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フルスタックエンジニアがいらないは偏見?メリットや転職法を伝授!
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フルスタックエンジニアがいらないは偏見?メリットや転職法を伝授!

アンドエンジニア編集部
2022.04.01
この記事でわかること
フルスタックエンジニアは器用貧乏とも言われ、すべての分野で中途半端な存在と見られがち
IT人材が枯渇する中、フルスタックエンジニアに対するニーズは高まっている
フルスタックエンジニアは活躍や収入アップの面、キャリアアップなどでメリットが大きい

フルスタックエンジニアはいらない?

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ITエンジニアの求人情報を見ていると、たまに「フルスタックエンジニア募集」という記事を見つけることがあります。フルスタックエンジニアについてネットで検索をしてみると、ネット掲示板やSNSで「フルスタックエンジニアいらない」の文言を目にします。

フルスタックエンジニアの求人が数多くあるにもかかわらず、不要だという声があるのはなぜなのか、気になるところです。

この記事では、「フルスタックエンジニアはいらない」と言われる理由や、フルスタックエンジニアになる上で必要なスキル、メリットなどについて解説をします。併せて、フルスタックエンジニアとして有利に転職する方法も紹介しますので、最後までお付き合いください。

フルスタックエンジニアは器用貧乏?

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「フルスタックエンジニア」はスーパーエンジニアとか、マルチエンジニアと呼ばれ、本来は周囲から尊敬され、羨ましがられる存在のはずですが、「フルスタックエンジニアはいらない」といった意見が見られます。また、「フルスタックエンジニアは幻想」と、端から存在を否定するような意見すらあります。

フルスタックエンジニアは器用貧乏と言われることもあり、せっかく多彩なスキルを有していながら、スキルの持ち腐れになっている人もいます。ここでは「フルスタックエンジニア」に対するネガティブな側面についても掘り下げ、器用貧乏で終わらないために注意すべきことなども探っていきます。

フルスタックエンジニアとは?必要な条件・年収・将来性を解説

器用貧乏と器用の違い

フルスタックエンジニアは時に器用貧乏と言われます。器用というのは誉め言葉で、「器用だね」と言われて悪い気がする人はいません。しかし、器用貧乏と言われると、かなりニュアンスは違ってきます。

器用貧乏には「器用で色々できるけれど、1つのことを極めたり、大成したりすることができない」という意味を感じ取れます。何でも器用にこなせることで、他人からうまく利用されてしまい、自分が本当にしたいことをできない、そんな人が器用貧乏と言われるのです。

また器用貧乏は便利屋とも呼ばれ、何をやらせてもそこそこ出来るけれども、すべてが中途半端で、器用にもかかわらず結果的には損をしている人なのかもしれません。

器用貧乏と言われないフルスタックエンジニアを目指す方法とは?

フルスタックエンジニアの年収が上がらない理由と対策

フルスタックエンジニアは、Web開発で見てみると、フロントエンド開発、バックエンド開発、インフラの3つのスキルを有しています。

それぞれのスキルに対して給与が1だとすれば、1+1+1の3の給与を得てもおかしくはありませんが、実際にはそれぞれのエンジニアの給料と大きな差がありません。それは、給料がスキルの足し算ではなく、1×1×1の掛け算になってしまっているからです。

すなわち、フルスタックエンジニアとして高収入を得るには、専門エンジニアに負けないだけの得意な分野を1つ以上作るか、それぞれのスキルをさらに磨く必要があります。また、企業選びも重要です。フルスタックエンジニアの価値を認め、重用してくれる企業と出会うことです。

フルスタックエンジニアを目指すためのロードマップを紹介!

フルスタックエンジニアはいらないと言われるその理由

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「フルスタックエンジニアはいらない」と揶揄されたり、「フルスタックエンジニア  笑」と嘲笑されたりと散々ですが、なぜそうした偏見があるのか、その背景を探ってみましょう。

多芸は無芸

文化的な問題になるかもしれませんが、日本では何か1つのことを極めることを美徳とする風潮があります。

そうしたことから日本では「職人気質」という言葉にポジティブな見方が多勢を占めますが、逆にあれもこれもこなせる人は、「多芸は無芸」や「器用貧乏」という言葉で表されるように、ネガティブに見られることが少なくありません。

品質面の不安

日本は海外と比べて、品質に対するこだわりが強い傾向があります。「プロの眼」「プロの技」という言葉に惹かれる人が多いように、システム開発においても、品質へのこだわりがあります。

エンジニアは本来専門職であり、それぞれの専門領域でプロであることが求められます。フルスタック(Full Stack)とは複数の領域における技術や知識を有していることを意味し、そこに言葉の矛盾が生じています。

各分野ごとに専門家を選ぶか、複数の分野を担当できる60点のゼネラリストを選ぶのか、品質で選ぶのか、スピードとコストで選ぶのかの選択の問題になっているようです。

フルスタックエンジニアに必要なスキルや年収

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ここまでは、フルスタックエンシニアに対するネガティブな側面について見てきました。これからフルスタックエンジニア誕生の背景、必要なスキル、おすすめの資格や年収について見ておきましょう。

