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SSMSとは?SQL Serverを管理するための導入手順を解説
SSMS SQL Server

SSMSとは?SQL Serverを管理するための導入手順を解説

アンドエンジニア編集部
2021.09.29
この記事でわかること
SSMSはSQL Server Management Studioの略で、マイクロソフト社の統合DB環境を指します
SSMSは、SQL Serverのインフラストラクチャ管理からSQL言語のクエリ操作まで対応します
SSMSを活用することで、SQL Serverの管理と運用が簡単に行えます

SSMSとは?

SSMS SQL Server

SSMSとは、SQL Server Management Studioの略です。SSMSSQL ServerならびにRDBを管理するための統合環境で、マイクロソフト社により提供されています。SSMSで管理するSQL Serverはマイクロソフト社が開発したリレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)を指します。 参考:SQL Server Management Studio (SSMS) とは何か?

SSMSで用いるSQL Serverとは?

SQL ServerSybase社との提携により、マイクロソフト社によって開発されました。SQL Serverは、Microsoft Windows上で.NET Frameworkを利用することが可能です。そのため、Windows環境で利用するRDBMSとして高い認知度があります。

さらにSQL Serverは豊富なエディションを持ち、小規模なシステムから企業向け大規模システムまで対応が可能です。 参考:Microsoft SQL Server 2019

SSMSのライセンスは?

SSMS無償で利用できます。SSMSの場合も通常のマイクロソフト社製品と同様に、インストール時にライセンス条項が表示され、インストールボタンを押すことでライセンスに合意したものと見なされます。詳しいライセンス条項は以下のリンクに記載されています(英語)。 参考:SQL Server Management Studio - License Terms

SSMSを使ってできること

feature

SSMSSQL Serverを使って以下の処理を行います。SSMSを用いて、データベース設計やクエリ投入がローカルでもクラウドでも実行することができます。

サーバー接続  対象となるSQL Serverに接続します。 ・データベースの作成、削除、バックアップ、リカバリ  データベース自体の操作を行います。 ・テーブルの作成、変更、削除  データを格納するテーブルへの操作を行います。 ・データの登録、参照、更新、削除  対象となるデータに対する捜査を行います。

上記処理を行うために、先行して管理対象となるSQL Serverをインストールしておきます。

SSMSで接続するSQL Serverのインストール方法

SQL Serverのインストール方法エディションにより異なり無償版であるDeveloperやExpressマイクロソフト社のダウンロードサイトからダウンローし、インストール実行します。インストールでは「基本(B)」・「カスタム(C)」・「メディアのダウンロード(D)」から種類を指定しますが、通常は「基本(B)」を選択すれば必要なインストールが行えます。 参考:SQL Server ダウンロード

有償版であるEnterpriseやStandardでは、ライセンス契約にしたがいインストールを行います。ライセンス契約方法はマイクロソフト社に掲載されています。 参考:Microsoft ライセンス SQL Server

SSMSのダウンロード・インストール方法

SQL Serverのインストールが完了したら、DB構築のためにSSMSをダウンロードしましょう。 参考:SQL Server Management Studio (SSMS) のダウンロード

SSMSのモジュールダウンロード後、インストーラを起動することでSSMSのインストールが完了します。SSMSがインストールできない場合は、システム再起動して再インストールを試してみることをおすすめします。なおインストール作業はシステム管理者権限が必要なため、念のためアカウントをご確認ください。

上記手順でインストールできない場合は、SSMS・Visual Studio・SQL Profiler・Microsoft ODBC Driver等のSQL Server関連モジュールを「コントロール パネル」「プログラムの追加と削除」からアンインストールし、再度インストールして見てください。 参考:SQL Server Management Studio (SSMS) のセットアップに失敗したか、再起動が必要です。

インストールが完了したらSSMSを起動してみましょう。SSMSを起動するには「スタートメニュー」「 Microsoft SQL Server Tools 18」「Microsoft SQL Server Management Studio 18」を選択します。

SSMSの日本語化の方法

SSMSの日本語化対応版は、「SQL Server Management Studio (SSMS) のダウンロード」のサイトの使用できる言語の記載から「日本語」のリンクを選択してください。これにより、日本語化対応の”SSMS-Setup-JPN.exe”がダウンロードされます。間違って「SSMS のダウンロード」のリンクを選択すると”SSMS-Setup-ENU.exe”という英語版がダウンロードされ、日本語で利用できません。

続いてSSMSの初期起動時に英語表示された場合は、「Tools」「Option」「International Settings」「日本語」を選択し、再起動します。

SSMSで利用するSQL Serverの接続方法

SQL Serverとの接続SSMSを使います。SSMSを起動し、「サーバーへの接続」または「オブジェクト エクスプローラー」「接続」「データベース エンジン」の順に選択し、サーバーインスタンスへ接続します。 参考:クイックスタート: SQL Server Management Studio (SSMS) を使用して SQL Server インスタンスに接続し、クエリを行う

SSMSでサーバーへ接続できない場合は、1度ローカル接続で試してみることをおすすめします。ローカル接続は成功してリモート接続が失敗する場合は、ネットワークやファイアウォールの設定の問題で接続できない場合があります。以下のリンク先に問題解決方法がまとめてあります。エラーログのエラー番号と見比べると対処方法が分かります。 参考:SQL Server データベース エンジンへの接続のトラブルシューティング 参考:接続エラーを解決SQL Server

SSMSを用いるSQL Serverのデータベースの作成方法

データベースの作成も、SSMSで行います。SSMSを起動し、「オブジェクト エクスプローラー」「新しいクエリ」の順に選択し、クエリウィンドウにCREATE DATABASE文を入力することでデータベースが作成できます

さらに、クエリウィンドウでCREATE TABLE文を入力することでテーブル(表)が作成できます。以降はINSERT・UPDATE・SELECTを用いて必要とされるクエリを確認したり、スクリプトを作成したりできます。そのため、SSMSからクエリで一連のDB操作や処理を試してみることをおすすめします。 参考:SQL Server Management Studio でオブジェクトのスクリプトを作成する

SSMSのアンインストール方法

SSMSはSQL Server 2016以降は個別アプリケーションとなるため、「コントロール パネル」「プログラムの追加と削除」からアンインストールすることができます。それ以前のバージョンでは、SQL Serverの「アンインストール/変更」からアンインストールするコンポーネントを指定します。 参考:アンインストールSQL Server Management Studio

SSMSを用いてSQL Serverを効率的に管理・運用しましょう

efficiency

SSMSはSQL Serverの管理インターフェイスとして、SQL Serverインフラストラクチャ管理からSQL言語のクエリ作成やスクリプト作成まで幅広く利用できます。SQL ServerならびにSQL言語の理解が深まったら、SSMSで実際のDB操作を行い理解を深めることをおすすめします。

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