サポート終了するInternet Explorer(IE)のおすすめ代替ブラウザ5選!
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サポート終了するInternet Explorer(IE)のおすすめ代替ブラウザ5選!
アンドエンジニア編集部
2022.07.24
この記事でわかること
Internet Explorer(IE)は2022年6月にサポートが終了する
サポート終了後のInternet Explorer(IE)を使い続けるのはセキュリティ上好ましくない
Internet Explorer(IE)の代替ブラウザとしておすすめなのはChromeやFirefoxなど

Internet Explorer(IE)とは?

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Internet Explorer(IE)とはWebブラウザの1種で、Windowsに最初からインストールされていることで広く知られています。パソコン購入後、インストールなどの作業不要で使えることもあり、昔はパソコン利用者の多くが使っていました。

ただ、最近では他のWebブラウザの認知度が高まったこともあり、IEの人気は徐々に下がってしまいました。そして2022年6月15日をもって、IEのサポートを終了すると発表されました。

IEは現在バージョン11が最新となっており、今後新しいバージョンは出ないということになります。そのため、IEを現在使っている方は別のWebブラウザに乗り換える必要性があり、戸惑っている方も多くいます。この記事ではIEの代替ブラウザを紹介します。

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IEをサポート終了する理由

IEの開発社であるMicrosoft TeamsはIEのサポートを終了すると発表しました。サポートを終了する理由は利用者数が減少したことにくわえ、新たな標準ブラウザとしてMicrosoft Edgeが登場したためです。

Windows10以降のパソコンには、IEではなくEdgeが搭載されており、IEを使いたい場合ユーザーがインストールを行わなくてはいけません。

また、Webサイト制作企業もWebサイトやアプリを開発する際、IEに対応されているかどうかをあまり考慮しなくなってきました。そのため、Webアプリの推奨ブラウザ一覧にIEがなかったり、IEでWebサイトを開くと表示の一部が崩れてしまうといったこともあります。

こういった背景もあり、IEはサポートを終了することになったと推測されます。

IEは使い続けても良い?

IEはサポート終了となる2022年6月15日を過ぎても使えなくなるわけではありません。Webサイトの閲覧やブックマークなども行うことが可能です。ただ、Webブラウザに限った話ではありませんが、サポートが終了したソフトウェアは基本的に使い続けることはおすすめできません。

なぜならサポート終了したソフトウェアは、セキュリティリスクが高まるからです。プログラムの脆弱性が発見されても、開発者がアップデートを行ってくれないため、常に危ない状態となります。プログラムの穴をついて、ハッカーが個人情報や大事な情報を盗む恐れがあります。

また、Web制作企業もIE向けにWebサイトを作らなくなるため、IEでは開けないWebページが増えたり、開けても表示が崩れてしまうことが増えるかもしれません。

そのため、IEのサポートが終了する前に他のWebブラウザに乗り換えることを推奨します。多くのWebブラウザがあり、それらはインストールすることで使えるようになります。インストールは簡単に行えることが多いですし、OSのアップデートと違ってそこまで時間はかからないので、パソコン操作が苦手な方でも心配する必要はありません。

そもそもWebブラウザとは?

WebブラウザとはWebサイトを表示するためのソフトウェアのことです。Webサイトを表示するには、Webサイトのデータを管理しているWebサーバーと通信を行わなくてはいけません。WebブラウザはWebサーバーと通信を行い、取得したデータを使ってWebサイトを生成し表示しています。

また、Webブラウザにはプログラミング言語である「JavaScript」を処理させる機能が搭載されており、表示されたWebサイトをJavaScriptのコードに書かれた内容の通りに動かすことが可能です。たとえばWebページにアニメーションをつけたり、アラートを表示させることができます。

その他、Webブラウザにはブックマークができる機能や検索履歴を表示する機能などが搭載されています。また、ブラウザによっては拡張機能と呼ばれるものをインストールすることで、標準では搭載されていない便利な機能を使うことも可能です。

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IEのおすすめ代替ブラウザ5選

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Internet Explorer(IE)の代替ブラウザを5つまとめました。これらのブラウザは機能が豊富なうえに操作も分かりやすく、パソコン初心者にもおすすめできます。

Microsoft Edge

Microsoft EdgeはIEの後継ブラウザであり、Windows10以降はMicrosoft Edgeが最初からインストールされているブラウザとなっています。IEを使い続けていた方なら、同じような感覚で利用できるため、代替としては最もおすすめです。

Microsoft EdgeはIEに比べいくつかの機能が追加されています。たとえばWebノート機能があり、Webページの文章にマーカーで色をつけるなどの操作が可能です。色をつけることで内容の理解度がアップしたり、テレワーク時に線を引きながら説明できたりとメリットが多くあります。さらに、OneNoteやTwitterなどの連携ツールへノートをつけた箇所を送信することも可能です。

