SQLiteとは?特徴や使い方、メリット・デメリットを解説!
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SQLiteとは?特徴や使い方、メリット・デメリットを解説!
言語
アンドエンジニア編集部
2022.10.14
この記事でわかること
SQLiteとはオープンソースのリレーショナルデータベース管理システムの1つ
SQLiteの特徴はマルチプラットフォームに対応していることやデータ型を指定しなくてもよいこと
SQLiteを使用するメリットは無償で簡単に導入でき高速で動作すること

SQLiteとは

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SQLiteとは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)の1つを指します。SQLと名称が似ているため、データベース言語と思われる方もいるかもしれませんが、SQLiteはデータベースソフトウェアの1つです。

データベースソフトウェアには、Oracle Database・Microsoft SQL Serverなどの商用データベース製品から、SQLite・MySQL・PostgreSQLなどのオープンソースのデータベース製品まで様々なものがあります。

ここでは、SQL・RDBMS・SQliteの概要について詳しく紹介します。

SQLとは

SQLとは、データベースを管理・操作するために使用されるデータベース言語を指します。また、SQLはプログラミング言語ではない点に注意しましょう。主なSQLの使い方として、データの検索・挿入・削除・更新などの命令をデータベースに対して行うことが挙げられます。1970年代にIBM社が開発した「Structured English Query Language」が元になっています。

SQLは国際標準化機構(ISO)によって規格化されているため、Oracle Database・MySQL・PostgreSQLなど様々なデータベースソフトウェアで利用可能です。

RDBMSとは

RDBMSとは、リレーショナルデータベースを管理するためのソフトウェアを指します。ここで、リレーショナルデータベースについて疑問をもつ方もいるかもしれません。リレーショナルデータベースとは、データベースの一種であり、RDBと呼ばれることもあります。

データベースとは、集めたデータに対して、検索・挿入・更新・削除などが効率よくできるように整理されたもののことです。データベースにはRDBだけではなく、階層型データベースやネットワーク型データベースなどもあります。

また、SQLite・MySQL・PostgreSQLなどのデータベースには、同時実行制御機能があり、複数のユーザーが同時アクセスすることを考慮して開発されています。データの読み込みや書き込みを行う際に、ロックという仕組みによって制御し、データの整合性を保持しながら同時接続できるのが特徴です。

複数のユーザーが同時にデータベースを利用する場合にロック機能がないと、例えば同時にデータの挿入を行うと、一方の実行結果が反映されないことがあります。そのため、同時実行制御機能により、データの整合性を保持することがデータベースを使用するにあたって重要です。

SQLiteの概要

SQLiteは、ドウェインリチャード・ヒップ氏により開発され、2000年8月にリリースされました。SQLiteとは、データベースソフトウェアの1つであり、サーバにインストールするのではなく、アプリケーションに組み込んで使用します。

データベースは、大規模なシステムで利用するというイメージがある方もいるかもしれませんが、SQLiteであれば、インストール不要で簡易的にデータベースを導入して使用することが可能です。また、SQLiteではコマンドラインツールを使用してテーブルを作成したり、データを取得したりなどを行うことができます。

さらにSQLiteは、オープンソースのデータベースソフトウェアであるため、コードを改良して再配布することもできます。後述するSQLiteの特徴や、メリット・デメリットを理解して、プロジェクトに合わせて最適なデータベース製品を導入することが大切です。

MySQLとの違い

オープンソースのデータベース製品であるSQLiteとMySQLの違いについて、気になる方も少なくありません。これらにはアーキテクチャと機能に多少の違いがあります。具体的には、MySQLはシンプルで高速な動作性をしており、PHPなどとの相性が良いのが特徴です。商用目的の利用でない場合は無料で利用できますが、商用目的で利用する際はライセンスを購入しなければなりません。

一方SQLiteは、データ型を指定する必要がなく、MySQLよりも簡単に記述することができ、データベースファイルの扱いも簡単です。また、SQLiteもMySQLと同じく利用には料金が掛かりますが、レンタルサーバの場合だと月額100円〜200円程度で利用できます。簡単かつ安価に利用するなら、SQLiteの方が使いやすいでしょう。

SQLiteの特徴

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SQLiteは簡易的なデータベースソフトウェアであることは理解できたでしょうか。ここでは、SQLiteの特徴について詳しく紹介します。

設定不要な自己完結型のデータベース

SQLiteでは、設定が必要なく利用することが可能です。他のデータベースの場合、設定ファイルを準備し、プロセスの起動・停止や、データベースインスタンスの設定などを操作する前に行う必要があります。しかし、SQLiteはサーバのプロセスではなく、ライブラリとして利用できるため、面倒な設定の必要がありません。そのためSQLiteは、自己完結型のデータベースであり、依存性が低いという特徴があります。

