Chromebookで始めるプログラミング!環境構築の方法を解説
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Chromebookで始めるプログラミング!環境構築の方法を解説

アンドエンジニア編集部
2024.12.09
この記事でわかること
Chromebookは格安かつ手軽に利用できるPCで、プログラミングにも利用できる
Linuxサブシステムを利用して、Linux環境での開発をすることも可能
Google Playのプログラミングアプリも利用できるなど、子どもも大人も学習しやすい

Chromebookでプログラミングはできる?

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Chromebookは手軽に利用できるPCとして、特に教育用途での利用が拡大しています。ICT学習では、PCの操作方法を学ぶ機会が増えており、授業の補助教材の電子化や学習成果の共有などに利用できます。

プログラミング環境としても利用でき、格安に導入できる学習環境・開発環境として利用が進んでいます。以降では、プログラミングにおけるChromebook利用方法について紹介していきます。

教育機関におけるプログラミング教育

文部省の掲げるGIGAスクール構想では、児童や生徒1人に1台のコンピュータと高速ネットワークが割り当てられ、ICT教育に用いられます。Windows・iPad、そしてChrome OSが選定されています。2020年、小学生からのプログラミング教育が必修化され、続いて中学・高校も必修化されています。

ICT教育ではプログラミング学習を通じて、論理的思考能力の向上が目指されています。Chromebookは学習環境を格安に整備することができるため、各自治体での採用が進んでいます。

【参考】:文部科学省 GIGAスクール構想の実現について 【参考】:文部科学省 教育の情報化の推進

ソフトウェア開発の実践

趣味やビジネス用途でソフトウェア開発をする際にも、Chromebookが利用できます。一般的にはWindows・Linux・macOSを開発環境に用いることが多いですが、Chrome OSにはGoogle Chromeが搭載されているので、テキストエディタを用いてHTMLやCSSのプログラミングが可能です。

またChromebookでは、Linuxサブシステムを用いたLinux開発環境で、Linuxのツールを使用することもできます。学生自身が学習用に用意したChromebookを利用して、より複雑・大規模なソフトウェア開発を試してみるケースも増えています。

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Chromebookを使ったプログラミングの始め方

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ChromebookではGoogle Chromeをユーザインターフェースに採用しており、セットアップ完了後ウェブブラウザやウェブアプリケーションがすぐに利用できます。プログラミングを行う上では、テキストエディタを使用することでスクリプト言語の作成ができます。

さらにLinuxサブシステムを用いたLinux開発環境として、Linuxの豊富なツール類を利用することができます。

Google Chromeを利用したプログラミング

Chrome OSでは、Google Chromeが標準ユーザインターフェースですので、ウェブプログラミングがすぐに始められます。HTMLやCSSのコードはテキストエディタで編集でき、高性能なPCでなくても対応できます。

Linuxサブシステムを利用したプログラミング

サポートされているChromebookでは、Linux開発環境が利用可能です。詳細設定からLinux開発環境をオンにすることで、Debianが利用できます。Linuxでは、Pythonの他、Java・Ruby・PHP・C言語など主要なプログラミング言語の開発が可能です。

この時点では、パッケージ管理システムはインストールされていないので、関係するモジュールを別途インストールする必要がありますが、必要なツールやソフトウェアは、Debianに“sudo apt install”で追加していくことができます。

【参考】:Chromebook で Linux をセットアップする

【初心者向け】プログラミングの始め方とは?独学に必要なものも解説!

プログラミング向けのChromebookの選び方

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Chromebookは、以下のラップトップ・コンバーチブル・タブレットのモデルがあります。用途に合わせて選択します。

【参考】:Chromebook laptop 【参考】:Chromebook convertible 【参考】:Chromebook tablet

テキストエディタだけで作成可能なスクリプト言語は、低価格機種でも編集することができます。ただし、Linux開発環境を使用したプログラミングでは、比較的多くのCPUとメモリを利用しますので低価格機種よりは中上位レベルの機種から選択するのが無難です。

CPUは、Intel Core i3以上がおすすめで、メモリはできれば8GBあると良いでしょう。ストレージ容量は動作上の影響がありませんので、空き容量を想定して64GBまたは128GBを選択します。スクリーンサイズは13~14インチクラスで十分です。

本格的な開発にはChrome OSのLinux開発環境がおすすめ

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2018年にリリースされたChrome OS 69以降は、Linux仮想環境であるLinuxサブシステムが搭載されており、Linux Terminalやコマンドをインストールし実行することができます。テキストエディタで簡単なプログラミング作法をマスターしたら、Linuxを利用することで本格的な開発環境として利用することができます。

Linuxのサポート機種

Linuxをサポートしている機種は、以下のサイトに一覧で掲載されています。事前に機種選定の参考にすると良いでしょう。

【参考】:ChromeOS Systems Supporting Linux on ChromeOS

Linuxのセットアップ

Linuxはデフォルトでオフになっていますが、対応機種では設定変更で使用することができます。Chromebookの右下の時刻を選択し、「詳細設定」「デベロッパー」を表示します。表示メニューの「Linux 開発環境」の右横にある「オンにする」をクリックします。

これにより「Linux 開発環境をセットアップする」というダイアログが表示されるので、「次へ」「インストール」へと進みます。

インストールされたLinuxアプリのターミナル ウィンドウからは、Debian 10(Buster)のコマンドを実行したり、APTパッケージ管理システムを使用したりすることで、環境のセットアップやLinux用ツール・統合開発環境(IDE)のインストールが可能です。

【参考】:Chromebook で Linux をセットアップする

Chrome OS Flexの安定リリース版が登場!概要と使い方を解説!

