ブロックチェーンエンジニアの年収は高い?将来性が抜群な理由
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ブロックチェーンエンジニアの年収は高い?将来性が抜群な理由
アンドエンジニア編集部
2022.01.17
この記事でわかること
ブロックチェーンエンジニアとは、ブロックチェーン技術を使ってブロックチェーン自体やアプリケーションを開発・実装する職業である
ブロックチェーン技術の普及により、ブロックチェーンエンジニアの需要は高まっており、将来性の高い職業であると言える
ブロックチェーンエンジニアには専門的な知識・スキルが要求されるが、独学や学校に通うことで未経験からでも目指せる

ブロックチェーンエンジニアとは?

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ブロックチェーンエンジニアとは、ブロックチェーンや関連するアプリケーション・ソフトウェアの開発・実装を行うエンジニアです。ここでは、ブロックチェーンエンジニアの将来性・年収・求人情報について紹介します。

ブロックチェーンエンジニアの将来性は?

ブロックチェーンエンジニアは将来性のある職業であると言えます。金融・銀行業界を中心にブロックチェーン技術を自社のサービスに導入する流れが増えてきており、ブロックチェーン技術を使いこなせるエンジニアの需要は高まる傾向です。

なかでも電子マネーを代表とするペイメントサービスの多様化は、ブロックチェーンエンジニアの需要増に直結しているとされています。詳細は後述しますが、ペイメントサービスのうち小額を取り扱うマイクロペイメントの実現においてブロックチェーンは活躍が期待されている技術です。

また、既存ブロックチェーンだけでなく、独自のブロックチェーンを開発・構築する動きも出てきています。企業の数はまだまだ少ないものの、市場の新しいニーズを捉えた特徴的なブロックチェーンを開発する能力が求められています。

ブロックチェーンエンジニアの年収は?

求人によりますが、ブロックチェーンエンジニアの年収は500〜1,200万円前後です。フリーランスのブロックチェーンエンジニアの場合は、最低額・最高額ともにさらに広がる傾向です。一般的なITエンジニアのなかでは高めの年収水準であり、需要の高まりが伺えます。

ブロックチェーンエンジニアの求人数は?転職できる?

大手求人サイトや転職サイトによると、2,000件以上のブロックチェーンエンジニアの求人が確認できます。アプリケーション開発を中心に、基盤技術開発やコンサルティング業務などの求人が募集されており、比較的転職はしやすい状況です。

勤務地は東京都が多い傾向で、フルリモートを前提とした求人もいくつか出されています。また、フリーランスエンジニアとしての仕事も選択可能です。業務経験やプログラミングスキルを前提とした求人が多いなか、わずかながら未経験OKの求人も確認できます。

ブロックチェーンエンジニアの仕事内容

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ここでは、ブロックチェーンエンジニアの仕事内容について説明します。ブロックチェーンエンジニアの仕事は、ブロックチェーンや関連するアプリケーションの開発・実装、ペイメントサービスの開発などです。

ブロックチェーンの開発・実装

現在多くのブロックチェーン基盤がリリースされていますが、ブロックチェーンエンジニアは、自社独自のブロックチェーンを開発・実装する業務に携わることがあります。顧客の細かいニーズに対して最適な基盤を作り、実装することで価値を創出する仕事です。

既存のブロックチェーンに必要な機能を追加するような業務と比較すると、ブロックチェーン自体の開発は高い技術力が要求され、ブロックチェーンに関する深い知識とスキルが必要です。なかでも研究開発業務においては、最新の技術動向を把握する能力が求められます

ブロックチェーンを基盤としたアプリケーション・ソフトウェアの開発・実装

ブロックチェーンを基盤としたアプリケーションやソフトウェアの開発・実装も、ブロックチェーンエンジニアの主な仕事の1つです。仮想通貨プラットフォーム・取引管理システム・シェアリングサービスなど、幅広い業界でアプリケーションの開発・実装を行います。

ブロックチェーンの理論的な部分への深い理解は、ブロックチェーン本体を開発・実装する業務ほど要求されないものの、ブロックチェーンを使いこなす能力は必要不可欠です。また、アプリケーション開発に関する知識・スキルが求められます

ペイメントサービスの開発

上記のアプリケーション開発に分類されますが、ペイメントサービスの開発はブロックチェーンエンジニアの仕事です。ペイメントサービスとは、キャッシュレス決済・電子決済などを指すもので、なかでもマイクロペイメントの実現にブロックチェーンを導入する動きが増えています。

