## 情報セキュリティマネジメント試験の難易度

*情報セキュリティマネジメント試験とは、独立行政法人情報処理推進機構（IPA）が主催するIT系の国家資格の1つです。*組織に必要な情報セキュリティマネジメントの計画や運用、評価、改善に欠かせない基本知識が問われます。

【参考】：[情報セキュリティマネジメント試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sg.html)

情報セキュリティマネジメント試験は、経済産業省の「共通キャリア・スキルフレームワーク（CCSF）」におけるレベル1〜7のうち「レベル2」相当とされています。

【参考】：[次世代高度ＩＴ人材像、情報セキュリティ人材、今後の階層別の人材育成 |経済産業省](https://www.meti.go.jp/committee/sankoushin/jouhoukeizai/jinzai/pdf/report_001_00.pdf)
【参考】：[2.ITスキル標準とは -ものさしとしてのスキル標準 | デジタル人材の育成 | IPA](https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itss/itss2.html)
【参考】：[ITスキル標準V3 2011 ダウンロード](https://www.ipa.go.jp/jinzai/skill-standard/plus-it-ui/itss/ps6vr70000004x60-att/000024840.pdf)

情報セキュリティマネジメント試験を受験するにあたって気になるのが、試験の難易度です。ここでは、難易度を図るために合格率や他のIT試験との違いについて紹介します。

情報セキュリティマネジメント試験の合格条件は、科目A試験と科目B試験の総合評価点が基準点（600点）以上であることです。

**IPA公式資料を確認すると、2023年度（令和5年）における10月の合格率は、69.8%でした。**直近の合格率をまとめると以下のようになります。

・2023年4月：76.2%
・2023年5月：78.2%
・2023年6月：72.4%
・2023年7月：73.3%
・2023年8月：75.5%
・2023年9月：72.6%

【参考】：[統計情報（情報セキュリティマネジメント試験） | 試験情報 | IPA](https://www.ipa.go.jp/shiken/reports/toukei_sg.html)
【参考】：[情報処理技術者試験（情報セキュリティマネジメント試験）統計資料](https://www.ipa.go.jp/shiken/reports/ps6vr7000001lzik-att/202312_sg_toukei.pdf)

およそ70％以上の合格率であり、IT系の国家資格の中ではかなり高い数字を誇ります。

2023年4月より新試験制度になったことで、これまでの年2回開催から随時試験が可能である通年式に変更されたため、全体的な受験のハードルが下がった影響も大きいと考えられます。

### ITパスポート試験と基本情報技術者試験との違い

その他の試験と比べてみると、**レベル1である「ITパスポート試験」よりも深い知識が必要となり、同じレベル2である「基本情報技術者試験」と同等程度の知識が求められます。**

【参考】：[試験区分一覧 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html)

ITパスポート試験では、「技術分野（テクノロジー系）」「経営管理（マネジメント系）」「経営戦略（ストラテジー系）」など幅広い知識が問われます。

対して、情報セキュリティマネジメント試験の試験内容は情報セキュリティ分野とその関連分野が中心です。ITパスポート試験よりも範囲は狭くなるものの、より深い知識が必要です。

また、情報セキュリティマネジメント試験と同じレベル2である、基本情報技術者試験で出題される「疑似言語（データ構造とアルゴリズム）」などの内容は出題されません。

【参考】：[ITパスポート試験 試験内容・出題範囲](https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/html/about/range.html)
【参考】：[情報セキュリティマネジメント試験 出題内容 | 試験情報 | IPA](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sg/outline.html)

基本情報技術者試験とITパスポートの違いは？範囲や免除、重複受検など解説

情報セキュリティに関する試験には「情報処理安全確保支援士試験」もありますが、これは情報システム開発者向けのもので、難易度が高いレベル4に位置づけられています。

合格者は所定の登録手続きを経て、国家資格「情報処理安全確保支援士（登録セキスぺ）」の資格保持者になることができます。セキュリティエンジニアやセキュリティコンサルタントを目指す方におすすめの資格です。

【参考】：[情報処理安全確保支援士試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sc.html)

