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GitHubの料金プランが変更され高騰?有料と無料の機能の違いも解説
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GitHubの料金プランが変更され高騰?有料と無料の機能の違いも解説

アンドエンジニア編集部
2024.04.29
この記事でわかること
2020年4月の料金プランの見直しにより、多くのGitHubの機能は無償提供されています
個人向けと組織向けに、無料プランと有料プランが提供されています
手始めに小規模なコード開発を進める場合は、無料プランから始めるのがおすすめです

GitHubの料金プランの違い

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2020年4月、GitHubが料金プランの変更を発表しました。料金プランの見直しにより、多くのGitHubの機能は無償提供されます。ここではGitHubの料金プランの違いについて、概要や有料プランと無料プランの機能の違いなど全体をカバーして解説していきます。

【参考】:GitHub プランご紹介 【参考】:GitHub Docs: GitHub のプラン

そもそもGitHubとは

GitHubとは、ソースコードをホスティングする、ソフトウェア開発のプラットフォームを指します。プロジェクト管理の中で、コードレビューを効率的に行い、開発生産性を高めることができます。チーム連携を想定しており、共同作業を効率的に行うことができます。

【参考】:GitHub 日本語サイト 【参考】:GitHub

GitHubとは?メリットや使い方、Gitとの違いも徹底解説!
GitHubの使い方は?知っておきたい用語も併せて初心者向けに解説

GitHubの特徴とメリット

GitHubは共同作業を効率的に行うことができるため、ソースコードの品質向上に役立てることができます。プロジェクト管理に必要な機能が提供され、作業はコードを見ながら行うことができます。

開発に必要なツールはマーケットプレイスから入手することができるので、ソフトウェア開発オーバーヘッドの削減が可能です。

【参考】:GitHub Features: Write better code 【参考】:GitHub Features: Project planning for developers 【参考】:GitHub Features: Built to grow

GitHubの無料プランと有料プランの概要

GitHubは、これまで個人向けに無料プランである「Free」と有料プランの「Pro」、企業向け「Enterprise」に分けてサービス提供していました。「Free」と「Pro」では提供するサービスに違いがありましたが、2020年4月以降は基本機能を「Free」プランに開放し、個人と組織向けに無償化を進めています。

チーム共同作業向けは、無料プラン「Free」に加えて有料の「Team」と「Enterprise」に整理されています。料金プランのページでは、無料の「Free」プラン、有料の「Team」「Enterprise」プランが紹介されています。

【参考】:GitHub プランご紹介

GitHubの料金プランの詳細

2024年4月現在、無料プランは個人・組織向けの「Free」が提供されています。有料プランは、小規模プロジェクトを想定した組織向けの「Team」、大規模な組織向けの「Enterprise」に分類しサービス提供しています。

なお個人向け有料プランの「Pro」は、金額と容量を見直して引き続き提供されており、プランが完全になくなったわけではありません。

料金プランの詳細はDocsに掲載されています。同様に、Blogでは料金プランの選択方法が掲載されており、2020年4月の料金プランの変更点はFAQに掲載されています。

【参考】:GitHub Docs: GitHub のプラン 【参考】:GitHub Blog: GitHub is free for teams 【参考】:GitHub Blog: GitHub Team or Free? How to choose the right plan 【参考】:GitHub Docs: FAQ about changes to GitHub’s plans

GitHubの主要機能

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2020年4月の料金プラン変更により、多くのGitHubの機能は無償提供されます。それらの機能は料金プラン共通機能として、全プランで同一内容が提供されます。ここからは、料金プラン共通機能や各プランごとの機能の違いについて解説していきます。

【参考】:GitHub プランご紹介 【参考】:GitHub Docs: GitHub のプラン

料金プラン共通機能

GitHubでは、料金プランに関わらず共通機能を提供しています。2020年4月の料金プラン見直しにおいては、共通機能を拡大しています。具体的には、次の機能を無料プラン、有料プラン関わらず提供しています。

