ChatGPTでエラーが発生する理由
ChatGPTを使いたいものの、上手くアカウントの登録ができなかったり、エラーが発生して使えなかったりしている方もいるのではないでしょうか。エラーが発生している場合、ChatGPTのサーバの問題である場合や、自身の端末やインターネットに問題が起きている可能性があります。
本記事ではChatGPTでよくあるエラーと、その解消法をご紹介します。ChatGPTが使えず、お困りの方はぜひ参考にしてください。
ChatGPTでよくあるエラー
ここからはChatGPTでよくあるエラーをいくつか紹介します。よくあるエラーでは、アカウント登録時にエラーが起きる場合と、ログインやテキスト送信時などの利用時に起きるエラーの2種類があります。
状況に当てはまるものを探して、ぜひ解消法を試してみましょう。
ChatGPTにログインできない
ChatGPTにログインできない場合、他のユーザのアクセスが集中していてログインできないことが考えられます。
そのため、解決法の1つとしては少し時間をおいて再度アクセスすることをおすすめします。それでもログインできない場合は、自身の端末やインターネットの状態を確認してみましょう。
インターネットでは、ルーターの問題やキャッシュが残っていることが原因で、問題が発生することもあります。時間をおいてもChatGPTにログインできない場合は、キャッシュを消したり、端末を再起動したりなども試してみましょう。
また、最初に認証した方法と異なる方法でログインをしようとすると、ログインできないことがあるようです。ChatGPTでは下図のようにMicrosoftやGoogleでも認証できるため、初回ログインで他サービスを利用して認証した方は、次回以降も同様にログインした方が良いでしょう。
ChatGPTのアカウントを作れない
ChatGPTのアカウントを作れない場合、問題の原因はいくつか考えられます。それぞれの原因について解説していきます。
まず、ChatGPTのサーバや通信障害が起きている場合です。この場合、操作が正しくできていても登録できませんので、まずはこちらが原因か確認しましょう。
ChatGPTを提供しているOpenAIのサイトから、障害が発生しているかどうか確認できます。下図のようにステータスが表示されていますので、まずはこちらのページからChatGPTが正しく稼働しているか確認しましょう。
ChatGPTが正常に稼働しているのに登録ができない場合は、インターネットの状況や端末の状況を確認しましょう。また、ブラウザが原因で正常に処理が行われないことも考えられます。上記の方法で上手くいかない場合は、複数ブラウザで登録を試してみましょう。
その他にも、アカウントの登録作業でよくある問題についても後述で紹介しています。上記の方法で問題が解決されなければ、そちらも参考にしてください。
【参考】:OpenAI 稼働状況の確認
パスワード確認時にメールがこない
ChatGPTでは、アカウントの登録時にメールアドレスやパスワードを登録します。そしてパスワードを設定後、正常な状態であれば確認メールを受信することができます。
このメールが受信できない場合は、まずメールアドレスが間違えていないか確認しましょう。正しいメールアドレスで送信できている場合、自動的に迷惑メールに振り分けられている可能性があります。
迷惑メールのフォルダの確認や、そもそもメールを受信できない設定になっていないか確認しましょう。
ChatGPTで電話番号が登録できない
ChatGPTで電話番号が登録できない場合は、他のエラー発生時と同様にChatGPTが正常に稼働しているか確認してください。具体的な方法としてはOpenAIのサイトから、ChatGPTでサーバーエラーなどが起きていないことを確認してみましょう。
上記で問題がない場合、端末に原因があるかもしれませんので、まずはスマホ等の通信状態を確認してみましょう。また、ChatGPTは利用できる国が制限されており、電話番号を通して所有者の国を判別しています。
そのため、IP電話などの国が判別できない電話を登録しようとしても、ChatGPTを利用できませんので注意してください。
テキストを送信すると「現在利用できない」と表示される
ChatGPTを開き、「現在利用できない」と表示された場合は通信状況を確認し、少し時間を置いてから作業し直してみましょう。
また、このエラーはサインアップ直後に表示されることもあるようですが、ChatGPTのサーバが障害を起こしているタイミングや、アクセスが混んでいる場合にこのメッセージが表示されることが多いです。
端末に問題がないのにこのメッセージが表示された場合は、上記の対応策をとってみましょう。
ChatGPTで「不審なアクティビティを検出しました」と表示される
ChatGPTを利用する際に「不審なアクティビティを検出しました」と表示されている場合は、端末の拡張機能やツールを確認してください。
なぜなら、ChatGPTがボットなどのツールを検知した時にこのメッセージが表示されるためです。そのため、「不審なアクティビティを検出しました」と表示されたら、パソコンやブラウザで使用しているツールの確認をしてください。
【参考】:OpenAIヘルプ 不審なアクティビティを検出しました表示される場合
「問題が発生しました」というメッセージが表示される
ユーザのアクセスが集中している場合、サーバーエラーが発生してこのエラーメッセージが表示される可能性があります。
この場合、しばらく時間をおいて再度接続することをおすすめします。また、VPNなどが原因で問題が発生することもありますので、VPNに繋いでいる方はVPNを経由させずに利用してみましょう。
【参考】:OpenAIヘルプ 問題が発生しましたと表示される場合
数字のエラーコードが表示される
例えば401や429をはじめとした数字でエラーコードが表示される場合は、主にAPIに関するエラーが発生しています。この場合は、各エラーコードに対応して問題を解消する必要があります。
各エラーコードと対応策については、公式サイトに詳細が記載されていますので、数字のエラーコードが表示されている場合は公式サイトの解説も参考にしましょう。
【参考】:OpenAIヘルプ エラーコードについて
ChatGPTが使えない時に役に立つ情報
ここまでよくある問題と解決策について紹介しましたが、それでも解決しない方向けに、役に立つ情報をまとめました。まだ問題が解決していない方は、これからご紹介する情報も参考にしてください。
ヘルプも参照しよう
ChatGPTを提供しているOpenAIにはヘルプページも用意されており、よくあるエラーなどの記事が公開されています。下図のように、検索窓からキーワードを入力して記事を検索することもできます。
また、ヘルプページではエラー以外にもよくある質問などについてもまとめられていますので、気になった方は公式サイトを確認しましょう。
【参考】:OpenAI公式 ヘルプページ
コンソール画面を確認しよう
ブラウザやインターネットの問題が原因の場合、コンソール画面にエラーが表示されることもあります。
上記の解決法を試しても上手くいかない場合はコンソール画面にエラーメッセージが表示されていないか確認してください。
ちなみにコンソール画面の表示方法は、例えばGoogle Chromeならブラウザを開いた状態で右クリックをしてください。メニューがいくつか表示されますので、「検証」を選択します。
検証を選択すると画面が切り替わり、コンソール画面が表示されます。下図の赤枠のように、「Network」のタブを選択してみましょう。ネットワークで問題が起きている場合にはエラーが表示されます。
ChatGPTのエラーを解消して、快適にAIツールを活用しよう
本記事では、ChatGPTのエラーと解消方法について紹介しました。エラーが発生する原因にはChatGPT側の問題と、自身の環境の問題に大きく分けられます。そのため、まずは問題の切り分けを行うことが重要です。
また、今回紹介したOpenAIのヘルプページなども参考にしつつ、エラーを解消してみましょう。ChatGPTは適切に利用できれば非常に便利なツールですので、ぜひ本記事を参考にしてエラーを解消し、有効活用しましょう。
編集部オススメコンテンツ
アンドエンジニアへの取材依頼、情報提供などはこちらから