情報処理安全確保支援士とは？将来性や年収、試験の難易度などを解説

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## 情報セキュリティマネジメント試験の概要

ここでは、試験日程や受験方法など、情報セキュリティマネジメント試験の概要をまとめました。受験の際はこれらの情報をよく確認しましょう。

### 情報セキュリティマネジメント試験とは？

そもそも情報セキュリティマネジメント試験とは、2016年（平成28年）春季から情報処理技術者試験に加わった国家試験です。

*サイバー攻撃や従業員の情報漏えいなどから企業や組織を守るために必要な管理体制、および取り組みに関する知識やスキルを保有していることを認定します。*

情報セキュリティマネジメント試験は、情報システムにおける開発部門ではなく、業務部門における情報セキュリティに関するリーダーを育成する目的で設置された試験です。そのため、技術者に限定した試験ではありません。

受験の対象者にはITを専門としない部門、つまりITを利用する側である部門も含まれます。

以下では、情報セキュリティマネジメント試験の概要についてまとめました。

・受験資格：特になし
・試験日程：通年受験が可能（予約の空き状況次第）
・受験費用：7,500円（税込）
・受験方式：CBT（Computer Based Testing）形式
・申込方法：IPAのサイトより受験予約を行う
・試験時間：120分
・出題形式：科目A / 多肢選択式（四肢択一）、科目B / 多肢選択式
・出題数 / 解答数：60問 / 60問
・合格基準点：総合評価点 / 600点（1,000点満点）

【参考】：[情報セキュリティマネジメント試験 出題内容 | 試験情報 | IPA](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sg/outline.html)

情報セキュリティマネジメント試験は、科目A試験と科目B試験に分けられます。それぞれの出題範囲は異なるため、各試験に合わせた学習が必要です。

以下に、公式サイトを参考に情報セキュリティマネジメント試験の出題範囲をまとめました。

*【科目A】*
「重点分野」
　・情報セキュリティ全般（機密性・完全性・可用性、脅威、脆弱性、サイバー攻撃手法、暗号、認証など）
　・情報セキュリティ管理（情報資産、リスク、ISMS、インシデント管理などの各種管理策、CSIRTなど）
　・情報セキュリティ対策（マルウェア対策、不正アクセス対策、情報漏えい対策、アクセス管理、情報セキュリティ啓発など）
　・情報セキュリティ関連法規（サイバーセキュリティ基本法、個人情報保護法、不正アクセス禁止法など）

「関連分野」
　・テクノロジ（ネットワーク、データベース、システム構成要素）
　・マネジメント（システム監査、サービスマネジメント、プロジェクトマネジメント）
　・ストラテジ（経営管理、システム戦略、システム企画）

*【科目B】*
業務の現場における情報セキュリティ管理の具体的な取組みである情報資産管理、リスクアセスメント、IT利用における情報セキュリティ確保、 委託先管理、情報セキュリティ教育・訓練などのケーススタディによる出題を通して、情報セキュリティ管理の実践力を問う

情報セキュリティマネジメント試験は、2020年（令和2年）から基本情報技術者試験と同様に、試験会場に設置されたコンピュータを使用して実施するCBT方式に変更されました。

また、2022年度（令和4年度）までは春期・秋期の年2回開催でしたが、*2023年度（令和5年度：2023年4月）より、1年を通して受験が可能になりました。*試験日は自分の都合に合わせていつでも好きな日程を選択できるため、勉強スケジュールが組みやすくなっています。

【参考】：[情報処理技術者試験における出題範囲・シラバス等の変更内容の公表について](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20220425.html)

情報セキュリティマネジメント試験はCBT方式で実施され、試験の評価採点は「IRT（項目応答理論）」に基づく方式が採用されています。IRT方式では、受験者の設問に対する正答・誤答に基づき、設問の特性や受験者のスキルを分けて推定する統計理論です。

*受験手数料については、7,500円（税込）です。*

合格発表は、試験終了後の翌月以降にIPAのWebサイト上で合格者の受験番号が発表されます。合格者には登録された住所に合格証書が郵送されます。

【参考】：[情報セキュリティマネジメント試験](https://www.jitec.ipa.go.jp/sg/about.html)

