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AWS のクラウドストレージ6選!容量やメリットも解説
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AWS のクラウドストレージ6選!容量やメリットも解説

アンドエンジニア編集部
2021.12.05
この記事でわかること
AWSクラウドストレージサービスには、オブジェクトストレージ、ファイルストレージ、ブロックストレージの3種類がある。
AWSクラウドストレージサービスには、スケーラビリティや可用性、コスト、安全面など多くのメリットがある。
AWSクラウドストレージは6製品に無料枠があるので、実際に使って評価をしてから導入するとよい。

AWSのクラウドストレージサービスとは

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クラウドストレージサービスは、一言で表すと「インターネット上でデータほ保管するサービス」のことです。クラウドサービスとしては非常にベーシックなサービスで、多くの企業や組織が利用し、組織内のファイル共有などに利用しています。

AWSのクラウドストレージサービスは高い信頼性と拡張性で定評がありますが、種類が豊富にあり、目的に合わせて最適な選択を行うことが求められます。ここでは、AWSのクラウドストレージの概要を知り、皆さんが適切なストレージサービスの選択が行えるように易しく解説をしていきます。

そもそもAWSとは

皆さんよくご存じのAWSについて、改めて確認しておきましょう。AWSは"Amazon Web Service"の略称で、米国の巨大IT企業4社”GAFA”の1社である、Amazon社が提供するクラウドサービスの総称です。 利用者はインターネットを経由して、AWSが提供するサーバやストレージ、データベースなどを利用することで、自由にさまざまなシステムを構築することができます。

AWSのクラウドサービスは世界の40%以上のシェアを占め、2位のAzure(Microsoft社)や3位のGCP(Google社)を大きく抜き離しています。日本政府が行政サービスDX化のプラットフォームとしてAWSを採用したことから、AWSのクラウドサービスは日本国内でも大きな注目を集めています。 

AWSのメリットは何?そのメリットを最大限活用してみよう

AWSのストレージサービスの種類

AWSが提供するストレージサービスには大きく分けて3種類があり、それぞれのサービス内容は異なります。以下、紹介していきますので、まずはその種類の違いを理解しておきましょう。

▮オブジェクトストレージ

優れたスケーラビリティ(拡張性)とアベイラビリティ(可用性)を備えたストレージサービスです。拡張性や柔軟性が求められるアプリケーション開発に活用できます。オブジェクトストレージの代表的なサービスとしては「Amazon S3」があります。

▮ファイルストレージ

データをファイルやディレクトリの形式で管理、保存するサービスです。各データにはファイル名、作成日、サイズ、データ種などのメタデータが付与され、利用者はネットワーク経由で、PC内にあるファイルやフォルダを扱うのと同様の感覚でファイルにアクセスできます。AWSのファイルストレージサービスとしては「Amazon Elastic File System」、「Amazon FSx for Windows File Server」、「Amazon FSx for Lustre」があります。

▮ブロックストレージ

データをブロック単位で保存するストレージサービスです。ブロック単位での読み書きをすることで、高速にデータを取得できるため、ネットワーク経由でありながら、直接接続ストレージに近いパフォーマンスを得られるという強みがあります。 ブロックストレージサービスとしては「Amazon Elastic Block Store」があります。

AWSの6つのストレージサービス

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ここではAWSの主要なストレージサービスについて紹介していきます。これら以外にも、バックアップやデータ転送用のストレージサービスもあり、AWSは多様なニーズに対応しています。それぞれのサービスを理解し、比較した上で最適なサービスを選択しましょう。ストレージサービスの利用を検討する際の参考にしてみてください。

Amazon S3(オブジェクトストレージ)

AWSの代表的なストレージサービスで、大容量のデータ保存や取り出しが簡単にできます。データはオブジェクト単位で管理されます。オブジェクトストレージは更新や書き換えの少ない、大規模のコンテンツデータの保管や配信に適しています。

Amazon EFS「Elastic File System」(ファイルストレージ)

AWSのファイルストレージサービスの1つで、Amazon EC2 インスタンスで利用されるシンプルかつスケーラビリティに優れた共有ファイルストレージサービスです。

Amazon FSx for Windows File Server(ファイルストレージ)

Windows Server上に構築するマネージド型のファイルストレージサービスです。Microsoft Active Directory統合の管理機能が提供され、Microsoft独自のSMBプロトコルに対応しているなど、Windowsユーザーに向けたファイルストレージと言えます。

Amazon FSx for Lustre(ファイルストレージ)

Amazon FSx for Lustreファイルシステムは、Amazon S3と統合されたスケーラブルなストレージを提供するフルマネージド型のファイルシステムです。Amazon S3とリンクさせることができます。

Amazon EBS「Elastic Block Store」(ブロックストレージ)

