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情報セキュリティマネジメント試験とITパスポートの違いは?転職方法も解説
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情報セキュリティマネジメント試験とITパスポートの違いは?転職方法も解説

アンドエンジニア編集部
2025.04.09
この記事でわかること
情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験は、どちらもIPA認定の国家資格だが対象者や難易度が異なる
IT未経験の場合はITパスポート試験、セキュリティエンジニアを目指す場合は情報セキュリティマネジメント試験がおすすめ
資格を活かして転職するなら、IT業界に詳しい転職エージェントに相談するのがおすすめ

情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験の違いとは?

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情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験はどちらもIPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が認定する国家資格で、就職や転職でも評価されやすいため、エンジニアを目指す人や現役エンジニアからの人気が高い資格です。

今回は、情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験の主な共通点や違い、資格を活かした転職方法について紹介しますのでぜひ参考にしてください。

【参考】:ITパスポート試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 【参考】:情報セキュリティマネジメント試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

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試験の概要

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情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験の違いを知る前に、それぞれの試験の概要について簡単に紹介します。

両試験はどちらも出題形式や試験時間など共通点があります。ここでは、試験時間・出題形式・出題される問題数を比較します。

■ITパスポート試験 ・試験時間:120分 ・出題形式:多肢選択式(四肢択一) ・出題数:100問(小問形式)

【参考】:ITパスポート試験 | 試験内容・出題範囲

ITパスポートとはどんな資格?メリットや難易度、合格率を解説!

■情報セキュリティマネジメント試験 ・試験時間:120分 ・出題形式:多肢選択式(四肢択一) ・出題数:60問(科目A:48問の小問形式、科目B:12問の多肢選択式)

【参考】:情報セキュリティマネジメント試験 出題内容

情報セキュリティマネジメント試験の申し込み方法は?図解で紹介

対象者像の違い

試験の対象者像は、ITパスポート試験が学生やIT初学者を対象としているのに対して、情報セキュリティマネジメント試験は企業のセキュリティ部門担当者を対象としています。

未経験からITエンジニアを目指す場合は、ITパスポート試験から挑戦するのがおすすめです。

難易度の違い

難易度については、近年の合格率だけを見ると、ITパスポート試験は51%〜59%、情報セキュリティマネジメント試験は49〜67%程度ですので大きな差はありません。

しかし、ITパスポート試験がスキルレベル1に設定されているのに対して、情報セキュリティマネジメント試験はスキルレベル2に設定されており、内容がより高度で専門的になっていることが分かります。

【参考】:ITパスポート試験 統計情報 【参考】:統計情報(情報セキュリティマネジメント試験)

ITパスポートの難易度は?合格点や必要な勉強時間、勉強方法を解説
情報セキュリティマネジメント試験の難易度は?合格率と勉強方法を解説

活かせる職種の違い

ITパスポート試験は、システムエンジニアやプログラマーといったITエンジニアの職種はもちろん、IT企業の事務職や営業職でも前提知識として役立つ場面があります。一方で、専門性は高くないため、エンジニアとして更なるスキルアップ・キャリアアップを目指す場合には、基本情報技術者試験などの上位資格を取得するのがおすすめです。

情報セキュリティマネジメント試験は、企業のセキュリティ部門の担当者などセキュリティの専門家を対象としており、社内SEやITコンサルタントなど、より専門性の高い職種になりたい場合におすすめです。

年収の違い

未経験からITパスポートを活かして転職する場合は、エンジニアの中でも下流工程を担当する職種になることが多いため、年収も低く設定されていることが多いです。

一方で、情報セキュリティマネジメント試験の合格を活かして転職する場合は、企業のセキュリティ部門担当者など専門性の高いポジションに応募できるため、より高い年収が期待できるでしょう。