情報セキュリティマネジメント試験はCBT方式！申し込み方法も解説

情報セキュリティマネジメント試験の試験時間は120分であり、時間内に科目Aと科目Bをまとめて実施しなければなりません。そのため、試験における時間配分が重要です。

出題形式に関しては、*科目Aでは四肢択一の多肢選択方式で主に知識が問われ、科目Bでは多肢選択方式で主に技能面に関する内容が出題されます。*

試験全体の出題数は60問で、科目Aの出題数が48問、科目Bの出題数が12問です。評価は54問で行われ、残りの6問では今後出題する問題を評価するために用いられます。

【参考】：[情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験　試験要綱](https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/t6hhco0000004yy7-att/youkou_ver5_2.pdf)

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## 情報セキュリティマネジメント試験のメリット

情報セキュリティマネジメント試験は「意味ない」と言われてしまうことがありますが、受験するメリットにはどういったものがあるのでしょうか？

### IT知識のスキル証明となり、信頼性が増す

情報セキュリティを確保するためには、「ITによる対策（技術面の対策）」だけではなく「人による対策（管理面の対策）」への取り組みも重要です。試験名称にある「マネジメント」とは、情報セキュリティ対策を組織全体で実践するために必要な管理体制や取り組みを指します。

情報セキュリティマネジメント試験は、そうした取り組みにおいて「情報管理の要」となる存在を育成する目的で創設されました。

試験では実際の事例に基づく出題も多く含まれるため、業務に役立つ実践的な能力を身に着けることができます。

情報セキュリティマネジメント試験に合格すると、経済産業大臣の名前が入った合格証書が交付され、情報セキュリティ管理に関する知識やスキルを体系的に習得している証となります。企業・組織や社会からの信頼も得られるでしょう。

また、*より高度な資格である「情報処理安全確保支援士試験」などへのステップアップにつなげることも可能です。*

### 上位資格へチャレンジして年収アップに繋がる

情報セキュリティマネジメント試験に合格することで、上位資格へチャレンジしやすくなります。それにより、**資格手当がもらえたり、キャリアアップに活かしたりすることで年収アップに繋がるでしょう。**

以下では、参考例として一般的なプログラマーの平均年収を紹介します。現在の収入と比較しながら、今後のキャリアプランの参考にしてください。

「マイナビエージェント 職種図鑑」でのプログラマーの平均年収は344万円（※2023年12月執筆時点）、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種の「エンジニア/プログラマ」を参考にすると、平均年収592万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、プログラマーは調査媒体や勤める企業によって年収に差があることが分かります。

【参考】：[マイナビエージェント 職種図鑑](https://mynavi-agent.jp/it/jobindex/05.html?utm_source=and-engineer&utm_medium=content-text&utm_campaign=acv12_2)
※【平均年収 調査対象者】2020年1月～2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方
【参考】：[IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別（P7）](https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11623215/www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001-1.pdf)
【参考】：[民間給与実態統計調査-国税庁](https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf)

## 情報セキュリティマネジメント試験の勉強方法

情報セキュリティマネジメント試験に合格するためには、どのように勉強を進めれば良いのでしょうか。必要な勉強時間や学習のポイントをまとめました。

情報セキュリティマネジメント試験は、IT国家資格の中では合格率が比較的高く、独学でも合格可能な試験の1つです。参考書や過去問題集を活用することで、出題内容を理解し、合格に必要なスキルや知識を学習できます。

一般的に、**未経験者が情報セキュリティマネジメント試験に合格するには「200時間程度」の勉強時間が必要であると言われています。**1日3時間の勉強を毎日続ければ2ヵ月強で達成できる時間です。

元々の知識レベルや置かれている環境などによって必要な時間や期間は変わりますが、1つの目安として参考にしてください。

まずは、継続的に学習を進められるよう無理のないスケジュールを立てることが重要です。必要と思われる期間よりも少し余裕を持たせることをおすすめします。

独学の場合はテキスト（参考書）や過去問を中心に学習するのが基本です。テキストを読んで知識をインプットし、過去問を解くことでアウトプットする、ということを繰り返して力をつけていきます。独学が厳しいと感じる場合は通信講座などを利用してもいいでしょう。

試験の主催者であるIPAのWebサイトにはサンプル問題が公表されているため、ぜひチェックしましょう。

また、*科目Bはすべて長文問題となっているため、読解力が求められます。*さらに、全ての設問が回答必須となっている点にも注意が必要です。

【参考】：[基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験の通年試験に関するお知らせ](https://www.jitec.ipa.go.jp/1_00topic/topic_20221226.html)

