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WebChatGPTとは?Chromeの拡張機能の使い方、インストール方法を解説!
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WebChatGPTとは?Chromeの拡張機能の使い方、インストール方法を解説!

アンドエンジニア編集部
2024.02.14
この記事でわかること
WebChatGPTはWebアクセスができるChatGPTであり、情報の鮮度や制度が高い
WebChatGPTはChromeウェブストアからダウンロードし、Chromeの拡張機能として利用する
WebChatGPはChatGPTと比べて、会話機能が弱く、連続した会話には向かない

WebChatGPTとは?

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WebChatGPTとはGoogle Chromeの拡張機能の1つです。今人気のAIチャットのChatGPTは基本的に内部完結型ですが、WebChatGPTはその名の通り、Web(インターネット)にもアクセスできるChatGPTです。

無料版のChatGPT3.5では、2021年9月までのデータしか学習しておらず、回答結果に最新情報が反映していませんでしたが、WebChatGPTではこの点が改善されることに期待が集まっています。

WebChatGPTでは、関連性の高いWeb検索の結果を反映することで、従来のChatGPTよりも精度の高い回答を生成できるようになりました。WebChatGPTによって、より柔軟な回答を返すことが可能になり、顧客の問い合わせに対するサポート効率や満足度が高まるという効果も期待されています。

【参考】:ChatGPT: Optimizing Language Models for Dialogue 【参考】:WebChatGPT: インターネットアクセスを備えたChatGPT | Chrome ウェブストア

ChatGPTとは?今話題のAIチャットボットの概要や仕組みを解説!

WebChatGPTの仕組み

WebChatGPTはおよそ以下のような仕組みです。

1.ユーザがプロンプトに入力したテキストをKeyにしてWeb上で検索を行い、上位記事の内容を取得する 2.取得した内容をまとめてレポートにし、ChatGPTに向けて送信する 3.送信されたレポートを元にして、ユーザのプロンプトに合わせる形でChatGPTが回答を出す

すなわち、ChatGPTとChromeが連携してインターネット検索を行い、その内容をChatGPTが受け止めて、最適な解を作成するというのがこの拡張機能です。これによって、常にインターネット上の最新情報を取得しながら回答することで、従来のChatGPT3.5よりも信頼性が高くなります。

また参照サイトのURLが示されることで、ファクトチェックが直ぐに行えるのもWebChatGPTの強みです。

WebChatGPTを利用する際に注意すべきこと

WebChatGPTを利用した結果、期待通りの動きをしないことがありますが、タイミングや質問方法によっても結果が変わりますので、思うように利用できない時は時間をずらしてみる、質問内容を変えてみるといった対応が必要です。いくつか事例を挙げてみましょう。

■ WebChatGPTが使えなくなった サーバーのメンテナンス中であったり、アプリの不具合で使えなくなったり、表示されないといったトラブルが生じたりすることがあります。時間を空けて利用するか、Chromeの拡張機能からWebChatGPTを一旦削除し、改めて追加することで復活する場合があります。

【参考】:WebChatGPT: インターネットアクセスを備えたChatGPT

■ WebChatGPTにエラーが表示される  WebChatGPTのエラーはサーバの過負荷によるエラー、インターネットの接続エラーなど、クラウドサービスによるエラーが想定されますで、他に大量のWeb検索が要求されるようなプロンプトが原因で起きることがあります。質問をシンプルにしてみるといった対応でエラーが出なくなることがありますので、試してみましょう。

WebChatGPTのメリット、デメリット

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WebChatGPTはChatGPTの改良版とも言えますが、長所ばかりではありません。ここでは、WebChatGPTのメリット、デメリットについて整理しておきますので、それらを理解した上で利用することをおすすめします。

WebChatGPTのメリット

WebChatGPTの主なメリットは以下の通りです。安心して利用できる点は大きなアドバンテージです。

▪インターネット上の最新の情報にアクセスできる 無料版のChatGPT3.5が未学習の2021年9月以降の新しい情報を得られるため、変化が速く情報鮮度が落ちやすいデータ(株価や為替レートなど)でも安心して利用できます。

▪事実関係が重要な調べもので安心して利用できる 無料版のChatGPT3.5は未学習のことに関しても回答しようとしたり、誤った学習をしたりしている場合があり、時に間違った回答をすることがありましたが、WebChatGPTはインターネットの情報を元に回答してくれるため、信頼性が増します。

▪個人情報漏洩リスクが低い ChatGPT3.5では個人情報の漏洩リスクが指摘されていました。一方、WebChatGPTはOpenAIのプライバシーガイドラインに従うよう設計されており、個人情報が収集、保存、共有されることはありませんので、安全性が高く安心して利用できます。

【参考】:Enterprise privacy at OpenAI

WebChatGPTのデメリット

WebChatGPTは次のようなデメリットがありますので、利用目的を考慮しながらChatGPTと使い分けることをおすすめします。

▪継続した会話ができない 1番の難点は、WebChatGPTでは単発の質問のみで、継続した会話ができないという点です。ChatGPTではこれまでのやり取りをAIが記憶しており、人と同じようにやり取りの流れに沿って会話を続けられますが、WebChatGPTでは必ずしも、やり取りの履歴をすべて記憶しておらず、継続した会話が苦手です。

▪相談やブレインストーミングには使えない WebChatGPTは継続した会話が苦手なので、チャットしながら結論に導いたり、意見を出し合うブレインストーミングをしたりといった使い方には向いていません。

