未経験でもインフラエンジニアを目指すことは可能?仕事内容も解説
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未経験でもインフラエンジニアを目指すことは可能?仕事内容も解説
アンドエンジニア編集部
2022.04.06
この記事でわかること
未経験でもインフラエンジニアになることは可能
インフラエンジニアのメリットは「手に職を付けられる」「キャリアプランの充実」「高収入」が挙げられる
インフラエンジニアのデメリットは「夜勤・休日出勤」「急を要する障害対応」が挙げられる

インフラエンジニアに未経験でなることはできるのか?

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IT業界は人材不足が深刻化しています。また、IT技術の急激な発展によりエンジニアの需要は増加傾向にあります。そのため、未経験からインフラエンジニアを目指すことが可能なのか疑問を抱いている方は少なくないでしょう。ここからは、インフラエンジニアの概要と未経験からインフラエンジニアになることができるのか詳しくご紹介します。

インフラエンジニアとは

インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなどITインフラの設計・開発・保守・運用に関わる全般の業務を担うエンジニアを指します。クラウドサービスや仮想化技術が発展したことやセキュリティ技術が注目を浴びていることから、インフラエンジニアの需要は増加傾向にあります。

未経験からインフラエンジニアになることはできるのか

インフラエンジニアには、未経験でも20代の場合であれば採用されやすいです。一方、30代・40代以降になるとある程度の経験やスキルがないと転職は難しいという実情があります。これまでにも説明しましたが、IT技術は発展していますが、IT人材の不足は深刻化しているのが現状です。よって、インフラエンジニアに関する未経験者でも可能な求人・案件も非常に多いです。

30代・40代以降だと未経験からインフラエンジニアになるのは困難であると解説しましたが、転職が不可能というわけではありません。例えば、インフラ技術を学習できるスクールに通ったり、資格の勉強をしてスキルを身に付けたりすることで未経験でも転職できることがあります。ただし、仕事内容は、保守・運用のような下流工程と呼ばれる業務からスタートする場合が多いです。

インフラエンジニアの職種と業務内容

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インフラエンジニアの職種は大きく「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」に分類することができます。近年では、クラウド技術の発展に伴い「クラウドエンジニア」もインフラエンジニアの職種の中に含まれるようになってきています。ここからは、インフラエンジニアの職種と業務内容について詳しくご紹介します。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアの仕事は、システムを安定稼働させるために、サーバーの設計・構築・テスト・保守・運用など幅広い業務を担います。未経験で採用された場合、システム開発工程のテスト工程もしくは保守・運用工程の業務を担当することが多いです。サーバーエンジニアはサーバーだけではなく、ネットワークやアプリの知識を必要とされることもあるため、広範囲のスキルが要求されます。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアの仕事は、データ通信がきちんと行えるネットワーク基盤を構築する業務を主に担います。例えば、ネットワーク経路を設計したり、ルーター・スイッチなどのネットワーク機器を整備したりすることが多いです。ネットワークエンジニアは、サーバーエンジニアからネットワークに関するトラブルや障害の対応を依頼されることもあるので、ネットワークに関する高度なスキルが要求されます。未経験からネットワークエンジニアになる場合には、資格を取得するなどスキルを事前に身に付けておくことがおすすめです。

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアは、クラウド技術を活用してシステムの設計・構築・保守・運用を担います。ハードウェアの管理が不要な点がクラウドエンジニアの特徴です。また、クラウドエンジニアの需要は非常に伸びています。コストやシステム管理の観点からオンプレミス環境からクラウド環境に移行する企業が増えていることが理由の1つとして挙げられます。

クラウドサービスの例を挙げると、「AWS」「Azure」「GCP」などが有名です。「AWS」の市場シェアが最も高いです。そのため、クラウドエンジニアの中でも「AWSエンジニア」の需要が高いです。「AWS」とは「Amazon Web Services」の略称で、Amazon社が提供するクラウドサービスを指します。AWSエンジニアは、「AWS」の技術を活用して、システムの設計や構築、保守・運を担います。まだまだクラウドエンジニアの人材は少ないのが現状です。そのため、未経験からでもクラウドに関する知識やスキルを身に付けることで充分にクラウドエンジニアを目指すことができます。

未経験からインフラエンジニアになるメリットとデメリット

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ここでは、未経験からインフラエンジニアになるにあたってメリットとデメリットを詳しくご紹介します。

