Jasper Chatとは
昨今、AIを利用したツールは非常に人気であり、業務やプライベートで利用している方も多いのではないでしょうか。
Jasper Chatは、人工知能(AI)を利用したチャットボットの1つです。Jasper Chatは、ChatGPTと同様に自然言語処理技術を使用して、ユーザからの質問やコメントに対して対話形式で応答します。
本記事では、Jasper Chatの特徴や使い方などを、詳しく解説します。AIツールの導入を検討中の方や、Jasper Chatがどんなツールか気になっている方は、ぜひ参考にしてください。
【参考】:Jasper Chat公式
Jasper Chatの特徴
Jasper Chatは、4つの特徴が挙げられます。これらの特徴があることで、ユーザがAIツールを利用しやすくなっています。ここからは、Jasper Chatの特徴について詳しく解説します。
より人間らしい受け答えができる
Jasper Chatは、より自然な対話をしてくれるのが大きな特徴です。これまで他の対話型のチャットボットはありましたが、どこか機械的な印象を受ける返答も多い印象でした。
しかしJasper Chatでは、フレンドリーな言い回しや、冗談も交えて会話できます。より自然な受け答えができるため、ユーザはストレスを感じずに作業できます。
【参考】:Jasper Chat 特徴について
日本語をはじめとする30言語以上に対応
Jasper Chatは幅広い言語での対話が可能です。後述にて、Jasper Chatの使い方を解説しますが、実際に日本語で文章を入力しても対応することが確認できました。
英語にしか対応していないAIツールに使いづらさを感じている方や、多言語で業務を行う方にとっては、非常に魅力的な特徴と言えます。
実際のやり取りや、どれだけ自然な日本語を生成するのか気になる方は、後述で紹介する実際のやりとりの画面を参考にしてください。
【参考】:Jasper Chat 特徴について
コンテンツ作成のスピードが早い
Jasper Chatでは何十億ものデータから知識を集約し、応答を素早く返してくれます。さらに自然な会話形式で応答するので、人間がJasper Chatの回答を素早く理解できます。さらに、以前の会話の内容を記憶しているので、前提条件を逐一入力する必要はありません。
コンテンツ作成が早く、人間にとっても理解しやすい応答が返ってくることで、結果的に作業の時間も短くなるでしょう。
【参考】:Jasper Chat 特徴について
利用しやすいUIデザイン
Jasper Chatはユーザがストレスなく利用できるよう、より直感的なUI(ユーザーインターフェース)を提供しています。アクセシビリティに配慮された設計のため、パソコンを使い慣れていない方でも、ツールを使いやすいでしょう。
実際の画面は、後述の使い方の章で詳しく紹介します。気になる方はこちらも参考にしてください。
【参考】:Jasper Chat 特徴について
Jasper Chatの使い方
Jasper Chatの概要を理解したところで、実際の使い方を解説します。登録手順は簡単ですので、利用を検討されている方は、一緒に登録作業をしましょう。
ちなみにJasper Chatの利用には、ユーザ登録が必要です。後述で詳しく解説しますが、Jasper Chatに無料プランはなく、個人利用のクリエイタープランには無料のトライアル期間が用意されています。このようなキャンペーンも利用しつつ、ツールを利用してみましょう。
ユーザ登録する
本記事では、Jasper Chatのユーザ登録から手順を解説します。まずは、公式サイトにアクセスしましょう。
【参考】:Jasper Chat公式
公式サイトにアクセスすると、画面右上に「Start Free Trial」というボタンがあるので、ここをクリックします。
Jasper Chatでは、Googleのアカウントを連携させるか、Eメールで登録できます。本記事では、Googleアカウントを利用して登録しました。
登録が完了すると、下図のような画面が表示され、どのような目的でJasper Chatを利用するのか尋ねられます。
ちなみにこの画面では、ユーザの役割や、会社の業界、規模、Jasper Chatをどのようにして知ったかなどが尋ねられています。
英語が苦手な方は、Google翻訳などのツールを活用しましょう。ただし、これらの質問は、スキップすることもできるので必要に応じて入力を行ってください。
次にプランの選択ができます。個人で利用する場合には画面右側のクリエイタープラン、複数人で利用する場合は、中央のチームプランを選択します。左側のビジネスプランも利用できますが、このプランを利用する場合には、営業担当者に問い合わせる必要があります。
またクリエイタープランとチームプランは、現在無料のトライアルが用意されています。本記事では、クリエイタープランの無料トライアルを選択しました。