▪スマートフォンでは使えない WebChatGPTはChromeの拡張機能としてパソコンで利用できますが、AndroidOSやiPhoneなどのiOS版のChromeは拡張機能がないため、WebChatGPTはスマートフォンでは利用できません。Web検索機能付きのAIチャットアプリをスマホで利用したい場合には、ChatGPT PlusやMicrosoft Bingなどの利用をおすすめします。

【参考】:Introducing ChatGPT Plus 【参考】:AI を活用した Web 向け副操縦士 |マイクロソフトBing

WebChatGPTを使う

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WebChatの概要やメリット、デメリットを確認したところで、実際にインストールして利用してみましょう。

WebChatGPTのインストール方法

ここでは、Windowsパソコン上のブラウザ、Chrome上にWebChatGPTをインストールする手順を紹介します。

1.Chromeウェブストア上のWebChatGPTのページにアクセスし、[Chromeに追加]をクリックします。

【参考】:WebChatGPT: インターネットアクセスを備えたChatGPT | Chrome ウェブストア

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【図】:WebChatGPT Chrome ウェブストア 

2.[Chromeに追加]をクリックすると、次のポップアップ画面が表示されますので、[拡張機能を追加]をクリックします。

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【図】:WebChatGPT 拡張機能追加 確認画面 

3.「Get started」の画面が表示されたら、ChatGPTのアカウントを持っている方は、[Log in]を選択します。アカウントがない方は[Sign in]をクリックし、アカウント登録を行いましょう。

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【図】:WebChatGPT Get Started 画面 

4.WebChatGPTのログイン画面が表示されたら、アカウント「Email address」を入力し、[Continue]をクリックします。

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【図】:WebChatGPT Welcome back 画面 

5.WebChatGPTのトップ画面が表示され、プロンプト入力によって利用開始できます。いくつか初期設定がありますが、デフォルトのまま利用できます。

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【図】:WebChatGPT One-Click Prompts 画面 

WebChatGPTの使い方

では実際にWebChatGPTを使ってみましょう。WebChatGPTはChromeの拡張機能としてインストールされていますので、Chromeを起動すると、アドレスバーの右側にWebChatGPTのアイコンが表示されます。

ただし、拡張機能を多く利用している方は表示されていない場合がありますので、初めにChromeにアイコン表示する方法を紹介しておきます。

■ WebChatGPTアイコンをChromeに表示する Chromeのアドレスバーの右端にある[更新]→[拡張機能]→[拡張機能を管理]を選択し、[WebChatGPT]の詳細をクリックし、[ツールバーに固定する]をオンにします。これで、WebChatGPTのアイコンがアドレスバーの右に表示されます。

■ 各種設定を行う WebChatGPTには、より快適に利用できるよう様々な設定機能があります。デフォルトのままでも十分使えますが、各機能を試してみて、自分で使いやすくカスタマイズしてみるとよいでしょう。

① Prompts per page :検索記事数を設定します。8から20まで指定できます。 ② One-click promprs:領域と利用ケースを指定しておくと、条件に近いプロンプトを勝手に生成してくれます。 ③ Web Access :オンにしておくと、Webの検索結果をプロンプトに反映してくれます。 ④ Advanced :言語や地域、時間軸などを指定できます。日本語の指定もできます。

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【図】:WebChatGPT 各種機能設定 

■ WebChatGPTに質問してみる WebChatGPTの初画面下にあるプロンプト「Press/to open the commands menu」の欄に直接質問や指示のテキストを入力します。ここでは試しに「2022年のプロ野球、セリーグの優勝チームはどこ?」と質問してみたところ、次のレスポンスが返されました。

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【図】:WebChatGPT 質問結果画面 

■ ChatGPTの回答と比較してみる では、同じ質問を従来のChatGPTに投げてみましょう。以下の回答がなされました。確かにChatGPTは2021年までの知識しか学習していませんので、回答ができませんでした。

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【図】:ChatGPT 質問結果画面 

■ WebChatGPTと会話してみる WebChatGPTは継続した会話が苦手と言われています。試しに挨拶として「おはようございます」とプロンプトに入力してみました。結果は次の通り、挨拶を調べてほしい語句だと解釈しています。

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【図】:WebChatGPT との会話画面 

■ ChatGPTと会話してみる WebChaGPTとは挨拶会話が成立しませんでしたが、ChatGPTに挨拶言葉を投げてみました。その結果、人と会話をしているように、しっかり挨拶を返し、さらにお手伝いをしますか?と尋ねてきました。

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【図】:ChatGPT との会話画面 

WebChatGPTを活用するには

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ここまで、WebChatGPTの概要、メリットやデメリット、インストール方法や使い方について解説してきました。何といってもWebChatGPTの強みは情報の鮮度ですが、一方でAIチャットとしての機能は損なわれており、連続した会話が苦手です。

Chromeを日常的に利用している人には、Chromeの拡張機能として使えるWebChatGPTは非常に便利です。情報の鮮度や精度、利便性を重視するケースではWebChatGPTを利用し、チャット機能、アイデア創出、文章の要約など従来機能にこだわる時はChatGPT3.5を利用するとよいでしょう。

ChatGPTを活用して、業務の効率を上げたい方や作業を楽しく行いたい方は、ぜひこの記事を参考にWebChatGPTを上手に活用してみてください。

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