ここでは、これらの資格を活かせる代表的な職種として、システムエンジニアの平均年収を参考に紹介します。

システムエンジニアの平均年収は「マイナビエージェント職種図鑑」によると、431万円(※2025年2月執筆時点)と算出されています。また、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」における「エンジニア/プログラマ」の平均年収を参考にすると、592万円でした。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、システムエンジニアは国内の平均年収と同等以上の年収が設定されていると言えます。

情報セキュリティマネジメント試験に合格してセキュリティ担当者になり、実務経験や実績を積み重ねてマネジメント職を目指せば、より高い年収を得ることも可能です。

【参考】:マイナビエージェント職種図鑑/システムエンジニア ※【平均年収 調査対象者】2020年1月~2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方 【参考】:IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別(P7) 【参考】:民間給与実態統計調査-国税庁

資格を活かして転職する方法

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ITパスポートや情報セキュリティマネジメント試験の資格を活かしてキャリアチェンジやキャリアアップをしたい場合、転職活動をして自分に合った求人を探したり、自分の市場価値を確認してみるのがおすすめです。

ここでは、未経験から資格を活かして転職する方法について紹介します。

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なりたい職種を決める

情報セキュリティマネジメント試験はセキュリティの専門資格なので将来像が明確ですが、一方でITパスポート試験はIT全般の幅広い基礎知識を身に付ける資格であるため、明確な目的意識がなくても挑戦しやすいでしょう。

しかし、具体的な目標を意識すると資格に関する学習の集中力やモチベーションの維持に繋がるため、まずは資格を取得した後にどのような職種を目指したいかを明確化することから始めるのがおすすめです。

必要な資格を取得する

なりたい職種をイメージしたら、取得すべき資格を選び、合格に向けて勉強を始めましょう。未経験からシステムエンジニアやプログラマーなどを目指す場合は、ITパスポート試験から挑戦するのがおすすめです。

一方で、セキュリティエンジニアなどの専門職を目指す場合は、ITパスポート試験に合格後、情報セキュリティマネジメント試験にも挑戦してみましょう。

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研修のある企業に応募する

資格を取得したら、転職活動に挑戦してみましょう。実際に転職するのはリスクが伴いますが、転職活動自体にはリスクはありません。転職サイトや求人誌などで自分に合う求人のリサーチや、転職エージェントに相談して自分の市場価値を確認することは、今後のキャリアプランを立てる上で重要です。

応募する企業選びに迷う場合は、研修のある企業に応募するのがおすすめです。IT企業は一般的に教育コストがかからず即戦力となる経験者の採用を重視する傾向があるため、未経験からの転職は採用されるハードルが高くなります。

一方で、研修のある企業では採用後に育成する体制が整っているため、未経験者の採用に積極的であり、選考を通過する可能性が高くなります。また、入社後も研修で基本的な知識や技術を学んだ上で実務に移行できるため、安心して取り組むことができます。

国家資格を取得して市場価値の高いエンジニアを目指そう

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情報セキュリティマネジメント試験とITパスポート試験は、どちらもIPAが認定する国家資格ですが、対象者像や難易度、活かせる職種が異なるため、明確な目的意識を持って取得すべき資格を決めるのがおすすめです。

資格を取得したら、まずは転職活動を行ってみましょう。転職自体にはリスクがありますが、転職活動にはリスクはありません。転職活動では企業選びや書類選考対策、面接対策など様々な取り組みが必要になるため、不安や悩みを抱えることもあるでしょう。

そのような時は、IT業界の転職事情に詳しい転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。

そこで利用を推奨するのがマイナビIT エージェントです。

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アドバイザーは企業側と直接連携を取れるので、求人票に載っていない情報も確認することができます。こちらで、働き方などをしっかり確認の上、応募企業を選んでいくのが良いでしょう。

未経験からのキャリアチェンジは心身ともに本当に大変だと思います。少しでもご自身の負担を減らすべく、エージェントサービスを活用して、失敗のない転職活動に臨んでいただければ幸いです。

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