Chromebookでのプログラミングにおすすめのテキストエディタ

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プログラムコードを書き込むのに必要となるのがテキストエディタです。ここでは、Chrome拡張機能で利用できるものとLinuxサブシステムで利用できるものに分け、Chromebookでのプログラミングにおすすめのテキストエディタをいくつか紹介します。

Chrome拡張機能で利用できるおすすめテキストエディタ

以下の2つは、Chrome拡張機能で利用できるテキストエディタです。Google Chromeの設定の拡張機能や、Chromeウェブストアから入手できます。

◾️Text Textは、ChromeOS向けのテキストエディタです。HTMLやCSSの構文に対応しており、シンプルなので初心者にもおすすめです。 【参考】:chrome ウェブストア Text

◾️Web Maker Web Makerはオフラインでも利用でき、HTML・CSS・JavaScriptに対応します。プログラムコードの処理結果がマルチペイン表示できますので、作業効率が高いのが特徴です。 【参考】:chrome ウェブストア Web Maker

Linuxサブシステムで利用できるおすすめテキストエディタ

以下の2種類は、Linuxサブシステムで利用できます。Webサイトからダウンロードして使うことができます。

◾️Atom AtomはGitHubが開発したテキストエディタで、多様なプログラミング言語に対応します。 【参考】:ATOM

◾️Visual Studio Code Visual Studio Codeはマイクロソフト社のテキストエディタで、マルチプラットフォームで利用されています。 【参考】:Visual Studio Code

さらに開発効率を高めるためには統合開発環境(IDE)があると便利です。PythonであればIDLEが利用できます。汎用利用であれば必要に応じてNetBeansやEclipsなどを準備しておきましょう。

【参考】:Python IDLE 【参考】:ECLIPSE IDE 【参考】:Apache NetBeans

Chromebookで入門してプログラマーを目指そう

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Chromebookは比較的安価に入手できるPCで、価格が高いモデルでも6~7万円ほどです。それでいて動作が軽く、データが自動的にバックアップされる、セキュリティ性が高い、といったメリットもあり、初心者がプログラミングを始めるのにはうってつけのPCと言えます。

小学生や中学生がプログラミング学習をするのにはもちろん、プログラミングを勉強してプログラマーを目指したいと考えている社会人も、手軽に使えるChromebookから始めてみるのも良いでしょう。

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プログラマーは将来性が高い職種

学校でもプログラミング教育が活発になっていることからもわかるように、IT化が進む現代ではプログラマーの存在が欠かせないものになっています。また、ITエンジニアとしてのスタート地点でもあるプログラマーには多様なキャリアパスがあり、スキルを磨いていくことでキャリアアップがしやすい職種です。

プログラマーの年収は「マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑」での平均年収は344万円(※2024年10月執筆時点)、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の民間給与実態統計調査における民間企業平均年収は433万円なので、プログラマーは一般平均年収よりも、やや低めである場合もあれば、高い場合もあることが分かります。

年収に差が出るのは経験やスキルの影響が大きく、より高度な業務ができるようになれば年収も大幅にアップする可能性が高いです。社会での需要という面から見ても、キャリアという面から見ても、将来性が高いと言えるでしょう。

【参考】:マイナビエージェント職業別年収ランキング/職種図鑑 ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

Chromebookならプログラミング教材も利用しやすい

Chromebookの特徴として、Googleが開発したPCであるため「Google Play」のアプリが利用できるという点が挙げられます。Google Playのアプリにはプログラミング学習向けのものも多数あり、初心者の学習に役立ちます。また、Web上で利用できるプログラミングツールの多くも、Chromebookで使えます。

こうしたプログラミング教材やプログラミングツールを上手く活用すれば、効率的にスキルアップができるでしょう。より早く開発現場で通用するスキルを身につけ、プログラマーとしてキャリアをスタートさせることができます。

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高度なプログラミングをしたい場合はより適した環境を用意する

Chromebookはプログラミング初心者におすすめのPCですが、高度なプログラミングには適さない場合があります。例えば、ゲームプログラミングは高度なゲームライブラリや高速なゲームエンジンが必要となり、Chromebookではスペック的な利用条件を満たしにくいです。

そのため、ある程度のプログラミングスキルを身につけ、より高度なプログラミングが求められる分野に足を踏み入れたい場合は、それに適した環境を用意する必要があります。

代表的なゲームエンジンであるUnreal EngineやUnityを利用する際には、Linux・Windows・macOSのデスクトップ環境などを利用するのが良いでしょう。

【参考】:Unreal Engine ダウンロード方法 【参考】:DOWNLOAD UNITY

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Chromebookでプログラミング入門

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Chromebookは、Google Chromeをユーザインターフェースに採用しているためにウェブの表示用と思われがちですが、現在ではAndroidアプリやLinuxアプリに対応しており、利用用途が拡大しています。格安・簡単にLinux PCとしても利用できるので、開発環境として利用するのもおすすめのPCです。

できるだけお金をかけずにプログラミングを始めたいと考えている場合は、Chromebookでプログラミング学習を始めるのが良いでしょう。子どもはもちろん、プログラマーを目指す社会人の方も、Chromebookでプログラミングスキルを身につけて転職を実現できます。

しかし、IT業界未経験の方がプログラマーに転向する際は、企業選びをはじめさまざまな困難に直面することも考えられます。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。

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未経験からのキャリアチェンジは心身ともに本当に大変だと思います。少しでもご自身の負担を減らすべく、エージェントサービスを活用して、失敗のない転職活動に臨んでいただければ幸いです。

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