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Windows11の画面を分割表示!概要から使い方まで解説
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Windows11の画面を分割表示!概要から使い方まで解説

アンドエンジニア編集部
2024.05.24
この記事でわかること
Windows11の画面を分割表示するには、「スナップ」機能を用います
スナップは、アプリウィンドウを左右や四隅にドラッグして使用します
Windows11で追加された「レイアウトボックス」は、配置の候補を表示し操作を補助します

Windows11の画面を分割表示するには

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Windows PCは、複数の処理を起動するマルチタスクに対応しています。そのため、作業に必要なアプリをいくつか立ち上げると、画面上の配置が散らかってしまい、どのアプリの表示かわかりにくくなります。そこで、必要なアプリの表示レイアウトを整理・分割したいという要望が高まっています。

このようなニーズに対応するために、Windows11のPCで画面表示を分割するには「スナップ」機能を用います。スナップ機能により、複数画面のアプリを効率的に表示する操作環境が実現できます。

【参考】:Microsoft サポート: Windows をスナップする

「スナップ」機能とは

スナップ機能は、従来から実装されているアプリの画面レイアウトを調整する機能です。これまでは、アプリウィンドウを左右や四隅にドラッグするものでしたが、Windows11ではこの機能を強化し提供しています。

具体的には、アプリウィンドウをドラッグすることなく、「最大化」ボタンを使って任意の場所に配置することが可能になるなど、使い勝手が向上しています。

【参考】:Microsoft サポート: Windows をスナップする

スナップの使い方

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スナップは従来通りの使い方として、アプリウィンドウを左右や四隅にドラッグして使用することができます。ここでは従来のウィンドウのドラッグに加えて、新たにWindows11に追加されたスナップ「レイアウトボックス」の表示機能を中心に解説します。

【参考】:Microsoft サポート: Windows をスナップする

マウスでウィンドウをドラッグする

Windows11でも、従来のWindowsに実装されているようにマウスでウィンドウフレームをドラッグすることができます。

まずは表示変更したいアプリウィンドウのフレームをドラッグし、左右(①②)あるいは四隅(③④⑤⑥)に移動します。

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 【図】:マウスでウィンドウをドラッグする

例えば左側に移動すると、アプリを画面の左半分に画面分割して表示させることができます。

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 【図】:左側にマウスドラッグしたウィンドウの配置

さらに多くのウィンドウが画面表示されている場合は、選択したレイアウトの空き領域に表示可能な候補が表示されます。

例えば3つのウィンドウが表示されている場合は、下図のように候補のウィンドウサムネイルが表示されます。この補助機能は「スナップアシストツール」と言います。

ここでは要望に合わせてサムネイルからウィンドウをクリックすると、追加表示させることができます。

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 【図】:ウィンドウをレイアウト設定するスナップアシストツール

このような手順を繰り返して、タイル状にウィンドウを分割した画面配置を設定できます。

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 【図】:タイル状にウィンドウを分割した画面配置

ここで表示されている各ウィンドウは隣接表示されていますので、分割している仕切り線を移動するとウィンドウの表示比率を調整することもできます。

スナップのレイアウトボックスを表示する

スナップでは、「レイアウトボックス」と呼ばれるあらかじめ設定されている分割候補からレイアウトを選択し、簡単に表示させることができます。レイアウトボックスはWindows11で追加された機能であり、表示方法はいくつかあります。

下記は上にウィンドウをドラッグした場合の表示例です。

ウィンドウフレームを上にドラッグすると、最初に上部中央に小さなバーが表示されます(①)。このバーが表示されたら、さらに上にドラッグすると、ここでレイアウトボックスが表示されます(②)。

画面分割のレイアウトはあらかじめ決められており、要望に合えばそのレイアウト配置をクリックし(③)、配置を決定することができます。

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 【図】:上にドラッグしてレイアウトボックスを表示する

続いて、「最大化」アイコンを使ったレイアウトボックスの表示方法を見ていきます。

マウスカーソルを、設定するウィンドウの「最大化」アイコンに合わせます(①)。するとレイアウトボックスがポップアップ表示されます(②)。この中から任意の配置を選択し、表示領域に割り当てます(③)。

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 【図】:「最大化」アイコンからレイアウトボックスを表示する

