Windows11でiPhoneとテザリングできる?操作方法を図解
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Windows11でiPhoneとテザリングできる?操作方法を図解
アンドエンジニア編集部
2023.11.06
この記事でわかること
Windows 11 PCからiPhoneを介してインターネットアクセスすることができます
テザリングでは、「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」の3種類の接続方法をサポートします
接続方法によって接続設定に違いがあるため、用途に応じて選択するのがおすすめです

Windows 11でiPhoneとテザリングするには

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インターネットの利用は拡大しており、外出先での書類のダウンロードなど、どうしても接続したい場合があります。PCに通信カードが搭載されていない場合は、困ることも多いでしょう。公共Wi-Fiやモバイルルーターなどの手段がありますが、スマートフォンをルーター代わりに利用することもできます。

ここでは、iPhoneのテザリング機能「インターネット共有」を実際に使用して、どのように使うのか操作方法を図解していきます。

そもそもテザリングとは

テザリングとは、インターネット接続機能を持つモバイル端末などを中継器として、別のPCなどの機器をインターネット接続することを指します。縄や網などで物や家畜などをつないでおく「tether」という英単語が由来です。

テザリング機能を持つモバイル端末は、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンやタブレットなどがあります。

iPhoneでテザリングするための接続方法

iPhoneでは、「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」の3種類のテザリング接続方法をサポートしています。Wi-FiとBluetoothはワイヤレスで接続し、USBはUSBケーブルを使用して有線接続します。3種類ともなじみの深い方式ですが、それぞれの接続形態に応じて実際の設定方法に違いがあります。

iPhoneでテザリングの設定を行う

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まず最初に、iPhoneでテザリングを行うために、あらかじめ必要な設定などを確認しておきます。

次の図をご覧ください。この図は使用する「設定」アプリの表示です。図の左側がテザリング機能を使用する際に使うもので、「設定」アプリの上部に表示されます。

「Wi-Fi」と「Bluetooth」は使用する通信方法に応じて「オフ」から「オン」に変更します。「インターネット共有」を「オン」にすることでテザリング機能が有効化されます。

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 【図】:「設定」アプリの主要項目

図の右側は、「設定」アプリの中央部に表示される部分で、「一般」の設定画面です。最初にこの「一般」をクリックし、確認を進めていきます(①)。

iPhoneの名前を確認する

テザリング機能が有効化されると、モバイル端末の名前が共有されます。名前を確認するには、次の図のように「設定」アプリの「一般」「情報」をクリックします(②)。ここで表示される「名前」が、テザリング接続する際に使用される名称です(③)。

変更する場合は、表示される名称をクリックし、編集します。

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 【図】:iPhoneの名前の確認と変更

この例では、名称を「私の iPhone」とし、以降のテザリング接続時に使用します。

インターネット共有をオンに

iPhoneでテザリングを有効化するには、「インターネット共有」を「オン」にします。具体的には、次の図のように「設定」アプリの上部に表示される「インターネット共有」をクリックし、表示画面の「ほかの人の接続を許可」を右にスライドします(①②)。

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 【図】:インターネット共有の有効化

これで、テザリング機能が有効化されました。また、「Wi-Fi」接続で必要なパスワードは、「”Wi-Fi”のパスワード」です。このパスワードは、初期設定では英数字がランダムで生成されますので、必要に応じて変更することもできます。

Windows 11からiPhoneにテザリング接続する

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Windows 11からiPhoneに接続するには、iPhoneがサポートする「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」の3種類のテザリング接続方法いずれにも対応しています。

次の図をご覧ください。

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 【図】:テザリング接続時の画面表示(Windows 11)

上の図はWindows 11の画面表示であり、画面左側はまだテザリング接続がされていない状態です。テザリング接続が成功した場合は、図の右側のように画面に表示されます。

Windows 11では、タスクバーの表示が未接続から接続形態に応じたアイコンに表示が更新されます(①②)。

「Wi-Fi」の場合は、電波のアイコン(①)、「Bluetooth」と「USB」の接続は有線接続のアイコンです(②)。ポップアップ表示もインターネット接続が「私の iPhone」を介して使用可能になったことが分かります(③)。

