Git Bashとは?

Git Bashとは、Git for Windowsに同梱されているBashとターミナルエミュレーションを含むソフトウェアです。BashはLinuxやUnixならびにmacOSで利用されています。ここでは、Git for Windowsに同梱されているGit Bashについて説明していきます。
Git for Windowsでできることは?
Git for Windowsは、GitのWindows版パッケージです。Git for Windowsは、Git SCMというGitのフルセットをWindows環境で利用することを目的としています。そのため、バージョン管理に必要な機能をGit Bash、Git GUIから利用可能にしています。 参考:Git for Windows Tools&Features
Git for Windowsの同梱ツールは?
Git for Windowsをインストールすると、Git Bash・Git CMD・Git GUIのツールがインストールされます。各ツールの用途は以下の通りです。
・Git Bash Bash環境をWindowsでエミュレートし、Bashとして利用できます。 Linuxで利用している標準Unixコマンドが同梱されています。 ・Git CMD WindowsのコマンドプロンプトでGitのコマンドが利用できます。 ・Git GUI Git BashがCUIなのに対して、GUIでGitを利用できます。 他にもTortoiseGitのようなGUI型のGitが多数あるので好みに応じて利用します。
LinuxやmacOSではOSに同梱されているため追加作業なしにBashが利用できますが、バージョン管理をする場合はGitのインストールが必要です。
Git Bashのインストール方法は?

Git Bashのインストールをするには、Git for Windowsの公式サイトで「Download」リンクをクリックし、ダウンロードします。2021年10月時点でv2.33.0のインストーラ ”Git-2.33.0.2-64-bit.exe”が登録されています。その他のリリースは以下のGitHubに格納されています。 参考:Git for Windows Tools&Features 参考:Git for Windows All Releases
次に、ダウンロードしたインストーラを起動します。以下にインストーラのセットアップ画面の手順を説明します。画像は実際にWindows10にGit for Windowsをインストールした際のスクリーン画像です。インストール作業はデフォルト設定のまま進めることができますので、最初は設定変更せずにインストールすることをおすすめします。
(1)ユーザアカウント制御 インストーラ起動時にユーザアカウント制御が表示されたら「はい」をクリックします。
(2)GNU General Public Licenseの表示 「Next」をクリックします。
(3)インストールフォルダの指定 通常はそのまま「Next」をクリックします。
(4)Select Componentsの選択 Git Bashをエクスプローラーで利用するために、「Windows Explore integration」「Git Bash Here」のチェックを確認し、「Next」をクリックします。
(5)スタートメニューフォルダへの表示設定 指定後「Next」をクリックします。
(6)Gitで使うdefault editorの指定 VimまたはVisual Studio Codeを指定し、「Next」をクリックします。 Visual Studio Codeを利用する場合は別途インストールが必要です。
(7)リポジトリの設定 変更不要の場合はそのまま「Next」をクリックします。
(8)コマンドラインPATHの設定 変更不要の場合はそのまま「Next」をクリックします。
(9)SSHの設定 変更不要の場合はそのまま「Next」をクリックします。
(10)HTTPSのSSLライブラリの設定 変更不要の場合はそのまま「Next」をクリックします。
(11)行末処理(LF、CRLF)の設定 変更不要の場合はそのまま「Next」をクリックします。
(12)Git Bashのターミナルエミュレータの設定 変更不要の場合はそのまま「Next」をクリックします。
(13)git pullの動作設定 変更不要の場合はそのまま「Next」をクリックします。
(14)Credential Managerの設定 変更不要の場合はそのまま「Next」をクリックします。
(15)ファイルシステムキャッシング・シンボリックリンク(追加オプション)の動作設定 変更不要の場合はそのまま「Next」をクリックします。
(16)疑似コンソール・ファイルシステムモニター(実験オプション)の動作設定 変更不要の場合はそのまま「Install」をクリックし、インストールが開始します。
(17)インストール終了画面 「Finish」をクリックし完了します。
LinuxやmacOSでは、bashはそのまま利用できます。Gitを利用する場合は、Gitのダウンロードサイトからダウンロード・インストールします。macOSの場合は、HomebrewまたはXcodeを使います。Linuxの場合は、ディストリビューションに対応したパッケージマネージャを使います。 参考:Git Downloads
Git Bashの起動方法は?
インストール時にスタートメニューに登録した場合、スタートメニューの「Git」または「最近追加されたもの」からGit Bashをクリックすると、Git Bashが起動します。同様に、エクスプローラーの設定で「Git Bash Here」をチェックした場合は、エクスプローラーで右クリックするとそのフォルダでGit Bashが起動します。
なお、インストール時に指定したルートディレクトリにbash.exeがあるため、コマンドプロンプトで直接起動することも可能です。デフォルトでは”C:\Program Files\Git\bin\bash.exe”となります。GitBash v2.33.0のBashのバージョンは4.4.23です。
Bashで使える内部コマンドはBashの仕様に従うため、bashを起動してhelpと入力するとbash内部コマンド一覧が表示されます。
Git Bashのコマンド一覧は?
Git Bashの外部コマンドとしてはLinuxで用いる標準Unixコマンドが同梱されるため、LinuxやUnixと同等の操作が可能です。ファイル表示は”ls”コマンドですので、Git for Windowsでインストールされたコマンド一覧は”ls /usr/bin”で確認できます。
初期インストール状態で利用できるコマンド一覧(”ls /usr/bin/*.exe”を試した結果)は268コマンドありました。あまりにコマンドが多いのでここでは全てを紹介できませんが、インストール完了後に/usr/bin下の.exeファイルをご確認ください。
さらにコマンドを追加したい場合は、ルートディレクトリ下のusr/binにモジュールをインストールすることでGit Bashから利用可能です。ルートディレクトリはデフォルトの場合、”C:\Program Files\Git”です。
WindowsのパッケージマネージャであるChocolatey等からGit for Windowsをインストールすると、関連コマンドの追加が簡単にできます。 参考:Chocolatey
GitBashのGitとは?