メリット

まずはメリットについて、以下で解説します。

1.手に職を付けることが可能 インフラエンジニアとして働くと、現場の経験を通してさまざまなスキルを習得することができます。例えば、OSやミドルウェアなどのサーバーのスキル、スイッチやルーターなどのネットワークのスキル、障害対応スキルなどが挙げられます。また、技術的なスキルだけではなく、コミュニケーションスキルなどのヒューマンスキルも身に付けることが可能です。これらのスキルは、エンジニアとしての財産ともいえます。1度手に職を付けることができれば、キャリアの幅も広げることも可能です。

2.キャリアプランが充実 インフラエンジニアのキャリアプランとして多いのが、「プロジェクトマネージャー」と「ITアーキテクト」です。プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを成功に導けるようにスケジュール・品質・コストなどの管理を担います。責任が大きい職種であるため、プロジェクトマネージャーになる人材も不足しているのが現状です。

ITアーキテクトは、システムに関する深い知見や技術とビジネス知識を兼ね備えている人材といえます。1つの分野の専門スキルだけではなく、さまざまな領域を横断するようなスキルが必要です。例えば、OS・ミドルウェア・データベース・ネットワーク・仮想化技術・セキュリティ技術など幅広いスキルが要求されます。そのため、技術に自信をもっている方に適したキャリアプランといえるでしょう。他にもインフラエンジニアからアプリエンジニアへ異動したり、「ITコンサルタント」「データサイエンティスト」「データベースエンジニア」などを目指したりする方もいます。

3.IT系職種の中でも高収入 インフラエンジニアは、IT業界の職種の中でも高収入を期待することができます。未経験からインフラエンジニアとして採用された場合、初年度における年収は300万円程度が相場です。厚生労働省が公表している、大卒・大学院卒で一般企業に就職した方の初年度における平均年収は240万円~270万円程度です。そのため比較すると、インフラエンジニアの初年度の年収は高いといえます。

【参考】:(3) 学歴別にみた賃金-厚生労働省

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デメリット

次に、デメリットについて以下で解説します。

1.夜勤や休日出勤が多い インフラエンジニアは夜勤や休日出勤が多い職種です。サーバーやネットワークなどのシステムは、今の情報社会では仕事や生活をする際に必要不可欠です。よって、サーバーやネットワークは常に安定稼働している状態である必要があります。例えば、「サーバーがダウンした」「ネットワークがつながらない」ような事態は少なくありません。

インフラエンジニアは、クライアントがシステムを利用している時間帯である平日や日中の営業時間に業務を行うことができない場合が多いです。そのため、システムが利用されていない深夜や休日に業務を行うことも少なくありません。夜勤や休日出勤によって生活リズムが乱れてしまい、健康に影響を与える可能性もあるので注意が必要です。

2.急を要する障害対応 サーバーやネットワークのトラブルは、いつ起きるか予測することが難しいです。もちろんシステムの企画や設計の段階でトラブルに関する対応策を念入りに検討しますが、想定しないシステム障害が発生することも少なくありません。そのため、24時間365日稼働しているシステムの場合、常にシステム監視を行ったり、トラブルが起きたときの対応する人員を確保したりして障害に対する体制を用意しています。

例えば、クライアントの業務に影響を与えるような大きなシステム障害が発生した場合には、多くの人員で時間をかけずに障害対応を行わなければなりません。急な呼び出しがかかる可能性もあるため、「キツイ仕事」といわれることも多いです。しかし、それだけ「やりがい」や「社会貢献」を感じられる魅力的な仕事ともいえます。

インフラエンジニアは未経験でも充分に目指すことが可能!

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これまでに、未経験からインフラエンジニアになることができるのかについて詳しくご紹介しました。また、インフラエンジニアの職種・仕事内容・メリット・デメリットについても解説しました。未経験でもインフラエンジニアになることができます。しかし、スキルを身に付けている方が有利なので、スクールに通ったり資格を取得したりすることでスキルを磨くことが重要です。

インフラエンジニアには、手に職が付くこと・キャリアプランが充実していること・高収入が期待できることなどがメリットとして挙げられます。一方、夜勤や休日出勤が多いことや急を要する障害対応があることなどがデメリットとしてあるため、就職を考えている方は注意が必要です。インフラエンジニアの市場価値は高く、「やりがい」や「社会貢献」を感じられる魅力的な仕事でもあるため、おすすめな職種といえます。

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