ライトニングトークのテーマ例付き!うまくいくコツ10選を紹介!
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ライトニングトークのテーマ例付き!うまくいくコツ10選を紹介!
アンドエンジニア編集部
2023.02.06
この記事でわかること
ライトニングトークのコツは、伝えたい内容を絞ること
ライトニングトークのスライドは、シンプルで見やすいことを重視すると良い
ライトニングトークのテーマは、自分が経験した業務やライフハック、趣味に関することなどが取り組みやすい

ライトニングトークにどう取り組めば良いか

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ライトニングトークに挑戦することになったけれど、どのように話せばいいのか分からない、テーマも決められなくて困っている、という方は多いのではないでしょうか。

ライトニングトークを成功させるためには、内容の構成やスライドの作り方、話し方などにいくつかのコツがあります。

この記事では、ライトニングトークでお困りの方のために、ライトニングトークでうまくいくコツを10個と、あわせて取り組みやすいテーマ例・ネタを一覧で紹介します。ぜひ活用してみてください。

ライトニングトークとは

ライトニングトーク(LT)とは、IT系エンジニアの間でよく行われる、スライドを使った約3分〜5分程度のプレゼンのことです。ライトニング(Lightning)とは、「稲光」や「電光石火の」という意味で、一瞬で過ぎ去るような時間のプレゼンであることを表しています。

エンジニア同士が、気軽に自分を表現するための場として行われることが多いです。一般的なプレゼンと違い、時間が短く、伝えられる情報量が少ないため、手短に要点を伝えることがポイントです。

ライトニングトークのメリット

ライトニングトークでは、短い時間で自分の言いたいことを伝える必要があるため、聴衆に伝えたい情報をまとめる力やアウトプット力が身につきます。

また、人前で話す力を養うことができ、自分の考えや経験を持っているのか聴衆に知ってもらう機会になるなど、コミュニケーションの向上に大きなメリットがあります。

人前で話すことが苦手な方はやりたくないと思うかもしれませんが、ライトニングトークは、業務でいつか必要になるかもしれない、長いプレゼンのいい練習にもなります。ぜひ前向きに取り組んでみましょう。

ライトニングトークの内容のコツ4選

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ライトニングトークの発表内容は、3分〜5分程度で短く収めながら、聴衆に言いたいことが伝えられるように考える必要があります。

聴衆に伝えたいメッセージを絞る

ライトニングトークは気軽なものではありますが、1種のプレゼンでもあります。聴衆が何かを新しく知ったり、考えさせられたり、具体的に行動したりしたくなるようなライトニングトークを目指しましょう。

まずは聴衆に伝えたいメッセージを絞って、明確にすることが必要です。伝えたいことが明確でないと、「何を伝えたいか分からない」という印象を与えるでしょう。逆に、あまりにたくさんの主張を込めると、聴衆は「たくさん言われたけれど、結局どれが重要か分からない」と感じます。

そのために、メッセージのテーマは、「効率よく〇〇するために〜〜を使おう」とか、「私は〇〇をやって〜〜を得た」など、シンプルに一言で言えるものに決めましょう。その主張を、与えられた短時間で聴衆に納得させるようにプレゼンするのが、ライトニングトークの目的です。

テーマの決め方については、後ほどテーマ例をいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。

結論から逆算して構成していく

ライトニングトークの構成をするときは、伝えたいテーマを話の結論に持ってくることを想定して組み立てていきましょう。結論をどう持っていくかをしっかりと意識せずに構成を始めると、内容が四散してしまって、短い時間で伝えたいことを伝え切れないものになってしまう可能性があります。

そのためには、PREP法が役に立ちます。PREP法は、まず結論(Point)を示し、そのあとに理由(Reason)を述べ、具体例(Example)を提示し、最後にもう1度結論(Point)を述べる論法です。

最初と最後に結論を伝えることで、発表者がライトニングトークを通して何について話したいのかを明確にすることができます。

発表者の立ち位置をはっきりさせる

聴衆が話を受け入れやすくなるコツは、自分がどのような立場で発表するかを明確にすることです。そうすることで、話の芯がブレにくくなり、メッセージが伝わりやすくなります。

例えば、ある分野の専門家なのか初心者なのか、あるいは、子供を持つ親、電車で毎日長距離通勤する者として、など様々な立場があります。自分の立場をはっきりさせて主張することで、伝えるべきポイントが絞れていきます。

この前提があることで、聴衆もより話を聞きやすくなります。発表者の立場と自分の立場が同じであれば共感を得られますし、異なれば、違う立場の人からの主張やアドバイスという気持ちで話を受け入れることができます。

自己紹介は1分以内にまとめる

ライトニングトークでは、冒頭で長くても1分以内で簡潔に自己紹介を行いましょう。自分の氏名・所属組織・業務内容・簡単な経歴などを簡単に述べれば十分です。

重要なのは自己紹介ではなく発表の内容です。自己紹介は話しやすいため、話しているうちについ時間を使ってしまいがちですが、ここで時間をかけすぎると肝心のメッセージが薄くなります。社内での発表であれば、自己紹介はある程度省略してもいいでしょう。

ライトニングトークのスライド作成のコツ3選

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ライトニングトークでは、スライドを使用して発表を行います。ここでは、効果的に聴衆に内容が伝わるスライド作成のコツを解説します。

文字数を少なくシンプルに

スライドの内容は、聴衆が一目で理解できるように、少ない文字数でシンプルにするように心がけましょう。

ライトニングトークは時間が短いため、スライドの内容が盛りだくさんだと、話を聞きながらスライドの情報を読んで理解することが困難です。スライドの内容をトークで説明するのではなく、トークが主体でスライドはその補助ツールだと考えましょう。

