jQueryを学習するときのおすすめ本の選び方
jQueryとはJavaScriptライブラリの1つであり、JavaScriptでできることを短いコードで簡潔に記述することができます。jQueryのメリットは、特定のブラウザに依存しないことや、プラグインの豊富さなどです。jQueryを勉強するにあたって、本を活用したいと考えている方は多いのではないでしょうか。
ここでは、jQueryを学習する際の本の選び方について詳しく紹介します。
サンプルコードが記載されている本
本や参考サイトを利用すれば、jQueryに関する体系的な知識を勉強することができます。しかしプログラミングスキルを身に付けるには、インプットだけではなく、アウトプットするのが大切です。
特に初心者の場合、本を読んでjQueryについて理解したつもりでも、コーディングしてみると何を記述すれば良いかわからないという事態はよく発生します。インプットとアウトプットを繰り返し、試行錯誤することで、コーディングスキルは身に付きます。
そのため、jQueryの基本的な知識に加えて、サンプルコードや練習問題が記載されている本を選ぶのがおすすめです。
専門用語がわかりやすく解説されている本
IT用語には数多くの専門用語があります。普段使われている言葉でも、IT用語では別の意味で用いられることも少なくありません。また実務経験のない方がjQueryについて勉強すると、本によっては説明が難しいといったこともよくあります。
そのためjQuery初心者やプログラミング未経験の方は、専門用語について嚙み砕いて解説されている本を選ぶのがおすすめです。
出版日が最新の本
IT業界は他の業界と比較して、トレンドの移り変わりが激しいです。jQueryもバージョンアップが繰り返し行われています。本も同様で改訂版が出版されていることは少なくありません。
出版日が古い本を選んでしまうと、既に廃止されている技術を誤って覚えてしまう可能性もあるため、注意が必要です。できる限り出版日が最新の本を選ぶようにしましょう。
jQueryのおすすめ本の紹介
jQueryのおすすめ本の選び方については理解できたでしょうか。ここでは、jQueryの具体的なおすすめ本についてレベル別に紹介します。
初級者向け
初級者向けに、jQueryのおすすめ本を紹介します。
1.jQuery最高の教科書
本書籍は知識のない未経験でも、jQueryを効率よくできるように、徐々に難易度の上がるステップアップ形式で解説されているのが特徴です。jQueryの勉強につまずいた経験がある方にもおすすめの1冊です。また*サンプルコードは敢えて途中までのみ記載することで、ユーザーの創造力を養うような仕組みを採用しています。
最終的には、Webデザイナーやエンジニアが作成するようなWebサイトを制作します。そのため本書籍を活用すれば、jQueryの基礎から実践的なスキルまで身に付けることが可能です。 ( 参考:https://www.shiftbrain.com/book/jquery/ )
2.jQuery標準デザイン講座
本書籍は、HTMLやCSSの知識はあるけれど、JavaScriptやjQueryの経験のない初心者向けのjQuery勉強本です。全部で30レッスンあり、図やイラストが豊富に使用されているのが特徴です。本書籍では、jQueryの基礎の知識や文法を学び、実際にサンプル作品を作りながら、jQueryの仕組みや使い方を学ぶ流れです。
各レッスンは講義と実習で構成されているため、効率よくインプットとアウトプットができスキルが身に付きやすいです。またメニュー・ナビゲーション・UIパーツなど、Web制作でよく使用される技術もきちんと習得することができます。本書籍は、Web制作者・デザイナーを目指したい方におすすめです。 (参考:https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798136226 )
中級者向け
ここでは中級者向けに、jQueryのおすすめ本を紹介します。
1.プラグインを使わないスキルを身につけたい人のためのjQueryテクニカルノート
本書籍の対象読者は、jQueryの入門書は読み終えた方や、プラグインの使用方法を理解している方などです。jQueryには数多くのプラグインがあり、エフェクトやアニメーションなどのバリエーションを増やすことができます。しかしjQueryのメソッドやイベントアクションの理解を深め、プラグインを使用する必要がない場面では、必要最低限のプログラムを自力で実装し、jQueryを上手に活用できるようになることが本書籍の目的です。
