Dreamweaverとは?機能やメリット・デメリットを解説
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Dreamweaverとは?機能やメリット・デメリットを解説
アンドエンジニア編集部
2022.03.03
この記事でわかること
Dreamweaverとは、Webデザインやアプリデザインのための有料ソフトウェアである
Dreamweaverはマニュアルが充実している
Dreamweaverには、「ライブラリ機能」「クイック編集機能」「ライブプレビュー機能」などの便利な機能がある

Dreamweaverとは

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近年、Webデザインを行うためのソフトが多数増えてきており、Dreamweaverがその代表例の1つです。ここでは、Dreamweaverの概要とできることについてご紹介します。

【参考】webデザインソフトウェア|Adobe Dreamweaver

Dreamweaverの概要

Dreamweaverとは、アドビ社が提供しているWebサイトやアプリのデザインを行うためのソフトです。アドビ社はアメリカに本社がある企業で、多種多様なソフトを販売しています。例えば、PhotoshopやIllustratorなどのWebデザイナーが愛用しているソフトが挙げられます。

Dreamweaverは、HTML・CSS・Javascriptなどのマークアップ言語に対してサポート機能が多いのが特徴で、利便性が高いことからWebデザイナーから人気があります。デザイン関連の業務を行う方にとって必要不可欠なソフトウェアといえるでしょう。

Dreamweaverを利用してできること

Dreamweaverは、自由自在にデザインを行うことができるソフトウェアとして支持を集めています。特に、ホームページ制作をする方のニーズに合わせたデザインが作成しやすく、あらかじめテンプレートがあることもDreamweaverの特徴です。

初心者用のテンプレートが用意されているため、Webサイトの骨組みを簡単に作成できます。他にも、多種多様な機能が搭載されているため、編集作業がしやすいです。

Dreamweaverの機能の特徴

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ここでは、Dreamweaverの機能の特徴について詳しくご紹介します。

ライブラリ機能

Dreamweaverには、ライブラリ機能が標準で組み込まれています。ホームページの多くは、サイドバーやメニューがあるのが一般的ですが、サイドバーやメニューを追加する作業は手間がかかることも多いです。

特に、HTML・CSSでWebデザインを実施する場合、各ページのサイドバーにメニューを追加する作業を行う必要があります。ライブラリ機能によって、一括してサイドバーを更新することができるため、編集効率の向上が期待できます。

クイック編集機能

Dreamweaverにはクイック編集機能としてさまざまなものがあります。クイック編集機能を利用することで、タグ・Class・IDに対してカーソルを合わせるだけでCSSを編集することが可能です。

例えば、Windowsの場合「ctrl + e」、MacOSの場合「command + e」のコマンドでクイック編集ができます。他にも、コメント化などもクイック編集機能で簡単にできます。Windowsの場合は「Ctrl + /」、MacOSの場合は「Cmd + /」のコマンドでコメント化が可能です。

Emmetを標準搭載

Dreamweaverには、Emmetが標準で組み込まれています。Emmetとは、入力補完機能によってマークアップ言語を簡単に編集できるテキストエディタ用のプラグインのことです。Emmetを利用することで、HTMLなどのタグを素早く作成することが可能です。

例えば、「textar」と入力した状態でTabキーをクリックすると、「textarea」タグの開きタグと閉じタグが作成されます。他のタグについてもTabキーを利用することで容易にタグを作成できるため、コーディング作業における効率の向上が期待できます。

ライブプレビュー機能

Dreamweaverにはライブプレビュー機能があります。ライブプレビュー機能を利用することで、記載したソースコードの実行結果をリアルタイムで確認できます。ソースコードを編集しながらプレビューを確認して作業を進められるため、コーディングミスを減らすことが可能です。

また実行結果がリアルタイムで見れることから、成果物が出来上がっていくのを確認できるため、開発に対するモチベーションの向上が期待できます。

Dreamweaverを利用するメリット

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多くのデザインソフトがあるにも関わらず、Dreamweaverを利用するメリットについて疑問を抱く方は少なくないでしょう。ここでは、Dreamweaverを利用するメリットについて詳しく解説します。

WindowsとMacで使用できる

Dreamweaverは、WindowsとMacで同じソフトウェアを使用することができるため、OS環境を気にする必要がありません。Dreamweaverソフトのバージョンが同じであれば、端末に関係なく同様の操作方法やユーザインタフェースで使うことができます。ただし、ショートカットキーなど一部の要素に関しては異なるため注意が必要です。

また、Adobe Creative Cloudを利用すれば、何度でもインストール・アンインストールできます。Adobe Creative CloudはDreamweaverと同様にアドビ社が提供しているソフトウェアで、Webデザインや動画編集に必要なアプリを利用できます。

