CCSPも自身のキャリアアップに活かすことができますが、高い専門性をアピールできてかつ需要の高まるクラウドセキュリティの分野であるので、よりキャリアに活かすことができるでしょう。

米国の統計サイトによれば、2023年11月時点でCCSP取得者の平均年収は124,000ドルと出ており、日本円に換算すれば同日の為替で1,850万円を超える額です。同サイトでのセキュリティエンジニアの平均年収が113,000ドルであり、資格取得が年収アップにつながっていることもわかります。

【参考】:米国におけるCCSP保持者の年収

国際資格として転職に活かせる

CCSPの特徴として、それが国際的に認められた資格であることがあります。国内でかつ日本語で受験できる国際資格は多くなく、CCSPはその中の貴重な1つです。

国際資格は外資系企業へ転職したいときに有利に働く可能性がありますが、国内企業であっても外国企業とのやりとりが多い場合には役に立つこともあります。セキュリティ関係で転職を考えていく際に、その選択肢を増やすにあたってCCSPを活かすこともできるでしょう。

CCSP取得のための勉強方法

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CCSP取得のメリットを紹介しましたが、実際に取得を目指す際にどのようにして勉強を進めればよいのでしょうか。具体的な勉強方法について紹介します。

ISC2公式のトレーニングを活用する

合格に向けた勉強で効果的なものが、ISC2が主催する教室型のトレーニングを受けることでしょう。「ISC2 公式CCSP CBKトレーニング」では、5日間に渡ってオンライン講義にて、CCSPの技術領域を全て学習することができます。

費用はトレーニング単独で税込44万とかなり高額ではありますが、1から確実に知識を身に付けたい方には最もおすすめできる方法でしょう。

【参考】:CCSPのためのトレーニング

公式のガイドブックや問題集を活用する

公式トレーニングは高額でかつまとまった時間拘束があるため、なかなか手を出しにくい方も多いでしょう。そういった方には、国内企業が出版している公式ガイドブックを使った勉強方法がおすすめです。「CCSP CBK 公式ガイドブック」は、CCSPの基本体系を解説した外国の書籍の日本語訳版です。

問題集は公式が出版しているわけではなく、英語版しかありませんが、「Official Practice Tests」が、そのボリュームとしても内容としても長年の実績があり、有効活用できるでしょう。

■「CCSP CBK 公式ガイドブック」 ▪著者:レスリー・ファイフ/アーロン・クラウス/ブライアン・ルイス/笠原久嗣/秋葉淳哉/小田部悟士 ▪ページ数:571ページ ▪出版社:NTT-AT ▪発売日:2022/8/24 【参考】:CCSP CBK 公式ガイドブック

■「CCSP Certified Cloud Security Professional Official Practice Tests」 ▪著者: Mike Chapple/David Seidl ▪ページ数:320ページ ▪出版社:Sybex ▪発売日:2022/10/25 【参考】:CCSP Official Practice Tests

CCSPを活かした転職活動をするためには

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本記事では、CCSPについてその資格概要を説明しつつ、取得することのメリットや合格のための勉強方法を紹介してきました。

取得には実務経験が必要であり、技術領域の専門性の高さも相まって難易度の高い資格ではありますが、メリットも多いため取得を目指したいと思った方も多いのではないでしょうか。

CCSPを取得することができ、それを活用してキャリアアップしたいと考えたときに、転職をするという選択肢があります。しかし、資格を上手く活用し、自分に合った企業を数ある求人の中から探していくことは容易ではありません。

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