試験内容が改定されることがあるため、参考書はなるべく出版日が新しいものを選びましょう。ここでは、情報セキュリティマネジメント試験の学習におすすめの参考書を3冊紹介します。

*「情報処理教科書 出るとこだけ！情報セキュリティマネジメント テキスト＆問題集［科目A］［科目B］2024年版」*
本書は、情報セキュリティマネジメント試験の予想問題とIPAのサンプル問題を解説しています。専門用語を丁寧にわかりやすく解説しているため、初心者の方でも挫折しにくいでしょう。また、全過去問題の解説をダウンロードが可能であり、これ1冊で過去問題集としても活用できます。

▪著者：橋本 祐史
▪ページ数：552ページ
▪出版社：翔泳社
▪発売日：2023/11/20
【参考】：[情報処理教科書 出るとこだけ！情報セキュリティマネジメント テキスト＆問題集［科目A］［科目B］2024年版](https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798183510)

*「令和06年 情報セキュリティマネジメント 合格教本」*
情報セキュリティのプロが監修しており、スマホでも勉強ができる特典が充実している参考書です。重点的に勉強する範囲がわかる演習アプリ「DEKIDAS-WEB」によって、過去問の掲載のほか、自動採点機能や分析機能などが活用でき、苦手克服に役立ちます。

▪著者：岡嶋 裕史
▪ページ数：416ページ
▪出版社：技術評論社
▪発売日：2023/12/4
【参考】：[令和06年 情報セキュリティマネジメント 合格教本](https://direct.gihyo.jp/view/item/000000003224)

*「令和06年 情報セキュリティマネジメント パーフェクトラーニング過去問題集」*
本書は、合計880問の問題を掲載しており、とにかく数をこなして実力をつけていくことを目的としています。最新の試験に合わせた内容が紹介されており、合格までのサポートが期待できます。

▪著者：庄司 勝哉、近藤 有馬、星 代介、吉川 允樹
▪ページ数：416ページ
▪出版社：技術評論社
▪発売日：2023/12/14
【参考】：[令和06年 情報セキュリティマネジメント パーフェクトラーニング過去問題集](https://direct.gihyo.jp/view/item/000000003245?category_page_id=shikaku_it)

情報セキュリティマネジメント試験とは、2016年春期から情報処理技術者試験に加わった国家試験です。2023年からは毎日受験が可能になります。ここでは、同試験の試験内容や難易度を解説し、学習方法や取得によるメリットなどを紹介していきます。

情報セキュリティマネジメント試験は、業務全体における情報セキュリティリーダーを育成する目的の試験である

情報セキュリティマネジメント試験の難易度はそれほど高くなく、合格率も比較的高いと言える

制度変更により2023年度から試験方式や出題内容が変わる

情報セキュリティマネジメント試験の難易度は？合格率と勉強方法を解説

## 情報セキュリティマネジメント試験の申し込み方法

情報セキュリティマネジメント試験とは、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、サイバー攻撃の脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する国家試験です。

IPA独立行政法人情報処理推進機構（通称IPA）が主催しており、CBT方式（Computer Based Testing）方式により、年間を通じて随時実施されています。試験の概要や出題内容、活用している企業や教育機関の事例などは、IPAの公式サイトで確認できます。

この記事では、*情報セキュリティマネジメント試験の概要と、具体的な申込み方法について解説します。*情報セキュリティマネジメント試験の受験を検討している方はぜひ参考にしてください。

【参考】：[情報セキュリティマネジメント試験 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sg/index.html)

情報セキュリティマネジメント試験は、IPAが運営する国家資格であり、平成28年（2016年）からスタートした情報処理技術者試験です。 *情報セキュリティマネジメント試験は、業種や職種を問わず、情報システムや情報機器、個人情報などを扱う全てのビジネスパーソンを対象にした資格試験です。*

### 情報セキュリティマネジメント試験の合格率

情報セキュリティマネジメント資格はIPAが主催する「ITパスポート試験」の上位資格に位置する試験ですが、IPAが定義した難易度レベルはレベル2相当であり、**合格率も2023年4月よりCBT方式になってからの推移は70%台と高く、比較的合格しやすい試験と言えます。**