また、jQueryの様々なAPIを把握し、プラグインの中身を理解できると、不要な機能を削除するなど軽量化もできるようになります。 ( 参考:https://www.sbcr.jp/product/4797385274/ )
2.jQueryデザインブック 仕事で絶対に使うプロのテクニック
本書籍を読めば、仕事で活用できる様々なスキルを身に付けることができます。例えばナビゲーションの制作・SNSとの連携・jQuery Mobileなどのスキルを習得することが可能です。そのため本書籍は、jQueryを使いこなしたいという方におすすめと言えます。Web制作の実務現場で使用されているjQueryのコードを、ステップバイステップ形式で解説しているのが特徴です。
また、サンプルコードをダウンロードして利用できるため、実際の動作を確認することができます。さらに、セレクター・メソッド・イベントなどのjQueryの基礎もきちんと学ぶことが可能です。このように本書籍を利用すれば、jQueryの基礎から応用までのスキルを身に付けることができます。 ( 参考:https://books.mdn.co.jp/books/3211303011/ )
上級者向け
ここでは上級者向けに、jQueryのおすすめ本を紹介します。
1.jQueryクックブック
本書籍ではjQueryコミュニティの最先端で活動している著者陣が、役立つ情報や技術を解説しています。仕事のプロジェクトでjQueryを使用する、一流のフロントエンドエンジニアのパターンやプラクティスが記載されているのが特徴です。
また、実際課題に対するベストプラクティスをトピックごとに取り上げているため、役立つスキルを身に付けることができます。jQueryの基礎を踏まえ、jQueryの高度なテクニックやアイデアを吸収することで、実務の問題解決に必要なスキルを習得することが可能です。 ( 参考:https://www.oreilly.co.jp/books/9784873114682/ )
2.jQuery+jQuery UI+jQuery Mobile逆引きハンドブック
本書籍はjQueryに加え、インタラクティブなWebサイトを制作するための「jQuery UI」や、スマートフォンサイト制作に使えるフレームワーク「jQuery Mobile」に関する逆引きリファレンスです。
それぞれの機能について体系的に解説しているのが特徴です。またサンプルコードも掲載しているため、実際に動作確認を行うこともできるでしょう。 ( 参考:https://www.c-r.com/book/detail/982 )
jQueryのおすすめの勉強方法
jQueryは本だけではなく、学習サイトを活用して学ぶことが可能です。jQueryを学べる学習サイトは「ドットインストール」「Progate」「Udemy」などが挙げられます。ただし、本や学習サイトは費用コストが低いですが、独学で勉強しなければならないため、独学が苦手な方はプログラミングスクールの利用を検討しましょう。
本を利用するメリットは体系的な知識を習得できる点で、デメリットは手を動かす機会が少ないため、実績的なスキルが身に付きづらい点が挙げられます。また学習サイトを利用するメリットは、手を動かしながら勉強を進められる点です。そのためコーディングスキルを身に付けやすいという特徴があります。
一方、jQueryの知識が全くない状態で、学習サイトで勉強を始めてしまうとエラーやバグが発生し、途中で挫折してしまう方も少なくありません。本と学習サイトを併用して学習するのがおすすめです。
自分に合ったjQueryの本を活用して効率よく勉強しよう!
これまでにjQueryの本の選び方・おすすめ本の紹介・勉強方法について解説しました。jQueryとはJavaScriptライブラリの1つであり、Web制作に役立つ豊富な機能があります。
jQueryの本を選ぶにあたって、サンプルコードの記載されているかどうかをチェックするのが大切です。また初心者であれば、難しい専門用語がわかりやすく解説している本を選びましょう。さらに本だけではなく、学習サイトと併用すると効率よく勉強できます。ただし独学が苦手な方は、プログラミングスクールの受講も検討してみましょう。
自分のレベルに合った本と学習サイトを選ぶのが大切であり、効率のよいjQueryのスキルアップを目指しましょう。
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