コード管理 パブリック・リポジトリとプライベート・リポジトリを制限なく提供します。

コードワークフロー コードビュー機能と、Pull Requestsを提供します。

コラボレーション パブリックリポジトリのコラボレータは、制限なく利用できます。また、Issues、プロジェクトテーブルとプロジェクトボード、マイルストーン、チームディスカッション、Organization・Teamの管理機能を提供します。

セキュリティとコンプライアンス Dependabot alert、ロールベースのアクセス制御、2要素認証の実施、監査ログ機能を提供します。

GitHub Marketplace GitHubAppsを無制限に利用できます。

サポート GitHubコミュニティによるサポートを受けることができます。

【参考】:GitHub プランご紹介

個人向け「Free」プランの主要機能

個人向けの「Free」プラン「Free for personal accounts」では、上記共通機能を料金がかからず利用できます。

加えて、パブリックリポジトリのデプロイ保護、500MBのGitHub パッケージストレージ、月間120時間のGitHub Codespacesコア、月間15GBのGitHub Codespaces ストレージが利用できます。

GitHub Actionでは、月間2,000分のCI/CD利用が可能で、公開リポジトリのデプロイ保護に対応します。

【参考】:GitHub Docs: GitHub のプラン

個人向け「Pro」プランの主要機能

個人向けの「Pro」プランは、個人向け「Free」プランに加えて、いくつかの追加サービスが受けられます。

具体的には、GitHub Actionが月間3,000分、2GBのGitHub パッケージストレージ、月間180時間のGitHub Codespacesコア、月間20GBのGitHub Codespaces ストレージが利用できます。加えてプライベートリポジトリの分析ツールなどが提供され、メールサポートが受けられます。

月額料金は、7USドルから4USドルに引き下げられて提供されています。

【参考】:GitHub Docs: GitHub のプラン

組織向け「Free」プランの主要機能

組織向け「Free」プラン「Free for organization」では、共同作業を無制限に行うことができます。個人向けの「Free」プランに加えて、グループ管理のためのチームアクセスコントロール、月間 2,000分のGitHub Action、500MBのGitHub パッケージストレージが提供されます。

【参考】:GitHub Docs: GitHub のプラン

組織向け「Team」プランの主要機能

組織向け「Team」プランは、組織向け「Free」プランに加えて、いくつかの追加サービスが受けられます。

具体的には、GitHub Actionが月間3,000分、2GBのGitHub パッケージストレージが個人向けの「Pro」プラン同様に提供されます。プライベートリポジトリの分析ツールや、メールサポートが受けられる点も「Pro」プランと共通です。

「Team」プランでは、GitHub Codespacesの利用やメンバーでの使用を想定して有効・無効を選択することができます。料金は1ユーザあたり月額4USドルで、初年度は1か月分無料の年額44USドルのサブスクリプションとして提供されます。

【参考】:GitHub Docs: GitHub のプラン

組織向け「Enterprise」プランの主要機能

組織向け「Enterprise」プランは、必要な機能とサポートがカバーされます。

具体的には、GitHub Actionが月間50,000分、50GBのGitHub パッケージストレージが提供されます。月間稼働率の99.9%がサービスレベル契約で保証されます。エンタープライズレベルのセキュリティ保護やコンプライアンス対応、デプロイ制御が可能です。

複数の組織でポリシーと課金を一元管理することも可能であり、プラン専用の手厚いサポートが受けられます。料金は1ユーザあたり月額21USドルで、初年度は1か月分無料の年額231USドルのサブスクリプションとして提供されます。

【参考】:GitHub Docs: GitHub のプラン

GitHubの利用は無料プランから始めよう

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GitHubでは2020年4月の料金見直しにより、多くの機能が無償提供されています。これから利用する方は、いきなり大規模なコード開発を進めるわけではないでしょう。小規模なコード開発を進める場合は、まずは無料プランから始めると経済的にも有効な進め方と言えます。

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