シンプルで効果的な発表資料の作り方として、「高橋メソッド」がよく知られています。特徴は、スライド1枚に、簡潔な言葉を大きな文字で表示させ、トークに合わせてテンポよく次々と切り替えて進めていくものです。

高橋メソッドを使うと発表者の準備の負担も少なく、聴衆にとってもテレビでよく見るテロップ表示に近い感覚で、発表者の話す内容を補って受け入れやすくなります。

文字は見やすい大きさにして配置を整える

スライドの文字や図の構成は、見やすいことを第一に考えましょう。文字は、発表会場の後方にいる人にも十分見える大きさにし、図やグラフを配置する場合は何を意味しているか分かるようにテキストを添えるなど、一目で伝わるよう工夫しましょう。

文字の改行やインデントの位置なども、伝わりやすさに影響を与えます。フォントの選び方も、デザイン重視よりは、見やすさを重視する方が良いでしょう。

誤字脱字チェックを十分行う

ライトニングトークは時間が短いため、聴衆に話の本筋以外の不要な考えを抱かせないことが重要です。聴衆はスライド内の誤字脱字に気がつくと、そちらに気が取られてしまい、話を聞くのがおろそかになってしまうことがあります。

スライドに誤りがあることで、題材によっては話の信憑性が損なわれる場合もあるでしょう。スライドを完成させる時には、誤字脱字がないか最終チェックを怠らないように心がけましょう。

ライトニングトークの話し方のコツ3選

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ライトニングトークで、発表者にとって最も高いハードルになりやすいのが、話し方です。ここでは、聴衆に伝わりやすい話し方のコツを説明します。

はっきりと聞き取りやすいスピードで話す

発表するときは、聴衆が聞き取りやすいスピードを意識し、はっきりと話しましょう。人前で話す緊張や、短い時間でプレゼンを進めなければならない焦りから、つい話すスピードが速くなり、口ごもってしまいがちです。

スマートフォンの録音機能などで自分のトークを録音して聞いてみて、客観的にスピードや聞き取りやすさを確認すると効果的です。自分が聞いて聞き取りやすいスピードを目指して、練習しましょう。

その場の思いつきで脱線しない

発表する内容はあらかじめ準備して、スライドもしっかりと作成したのに、話していたらつい調子良くなり予定になかったことを「余談ですが・・・」と話してしまうことがあります。

そうすると、本来伝えたいメッセージも伝わりにくくなってしまいますし、持ち時間以内に収めるために本来話すはずだった予定のことをカットせざるを得なくなることもあります。その場の思いつきで話が脱線してしまわないように気をつけましょう。

細かなミスも想定して何度も練習しておく

ただでさえ緊張する発表中に、スライドがうまく切り替わらない、言い間違えてしまうなどのミスが起こると、パニックになってしまって進行を忘れてしまうことがあります。

これを防ぐためには、本番さながらの事前練習を何度もしておくことです。時間を計って、作ったスライドをパソコンで切り替えながら、実際に話してみましょう。

ポイントは、本番と同様に、間違えても中断せずに最後まで続けることです。これを繰り返し練習するうちに、間違えやすいタイミングや、ミスした時にどういう言葉でフォローすればいいかが分かっていきます。そうすると、本番でいざ不測のミスが起こっても、落ち着いて対処しやすくなります。

ライトニングトークのテーマ例

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最後に、ライトニングトークのテーマを決めるのに悩む方のために、取り組みやすいテーマ例を紹介します。自分が実体験を通して気付いたことや、得たものを伝えるのがポイントです。

業務上で得た経験を共有する

エンジニアとして最も発表しやすく、聴衆にとっても有益なものになりやすいテーマです。自分が業務上学んだ経験を共有することで、自分が普段どのような仕事をしているか知ってもらい、その後の仕事の連携に役立つこともあります。

テーマ例 ■Jupyter Notebookでデータ重視の資料を作ろう ■ITIL導入によるインシデント発生の減少について ■スキルアップを目指してJavaSilverを受験してみた結果

Jupyter Notebookとは?その導入・操作方法を解説
ITILとは?概要や活用のメリット、構成要素について解説!

共有したいライフハック

より良い仕事や生活のために、自分なりに工夫したり、取り組んだりしていることを発表します。自分が実際に体験していい結果が得られた知恵を共有することで、聴衆の興味を引くことができるでしょう。

テーマ例 ■休日にあえて体を動かす「アクティブレスト」のすすめ ■ポモドーロテクニックで意識的に休憩を取り入れ、集中力を保つ ■最高にウマい魚肉ソーセージの食べ方

自分が最近夢中になっている趣味

自分の趣味についての発表は、最も取り組みやすいテーマの1つでもあります。「楽しい」や「美しい」などの感情を訴えるだけでなく、その趣味を通して得たものや、自分の中で意識が変わったことなどを客観的に説明することができれば、その魅力がより良く伝わるでしょう。

テーマ例 ■ボルダリングの楽しみ方 ■ミュージカルなんて見ることないと思っていた私が、今ハマっている理由 ■家庭菜園を通して真面目に遊ぶことを知った話

ライトニングトークに楽しんで取り組もう

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ライトニングトークのコツを10個とテーマ例を紹介しました。ライトニングトークを初めて行う方も、どのように行えばいいかイメージができたのではないかと思います。

人前で話すことは緊張しますが、何度も繰り返すことによって上達します。また、ライトニングトークに取り組むことで、自分の意見をまとめる良い機会にもなります。この記事を読んで、ぜひライトニングトークに前向きにチャレンジしてみてください。

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