マイクロペイメントとは、数円〜数百円の小額を取り扱う電子決済です。従来、小額の取引は発生する手数料が課題となり実現が困難でした。ブロックチェーンは管理主体が存在せず、そこに支払う手数料も不要なため、マイクロペイメント実現においてブロックチェーンの活躍が期待されています。

ブロックチェーンエンジニアに求められる知識・スキル

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ブロックチェーンエンジニアはさまざまな知識・スキルが要求される職業です。ここでは、ブロックチェーンエンジニアに必要な知識・スキルとして、ブロックチェーン・暗号・ソフト開発やプログラミングに関する知識・スキルについて解説します。

ブロックチェーンに関する知識・スキル

ブロックチェーンエンジニアとして働くからには、ブロックチェーンに関する知識は必要不可欠と言えます。知識としてだけでなく、実際に使ったり実装したりするスキルも必要です。書籍や教材などで学習するとともに、実際にブロックチェーンを使ってみることが大切です。

また、ブロックチェーンの利点を知っておくことは必要ですが、弱点や課題を深く理解しておくことが重要です。万能な技術のように表現されることもあるブロックチェーンですが、まだ発展途上の技術であり、実装上の課題を多く抱えています。技術を正しく理解し、使いこなす能力が必要です。

暗号に関する知識

ブロックチェーンエンジニアに必須のものとして、暗号に関する知識が挙げられます。不特定多数のユーザーで合意形成するブロックチェーンでは、さまざまな暗号技術が活用されています。それぞれの暗号技術の仕組みや正しい使い方を理解しておくことが大切です。

たとえば、ブロックチェーンが採用している基本的な暗号技術である「公開鍵暗号方式」や、取引履歴の記録で重要な役割を持つ「ハッシュ関数」などは完璧とも言える理解が必要です。ほかにも、ユーザーが合意形成するうえで必要な「電子署名」など、多くの理解すべき暗号技術があります。

ソフト開発・プログラミングのスキル

アプリケーションやソフトウェア開発に必要なものとして、プログラミングスキルもブロックチェーンエンジニアに求められる要素の1つです。ブロックチェーン自体の開発においても、プログラミングスキルは必須と言えます。

ブロックチェーンエンジニアが使うプログラミング言語は、携わる業務によっていくつか種類があります。たとえば、ブロックチェーン自体の開発に使われることが多いC++、Webページ・Webアプリ関連のシステム実装ならJavaScriptなど、身に着けておくべき言語を確認しておく必要があります。

現場で多く使われるプログラミング言語一覧!種類別に詳しく解説
JavaScriptとは?人気のJavaScriptを5分で学ぶ

未経験からブロックチェーンエンジニアを目指すには?

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ブロックチェーンエンジニアは多くの専門知識・スキルが求められるため、未経験から挑戦するには基礎からしっかりと学習しておく必要があります。ここでは、未経験からブロックチェーンエンジニアを目指すための勉強法として、独学・学校の2つのパターンを紹介します。

独学での勉強方法

独学でブロックチェーンエンジニアを目指すには、まず教本やネット教材などを活用した、ブロックチェーン技術の基礎の勉強が大切です。同時に、志望する業務内容に合ったプログラミング言語を使いこなせるように練習しておく必要があります。

また、知識を得るだけでなく、実際にブロックチェーン技術を体験しておくことが重要です。初心者向けのチュートリアルが公開されており、学んだ知識のアウトプットに活用できます。たとえば「Create a digital greeter」では、開発を体験できるチュートリアルが利用可能です。

大学・学校などで勉強する方法

ブロックチェーンエンジニアに必要な知識・スキルが学べる学校に通うのも、効率的に能力を身に着ける方法の1つです。また、学校に通うメリットとして卒業後の就職活動のサポートを受けられる点が挙げられます。お金は必要ですが、プロの指導を受けたいなら学校で勉強する方法が有効です。

ブロックチェーンに特化した学校として「FLOCブロックチェーン大学校」があります。基礎・ビジネス構築・エンジニアなどいくつかのコースが用意されており、ブロックチェーン技術を使って何をしたいのかによってコースを選択できます。

今後さらに需要が高まるブロックチェーンエンジニアを目指そう

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ブロックチェーンエンジニアは、ブロックチェーンに関する知識・スキルを駆使してブロックチェーンや関連するアプリケーションを開発・実装するエンジニアです。ブロックチェーン技術の活用が広がるなかで、ブロックチェーンエンジニアの需要も増していくと考えられます。

ブロックチェーンエンジニアは専門的な知識・スキルが求められることもあり、人材が不足している職業の1つです。ただ、体系的に学べば未経験からでも目指せます。ぜひ、将来性のあるブロックチェーンエンジニアに挑戦してみてください。

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