App Storeが消えた?
iPhoneのホーム画面から、ある日突然「App Storeアプリが消えた」という事例があります。iOSをバージョンアップしたら消えた、ゲームアプリがダウンロードできないように親に消されたなど、理由は人それぞれかもしれません。
App Storeのアイコンだけが移動したのか、アプリまで消えたのか、原因が分からずに困惑している人もいるでしょう。この記事ではApp Storeが消えたトラブルについて、消えた原因や、どうすれば復活できるのかについて解説していきます。
※この記事で利用した機器はiPhone 13 Pro、OSのバージョンはiOS 17.4.1です。
App Storeとは?
App Storeが消えると何が問題なのでしょうか。ここでは、App Storeについて、どのような役割を担っているのかを確認しておきましょう。
【参考】:App Store |Apple(日本)
App Storeの役割
App Storeは、Appleが運営するiPhone、iPad向けのアプリケーション配信サービスです。2008年に開始されたApp Storeは、現在では世界最大規模のアプリストアとなっています。
ゲームや音楽、写真、動画、ニュース、ソーシャルメディア、ビジネス、教育など、さまざまなジャンルのアプリをダウンロードし、自分のスマートフォンやタブレットにインストールできます。
App Storeは、ユーザにとって次のような役割を担っています。
▪アプリの紹介とダウンロード App StoreでiOS向けのさまざまなアプリを見つけたり、カテゴリやランキングで閲覧したりして、自分に合ったアプリを素早く見つけてダウンロードすることができます。
▪アプリの購入とインストール App Storeで必要なアプリを購入したり、無料でダウンロードしたりして、自分のデバイスにインストールすることができます。
▪アプリのアップデート App Storeは、アップデートが必要なアプリに関して自動的にユーザのデバイスに通知し、ユーザは通知に従って更新が必要なアプリのアップデートを簡単に行うことができます。
▪アプリのレビューと評価 App Storeで購入したアプリのレビューを投稿したり、評価したりすることができます。これらのレビューや評価は、他のユーザがアプリを選ぶ際に役立つ参考情報となります。
▪アプリの安全性の確保 Appleは、App Storeに掲載されるアプリを全て審査しており、その安全性を担保しています。また、App Storeは、ユーザがApple製のデバイスを活用する上で大変便利なサービスであり、iOSデバイスの普及に大きく貢献しています。
App Storeが利用できないとどうなる?
App Storeアイコンが消えてしまうと、どのような問題があるのでしょうか?App StoreはiPhoneの重要な機能の1つであり、App Storeの利用ができなくなると、以下に挙げるようなさまざまな不都合が生じる可能性があります。1つずつ確認してみましょう。
▪新しいアプリのダウンロードができない 新しいアプリをダウンロードできなくなるため、最新のゲームや便利なツールなどの利用できなくなります。
▪既存のアプリをアップデートできない 既存のアプリをアップデートできなくなるため、セキュリティ上の脆弱性を放置したり、新機能を利用できなくなったりするリスクがあります。
▪アプリ内課金ができない ゲーム内でアイテムを購入したり、サブスクリプションサービスを利用したりといったことができなくなります。
▪iCloudバックアップの復元ができない iCloudにバックアップしたアプリのデータが復元ができなくなったり、古いバージョンのアプリが復元されたりするリスクがあります。
App Storeの復活方法
iPhoneのApp Storeアイコンが画面から消えてしまった場合、どう対処すればいいのでしょうか?これからApp Storeを復活させる方法について紹介します。
Appライブラリから探す
Appライブラリは、ホーム画面に表示されないアプリをまとめて収納する場所です。App Storeアイコンがホーム画面から消えてしまった場合でも、Appライブラリに残っている可能性がありますので、Appライブラリを確認してみましょう。
【手順】
① 画面を左にスワイプしていき、アプリアイコンが表示された最終画面の次画面にあるAppライブラリ画面を表示します。
② 画面上の検索バーに「App Store」と入力して検索します。
③ App Storeアイコンが見つかったら、長押しして「ホーム画面に追加」を選択します。
機能制限を確認する
子どもがiPhoneを使用している場合、保護者が子どもにアプリのダウンロードをさせないために、意図的に機能制限を設定している可能性があります。機能制限で「Appのインストール」がオフになっている場合には、App Storeアイコンがホーム画面に表示されなくなります。
【手順】
① ホーム画面で設定アイコンをタップし、設定アプリを起動します。
② 設定画面が開いたら「スクリーンタイム」をタップします。
③ スクリーンタイム画面で「コンテンツとプライバシーの制限」をタップします。
④「コンテンツとプライバシーの制限」がオフになっていたら、一旦オンにしてからこの項目をタップします。
⑤「iTunes および App Storeでの購入」をタップします。
⑥「iTunes および App Storeでの購入」画面で「インストール」が「許可」になっていることを確認します。「許可しない」になっている場合は、「App Store」アイコンが表示されなくなりますので、「インストール」をタップして、ステータスを「許可」に変更します。
App Storeを再ダウンロードする
上記の方法で復元できない場合は、App Storeを再ダウンロードする必要があります。
先ほどと同様に「設定」アプリを開いたら、「一般」をタップし、「一般」画面から「iPhoneストレージ」をタップします。
画面上の検索バーに「app」と入力し、App Storeアプリを検索します。App Storeアプリをタップすると、「アプリを再インストール」が表示されますので、タップします。これでApp Storeアプリが再インストールされ、完全に復元されます。
iPhoneを再起動する
一時的な不具合の可能性もありますので、iPhoneを再起動することで解決する場合もあります。再起動には通常の再起動と強制再起動があります。それぞれの手順を紹介します。(iPhone13の場合)
【通常の再起動方法】 デバイスがフリーズ等の状態になっておらず、サイドボタンが使える場合はこちらの方法で再起動します。
① サイドボタンと音量調節ボタン(どちら側でも可)を同時に長押しします。 ② 画面に電源オフスライダが表示されたら、スライダを右にドラッグします。 ③ デバイスの電源が切れるまで30秒ほど待ちます。 ④ サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押しして、デバイスの電源を入れます。
【強制再起動方法】 デバイスがフリーズして通常の再起動ができない場合は、以下の手順で強制再起動ができます。
① 音量を上げるボタンを押してからすぐに離します。 ② 音量を下げるボタンを押してからすぐに離します。 ③ サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで押し続けます。
【参考】:iPhoneを強制的に再起動する |Apple サポート (日本)
ここまで紹介した方法を試してみても、Aoo Storeを復元できない場合には、Appleサポートに問い合わせてください。きっと解決策を見出してくれるでしょう。
iPhoneで消えたアプリの復旧にも利用しよう
この記事では、App StoreアプリがiPhoneから消えてしまった場合のトラブルシューティングについて紹介しました。Appライブラリを探しても見つからない、iPhoneの機能制限をかけていないという場合には、App Storeアプリそのものが消えてしまった可能性が考えられます。
そのような場合には、iPhoneストレージを利用してApp Storeアプリを再インストールしましょう。ここではApp Storeアプリの復旧方法を中心に解説しましたが、消えたアプリの復旧にも適用できますので、ぜひ試してください。
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