【参考】Adobe Creative Cloudについて【アドビ公式】

最新の機能を使える

DreamweaverはAdobe Creative Cloudを介して、アップデートが定期的に実施されます。そのため、最新の機能や便利な機能をいち早く利用することが可能です。常に最新版の機能を使ってWeb制作をしたい方にはDreamweaverはおすすめといえます。

マニュアルが充実している

Dreamweaverはマニュアルが充実しています。海外ソフトの場合、英語のマニュアルのみであることも多いですが、Dreamweaverでは日本語のマニュアルが用意されています。またアドビ社では、ソフトに関するセミナーを主催しており、Dreamweaverの便利な使い方について学習することができます。

他にもソフトに関する参考書も多く販売されていたり、Dreamweaver使用者のブログ記事も多数インターネット上に公開されていたりします。Dreamweaverの使い方に迷った際には、さまざまな方法を活用して自己解決しやすいというメリットがあります。

【参考】Adobe Dreamweaverラーニングとサポート

コーディングがしやすい

テキストエディタの場合、コンパイルをしてからデザインを確認する必要があるなど手間がかかることが多いです。しかしDreamweaverでは、コーディングしたらリアルタイムでデザインをプレビューとして出力させることができます。

また、デザインのプレビュー画面で編集したものを自動でソースコードに変換できる機能もあります。マークアップ言語に詳しくない方でも、コーディング補助機能によってサポートしてもらうことが可能です。

さまざまなデバイスに対応している

さまざまなデバイスに対応した画面サイズでデザインできることも魅力の1つです。例えば、PC用のWebサイトをスマートフォンやタブレットで見た場合にレイアウトが崩れることがありますが、スマートフォン・タブレット用のプレビュー画面があるため随時レイアウトのチェックができます。Webサイトだけでなく、スマートフォン用のアプリケーションをデザインするのに便利です。

Dreamweaverのデメリット

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Dreamweaverにはメリットだけではありません。ここでは、Dreamweaverのデメリットについて詳しく解説します。メリットだけではなくデメリットも理解した上で、使う・使わないを判断してください。

定額制のため固定費がかかる

Dreamweaverは有料ソフトウェアのため予算をかけたくない方には向いていません。「Adobe Dreamweaver単体プラン」「Creative Cloudコンプリートプラン」「学生・教職員向け」「法人向け」の4種類の料金プランがあります。

「Adobe Dreamweaver単体プラン」は月額2,728円で利用でき、Dreamweaverソフトのみ使用することが可能です。「Creative Cloudコンプリートプラン」は月額6,248円で使用でき、 DreamweaverだけでなくPhotoshopやIllustratorなど他のクリエイティブソフトも利用可能です。「学生・教職員向け」と「法人向け」のプランは条件がありますが、他のプランよりも比較的安価です。各種プランの値段を比較して自分に合ったプランを選択してください。

【参考】:Creative Cloudの価格とメンバーシッププラン|Adobe Creative Cloud

使いこなすには多くの勉強量が必要

Dreamweaverは定期的にアップデートされるため、随時新しい機能が追加されます。最新の機能を使いこなすには新しく勉強することが必要です。マークアップ言語に関する知識や経験があれば、Dreamweaverをある程度は使いこなすことが可能です。

しかし、近年ではホームページ作成に必要な機能の知識を身に付ける必要があります。最新で追加される便利な機能の多くは、ホームページ作成に使われる機能であることが理由の1つとして挙げられます。以上からも、トレンド技術を把握して常に新しい機能や技術を勉強していく姿勢が重要です。

PCスペックによっては動作が重く感じる

使っているPCのスペックによっては、動作が重く感じることがあります。コードを書く際に遅延が発生したりプレビュー画面が中々表示されなかったりする場合は、メモリの使用率が上がっている可能性があります。

また、illustratorやPhotoshopといったソフトウェアを同時に使用する場合は動作が重くなる可能性が大きいです。Dreamweaverは随時新しい機能が追加されるため、現時点で動作が重い場合は、PCの新調も含めて検討することをおすすめします。

Dreamweaverには多種多様な便利な機能を用いてデザイン編集することが可能!

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これまでに、Dreamweaverの詳細や機能の特徴、メリット・デメリットについて解説しました。Dreamweaverとは、アドビ社が提供しているWebデザインやアプリのデザインを実施するためのソフトウェアです。有料ソフトですが、多種多様な機能が備わっているのが特徴です。

またマニュアルも完備しているため、安心して利用できます。Dreamweaverは定期的にアップデートが行われるため、新しい機能や便利な機能が多くあるのも特徴です。しかし、最新技術の勉強を怠ると、新しい機能の使い方についていくことができなくなる可能性もあるので注意する必要があります。Dreamweaverの使い方をマスターして、Webサイトの制作を効率よく行いましょう。

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