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iPhone(iOS)アプリ開発は難しい?必要な準備と開発の流れを解説!
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iPhone(iOS)アプリ開発は難しい?必要な準備と開発の流れを解説!

アンドエンジニア編集部
2023.10.21
この記事でわかること
iPhoneアプリの開発はWindowsでもできるが、公開するにはMacが必須である
iPhoneアプリの開発は、開発ツールのXcode、プログラミング言語のSwiftを用いるのが現在の主流である
iPhoneアプリの企画から公開までの一連の流れがわかる

iPhoneアプリ開発は難しい?

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App Storeで公開されているiPhoneのiOSアプリには、ビジネスでもプライベートでも便利に使えるものがたくさんあります。しかし、様々なアプリを使っているうちに、こんなアプリがあったらもっと便利なのに、というアイデアをひらめいて、自分用のアプリを作れたらいいのにと思ったことはないでしょうか。

iPhoneアプリの開発は難しいという印象があるかもしれませんが、開発環境を用意して公開するまでの手順自体は、そこまでハードルの高いものではありません。必要なものを準備し、学習しながらでも試行錯誤を繰り返すやる気さえあれば、初心者からでもiPhoneアプリの開発は充分可能です。

この記事では、iPhoneアプリを開発してみたい方のために、iPhoneアプリを開発するのに必要な準備や、開発の手順などについて解説していきます。

iPhoneアプリを開発するのに必要な準備とは

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まずは、iPhoneアプリを開発するために必要なものを揃えましょう。もちろん、もともと持っているものがあればそのまま使えますが、持っていなければ購入したり登録したりする必要があります。

パソコンはMacを使うのがおすすめ

パソコンは、iOSアプリ開発の作業を行ったり、公開時の申請手続きを行ったりするのに必要です。使用するパソコンは、iPhoneと同じくApple社のパソコンであるMacを使うことが望ましいでしょう。

Windowsでも開発作業を行うことはできますが、iOSアプリをリリースするときにはmacOS環境から作業を行うことが必須のため、最終的に公開するためにはMacが必要です。

AppleIDを登録する

iOSアプリの開発を進めるにはApple IDが必要です。Apple IDを持っているとiCloud、App Store など、Appleの様々なサービスを利用することができます。

iPhone開発においては、開発に必要な統合開発環境(IDE)のXcodeのダウンロードや、開発したアプリをリリースする際などにApple IDが必要です。持っていない場合は取得しましょう。

【参考】:新しい Apple ID の作成方法 - Apple サポート (日本)

Xcodeをダウンロードする

Xcodeは、Appleが開発したiOSアプリを開発するための統合開発環境(IDE)です。ファイルの管理・コンパイル・ビルド・検証・デバッグなどの工程をサポートしており、MacやiPhone、iPad向けのアプリケーションを開発することができます。

その大きな特徴は、アプリの画面(インターフェース)の構築を行うGUIツールのInterface Builder(インターフェイスビルダー)を備えていることです。アプリの画面が持つボタンやテキストなどの要素を、マウスを使ってドラッグ&ドロップで配置し、必要なクラスやコードを自動的に追加してくれます。

Xcodeは、Apple IDでサインインするだけでApp Storeで無料で入手することができます。この段階では、後述するApple Developer Programのメンバーシップ登録(有償)は不要です。

【参考】:Xcode - サポート - Apple Developer 【参考】:「Xcode」をMac App Storeで

IDEとは?詳細やメリット、おすすめのIDEを紹介します!

Apple Developer Programアカウントを登録する(有償)

Apple Developer Programに登録することで、iOSアプリを公開するためのツールや機能を使用することができます。

Apple Developer Programのメンバーになることで、開発したアプリをApp Storeを通してiPhoneだけでなく、iPad・Mac・Apple Watch・Apple TV、iMessageなどで配信することができます。

個人でiOSアプリを開発する場合は個人、企業や非営利団体などの一員として開発する場合には、法人として登録する必要があります。個人で登録すると個人名、組織で登録すると法人名が、App Storeで販売元として表示されます。

また、大きな組織が独自の社内用アプリを開発して、従業員が利用する場合は、Apple Developer Enterprise Programへの登録が必要です。

Apple Developer Programの年間登録料は99米ドル、Apple Developer Enterprise Programの年間登録料は299米ドルかかります。登録の際にはクレジットカードが必要です。

【参考】:プログラムへの登録 - サポート - Apple Developer

実機テストのためのiPhoneを用意する

iPhoneは、開発したiOSアプリが動作することを確認するために必要です。Xcodeで開発する際にはiPhone画面を擬似的に表示するシミュレータで動作を確認することもできますが、実際の端末での使い勝手を確認するにはiPhone本体を使用する必要があります。

テスト用のiPhoneには、最新または1〜2世代前くらいの、できるだけ多くの人が持っているであろうモデルを使用することをおすすめします。

iPhone開発で使用される「Swift」とは

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従来、iOSアプリの開発に使われる定番のプログラミング言語はObjective-Cでしたが、近年は主にSwiftが使用されるようになっています。

SwiftはXcodeで使用できるプログラミング言語

Swiftは、開発者にとってよりアプリ開発が簡単なものになることを目的に、Apple社が開発したプログラミング言語です。動作が軽くiOSアプリのプログラミングが行いやすいため、現状はSwiftでアプリ開発が行われることが多くなっています。

Xcodeを使用して開発する場合は、Swiftを用いてコードを書いていきます。

Swiftとは?特徴・できること・学習方法をまとめて解説!