プランを選択すると支払い方法を入力できます。また、利用規約とプライバシーポリシーへの同意チェックがありますので、問題がなければチェックをしてトライアルを開始しましょう。
ここまでがユーザ登録から実際に利用するまでの手順です。
Jasper Chatで会話してみる
トライアルを開始すると画面が切り替わり、ダッシュボード画面が表示されます。
下図のように拡張機能の追加を促すポップアップが表示されることもありますが、必要なければ「Maybe Later」(後で追加する)を選択できます。
ダッシュボードの左上にアカウント名が表示されています。アカウント名の右横にある矢印を選択して、「Settings」「Integrations」「 Language Translation」を選択しましょう。ここで画面のように、日本語で出力するように設定を行います。
ここまでできたら、早速記事を作成してみましょう。ダッシュボードの「Create content」をクリックし、今回は「New blog post」を選択します。
すると画面が切り替わります。画面左側の設定項目「Blog Topic」(ブログのトピック)「Tone of voice」(トーン)「intended Audience」(想定読者)をそれぞれ埋めましょう。
最後に、画面中央下にある「Generate content」ボタンをクリックすると記事が生成されます。生成された記事は、自然な日本語で書かれていることが分かります。
Jasper Chatの料金
Jasper Chatは現在、有料プランのみ提供されています。有料プランでは、クリエイター・チーム・ビジネスプランが用意されています。クリエイタープランでは月額49ドル、チームプランでは月額125ドル、ビジネスプランの料金は要問い合わせとのことです。
クリエイタープランは個人での利用に限定されるため、会社や複数人で利用する場合には、チームプランもしくはビジネスプランで登録する必要があります。
しかし、クリエイタープランとチームプランでは無料トライアルの期間がありますので、ツールを試したい方は、無料トライアルを利用してみましょう。また、年払いにすると多少割引されるため、本格的に利用する場合には、年払いの方がおすすめです。
ちなみに、Jasper Chatでは公式サイトで短いデモ動画を公開しています。フリープランに登録するか悩む場合は、こちらもぜひ参考にしてください。
【参考】:Jasper Chat 料金プラン 【参考】:Jasper Chat デモについて
クリエイタープランの利用範囲
クリエイタープランでは月額49ドルで、数多くの機能を利用できます。例えば、10,000語のコンテンツ生成や、ブラウザ拡張機能、プロンプト、検索、履歴の保存、50以上のテンプレートへのアクセスなどです。
クリエイタープランは、有料プランの中で最も安い利用料のプランではあるものの、豊富な機能を利用できるのは魅力です。また、このクリエイタープランの利用可能ユーザ数は1ユーザのみです。複数人で利用する場合は、後述するチームプランもしくはビジネスプランを選びましょう。
【参考】:Jasper Chat 料金プラン
チームプランの利用範囲
チームプランは中規模のチームや企業が、複数人でチームを組んでプロジェクトを進行させるような時に利用します。
クリエイタープランと比較すると、テクニカルサポートや機能の無制限利用などの機能が追加されており、クリエイタープランよりも多くの使用量や手厚いサポートが用意されているのが特徴です。
【参考】:Jasper Chat 料金プラン
ビジネスプランの利用範囲
ビジネスプランでは、機能の無制限利用や、ユーザの認証機能などセキュリティーの強化、APIへのアクセスが可能になります。
さらに技術的なサポートも可能のようです。ビジネスプランの料金は公式サイトのページには公開されておらず、問い合わせる必要があります。
ビジネスで業務ツールとして活用したい場合は、ぜひ問い合わせしてみましょう。
【参考】:Jasper Chat 料金プラン
Jasper Chatを活用してライティングや文章生成を行おう
Jasper Chatはユーザが非常に使いやすいUIで、さまざまな言語にも対応したチャットツールです。残念ながら無料でこのツールを利用することはできませんが、現時点では無料トライアルも用意されています。
ライティングや文章生成、アイデア出しなどの業務をされている方は、Jasper Chatを利用すれば効率的に業務をこなせるでしょう。
利用を検討している方は、本記事で紹介したJasper Chatの使い方なども参考にしつつ、ぜひこの機会にツールを利用してみましょう。
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