情報セキュリティマネジメント試験の難易度は？試験内容と合格率を解説

ITパスポート試験の合格率は？受験者層や難易度なども解説！

以下は、試験概要について一覧でまとめて紹介します。ぜひ参考にしてください。

▪受験資格：学歴や年齢を問わず誰でも受験可能
▪試験日　：CBT方式により通年実施
▪受験料    ：7,500円（税込）
▪試験方式：CBT方式（試験会場に設置されたコンピュータを利用した試験方式）
▪受験日程：2023年4月5日より年間を通じて随時試験を実施
▪試験結果：スコアレポートは送付されないが、試験の2〜3時間後にマイページで確認可能
▪合格発表：受験月の翌月中旬頃
▪合格証書：合格発表後、約1週間程度で発送
▪試験会場：全国47都道府県の会場（CBTテストセンター）で受験
▪試験の構成：      
     　　          *出題形式　　 出題数/回答数　 合格ライン　試験時間　　　備考*
◇科目A：　多肢選択式      60問/48問	 　科目A・B 　　　 120分　　  基礎的な知識を問う内容
◇科目B：　多肢選択式      60問/12問	　 併せて60 %   　A・B併せて　応用的な知識を問う内容	

【参考】：[情報セキュリティマネジメント試験の通年試験に関するお知らせ | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構](https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/henkou/2022/20221226.html)
【参考】：[過去問題 | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構](https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/index.html)
【参考】：[テストセンター | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト](https://cbt-s.com/examinee/testcenter/?type=ipa_cbt&name=情報セキュリティマネジメント試験（SG）／基本情報技術者試験（FE）&testpgid=)

## 情報セキュリティマネジメント試験の申し込み手順

情報セキュリティマネジメント試験は、*試験業務の委託先であるCBT-Solutionsの受験者ポータルサイトより申し込みます。*以下に申し込み手順を紹介しますので参考にしてください。

【参考】：[情報セキュリティマネジメント試験（SG） | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト](https://cbt-s.com/examinee/examination/sg)

CBT試験の申し込みを行うためには、**あらかじめ受験者登録を行い、利用者IDとパスワードの取得が必要です。**以下に手順を解説します。

*■ マイページアカウント作成*
情報セキュリティマネジメント試験の受験者登録には、受験者登録の専用サイトにアクセスし、マイページアカウントの作成を行います。「個人情報の取扱いについて」を読み、［同意する］にチェックを入れ、［次へ］をクリックします。

【参考】：[情報セキュリティマネジメント試験（SG） | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者専用サイト](https://cbt-s.com/page/itee)

~~【画像】：　マイページアカウント作成 同意画面　~~

*■ メールアドレス登録*
利用者IDの登録に関する注意事項を読み、［同意する］にチェックを入れ、メールアドレスを2回入力し、［登録する］をクリックします。

~~【画像】：　メールアドレス登録画面　~~

*■ 仮登録*
メールアドレスの仮登録が済むと、登録したメールアドレス宛にメールが届きますので確認してください。

~~【画像】：　メールアドレス仮登録完了画面　~~

*■ 仮登録完了メール*
メールアドレスの登録が済むと、登録したアドレス宛に仮登録完了のメールが届きますので、メールの記載内容に従って本登録用のURLにアクセスし、マイページアカウントの登録を済ませます。

~~【画像】：　マイページアカウント仮登録メール　~~

*■マイページアカウントの本登録*
マイページアカウントの本登録画面が表示されたら、IDとパスワード、姓名、生年月日、予備のメールアドレス、電話番号などを入力し、右下の［確認画面へ］をクリックします。

~~【画像】：　マイページアカウント本登録入力画面　①~~

~~【画像】：　マイページアカウント本登録入力画面　②~~

*■マイページアカウントの登録確認*
マイページアカウントの本登録画面で入力した内容が正しいか、確認を求める画面が表示されます。内容に誤りがなければ、右下の［登録する］をクリックします。「マイページ登録完了」の画面が表示されてマイページの登録が完了します。

