Notionとは
Notionは、仕事で使うドキュメントやタスクの管理、プロジェクトの管理機能を備えたアプリケーションのことです。このNotionは様々なツールを一元的に扱っているので、Notionを使用していれば他のアプリケーションを使わなくても仕事を効率的に進めることができます。
このように便利な機能をもつNotionですが、その機能の1つとして、グラフを作成する機能も用意されています。Notionでグラフを作成するためには、NotionとNotionChartsという2つのアプリケーションにユーザー登録し、連携させる必要があります。
本記事では、NotionとNostionChartsの連携方法から、グラフの作成方法までを図を使い丁寧に説明していきます。すでにNotionを仕事で使用している人や、グラフの作成ツールをどれにしようか迷っている人は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
Notionのデータをグラフ化できるのがNotion Charts
Notionのグラフ作成機能は、Notion Chartsと呼ばれています。Notion Chartsでは9種類のチャートを作成することができます。
ここからは、そんなNotion Chartsで作成できるグラフの種類や、グラフの作成方法、便利な機能などもあわせて紹介します。
Notion Chartsの作成できるグラフの種類
先ほどもご紹介した通り、Notion Chartsでは9種類のグラフを作成できます。ただし、無料で作成できるグラフはNotion Chartsを登録後、5つのみです。
無制限で使用したい場合には、月額3.99ドルを支払う必要がありますので注意してください。試しに登録して好きなチャートを作成し、使用感などが気に入れば、有料のプランにアップグレードすることをおすすめします。
【参考】:NotionCharts 公式
作成できるグラフ一覧
Notion Chartsは基本的なグラフは一通り作ることができます。具体的に作成できるグラフは以下の通りです。例として、それぞれのグラフを図で記載していますので、参考にして下さい。
- 円グラフ
- 棒グラフ
- 横棒グラフ
- 折れ線グラフ
- エリアグラフ
- レーダーグラフ
- ドーナツグラフ
- カードグラフ
- ツリーマップグラフ
【参考】:Notion Charts 公式
グラフの作成方法
グラフの種類について理解したところで、次に具体的なNotion Chartsの使い方を説明します。Notion Chartsを使うためには、まずNotionのアカウントと連携する必要があります。そのため、まだNotionに登録していない人は、まずNotionのユーザー登録をしましょう。
Notionの登録方法
Notionは公式サイトからユーザー登録ができます。登録に必要な情報は、メールアドレスや名前です。その他にも簡単なアンケートがありますが、こちらはスキップが可能です。Notionの登録にはそれほど時間がかかりませんので、ぜひこの機会に登録をしてみましょう。
【参考】:Notion 公式
NotionとNotion Chartsの連携
Notionの登録ができたら、次にNotion Chartsの公式サイトへアクセスしましょう。公式サイトへアクセスすると、「Get started for free」というボタンがありますので、こちらをクリックします。
こちらもメールアドレスで登録ができますので、まずはNotion Chartsの登録をしましょう。次に、画面が切り替わるので、「Connect Notion」を選択し、作成したいチャートのデータを選択します。
ちなみにこの時、Notionのアプリケーション内に1つもデータが入っていない場合は、それを知らせるポップアップが表示されます。しかし、NotionとNotion Chartsを連携した後でもデータの追加はできますので、心配ありません。
データを登録していない場合は、Notionのページからデータを追加してみましょう。その後、Notion Charts側の画面でデータベースをリフレッシュすると、追加したデータベースを選択できるようになります。
【参考】:Notion Charts 公式
Notion Chartsでグラフを作成する
Notion Chartsの登録まで完了したら、早速グラフを作成してみましょう。手順通りに作業を進めている場合、Notion Chartsの画面が開いていると思います。
ダッシュボード画面、またはユーザー登録直後の画面に「Create Chart」というボタンがあるので、そちらのボタンを押してください。
画面が切り替わり、右側に「Notion Table」が表示されます。Notionに登録したデータの中から、テーブルを選択します。今回は例として、課題ごとの点数をグラフ化していますが、任意のデータを使用して構いません。
データとなるテーブルを選択したら、今度はチャートのタイプを選択します。画面左側に「Chart Type」がありますので、好きなものを選択してください。本記事では縦棒グラフを使用します。
縦軸と横軸の値も、データのテーブルを選択するとプルダウン形式で選ぶことができます。さらに、画面右側でグループ化やソートもできますので、必要に応じて活用してみましょう。
グラフを作成したら、最後にタイトルを付けてみましょう。画面左上に「Chart Title」というエリアがありますので、ここで任意のタイトルを入力することができます。
Notion Chartsで完成したグラフを埋め込む
グラフが完成したら、このグラフをNotionのページに埋め込んだり、URLを他の人と共有したりすることができます。今回は試しに、Notionにグラフを埋め込んでみましょう。
まず、作成したグラフの左上にある「Copy Embed Url」をクリックします。そうするとグラフのURLをコピーできますので、そのままNotionのページに移動します。
次に新規ページや任意のページに移動し、グラフを張り付けていきます。今回は新規ページにURLをペーストしました。すると、貼り付ける方法が選べますので好きな方法を選択しましょう。ちなみに直接埋め込むと下図の赤枠のように、作成したグラフをそのまま貼り付けることができます。
Notion Chartsの便利機能や特徴
ここまでの記事を通して、Notion Chartsのグラフの作成方法は、それほど難しくないと理解していただけたかと思います。
ここからは、Notion Chartsの便利機能や、特徴をいくつかご紹介します。Notion Chartsを使おうか検討している方は、ぜひ参考にして下さい。
Notion Chartsのデータは保存されない
Notionのデータは、グラフをレンダリングする時のみ使用されますが、その後データは保存されません。そのため、データのプライバシーを心配されている方も、比較的安心して使えるでしょう。
【参考】:Notion Charts 公式
Notion Chartsはデータを更新するとグラフも更新する
Notion Chartsの利点として、テーブルデータを更新すると、チャートも更新されるというメリットがあります。そのため、データが書き換わる度にチャートを作成し直す必要はありません。
仕事でチャートを作成することが多い方は、業務の効率化も目指せます。
【参考】:Notion Charts 公式
Notion Chartsのグラフはダークモードも選択可能
Notion Chartsのグラフは、明るい色のテーマと暗い色のテーマの2種類が用意されています。そのため、グラフを貼り付ける先のページや、好みに合わせてグラフの色を変えることができます。
ちなみにデフォルトでは明るい色のテーマが適用されています。暗い色のテーマを適用してグラフを作成したい場合は、グラフ作成画面の上部に「ダークモード」の表示がありますのでそちらをクリックして下さい。
Notion Chartsを使って業務効率化を図ろう
Notion Chartsはテーブルのデータをもとに簡単にデータを作成できるだけでなく、テーブルのデータが更新されるとチャートも更新されるなど、便利な機能が充実しています。
またNotion ChartsはNotionと連携していますので、Notionに作成したグラフを公開することも可能です。すでに業務などでNotionを登録している人は、さらに業務効率化を図ることも可能です。
使い方も難しくありませんので、Notionをすでに使われている方や、グラフ作成ツールの選定に迷っている方は、無料のプランを活用してぜひグラフを作成してみましょう。
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