マルチプラットフォームに対応

SQLiteは自己完結型のデータベースであり、外部ライブラリに対する依存性が低いため、マルチプラットフォームに対応できるのが特徴です。例えばSQLiteは、Windows・Linux・MacOS・Android・iOSなど数多くのOSに対応しています。スマートフォンのOSにも対応しているのがSQLiteの魅力とも言えるでしょう。

また、SQLiteの本体ファイルサイズは600KB程度と非常に軽量です。消費するメモリの量も少なくて済むため、処理性能が低いようなデバイスに対しても組み込みが可能です。

データ型を指定しなくてもよい

SQLiteでは、データ型を指定しなくてもよいという特徴があります。一般的なデータベースの場合、テーブルカラムごとに「文字列型」「数値型」などのデータ型を定義しなければなりません。そのためデータ型を指定すると、異なる型のデータを格納することは原則としてできません。カラムとは、テーブルの列を指します。

一方SQLiteの場合、データ型を指定しなくてもテーブルを作成することができます。また、1つのテーブルカラムの中に、異なる型のデータを格納することも可能です。もちろんSQLiteでも、データ型を指定することはでき、指定しない場合は、格納されたデータによって自動でデータ型を判別しています。

このように、SQLiteではデータ型する手間が必要ないため、開発効率の向上が期待できます。

パブリックドメインである

SQLiteはパブリックドメインであることも特徴の1つです。パブリックドメインとは、簡単にいえば著作権がないものを指し、SQLiteのソースコードは誰でも自由に使用することができます。多くの著名なRDBMSは著作権を製作者や企業が保持する中、パブリックドメインであるSQLiteは自由にコードを改変し、また自身で作成したコードの再配布も可能です。

SQLiteを使用するメリット・デメリット

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ここでは、SQLiteを利用するメリット・デメリットについて詳しく紹介します。

SQLiteを使用するメリット

まず、SQLiteは無償で使用でき、高速で動作するのが大きなメリットと言えます。またデータを1つのファイルに格納できるため、バックアップを簡単に行うことが可能です。例えば、FTPソフトウェアを使用してファイルをダウンロードし、サーバ上でコピーを行うだけでバックアップは完結します。

さらに、SQLのデータベース言語を使用できるのもメリットと言えるでしょう。SQLは数多くのデータベースで採用されており、ビュー・トリガー・トランザクションなどの機能を利用することができます。他にもSQLite3であれば、標準でPHP5を使用することが可能です。注意点として、現在のバージョンは3であるため、SQLite3と呼ぶこともあります。

SQLiteのデメリット

SQLite2とSQLite3は全く別のものとして扱われており、両者に互換性はない点がデメリットとして挙げられます。また、SQLiteにはセキュリティ機能がありません。そのため、パスワードがないなどのセキュリティ面での不安があります。理由としてSQLiteはファイル形式であることが挙げられ、SQLiteのデータを保護するには自身でセキュリティ対策を行わなければなりません。

他にも、日本語の情報が少ない点もデメリットと言えるでしょう。SQLiteの使い方やインストール方法を信頼できるサイトから調べるためには、英語のスキルが必要です。

SQLiteのダウンロード方法

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SQLiteのダウンロード方法については、OSによってインストール方法は変わる可能性があるため注意が必要です。ここでは、Windows10にSQLiteをダウンロードから使用するまでの方法について解説します。

公式サイトにアクセス

SQLiteの公式サイトにアクセスし、「Download」のページに移ります。その後、対応したOSのインストーラーをダウンロードします。ここでは、「Precompiled Binaries for Windows」と記載された場所の、自分のOSに適する拡張子がzipのファイルを選択しましょう。

【参考】:SQLite

zipファイルを解凍する

ダウンロードした拡張子がzipのファイルの中には、「sqdiff.exe」「sqlite3.exe」「sqlite3_analyzer.exe」の3種類のファイルがあります。SQLiteの本体のファイルは「sqlite3.exe」です。これらを解凍させたファイルは、自分の配置したいフォルダに移しましょう。

動作確認を行う

最後に、きちんと動作できるか確認することが大切です。「sqlite3.exe」を実行し、動作が適切に行われているかチェックしましょう。以上で、SQLiteのダウンロードが完了です。このように、SQLiteはインストール不要で、簡単に導入できるのも特徴と言えます。

SQLiteを簡単に導入し使用してみよう!

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これまでに、SQLiteの概要や特徴、メリット・デメリット、ダウンロード方法について解説しました。SQLiteとは、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムの1つであり、インストール不要で、簡単に導入できるのが特徴的です。

また、SQLiteは様々なOSに対応しており、データ型を指定しなくてもよいという特徴もあります。SQLiteを使用する大きなメリットとして、無償で利用できることと高速で動作することが挙げられるでしょう。セキュリティ面で不安が残る部分もありますが、データベースを軽くいじってみたいと考えている方に、SQLiteはおすすめです。

機能が似ているMySQLとの違いについても理解を深めて、プロジェクトに合わせて適したデータベース製品を導入しましょう。

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