SQL Server Expressとは?
SQL Server Expressとは、SQL Serverの無償版(無料エディション)を指します。SQL Serverの機能や拡張性に制限を設けて無償提供しており、最新版はSQL Server 2019 Expressです。 参考:SQL Server 2019
SQL Serverは、マイクロソフト社が開発したリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)を指します。SQL Server Expressは、主にデスクトップ・ウェブ・小規模サーバを想定して公開しており、Windowsとの親和性が高いので人気があります。
SQL Server Expressのダウンロードは?
SQL Serverのダウンロードは、ライセンスに応じてメディアを用いるか、マイクロソフト社公式ダウンロードサイトからインストーラをダウンロードし、実行します。
SQL Server Expressは無償版ですので、マイクロソフト社公式ダウンロードサイトよりインストーラをダウンロードし実行します。ダウンロードサイトの「SQL Server 2019 Express」の記載が中段以降にありますので、「今すぐダウンロードする」をクリックします。 参考:SQL Server Download
SQL Serverのサポート期限は?
SQL Serverのサポート期限は、マイクロソフト社ポリシーによって決められています。 参考:製品およびサービスのライフサイクル情報の検索 SQL Server
現在サポートされているSQL Serverのバージョンは以下の通りです。 ・SQL Server 2019 開始日: 2019/11/04 終了日: 2030/01/08 ・SQL Server 2017 開始日: 2017/09/29 終了日: 2027/10/12 ・SQL Server 2016 開始日: 2016/06/01 終了日: 2026/07/14 ・SQL Server 2014 開始日: 2014/06/05 終了日: 2024/07/09 ・SQL Server 2012 開始日: 2012/05/20 終了日: 2022/07/12
Windowsのサポート期限は?
Windowsのサポート期限も、マイクロソフト社ポリシーによって決められています。 参考:製品およびサービスのライフサイクル情報の検索 Windows
現在サポートされているWindowsのバージョンは以下の通りです。 ・Windows Server 2019 開始日: 2018/11/13 終了日: 2029/01/09 ・Windows Server 2016 開始日: 2016/10/15 終了日: 2027/01/12 ・Windows Server 2012 R2 開始日: 2013/11/25 終了日: 2023/10/10 ・Windows Server 2012 開始日: 2012/10/30 終了日: 2023/10/10 ・Windows 10 Home and Pro 開始日: 2015/07/29 終了日: 2025/10/14 ・Windows 8.1 開始日: 2013/11/13 終了日: 2023/01/10
SQL Server Expressを利用する際にはWindowsのサポートバージョンも合わせてご確認ください。
SQL Server 2019 Expressのインストールは?
SQL Server 2019 Expressのインストールは、「Microsoft® SQL Server® 2019 Express」からモジュールをダウンロードし、作業を行います。
対応Windows・モジュールバージョン・ファイル名は、以下の通りです。
・対応Windows Windows 10、Windows Server 2016、Windows Server 2019 ・モジュールバージョン 15.0.2000.5 ・ファイル名 SQL2019-SSEI-Expr.exe 参考:Microsoft® SQL Server® 2019 Express
SQL Server 2019 Expressの具体的なインストール手順
SQL Server 2019 Expressインストールの際には、ダウンロードしたインストーラを起動します。インストール手順は以下の通りです。
・インストールの種類の選択 「基本(B)」「カスタム(C)」「メディアのダウンロード(D)」から選択します。 通常は「基本(B)」で問題ありません。 ・ライセンス条項の確認 確認後、「同意する(A)」をクリックします。 ・SQL Serverのインストールの場所の指定 デフォルトインストール先で問題ありません。 確認後、「インストール(I)」をクリックします。 ・インストール実行 作業完了を待ちます。 ・インストール完了後、カスタマイズ・SSMSのインストール SSMSはSQLインフラストラクチャを管理するための統合環境です。 ここで「SSMSのインストール」することで、追加インストールが可能です。 参考:SQL Server Management Studio (SSMS) のダウンロード ・インストール完了 ここで使用可能になります。
インストール後の動作確認は、SSMSから行うと便利です。スタートメニューから「Microsoft SQL Server Management Studio 18」をクリックします。起動後、SQL Serverのデータベースの種類・サーバー名・認証を指定し、ユーザ名・パスワードを入力します。ここでSQL Serverに接続できたら正常動作です。
SQL Server 2017 Expressのインストールは?
SQL Server 2017 Expressのインストールは、「Microsoft® SQL Server® 2017 Express」からモジュールをダウンロードし、インストール作業を行います。
対応Windows・モジュールバージョン・ファイル名は、以下の通りです。
・対応Windows Windows 10、Windows 8、Windows 8.1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2016 ※Windows 8はサポート終了 ・モジュールバージョン 14.0.1000.169 ・ファイル名 SQLServer2017-SSEI-Expr.exe 参考:Microsoft® SQL Server® 2017 Express
インストールの際にはダウンロードしたインストーラを起動します。
SQL Server 2016 Expressのインストールは?
SQL Server 2016 Expressのインストールは、「Microsoft® SQL Server® 2016 Service Pack 2 Express」からモジュールをダウンロードし、インストール作業を行います。
対応Windows・モジュールバージョン・ファイル名は、以下の通りです。
・対応Windows Windows Server 2016、Windows 10、Windows Server 2012 R2、Windows 8、Windows 8.1 ※Windows 8はサポート終了 ・モジュールバージョン 13.0.5026.0 ・ファイル名 SQLServer2016-SSEI-Expr.exe 参考:Microsoft® SQL Server® 2016 Service Pack 2 Express
インストールの際には、ダウンロードしたインストーラを起動します。
SQL Server 2014 Expressのインストールは?
SQL Server 2014 Expressのインストールは、「Microsoft® SQL Server® 2014 Service Pack 2 (SP2) Express」からモジュールをダウンロードし、インストール作業を行います。
対応Windows・モジュールバージョン・ファイル名は、以下の通りです。
・対応Windows Windows 10、Windows 7 Service Pack 1、Windows 8.1、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2 ※Windows 7 Service Pack 1、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2008 R2 SP1はサポート終了 ・モジュールバージョン 12.0.5000.0 ・ファイル名 JPN\x64\SqlLocalDB.msi、JPN\x86\SqlLocalDB.msi SQLEXPR_x64_JPN.exe、SQLEXPR_x86_JPN.exe、SQLEXPR32_x86_JPN.exe SQLEXPRADV_x64_JPN.exe、SQLEXPRADV_x86_JPN.exe、SQLEXPRWT_x64_JPN.exe、SQLEXPRWT_x86_JPN.exe SQLManagementStudio_x64_JPN.exe、SQLManagementStudio_x86_JPN.exe 参考:Microsoft® SQL Server® 2014 Service Pack 2 (SP2) Express
インストールの際には、あらかじめMicrosoft .Net Framework 3.5 SP1を有効にし、 Microsoft .Net Framework 4.0をダウンロードしてインストールします。 参考:Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1 参考:Microsoft .NET Framework 4 (Web インストーラー)
SQL Server Expressインストール後はデータベースを業務活用しましょう
SQL Serverはマイクロソフト社のRDBMSのため、Windowsでよく利用されています。また、SQL Server Expressは無償版のため利用者が多いのが特徴です。SQL Server Expressがインストールできたら、実際にデータベース作成やテーブル作成を進めていきます。
デスクトップ・ウェブ・小規模サーバの業務では十分対応できるため、実際に業務活用することをおすすめします。
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