~~【画像】：　マイページアカウント本登録画面　~~

**マイアカウントの登録が済んだら、続けて受験予約を行いましょう。**受験料の支払いをクレジットカードで行う方は、手元にクレジットカードを用意しておきましょう。

*■ マイページへログイン*
情報セキュリティマネジメント試験の受験予約を行います。先ほど登録したIDとパスワードを入力し、［ログイン］ボタンをクリックしてマイページにログインします。

~~【画像】：　マイページ　ログイン画面　~~

*■ マイページより情報セキュリティマネジメント試験の申し込みをする*
ログインすると、受験者マイページの画面が表示されます。ここでは、CBT形式で行われる情報処理技術者試験の受験予約、受験結果の確認、利用者情報の変更、アカウント情報の変更、受験票や領収書のダウンロードなどが行えます。

このマイページから「情報セキュリティマネジメント試験（SG）CBT試験申込」のボタンをクリックします。

~~【画像】：　受験者マイページ　メニュー選択画面　~~

*■ マイページより情報セキュリティマネジメント試験の申し込みをする*
「情報セキュリティマネジメント試験（SG）CBT試験申込」を選択すると、「特別措置申請について」の画面が表示され、さらに画面下の申し込み内容の入力画面に遷移しますので、［選択する］ボタンをクリックします。

~~【画像】：　申込内容の入力画面　~~

*■ 試験区分の選択*
試験区分が表示されていますが、間違いがなければ［次へ］のボタンをクリックします。他の試験も登録している場合には、複数表示されますので、実際に受験申し込みを行う方を選択します。

~~【画像】：　試験区分の選択　~~

*■ アンケートの回答*
受験者プロフィールに関するアンケートです。こちらは試験後に統計情報として集計、公開されます。該当するものを選択し、最後に［確定］ボタンをクリックします。必須回答と任意回答項目がありますので、分からない・答えられない質問は飛ばして構いません。

~~【画像】：　アンケート入力画面　~~

*■ 受験日時と都道府県の選択*
受験を希望する月日と受験したい地域、都道府県を選択します。希望する月日は本日より+3日以降を指定します。各項目の選択が済んだら右下の［検索］ボタンをクリックします。

~~【画像】：　地域、都道府県、受験希望月日の選択画面　~~

*■ 受験日時と会場の選択*
選択した受験希望日時と都道府県の条件から、受験申込ができる日付と会場が一覧表示されますので、〇印が表示されている箇所から受験日と受験会場を選択します。

~~【画像】：　受験日時・会場の選択画面　~~

*■ 受験日時と会場の確定*
選択した受験希望日と会場が示され、受験可能時間が表示されます。受験開始時間を選択し、日時と会場が確定したら、［確定］ボタンをクリックします。

~~【画像】：　受験日時・会場の確定画面　~~

*■ 住所情報の入力*
受験日時・会場が確定すると、試験区分の確認画面が表示され、その下に住所情報を求める画面が表示されます。画面左下の［入力する］ボタンをクリックします。住所の入力が終わったら、支払い方法選択画面に遷移します。

~~【画像】：　試験区分確認と住所情報の入力画面　~~

*■ 支払い方法の選択*
支払い方法はクレジットカード、コンビニ・銀行ATM支払い、バウチャーチケットでの支払いの中から選択できます。例ではクレジットカード支払いの方法を記載していきます。

~~【画像】：　受験料 支払い方法選択画面　~~

*■ クレジット支払いの場合*
支払い方法としてクレジット支払いを選択すると、申込内容の確認画面と併せて、クレジット情報入力画面が表示されます。カード番号、有効期限、セキュリティコード、クレジットカード名義人（半角英数）を入力し、［申込完了］ボタンをクリックします。

これで、情報セキュリティマネジメント試験の申し込みは完了です。

~~【画像】：　クレジット支払い 申込内容確認画面　~~

~~【画像】：　クレジット情報入力画面　~~

## セキュリティに強いエンジニアを目指そう

ここまで、情報セキュリティマネジメント試験の概要や試験の申込方法について解説してきました。情報化の進展に比例して、セキュリティリスクは増しており、セキュリティ人材に対するニーズも高まっています。

情報セキュリティマネジメント試験は、CBT方式により通年受験が可能であり、万一受験できなかった場合でも、受験日から30日の期間を空けると受験が可能です。*国家資格ですが、比較的合格しやすい試験ですので、ITパスポートを取得した方、セキュリティエンジニアを目指している方もぜひ挑戦してみてください。*

