最新のテクノロジーを駆使して日々の業務をこなすITエンジニアたち。彼らが普段から愛用しているガジェットには、どんなこだわりが詰まっているのでしょうか。
今回はエンジニアたちが普段から使用しているこだわりのガジェットを紹介し、その選び方や活用法を深掘りします。仕事の効率化や、日々の活動を楽しくするためのヒントになれば幸いです。
【登場人物紹介】
■A・Hさん(PMO)
趣味はロードバイク・トレーディングカードゲーム。カードゲームのイベントに通ったりもしているそう。ガジェットの購入理由が独特!?
■M・Hさん(フロントエンドエンジニア)
趣味は1人カラオケ。休日はダークソウル等のPvEアクションゲームや、工場生産ゲームを楽しんでいるんだそう。アイテムへのこだわりに注目。
■S・Yさん(開発エンジニア)
休日はモーニングコーヒーやマインクラフトで工場を作ったり、20キロのランニングをこなし、平日の通勤時には漫画や西尾維新の小説を楽しんでいるそう。アイテムの使いこなし方が凄い!
■I・Mさん(組織開発)
休日には4歳の息子と公園や博物館を巡り、趣味の旅行やカメラ、ダイビングを楽しんでいるそう。インフラエンジニアとして9年勤務した経験を活かして現在は組織開発の業務に従事。両親もエンジニアという、エンジニア一家に育ったI・Mさんはアイテムの購入ポイントもエンジニア視点!?
○○の場所把握にプレイマットを購入!?目立たないのも大事
【Ultra・PRO】名画シリーズ3 「デラウェア川を渡るワシントン」スタンダードサイズ(プレイマット)
まずはPMO業務を行っているA・Hさんのプレイマットを紹介します。
プレイマットとは柔らかくてクッション性のある床置きマットのことを指し、本来は床に置いて使用するものですが、A・Hさんはデスクの上に置いています。プレイマットをデスクの上に置くことで、マウスパッドとして使用しているそうです。さらに、このマット自体が目立つので、フリーアドレスのオフィス内で自席の位置を把握する際にも役立ちます。
A・Hさんは、固定席を持たないフリーアドレスのオフィスで働いているため、その日使用する席を自由に選ぶことができます。しかし、席が固定されていないとどの席を選んだのか迷ってしまうことも。
このプレイマットを置いておけば、打ち合わせから戻って来た時なども自席の位置をスムーズに把握することができますね。
「プレイマットは一般的にアニメ調のものが多いのですが、Ultra・PROのプレイマットはトレーディングカードゲーム向けということもあり、デザインがかっこいいため職場で使っていても良い塩梅で目立つのでオススメ」とのことです。プレイマットとしては希少で、取材時は売り切れになっていたとのこと。
少々不便な点は、ノートPCの上に置くので絵が全部見えないところだそう。たしかに、デスクの見えやすい位置にぬいぐるみなどを置くのと比べると、お気に入りのデザインを見ながら作業できないのはやや残念かもしれません。
【VAUDE】Tremalzo 16(ロードバイク用リュックサック)
自転車が趣味のA・Hさんは、ロードバイク用のリュックサックを紹介してくれました。元々はロードバイクで遠出をする時に使用するリュックが欲しくて探していたところ、専門店のセールで見つけゲット。職場でもプライベートでも、あらゆるシーンで使用しているそうです。
多くの自転車用リュックは、長時間のライドで背中に汗が溜まらないよう、背中に接する部分にパッドが入っており、通気性が向上された蒸れにくい仕様になっていることが多いのですが、こちらのリュックも例に漏れずその仕様になっています。
「自立しないタイプなので立てかけることが多いですが、ひっかき傷などがつかないよう大切に扱っています。軽くて持ち運びしやすいところがお気に入りです」と語るA・Hさん。リュックを掛けるためのフックも持参しておくと良いかもしれませんね。
ちなみにA・Hさんの自転車はGIANTのDEFY。休日はロードバイクで遠出したりしているそうです。
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アイテム購入の基準は「失くしても泣かないこと」
【Victor】HA-A30T2(ワイヤレスイヤホン)
20~30代男女の22.5%が、ワイヤレスイヤホンを失くしたことがあるという調査結果からもいえるように、ワイヤレスイヤホンの紛失問題に悩んでいる方は一定数いるのではないでしょうか。
【参考】:20~30代男女の22.5%が、ワイヤレスイヤホンを紛失したことがあると回答。2回以上紛失したことがあるのは16.67%【ワイヤレスイヤホンに関するアンケート】
そんなワイヤレスイヤホンを選ぶポイントについて、「失くしても泣かないこと」と語るのは、フロントエンドエンジニアのM・Hさん。某家電量販店で一目惚れして、「JVCケンウッド Victor HA-A30T2」を衝動買いしたそうです。購入当時の価格は税込み8,848円。
マルチポイント対応(※1)のため、スマホとPCの接続を切り替える手間がかからないのが気にいっている点だそうです。たとえば、通勤中にスマホで音楽を聴いていたとしても、出社後にスマホ側の音楽再生を止めるだけでスムーズにWEB会議を開始することができるんだとか。
【Flexispot】E7(電動昇降式デスク)
在宅勤務の多いエンジニア。自分に合った自宅のデスクを選ぶのは大事だと思います。M・Hさんは昇降デスクを使用しているそうです。しかも電動式!