フルスタックエンジニアは海外で生まれた

フルスタックエンジニアという言葉の誕生は2013年にIT関連の「Publickey」というブログで採り上げられたのが始まりと言われています。

その頃、アメリカではWeb開発を1人で行えるフルスタックエンジニアの求人が増えていたという経緯があり、元々は1人でWeb開発を行えるエンジニアをフルスタックエンジニアと称していました。

今では、Web開発以外の分野でも、エンジニア業務全般に携われる人をフルスタックエンジニアと呼んでいます。

フルスタックエンジニアに必要なスキル

Web開発を例にとれば、フルスタックエンジニアと呼ばれるためには次の3つのスキルが必要です。これらのスキルを身に付けるために、しっかりしたロードマップを描いてからそれらの習得に努めることをおすすめします。

▪プログラミング(開発)スキル

 フロントエンド開発(利用者の眼に触れるWebサイト、Webアプリなど)、バックエンド開発(利用者からは見えないサーバー側の処理)、スマホアプリ開発スキルが必要です。

▪OSやミドルウェアに関するスキル

 OSはWindows、Linux、iOS、Androidなどです。またミドルウェアのスキルとしては、Apache、HTTP Server、MySQLなどが必要です。

▪クラウドスキル

ハードウェア活用に関するスキルはもちろんのこと、近年はプラットホームとしてクラウド利用が当たり前になっています。AmazonのAWS、MicrosoftのAzureなど、クラウドサービスを使えるスキルが求められます。

フルスタックエンジニアにおすすめの資格

フルスタックエンジニアに対応する資格は特にありませんが、スキル証明に役立つ資格はあります。ここではフルスタックエンジニアにおすすめの国家資格として3つ紹介をしておきましょう。

■ITストラテジスト試験

経営戦略に基づくIT戦略の策定、IT活用による事業革新や業務改革、製品・サービスの企画・推進など、CIOやCTO及びITコンサルタントを目指す人に適したスキル獲得を目指します。

【参考】:ITストラテジスト試験(ST)

■システムアーキテクト試験

システム開発の中でも特に上流工程を主導する上級エンジニア向けの資格試験です。豊富な業務知識を基に的確な要求分析、要件定義を行い、業務ニーズに最適なシステムのグランドデザイン設計を行って、プロジェクトを完成に導きます。

【参考】:システムアーキテクト試験(SA)

■プロジェクトマネージャ試験

プロジェクト全体の責任者として意思決定を行い、開発システムの品質・コスト・納期についてすべての責任を負いながらプロジェクトを成功に導き、プロジェクトメンバーの成長を目指します。

【参考】:プロジェクトマネージャ試験(PM)

注目を浴びるフルスタックエンジニアを目指す方法と必要な資格は?

フルスタックエンジニアの年収は400万円~1,000万円

フルスタックエンジニアの定義は曖昧であり、またフルスタックエンジニアとして求人を行っている例も多くはないことから、フルスタックエンジニアに関する年収データは限られるため、平均年収としては示すことができません。

フルスタックエンジニアの求人ベースの年収を見る限りは400万円から1,000万円まで幅があります。ITコンサルタントやプロジェクトマネージャよりは低く、システムエンジニアよりは高いといったところでしょう。

【参考】:マイナビIT エージェント

フルスタックエンジニア職おすすめの理由4つ

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エンジニア側の好き嫌いの問題はともかくとして、エンジニアを採用するのは企業側です。フルスタックエンジニアに価値を見出す企業は積極的にフルスタックエンジニアを採用し、さらなる育成を図るでしょう。

これから、エンジニア目線で、フルスタックエンジニアとして仕事をするメリットを挙げていきます。フルスタックエンジニアとして活躍を目指す方は参考にしてみてください。

開発プロジェクトでアサインされやすい

フルスタックエンジニアはオールマイティであるがゆえに、システム開発プロジェクトでは重宝され、開発メンバーとしてアサインされる可能性が高まります。

年収がアップする可能性が高い

ITエンジニアの確保が難しい今日、ベンチャー系企業やスタートアップ企業などでは、複数の工程を任せられるエンジニアを求めています。そのニーズに合致するフルスタックエンジニアは、そうした企業への転職がしやすく、また高年収を期待できるメリットがあります。

豊富なキャリアパス

フルスタックエンジニアは担当する範囲が広い分、豊富なキャリアパスが選択肢として考えられます。次のステップとしてはプロジェクトマネージャーやITコンサルタントなどが想定できます。

独立への近道

フルスタックエンジニアは独力でシステムの開発が行えるため、フリーランスとして独立し、システム開発を一括受注できる可能性が高まります。

フルスタックエンジニアにとって企業選択は重要

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ここまで、「フルスタックエンジニア いらない」をテーマにして、フルスタックエンジニアとして活躍する上で押さえておきたいことを解説して参りました。IT人材の絶対的な不足からフルスタックエンジニアに対するニーズや需要は高まっています。

そのスキルを最大限に生かし、活躍を高収入につなげるには、自らのスキルを評価し、伸ばしてくれる企業を選ぶことが重要です。

【参考】:マイナビIT エージェント

フルスタックエンジニアになるには

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フルスタックエンジニア転職への不安を払拭し、フルスタックエンジニア転職を成功させるには、企業選びが重要だと分かりました。

数も限られ、企業によって求める人物像が異なるフルスタックエンジニアの求人から、あなたにピッタリな求人を探すのは大変でしょう。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。

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