Amazon EBSは、Amazon EC2 インスタンス用のブロックストレージサービスです。LinuxOS標準のNFSファイルシステムで、共有ファイルシステムを容易に作成でき、ファイルアクセスの安全性が確保されています。

Amazon StorageGateway(ストレージゲートウェイ)

オンプレミスからのシステム移行や、オンプレミス環境からのデータ保存がしやすいハイブリッド型のクラウドストレージサービスです。バックアップやBCP対策(事業継続計画)やDR(災害復旧)などのシーンでメリットか大きなサービスです。

AWS ストレージサービスの利用メリット

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ここから、AWSのストレージサービス利用によるメリットについて見ていきましょう。数あるメリットから分かりやすく4つに絞りましたので、ぜひ覚えておいてください。

必要な時に必要なだけリソースを確保できる

AWSのストレージサービスはフレキシブルに容量の拡張が可能です。データ量の急激な増加などにも素早く対応できるようになっています。また、CPUやメモリー増設も行え、利用状態に合わせて自由にリソースを確保できるのは、システム開発や運用側にとっては非常に大きなメリットです。

社員や関係者間でファイル共有が可能

AWSのストレージサービスでは、管理者がきめ細かくアクセス権限設定を行いながら、社員や関係者が安全にファイル共有を行うことができます。これによって、企業や組織の枠を超えて、情報共有や協業が進み、業務効率化の観点でも大きなメリットを得られます。

初期コストや運用コストの低減が可能

オンプレミス環境でストレージを導入する場合は、別途サーバやソフトウェアが必要となり、その初期コストだけでも大きな金額となります。 AWSのストレージサービスを利用すると、初期コストは不要、ランニングコストも利用量に応じた従量課金制と合理的な料金制度であり、運用コストなどの低減も期待できます。

高セキュリティと高い耐障害性を確保できる

AWSのクラウドセンター自体が非常に高いセキュリティレベルを確保しており、提供されるサービスもさまざまな基準、規制をクリアして安全性を確保しています。この高セキュリティや耐障害性を理由にAWSのクラウドサービスを選択する利用者も少なくありません。

AWSストレージサービスのデメリット

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AWSストレージサービスのデメリットというよりは、AWSクラウドサービス全般に共通するデメリットですが、以下挙げてみました。AWSストレージサービスは大変優れたサービスである反面、次のような制約やデメリットがありますので、それらを承知した上で利用しましょう。

結果としてランニングコストが高くなる場合も

基本的にAWSのサービスは、初期コストは不要ですが、豊富なオプションなどを追加してサービスレベルを上げていくと、いつの間にかランニングコストが水膨れする場合があります。 導入時には、全体設計をしっかり行い、必要なサービスレベルを明確にした上で必要なサービスを導入することが求められます。

メンテナンスなどによるサービス停止がある

クラウドサービスの稼働は24時間365日保証されているわけではありません、定期メンテナンスや工事、突発的な障害でサービスが停止する場合もあります。そうした事態を想定した上で、システム停止が難しいシステムは、あらかじめ対策を講じておくことが求められます。

何もしなければ準拠法が米国法になってしまう

AWSクラウドサービスの準拠法はデフォルトでは米国法です。利用者側から申し入れを行って日本国法に変更をしておかないと、法的問題が生じた際に管轄裁判所がアメリカになってしまい、何かと不都合が生じます。この点はあらかじめ意識しておく必要があります。

AWSストレージサービスの利用料金

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AWSのストレージサービス利用にあたって、利用料金が心配になる人もいるでしょう。初期費用無料に釣られて契約したら、想定外に料金が掛かってしまったという話も聞こえてきます。また、予算オーバーをしてしまい、導入後に新たに決裁を取り直したという話もあります。 先ずは、料金見積もりをしっかりしてから利用契約を結ぶようにしましょう。AWSには料金見積もりツールが用意されているので、まずは料金見積もりをしっかり行いましょう。

【参照】:AWS 料金見積りツール

AWSの料金計算法を覚えて頼られるITエンジニアになるために

AWSストレージサービスを実際に試して、提案してみよう

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AWSクラウドストレージサービスには無料の利用枠が設けられたサービスが用意されています。

「Amazon CloudFront」、「Amazon EFS」、「Amazon Gateway」、「Amazon Glacier」、「Amazon S3」、「Amazon EBS」の6サービスです。

この無料枠を用いて、テスト環境を作成し、十分な評価を行った上で導入することをおすすめします。

AWSのクラウドサービスを理解し、顧客や社内に提案できるエンジニアとなった暁には、あなたは周囲から信頼され、期待されるエンジニアとなっていることでしょう。

【参考】:無料のクラウドストレージAWS でのソリューション

AWSの無料利用枠とは?利用方法と対象AWSサービスを解説!
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