続いて、iPhoneの画面表示を次の図に示します。「インターネット共有」でデバイスとの接続が確立すると、「Wi-Fi」と「USB」の接続では、図の右側のようにiPhoneの画面上部が緑色にハイライト表示されます(①)。

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 【図】:テザリング接続時の画面表示(iPhone)

ここからは、3種類の接続方法を用いてWindows 11からiPhoneのテザリング機能を使用し、実際に接続していきます。

Wi-Fiを使ってテザリング接続する

テザリングをする場合には、一般的にWi-Fiを使う場合が多いと思います。接続するには、「クイック設定」の操作パネルを使用すると便利です。次の図をご覧ください。

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 【図】:「クイック設定」を起動する

まず、画像の左画面のようにタスクバーのネットワーク接続のアイコンをクリックします(①)。ここで表示される操作パネルを「クイック設定」と言います。続いて「クイック設定」の上部左部分を見ると、Wi-Fiのステータスとメニューボタンが表示されています。

メニューリンクボタンをクリックすると、Wi-Fiの接続可能なネットワーク識別名が表示されます(②)。

下図に表示される接続先リストから、最初のiPhoneで確認した名前の「私の iPhone」をクリックします(①)。接続に成功すると、最初に表示された「クイック設定」に「私の iPhone」が表示されます(②)。

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 【図】:Wi-Fi接続の流れ

この状態は、正常に接続された状態ですので、Windows 11 PCからiPhoneを経由してインターネットアクセスが可能です。

初めての接続先にアクセスする場合は初期操作が必要ですので、もう少し手順を見ていきましょう。次の図のように、ネットワーク識別名一覧から「私の iPhone」を選んで、接続ボタンをクリックします(①②)。

その後、「ネットワーク セキュリティ キーの入力」ボックスに、iPhoneの「”Wi-Fi”のパスワード」で設定された英数字を入力し、「次へ」を押します(③④)。

パスワードが正しい場合、正常に認証がされ、「接続済み、セキュリティ保護あり」と表示が更新されます(⑤)。1度登録が完了すると次回以降では、デフォルトで「自動的に接続」され、パスワードの認証もスキップされます。

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 【図】:Wi-Fi接続の設定

ここまでの手順で、テザリング接続によりWindows 11からインターネットアクセスが可能となりました。詳細なネットワーク情報を確認するのであれば、「コントロールパネル」の「すべてのコントロールパネル項目」「ネットワーク接続」で確認できます。

次の図のように、Wi-Fiのネットワークが有効になり、利用可能なことが分かります(①②)。

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 【図】:Wi-Fi接続成功時のネットワーク表示

この表示は、「設定」アプリの「ネットワークとインターネット」「ネットワークの詳細設定」「ネットワーク アダプター オプションの詳細」からも確認できます。

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Bluetoothを使ってテザリング接続する(1/2)ペアリング接続

Bluetoothを使ってテザリング接続する場合は、2段階の手順を踏みます。最初の手順は、ペアリング接続です。ペアリングとは、イヤホンやスピーカーなどの機器を1対1でスマートフォンと紐づける仕組みです。今回は、Windows 11 PCとスマートフォンを紐づけるために、ペアリングを行います。

ペアリングの手順ですが、基本的な考え方はイヤホンやスピーカーなどを接続する手順と大きな違いはありません。ただし、PCとスマートフォンの接続の場合は、相互認証のために認証コードが発行される点に違いがあります。

具体的には、最初に次の図のように、Wi-Fi接続でも使用した「クイック設定」操作パネルの中央部のBluetoothのメニューボタンをクリックします(①)。Bluetoothをオフ(無効化)の状態にしている場合は、オン(有効化)の状態に変更しておきます(②)。

今回の接続先「私の iPhone」が新しいデバイスに表示されますので、クリックします(③)。続いて認証コードを確認し、問題がなければ「接続」をクリックします(④)。iPhone側でも認証が得られれば、正常に接続され表示が「接続済み」に更新されます(⑤)

1度デバイスが登録されるとこの認証手続きは省略され、次回以降はデバイスをクリックするだけでペアリング接続が完了します。

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 【図】: Bluetoothのペアリング(Windows11側)

iPhone側では、Windows 11 PCからの接続要求が次の図のように画面に表示されます。図の左側のように認証コードが一致する場合は、「ペアリング」をクリックすると、右のように接続する「自分のデバイス」一覧にPCの情報が表示されます(②)。