Swiftの特徴

Swiftは、従来iOSアプリ開発で主に使われていたObjective-Cよりもシンプルなコードを書くことができ、処理速度も早いことが特徴です。また、Objective-Cのライブラリもインポートして使用でき、Objective-Cのコードを組み込むこともできます。

また、Swiftでは開発者が変数に何も入っていない状態を許可しないで変数を空にするとエラーになるため、開発時点で重大なエラーに気づくことができ、気づかずにリリースしてしまう危険性が抑えられます。また、安全でないコードは排除し、不具合が起こりにくいという特徴もあります。

iPhoneアプリ開発の手順

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ここでは、iPhoneアプリを開発して公開するまでの流れを、順を追って解説していきます。しっかりとイメージしてとりかかることでスムーズに開発を進めることができるでしょう。

作りたいiPhoneアプリを企画する

まずは、iPhoneアプリをどのような内容にするのかを決定します。利用者に提供するサービスの内容や機能を具体的に考えて、企画を立てましょう。

ビジネスを効率化する業務管理アプリや、生活に必要な情報を提供する便利なアプリなど、自分で使いたいアプリはどのようなものかをイメージして構想すると良いでしょう。

機能や画面の設計を行う

作りたいアプリの内容が決まったら、そのサービスの提供や機能を実現するための設計を行います。画面内のテキストや入力ボックス、ボタン、画像などの配置と、動作や役割を決めていきましょう。

また、ボタンを押した時の画面遷移のパターンを全て挙げるなど、アプリの動作に必要なすべての情報を洗い出して、アプリの動作要件を満たすよう設計を行います。

Xcodeを使用して開発する

アプリの設計ができたら、Xcodeを使用して実際の開発作業を行います。

Xcodeでは、Interface Builderを使用して、マウスでテキストやボタンなどのオブジェクトを配置して視覚的に画面開発を行うことができます。アプリ内部の処理はSwiftでコーディングしていきます。

Swiftはコードがシンプルで開発しやすいことが特徴ですが、初心者からチャレンジする場合は難しい部分もあるでしょう。Swiftに関する書籍や学習Webサイトも多くありますので、学習を進めながら開発しましょう。

テストと修正を繰り返して完成させる

アプリの開発が進んだら、問題なく動作するかどうかをテストします。

コーディングしながら動作を都度確認する時はXcodeが持つシミュレータでテストを行い、開発が一定ラインまで進んで実際のiPhoneの操作感なども含めた検証を行う時は実機でテストすると良いでしょう。

テストによりエラーやバグが発生したら修正を行います。設計書通りの動作を行うまで繰り返しコーディングとテストを繰り返し、アプリを完成させます。

出来上がったiPhoneアプリを申請・公開する

最終的なテストが終了し、問題なくアプリが動作することが確認できたら、公開のための申請を行います。公開するためには、前述したApple Developer Programへ有償での登録が必要です。

アプリの公開に必要なアプリのタイトル、詳細情報、画面スクリーンショットなどの資料を用意し、Apple Developer ProgramでApp Storeへの登録申請を行うと、Apple社による審査が行われます。審査には約1週間〜数週間の時間がかかります。公開までのスケジュールを立てる時は審査期間も想定しておきましょう。

また、審査の結果、通らずに公開できないこともあります。アプリの企画段階、また公開審査の申請前には、App Storeの審査基準を公式ページで必ず確認し、遵守するようにしましょう。

【参考】:App Store Reviewガイドライン - Apple Developer

アプリケーションエンジニアになるために身に付けるべきスキルとは?

iPhoneアプリ開発にチャレンジしてみよう

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ここまで、iPhoneアプリの開発に必要なものや、開発から公開までの手順について解説してきました。Xcodeは無償で入手でき、開発やシミュレーションによる動作テストなどには気軽にチャレンジできることがお分かりいただけたと思います。

Xcodeの使い方、Swiftの学習などに役立つ書籍やWebサイトも多くあり、興味とやる気さえあれば学習を進めながら開発することは十分に可能です。

開発のクオリティが上がれば、アプリを公開して収入を得る仕組みを導入することもできるでしょう。この記事を参考にして、ぜひ自分で作りたいiPhoneアプリを作ってみてください。

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