ほかには、読み取りビューという機能があり、Webページから画像や広告を除外して文章のみ表示することができます。自分が知りたい情報だけを素早く得られるようになり、ブラウザ作業が捗るでしょう。

さらには、リーディングリスト機能というものもあり、開いたページをリスト化して保存することが可能です。時系列順に表示されるため、過去に開いたページを簡単に確認することができます。記事リストはクラウド上に保管されるため、Microsoftアカウントでログインできれば他の端末からでも閲覧可能です。

このようにMicrosoft Edgeには多くの機能が備わっているので、IEから乗り換えるなら、最もおすすめです。

【参考】:Microsoft Edge Web ブラウザーをダウンロード | Microsoft

Google Chrome

Google ChromeはGoogleが提供しているWebブラウザで、WindowsパソコンだけでなくMacやスマホでも多く使われており高いシェア率を誇っています。Chromeのメリットは各端末でブックマークやパスワード、クレカ情報などの同期ができる点です。たとえばパソコンを買い直した際も、ブックマークをし直す手間がかかりません。

また、Chomeといえば拡張機能が豊富な点も特徴です。拡張機能を使うことでWeb広告を非表示にしたり、動画の再生速度を調整したり、メモを素早く取ったり、ブラウザ上でLineなどのSNS通知を確認できます。拡張機能はストアからインストールして手軽に活用することができます。拡張機能をインストールしすぎると処理が重くなってしまうこともあるので、3〜4つ程度に留めるのが良いでしょう。

くわえて、Chomeは常に最新版に自動でアップデートしてくれます。さらに、フィッシング詐欺などのリスクがあるサイトを開いた際にアラートを表示する機能などが備わっており、セキュリティの心配も少ないブラウザです。

【参考】:Google Chrome - Google の高速で安全なブラウザをダウンロード

Mozilla Firefox

Mozilla FirefoxはMozilla Corporationが提供するブラウザであり、Chromeと並んで優秀なブラウザとして知られています。WindowsやMacなど幅広いOSで使えるのも強みです。

Firefoxにはアドオンと呼ばれる拡張機能が豊富にあります。アドオンを使いこなすことで、自分好みにブラウザをカスタマイズすることが可能です。

また、Firefoxは多くのWeb制作企業で標準ブラウザとして扱われており、Firefoxを基準にレイアウトや機能調整を行うことも多いです。そのため、他のブラウザで上手く表示されないWebページもFirefoxなら正常に開ける場合もあります。

くわえて、Firefoxはメモリ使用量が少なく、Excelなどの他のアプリを多く開いた状態でも処理が重くなりにくく、ブラウザ作業のストレスをなくすことが可能です。

【参考】:利益ではなく、ユーザーのためのインターネット — Mozilla

Opera

Operaはノルウェーの企業であるオペラ・ソフトウェアが提供するWebブラウザであり、使いやすさや速度の速さを重視して作られているのが特徴です。

他のブラウザよりも動作が軽く、たとえば大量にタブを開いていてもスクロールが遅くなったりしにくいです。また、どこに何の機能があるか分かりやすくなっており、パソコン初心者でも使いやすいレイアウトです。

OperaでもGoogle Chromeの拡張機能を使うことができます。さらにOpera独自の拡張機能も充実してきており、将来性が高いと言えるWebブラウザです。

【参考】:Opera Web Browser | Faster, Safer, Smarter | Opera

Sleipnir

Sleipnirは日本企業のフェンリルが提供するWebブラウザであり、国産のWebブラウザの中では高い評価を得ています。フォントの美しさを重視しているのにくわえ、多くの便利機能が備わっています。

たとえば、1つのウィンドウに複数のWebページを同時に読み込み、タブでページを瞬時に切り替えられる機能が備わっています。マウスのホイールを回すことでもタブを切り替えられるため、作業効率を高めることが可能です。

ほかにも、マウスジェスチャ機能があり、特定の向きにマウスを移動させるだけでブラウザ操作を行うことができます。たとえば、マウスの右ボタンを押したままマウスを左に動かすと前のページに戻ったり、マウスを上下に連続して動かすとページを更新したりすることが可能です。

【参考】:タブブラウザ Sleipnir 6 - Windows / Macの先端的ウェブブラウザ | フェンリル

IE以外にも優秀なWebブラウザはたくさんある

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本記事ではIEの代替ブラウザについて解説しました。IE以外にも優秀なWebブラウザはたくさんあるので、まずはインストールして実際に使ってみることをおすすめします。

Webブラウザを自分好みのものに変更することで、ブラウザ作業が効率化できるなどメリットがあるので、特にエンジニア職などのデスクワークの方はブラウザ選択にはこだわることをおすすめします。

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