次回以降は、ペアリングの認証がスキップされ、接続要求のみでペアリングが完了します。

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 【図】:Bluetoothのペアリング(iPhone側)

ここまでの手順で、Bluetoothによるペアリングが完了します。テザリングするには、残るアクセスポイントの確立を行います。

Bluetoothを使ってテザリング接続する(2/2)アクセスポイントの確立

Bluetoothを使ったテザリングでは、2段階の手順が必要です。前段はペアリングで、前述の解説の通りに接続が成功しているはずです。ここでは、残りの手順であるアクセスポイントの確立を進めます。アクセスポイントの確立には、パーソナル エリア ネットワークへの参加が必要です。次の図をご覧ください。

最初に次の図のように、タスクバーのシステムトレイのアイコンリストから「Bluetooth デバイス」アイコンを表示し、クリックします(①②)。メニューがポップアップ表示されたら、「パーソナル エリア ネットワークへ参加」をクリックします(③)。

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 【図】:Bluetoothのテザリング設定

「パーソナル エリア ネットワークへ参加」をクリックすると、下図のように「Bluetooth パーソナル エリア ネットワーク デバイス」が表示されます。該当する「私の iPhone」を選択し、右クリックメニューから「接続方法」「アクセス ポイント」をクリックします(①②③)。

アクセスポイントが確立すると、「接続に成功しました」がポップアップ表示され正常にテザリングが開始します(④)。

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 【図】:Bluetoothのテザリング接続

詳細なネットワーク情報を確認するのであればWi-Fi同様に、「コントロールパネル」の「すべてのコントロールパネル項目」「ネットワーク接続」で確認できます。下図のように「Bluetooth ネットワーク接続」が有効化していることが分かります(①②)。

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 【図】:Bluetooth接続成功時のネットワーク表示

Bluetoothで繋がらない場合は、ペアリングのみ完了しており、このアクセスポイントの確立が完了していないことが考えられます。

システムトレイにBluetoothのアイコンが表示されない場合は、Bluetoothが有効化されていない状態ですので、あらかじめ「クイック設定」でBluetoothをオン(有効化)にして作業を進めていきましょう。

USBを使ってテザリング接続する

USBを使ってテザリング接続する方法は、ケーブルで接続する分だけ面倒に感じますが、接続設定自体はもっとも簡単です。初めて接続するデバイスであってもiTunesを起動しておくだけで自動的にデバイスを認識し、テザリングが開始します。

次の図のように、接続時には信頼性の認証が行われますので「続ける」をクリックします。iPhoneにも信頼性の認証画面が表示されますので「このコンピュータを信頼しますか?」のダイアログで「信頼」を選択します。

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 【図】:USB接続時のiTunes認証画面

USBを使って接続できない場合は、iTunesがインストールされていないか、信頼性の認証が完了していないことが考えられます。iTunesをインストールしていない場合は、Microsoft Storeに登録されているiTunesアプリをあらかじめインストールしておきましょう。

【参考】:Apple iTunes

USBケーブル接続時に信頼性の認証が完了してしまえば、iTunesを終了してもテザリングを継続することが可能です。1度認証が設定されてしまえば、次回以降はiTunesを起動しておく必要もありません。

詳細なネットワーク情報は他のテザリングの方法同様に、「コントロールパネル」の「すべてのコントロールパネル項目」「ネットワーク接続」で確認できます。下図のようにUSB接続が「イーサネット」として有効に機能していることが分かります(①②)。

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 【図】:USB接続接続成功時のネットワーク表示

Windows 11でiPhoneとテザリングするには用途に応じて接続方法の選択が可能

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Windows 11でiPhoneとテザリングするには、「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」の3種類のテザリング接続方法が用意されています。これらは、PCやスマートフォンで使用される主要な接続方式をカバーしています。

それぞれに接続設定の違いがありますが、初回の設定が完了すれば次回以降は手間があまりかかりません。テザリングは、お使いの環境に合わせて使い分けも可能ですので、通信手段の1つとして頭に入れておくことがおすすめです。

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