何らかのアプリが割り当てられている場合は、次の図のようにレイアウトボックスに割り当てたアプリアイコンが表示されます(①②)。ここでは、すでにGoogle Chromeが割り当てられていることが分かります。この場合も、希望する配置を選択し、表示領域を決定します(③)。

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 【図】:すでにスナップ表示している場合のスナップボックス

スナップをさらに使ってみる

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これまでに、スナップの基本的な使い方について学びました。基本操作が理解できたら、さらに知識の活用が可能です。ここからは、応用編としてスナップグループの使い方やスナップ機能のカスタマイズを解説します。

【参考】:Microsoft サポート: Windows をスナップする

グループをスナップで使用する

スナップは、事前設定されたレイアウトに従ってウィンドウを配置します。そのため、個別の管理方法に加えて、同一の表示領域に配置されたウィンドウはスナップのグループに属して管理できます。

スナップレイアウトの表示は、同一のレイアウトに配置されたものがそれぞれグルーピングされています。

起動したアプリをサムネイル表示してみると(①)、下の図のようにアプリの単体表示とグループ表示があることに気が付きます(②)。ここでは、グループが2つ表示されています。1つは右半分は上下2分割されたもので、もう1つは左右に2分割されたものです。

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 【図】:グループをスナップで使用する

該当するグループのサムネイル表示を右クリックするとメニューが表示されます(①②)。そこで、グループの復元や最小化などを簡単に行うことができます。

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 【図】:グループサムネイルから右クリックメニューを表示する

キーボードでスナップを使う

スナップは、キーボードのショートカットを使ってウィンドウ表示を操作することが可能です。「Windows」+「 Z」キーを押すと、スナップのレイアウトボックスが表示されます。そこでマウスでレイアウトを選択することができます。

同様にキーボードのみでも、レイアウトを選択することもできます。

レイアウト選択は、「Windows」+「矢印」キーです。「左矢印」キーは左側に、「右矢印」キーは右側に、アプリを配置します。「上矢印」キーは上隅に、「下矢印」キーは下隅にアプリを配置します。

キーボードショートカットとしても有効な操作方法です。

画面分割を戻すには

画面分割を戻すには、「Windows」+「矢印」キーを使います。レイアウト選択で用いた手順と同じですが、「Windows」+「上下矢印」キーまたは「Windows」+「左右矢印」キーのいずれかキーを数回押すことで、レイアウト変更が解除され元の表示サイズに復帰します。

加えて「Windows」+「上矢印」キーを数回クリックすると、ウィンドウを最大化させることが可能です。「Windows」+「下矢印」キーを数回クリックすると、ウィンドウが最小化します。

スナップの設定を変更するには

*スナップの設定を変更するには、「設定」アプリを使います。

「設定」アプリは「スタートメニュー」の右クリックメニューから起動するのが簡単な方法です(①②)。

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 【図】:「設定」アプリを起動する

「設定」アプリが開いたら、メニューペインから「システム」を選択し(①)、「マルチタスク」を開きます(②)。

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 【図】:「設定」アプリの「マルチタスク」画面

ここで表示される「ウィンドウのスナップ」を使用します。具体的には次の図のように、「ウィンドウのスナップ」を「オン」または「オフ」にします(①②)。

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 【図】:スナップ機能を無効化・有効化する

初期設定では、「オン」でスナップ機能が有効です。「オフ」に設定するとスナップが無効となり、画面分割できません。画面分割できない場合は、「ウィンドウのスナップ」の状態を確認すると良いでしょう。

続いてスナップのカスタマイズです。カスタマイズを行う場合も、「ウィンドウのスナップ」から行うことができます。

「ウィンドウのスナップ」の右端の「v」アイコンをクリックすると(①)、詳細設定項目が表示されます(②)。ここでは、標準設定で不要な機能や表示などを無効化できます。

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 【図】:スナップの詳細機能を設定する
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Windows11の画面分割は機能が強化されている

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Windowsはこれまでも画面分割をスナップで実現していましたが、多くのアプリを表示させている場合は操作性が十分とは言えませんでした。要望に応えるために、Windows11ではスナップを機能強化し搭載しています。

そのため、エンターテイメントや業務利用においてもWindows11の画面分割機能は、より生産性を向上することが可能です。

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