【2023年最新】情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書10選！

情報セキュリティに対する意識の高まりを受け、セキュリティ人材へのニーズが増す中、情報セキュリティマネジメント試験が2023年4月からCBT方式による通年受験が可能となりました。この記事では、情報セキュリティマネジメント試験の申し込み方法について解説します。

情報セキュリティマネジメント試験は2023年4月より、CBT方式となり通年受験が可能となった

情報セキュリティマネジメント試験はオンラインで申し込み、希望日時に希望会場で受験が可能

情報セキュリティマネジメント試験の受験料はクレジット、コンビニ支払いなどに対応している

情報セキュリティマネジメント試験の申し込み方法は？図解で紹介

## 情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書

ITの高度化やインターネットの普及により、情報セキュリティの社会的重要度が高まっています。**情報セキュリティを確保する情報セキュリティマネジメントの知識は、高度化するIT活用には欠かせないものです。**

ここでは、スキルを証明する情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書を順に紹介していきます。

### 情報セキュリティマネジメント試験とは

*情報セキュリティマネジメント試験とは、組織に必要とする情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善のサイクルを維持するための基本知識を評価する試験です。*

標的型攻撃や内部不正など、組織に対する情報セキュリティの確保は重要度が高まっています。このようなリスクに対して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための知識を想定しています。

### 情報セキュリティマネジメント試験の要綱

*情報セキュリティマネジメント試験は、試験実施方法の見直しに伴い2023年4月より通年実施に変更されています。*実施方式はCBT方式です。従来は、午前試験と午後試験で各90分の試験時間でしたが、変更後は科目A・B試験として120分の試験時間で60問が小問として出題される形式となります。通年実施で試験時間が短縮され、申し込みをしやすくなっています。

【参考】：[情報処理推進機構 試験情報 情報セキュリティマネジメント試験](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sg.html)
【参考】：[情報処理推進機構 情報セキュリティマネジメント試験 特設紹介ページ](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sg/index.html)

### 情報セキュリティマネジメント試験で求めるスキルレベル

情報セキュリティマネジメント試験のスキルレベルは、共通キャリア・スキルフレームワーク（CCSF）のレベル2に相当します。*レベル2では、情報セキュリティマネジメントに関する基本的知識・技能が求められます。*

【参考】：[情報処理推進機構 共通キャリア・スキルフレームワーク](https://www.ipa.go.jp/archive/jinzai/skill-standard/ccsf/csfv.html)

### 情報セキュリティマネジメント試験の過去問

これまでの情報処理技術者試験の過去問は、公式サイトに公開されています。独学で試験勉強をする上でも活用するのが良いですが、CBT方式の場合は、過去問が公表されません。*情報セキュリティマネジメント試験は2020年からCBT方式を導入しています。*

2023年4月からは通年試験に変更となったことで、試験時間の短縮や小問での実施など、実施方法が変更されました。シラバスによるとそれ以前の試験と出題範囲に大きな違いがありませんので、2019年までの公開済み過去問に基づいて学習を進めるのもおすすめの勉強方法です。

【参考】：[基本情報技術者試験、情報セキュリティマネジメント試験の通年試験に関するお知らせ](https://www.ipa.go.jp/news/2022/shiken/tsunen.html)
【参考】：[情報処理技術者試験における出題範囲・シラバス等の変更内容の公表について](https://www.ipa.go.jp/news/2022/shiken/henkou20220425.html)

## 情報セキュリティマネジメント試験のおすすめ参考書10選

情報セキュリティマネジメント試験は、2023年4月から新方式の通年実施に変更されたため、*最新の情報は2023年版（令和5年版）の参考書を使用するのが良いでしょう。*従来から変わらない基礎知識自体は、それ以前に出版された参考書でも問題ありません。これより、具体的なおすすめ参考書を紹介していきます。

### （テキスト）令和05年 情報セキュリティマネジメント 合格教本

*本テキストでは全体を通して知識をインプットし、特典の過去問集でアウトプットを促進します。*特にWebアプリは使いやすく、過去問演習で理解を深め、知識の定着が可能です。直前対策にも対応するため、試験直前の最終確認も可能です。

