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Android Studio Bumblebeeが正式リリース!新機能を解説!
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Android Studio Bumblebeeが正式リリース!新機能を解説!

アンドエンジニア編集部
2022.03.03
この記事でわかること
Android Studio Bumblebee(2021.1.1)Stable版は、安定版として正式リリースされました
Kotlin マルチプラットフォーム(KMP)のテスト実行等の機能が追加されました
開発作業にはStable版、IDEツールの先行評価はBeta版・Devチャネルを利用します

Android Studio Bumblebeeが正式リリース

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2022年1月25日、「Android Studio Bumblebee(2021.1.1)」Stable版がリリースされました。Stable版とは安定版を意味しており、汎用的に利用されるバージョンです。Android Studio Bumblebeeは、Androidの統合開発環境(IDE)として開発生産性向上が期待できる最新のリリースです。 【参考】:Android Studio Bumblebee (2021.1.1) Stable

Android Studioの概要

Android Studioとは、Androidの統合開発環境(IDE)です。IDEはコード作成から実行まで一連の処理をカバーし、Android StudioではAndroidエミュレータを搭載しているため、実機確認するよりも素早く効率的にコード・実行・デバッグを行うことができます。コードのテンプレートやサンプルコードを活用して、効率的なアプリ開発が可能です。 【参考】:Android Studio 機能の概要 【参考】:Android開発者へようこそ

Android Studioは「IntelliJ IDEA」をベースにしており、IntelliJのエディタと開発ツールをAndroidで最大限活用できるようにパッケージ化されています。 【参考】:IntelliJ IDEA

IDEとは?詳細やメリット、おすすめのIDEを紹介します!

名称の由来

Android Studioは、後ろに続くコードネームが名称として追加されています。前バージョンは、Aで始まるArctic Fox (ホッキョクギツネ)と命名され、今回はBで始まるBumblebee(マルハナバチ)が命名されました。この命名規則はアルファベットのAから順にコードネームが選定されており、次回はCで始まるChipmunk(シマリス)が命名されています。

Arctic Fox以前のバージョンは1.x〜4.xであったため、親しみやすい名称に変更されました。

Stable版以外のバージョン

Stable版は安定版ですが、先行してプレビュー版が公開されます。Androidのリリースバージョンは、一般的に以下のような呼び方がされています。

Stable版 安定版を意味し、正式リリース版となります。

Beta版 正式リリース前の先行リリース版です。更新頻度は6週間程度です。

Devチャンネル 開発者向けの修正版で、頻繁に修正がされています。更新頻度は1〜2週間です。

Canaryチャンネル Canaryとは、開発者向けより更新頻度が高いリリースを指します。

一般にはリリースされない修正と、機能追加がいち早く実装されます。動作は最も不安定なため、専門スキルが求められます。Canaryの由来は「カナリア」で、カナリアは有毒ガスの検知等に役立てられることが知られています。バグに遭遇する確率が非常に高いので、人柱的な意味合いを持った呼び方がされています。

Android Studio Bumblebeeの新機能

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Android Studio Bumblebeeでは、多くの新機能が搭載されているメジャーバージョンです。以下が代表的な新機能となります。

Kotlin マルチプラットフォーム(KMP)のテスト実行 本ツールから直接KMPプロジェクトのテスト実行が可能となりました。

デバイス マネージャ AVD Managerの代わりに、仮想デバイスを作成・管理する新しいデバイスマネージャが提供されます。

Layout Inspector 実行中のアプリのレイアウト階層のスナップショットが、キャプチャ保存可能です。また、Compose レイアウト内のセマンティック情報を、Layout Inspectorを用いて検査できます。

ワイヤレスデバッグ Android 11以降のデバイスで、Wi-Fi経由でデバイスとアプリをペアリングし、デバッグすることが可能です。USBケーブル接続せずにデバッグができるため、開発作業を効率的に行うことができます。

インタラクティブ プレビュー機能 Composeのインタラクティブ プレビュー機能がデフォルトでオンになっています。デバイス動作をプレビューで操作可能なため、テストが簡単に行えます。

詳細な新機能情報については、以下のリンクをご確認ください。 【参考】:Android Studio リリースノート

Kotlinとは?Android開発において、Javaと比較したKotlinの特徴とは

Android Studioのダウンロードとインストール

Android Studioは、以下の開発者サイトからダウンロードできます。「Download Android Studio」または「Download Option」をクリックし、モジュールをダウンロードします。 【参考】:Developers Android Studio

インストール方法は以下の通りです。 ・Windows版 Windows版はインストーラ、またはインストーラなしのZipファイルが提供されています。インストーラを実行することでインストールが行われます。

Mac版 Mac版は、.dmgファイルが提供されています。dmgファイルが展開されたら、アプリケーションフォルダへAndroid Studioのアイコンをドラッグアンドドロップします。

Linux版 Linuxはtar.gzファイルで提供されています。ファイルを解凍し、/usr/local あるいは /opt に保存します。

インストール詳細は、以下のリンクをご参照ください。 【参考】:Android Studio のインストール

Android Studioのシステム要件

Android Studioは、Windows・Mac・Linuxで動作します。共に、8GB以上のメモリと1280x800以上の画面解像度が必要です。

Windows版 64ビット版Windows 8・10で、第2世代インテルCore以降、またはWindowsハイパーバイザをサポートするAMDがサポートされています。

Mac版 MacOS 10.14(Mojave)以降で、ARMまたはHypervisor.Frameworkをサポートする第2世代インテルCore以降がサポートされています。

Linux版 Gnome・KDEまたはUnity DE、GNU C Library(glibc)2.31以降の64ビット版Linuxでサポートされています。第2世代インテルCore以降、またはAMD-V(AMD仮想化機能)とSSSE3をサポートするAMDプロセッサがサポートされています。

この他、Chrome OS版にも対応しています。インストール要件は機種に依存するため、以下のリンクからご確認ください。 【参考】:Install Android Studio on Chrome OS

Android Studioを日本語化するには

Android Studioは、標準でMarketplaceに日本語Pluginモジュールが掲載されていません。Android Studioは、JetBrains社のIntelliJ IDEAをベースにしています。そのためAndroid Studioを日本語化するには、「Japanese Language Pack / 日本語言語パック」をJET BRAINS Marketpalceからダウンロード・インストールします。 【参考】:JET BRAINS Marketpalce Japanese Language Pack / 日本語言語パック

モジュールバージョンは2021.1.1なので、211の最新をクリックし、ダウンロードします。2022年2月時点では、211.311が最新です。Pluginをインストールするには、「Plugin」の設定アイコンをクリックし、「Install Plugin from Disk…」からダウンロード済みのモジュールを指定します。インストールが完了したら、Android Studioを再起動し日本語が表示されていることを確認します。

Stable版とBeta版・Devチャネルを使い分けよう

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Android StudioのStable版は安定版なため、統合開発環境(IDE)としてしっかりと開発に専念できるメリットがあります。しかしながらBeta版やDevチャネルでは、常に新しい機能を先行評価できるため、ツール評価という観点ではメリットがあります。

IDEをツールととらえて開発工程での利用に専念するのか、ツール自体を先行評価するのかによって、Stable版とBeta版・Devチャネルの選択ができそうです。ITエンジニアである皆さん自身の役割に応じて、使い分けをしましょう

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