Git BashのGitとは、プログラム開発で用いるバージョンコントロールシステムを指します。GitはLinuxソースコードのバージョンコントロールを行う目的で開発されました。Gitでは複数人でのプログラム開発時において、ソースコードの共有や一元管理ができます。Linuxカーネルの開発で使用しているため、超大規模プロジェクトにも対応します。 参考:git About
Gitを使うには?
Gitを使うにはGit for Windowsをインストールすることで、バージョン管理に利用できます。LinuxやMacOSの場合はGitダウンロードサイトから入手します。 参考:Git Downloads
Gitのコマンド一覧と使い方はGitの公式サイトに詳しい説明があるため、必要に応じてご確認ください。 参考:Git Reference 参考:Git Complete list of all commands
TortoiseGitとは?
TortoiseGitとは、GitLabのリポジトリを用いてバージョン管理を行うGUIベースのクライアントです。Gitでバージョン管理をする場合は、Windowsにインストールしておきましょう。
TortoiseGitは内部でGit for Windowsを使用しているため、Git for Windowsのインストール後にTortoiseGitのインストールを行います。モジュールのダウンロードは公式サイトから行います。合わせて日本語言語パックを導入可能なため、ダウンロードサイトから入手してください。 参考:TortoiseGit 参考:TortoiseGit Download
GitBashがインストールできたらBashで効率化を図りましょう

GitBashインストールによりBashがWindowsで動作します。Bashは標準Unixコマンドが同梱されているため、Linux環境と同等の操作環境が提供されます。Bashは対話型で使うほか、バッチ処理で自動化で用いることができます。
インストール後の動作確認が終わったら、運用自動化のためのスクリプトを作成することをおすすめします。
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