スタンディングで仕事をしたいと考え、昇降デスクを調べて比較した中で最も手頃な価格だったこのデスクを購入したそうです。購入して良かった点は、コンパクトなところと、デスク下の配線周りを管理しやすくなったところだそう。
電動昇降デスクに合った天板(横幅140cm)も購入したそうですが、思ったよりサイズが小さく、物を置くスペースに困ったそうです。
また、スチール製の天板を付けられる昇降デスクなら天板の背面に充電器などを付けられるので、次に購入する際は天板の背面がスチール製のデスクもいいかもしれない、とのことでした。
【Keychron】K3 ノンバックライト・ワイヤレス・メカニカルキーボード (US配列)- バージョン2
メカニカルキーボード「Keychron K3」を普段から使用しているM・Hさん。こちらのおすすめポイントは、スイッチが薄いためタッチがソフトなところと、薄くて持ち運びが楽なところ。
打ち心地についてはかなりの拘りがあるとのことで、ロープロファイルのためキーの高さが低く、底打ち感があるとのこと。この底打ち感は、人によって好みが分かれるそう。
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コスパ重視のエンジニアに向いている機能性の高いガジェット
【HUAWEI】 FreeClip(ワイヤレスイヤホン)
開発エンジニアのS・Yさんはランニングが趣味。休日は20キロ走ることもあるそうですが、ランニングのお供として愛用しているのが「HUAWEI FreeClip」。こちらのワイヤレスイヤホンは、防水のため汗をかいても安心して使用できるとのこと。
開放型イヤホンで音漏れしないのも良いポイント。通勤時に使っても安心ですね。
イヤホン付属の収納ケースに入れておけば自動で充電されるので、自分で充電を行う手間が省けるそうです。コーディング中に音楽を聴いているエンジニアも多いかと思いますので、充電が楽なのは便利ですね。
【遊舎工房】Corne Cherry V3(分割キーボード)
普段からコーディングをすることの多いS・Yさん。キーボードに拘りがあるそうで、「分割キーボード」を使用しているそうです。キーボードが分割するなんて見慣れない方も多いと思いますが、奇抜な見た目にもかかわらずメリットが多いとのこと。
例えば、一般的なノートパソコン等のキーボードは横幅が狭いので、腕を内側に曲げてキーボードを打つ必要があります。分割キーボードならキーが中央で分割されているため、キーに向かって手と肘を垂直にすることができ、自然と胸が開くので、楽な姿勢で打つことができるんだそう。
社内で分割キーボードを使っている人は珍しいため、周りからの目が気になることがあるそう。たしかに、分割キーボードの存在を知らない人は二度見してしまいそうです。
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【Logicool】 MX ERGO(トラックボールマウス)
S・Yさんが初めて使ったトラックボールマウスがこの「Logicool MX ERGO」。使用する前はトラックボールマウスは使い勝手が悪いというイメージを持っていたようですが、使い始めてみるとその便利さに驚き、現在はプライベート用と仕事用の二つを持っているそうです。
PCと連動してカスタムするとマウスでショートカットキーを設定できるため、非常に効率的に操作できるそうです。仕事ではMacを使用しているそうで「Macのトラックパッドだけを使うよりこのマウスを使った方が絶対に効率が良い」と語っています。
I・Mさんの愛用品は汎用性の高いあの有名アイテム
【Kindle】 Paperwhite( 8GB 6.8インチディスプレイ )
最後に、社内の組織開発を行っているI・Mさんの愛用品をご紹介します。
それはあの有名な「Kindle Paperwhite」です。手軽に読書をしたくて買ったそうですが、防水性が高く、電池の持ちも良好で、思っていた以上に使いやすいそうです。電車でも読みやすく、場所も取らないので移動時に技術書を読む際にも活躍しそうですね。
「写真のKindleは読書する時のテンションを上げたくて、スキンシールを貼っています」とのこと。スキンシールはデバイスを自分らしく装飾できるだけでなく、傷から保護することができるすぐれものです。
エンジニアの方には紙で読書をしたい派の方もいるかと思いますが、I・Mさんは夜でもバックライトで明るさを調整できるKindle Paperwhiteにより魅力を感じるそうです。
まとめ
今回の取材を通じて、エンジニアたちが選ぶこだわりのガジェットが、彼らの仕事やプライベートを効率的で楽しいものにしていることが明らかになりました。
自分にぴったりのガジェットを見つけて、日々の業務を充実させることがエンジニアの一つの醍醐味と言えるでしょう。
ライター
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