▪著者：岡嶋 裕史
▪ページ数：432ページ
▪出版社：技術評論社
▪発売日：2022/12/5

【参考】：[令和05年 情報セキュリティマネジメント 合格教本](https://gihyo.jp/book/2022/978-4-297-13146-3)

### （テキスト）徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 令和5年度

*本書は、他の情報処理技術者試験の参考書も手がける著者が、通年試験化に伴う科目A・Bを解説する本です。*本書は全文が電子版（PDF）で提供され、スマートフォンで学ぶ「でる語句200」が、購入特典で利用できます。掲載内容は豊富ですので、じっくり学びたい方向けの参考書です。

▪著者：株式会社わくわくスタディワールド 瀬戸 美月、同 齋藤 健一
▪ページ数：584ページ
▪出版社：インプレス
▪発売日：2022/12/20

【参考】：[徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 令和5年度](https://book.impress.co.jp/books/1122101105)

### （テキスト）2023年度版 ニュースペックテキスト 情報セキュリティマネジメント

*本書は、オールカラーで構成されており視覚的に情報を得ることができます。*主題の「情報セキュリティ分野」と「関連分野」に分かれており、基礎から学べます。科目Aと科目Bそれぞれに知識習得を狙います。

▪著者：TAC情報処理講座
▪ページ数：428ページ
▪出版社：TAC出版
▪発売日：2023/03/18

【参考】：[2023年度版 ニュースペックテキスト 情報セキュリティマネジメント](https://tacpub.jp/list/detail.php?bc=110440)

### （テキスト&問題集）情報処理教科書 出るとこだけ！情報セキュリティマネジメント テキスト＆問題集 2023年版

*本書は紙面数が多めで、幅広く試験範囲をカバーする参考書です。*テキストと問題集がセットですので、この本1冊でも合格水準に達する知識を得ることができるでしょう。2022年12月に公開された公式のサンプル問題セットおよび午前の過去問すべてが解説されています。

▪著者：橋本 祐史
▪ページ数：488ページ
▪出版社：翔泳社
▪発売日：2022/11/21

【参考】：[情報処理教科書 出るとこだけ！情報セキュリティマネジメント テキスト＆問題集 2023年版](https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798178011)

### （テキスト&問題集）ポケットスタディ 情報セキュリティマネジメント頻出・合格用語 キーワードマップ法テキスト＆問題集258題

*本書は、試験の頻出用語を中心とした解説本です。*とは言っても普遍的な用語を中心に解説していますので、試験問題に左右されない知識がつくでしょう。用語解説書として、他のテキストを補完する使い方もできます。

▪著者：井田 潤
▪ページ数：474ページ
▪出版社：秀和システム
▪発売日：2022/12/23

【参考】：[ポケットスタディ 情報セキュリティマネジメント頻出・合格用語 キーワードマップ法テキスト＆問題集258題](https://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798068558.html)

### （問題集）令和05年 情報セキュリティマネジメント パーフェクトラーニング予想問題集

*本書は、技術評論社「令和05年 情報セキュリティマネジメント 合格教本」とセットで使うことを想定しています。*テキストを読んだら、本問題集で知識を整理し定着させていきます。800問を超える過去問や予想問題で、繰り返し学ぶことで知識定着を狙います。

▪著者：庄司 勝哉、近藤 有馬、星 代介、吉川 允樹
▪ページ数：240ページ
▪出版社：技術評論社
▪発売日：2023/1/21

【参考】：[令和05年 情報セキュリティマネジメント パーフェクトラーニング予想問題集](https://gihyo.jp/book/2023/978-4-297-13228-6)

### （問題集）徹底攻略 情報セキュリティマネジメント予想問題集 令和5年度

*本書は、別途テキストと組み合わせて使用します。*インプレスからは、「徹底攻略 情報セキュリティマネジメント教科書 令和5年度」が出版されていますので、利用するのが良いでしょう。公式サンプル問題の解説と模擬試験問題を使用して、知識定着を進めていきます。

▪著者：五十嵐 聡
▪ページ数：256ページ
▪出版社：インプレス
▪発売日：2023/3/22

【参考】：[徹底攻略 情報セキュリティマネジメント予想問題集 令和5年度](https://book.impress.co.jp/books/1122101164)

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