Docker Desktop 4.6が登場!最新版の新機能やインストール手順を解説
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Docker Desktop 4.6が登場!最新版の新機能やインストール手順を解説
アンドエンジニア編集部
2022.04.22
この記事でわかること
2022年3月14日、最新版となるDocker Desktop 4.6がリリースされました
続く3月22日にリリースされた4.6.1は、4.6と機能的な違いはありません
機能強化が続いているDocker Desktopは、コンテナアプリケーション開発に最適です

Docker Desktop 4.6のリリース

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2022年3月14日、Docker Desktop 4.6がリリースされました。続く3月22日には、不具合修正のためDocker Desktop 4.6.1がリリースされました。Docker社は精力的にソフトウェア開発を行っており、Docker Desktopにおいても、高頻度でアップデートリリースされています。 【参考】:Docker Desktop

Docker Desktop概要

Docker Desktopは、デスクトップ環境でコンテナ化アプリケーションやマイクロサービスを構築管理するアプリケーションです。WindowsやMacOSで動作し、手軽にDocker環境を操作できます。Docker Engine・Docker CLI クライアント・Docker Compose・Docker コンテントトラスト・Kubernetes・Credential Helper が同梱されます。 【参考】:Docker Desktop overview

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Docker Desktop 4.6の新機能

2022年3月14日にリリースされたDocker Desktop 4.6では、以下の新機能がサポートされています。

Docker Dashboard のボリューム管理機能 チェックボックスを使用して、マルチボリュームを効率的にクリーンアップできるようになります。

MacOS版のVirtioFSサポート 新しい実験的なファイル共有技術がオプションとして提供されます。ホストとVM間の変更の同期にかかる時間を大幅に短縮し、大幅なパフォーマンスの向上が期待できます。利用するには、Apple Silicon版macOS 12.2以降、 Intel版macOS 12.3が必要です。詳細は以下のリンクをご確認ください。 【参考】:Docker Desktop for Mac user manual Experimental Features

新規機能追加の他の変更点ですが、以下のモジュールに対してアップグレード対応しています。 ・Docker Engine v20.10.13 ・Compose v2.3.3 ・Buildx 0.8.0 ・containerd v1.4.13 ・runc v1.0.3 ・Go 1.17.8 ・Linux kernel 5.10.104 ・Qemu 6.2.0

続く3月22日にDocker Desktop 4.6.1がリリースされましたが、一部のアップグレードと不具合修正に限定されたバージョンアップとなります。

Docker Desktop 4.5の更新内容

ここでは、前バージョンとなるDocker Desktop 4.5について説明していきます。2022年2月10日にリリースされたDocker Desktop 4.5では、Docker Menuが新しくなりました。スピードと操作感が改善し、Docker Dshboardを開くまでの時間を短縮しました。

他の機能追加となる、Docker Dashboardのソフトウェアアップデートセクションでは、すべてのアップデート情報を一元管理し、簡単に参照できるようになりました。 【参考】:New Docker Menu & Improved Release Highlights with Docker Desktop 4.5

上記の他は、バグフィックスとマイナーチェンジが主体のリリースです。Amazon ECR Credential Helperはv0.6.0にアップグレードされています。その後の2月15日には 4.5.1がリリースされましたが、不具合修正版ですので大きな違いはありません。

Docker Desktopの使用方法

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Docker DesktopはWindowsまたはMacOSで利用可能です。利用に際し、インストールを行います。製品のリリース情報はrelease notesで公開されています。

以下が、Windows版のリリース情報とインストールに関するドキュメントとなります。 【参考】:Docker for Windows release notes 【参考】:Install Docker Desktop on Windows

MacOS版では、以下のドキュメントが掲載されています。 【参考】:Docker Desktop for Mac release notes 【参考】:Install Docker Desktop on Mac

Docker Desktop for Windowsのインストール要件

Docker Desktop for Windowsインストール時の要件は、これまでのリリースと変わりがありません。

サポートOSバージョン(変更なし)  Windows 11 64 ビット版のHome・Pro・Enterprise・Education(21H2以降)  Windows 10 64 ビット版のHome・Pro(2004以降)、 Enterprise・Education(1909以降)  ※Windows 10はマイクロソフト社のサポート対象であるバージョンが有効

ハードウェア要件(変更なし)  SLAT(Second Level Address Translation)対応64bitプロセッサ  4GBメモリ  BIOSレベル仮想化機能

バックエンド要件は以下の通りです。

WSL 2(Windows Subsystem for Linux 2)バックエンド(変更なし)  WindowsでWSL 2機能の有効化が可能  Linuxカーネルアップデートパッケージのダウンロード・インストールの実施

Hyper-Vバックエンドと Windowsコンテナ(変更なし)  Hyper-Vとコンテナ機能の有効化が可能

Docker Desktop for Windowsのインストール方法

インストール方法は、これまでのバージョンと変わりがありません。

インストーラの起動  保存したDocker Desktop Installer.exeを起動します。

Configuration画面の確認  「Enable Hyper-V Windows Features」と「 Install required Windows components for WSL 2」のオプションが設定されていることを確認します。

インストール実行  手順に従い「Install」を選択し、終了後「Close」を選択します。

管理者アカウントの追加  管理アカウントが利用しているアカウントと異なる場合、管理者アカウントのadministratorとComputer Managementをdocker-usersグループに追加します。

ここまでの準備ができましたら、Docker Desktopが使用可能です。最初の起動時にDockerサブスクリプションサービス契約画面で利用条件に同意し、使用を開始します。以降の手順の詳細は必要に応じてユーザーマニュアルをご参照ください。 【参考】:Docker Desktop for Windows user manual

Docker Desktop for Macのインストール要件

Docker Desktop for Macインストール時のシステム要件は、MacOS 10.15以上が対象となります。Appleチップ版では、4.3.0からシステム要件からRosetta 2の記載が削除されていますが、引き続き使用が推奨されています。

Intelチップ版のシステム要件  MacOS 10.15以上(最新のMacOSとその前の2つのリリースまで)  4GB以上のメモリ搭載  VirtualBox 4.3.30以降

Appleチップ版のシステム要件  Rosetta 2がインストール要件から除外(引き続き使用を推奨)

Docker Desktop for Macのインストール方法

インストール方法は、これまでのバージョンと変わりがありません。

インストーラの起動  保存したDocker.dmgをダブルクリックしインストーラを開きます。

アプリケーションフォルダに登録  Dockerアイコン(Docker.app)をアプリケーションフォルダ(Applications)にドラッグアンドドロップします。

最初のDocker Desktop起動時に、Docker サブスクリプションサービス契約画面で利用条件に同意し、使用を開始します。以降の利用手順の詳細は、必要に応じてユーザーマニュアルをご参照ください。 【参考】:Docker Desktop for Mac user manual

コンテナアプリケーション開発に活用しましょう

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Docker Desktopは、コンテナアプリケーション開発を手軽に始められるデスクトップ環境です。開発フレームワークの比較選定や、デプロイの操作確認に利用できます。WindowsではMicrosoft Visual Studioを利用し、バックエンド利用することも可能です。自身の環境整備を進めるうえでも利用をおすすめします。

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