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Eclipseとは?統合開発環境を日本語プラグインで快適に構築する方法を解説!
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Eclipseとは?統合開発環境を日本語プラグインで快適に構築する方法を解説!

アンドエンジニア編集部
2023.01.06
この記事でわかること
Eclipseは米国IBMが開発し、Eclipse Foundationが開発をするオープンソースの統合開発環境である
Eclipseは標準でJava開発環境を一通り備え、プラグインによって様々な言語に対応する
Eclipseの活用によって、プログラミングや開発の効率化を図れる

Eclipseとは

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Eclipse(エクリプス)は一般には日食や月食を表す英語ですが、IT分野では主にJava言語向けに作られたオープンソースのIDE(統合開発環境)の名称として使われています。Eclipseは米国IBMが開発しましたが、現在では非営利団体のEclipse Foundationが開発を継承しています。

Eclipseはプラグインの追加によって、PerlやPHP、C++などのプログラミング言語に対応することができます。

【参考】:Eclipse Downloads | The Eclipse Foundation

【参考】:統合開発環境 Eclipse 日本語化プロジェクト - Pleiades

Perlとは?できることやメリット・デメリットについて解説!

Eclipseの特徴

Eclipseはシステム開発を効率化するために必要な機能として、コンパイラ・エディタ・デバッガなどをセットにしたツールです。統合開発環境:IDE(Integrated Development Environmen)と呼ばれており、Eclipseは以下のような特徴があります。

■ 標準でJava開発環境を搭載

EclipseはJavaの開発環境のJDT(Java Development Tools)を標準搭載しており、Javaのプログラム開発に必要な機能が一通り備わっています。そのため、Javaの開発では標準のIDEとして広く活用されています。

Javaでできることとは?メリット・デメリットについても解説!

■ 開発作業の効率化

Eclipseにはコンパイルや実行で必要なライブラリを、自動的に参照する機能があります。また、APサーバー起動やデプロイの機能まで開発に必要な機能が揃っており、開発作業の効率化を図れます。

今さら聞けないデプロイとは?ITエンジニアの常識を身に付けよう!

■ プラグインが豊富

Eclipseはプラグインが豊富に提供されており、様々なプラグインを利用して自由に機能強化やカスタマイズができます。またプラグインを利用して、Java以外のプログラミング言語にも対応できます。

そもそも統合開発環境(IDE)とは

Eclipseは統合開発環境(IDE)の1つですが、統合開発環境(IDE)について改めて確認しておきましょう。

ソフトウェア開発では、コードを書くためのテキストエディタ、コンパイルするためのコンパイラ、デバッグに用いるデバッガなどが必要ですが、当初はそれぞれを個別に入手し、利用していました。それらをひとまとめにしたものが統合開発環境(IDE)です。

統合開発環境の登場によって開発の一連の作業がシームレスに繋がり、開発作業の効率化に役立っています。統合開発環境(IDE)はEclipse以外に『VS Code』『Unity』『Xcode』などが知られています。

IDEとは?詳細やメリット、おすすめのIDEを紹介します!

Eclipseのインストール手順

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ここから、実際にEclipseをインストールしてみましょう。以下の手順に従って、Eclipseのダウンロードとインストールを行っていきます。今回は、Javaを動かすのに必要なJDK(Java Development Kit)とEclipseのインストール方法について紹介します。

JDKのダウンロード

JDK(Java Development Kit)は提供元のOracleのサイトからダウンロードします。ここでは、Windows11環境を想定してインストールを行いますので、Windows64ビット版をダウンロードします。

ダウンロートファイルは圧縮アーカイブ、インストーラー、MSIインストーラーの3種類から選択できますが、Windowsパソコンに最適な「x64 MSI インストーラー」をダウンロードします。

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【参考】:Java Downloads | Oracle 日本

JDKのインストール

MSIインストーラーの「jdk-19_windows-x64_bin.msi」のダウンロードが終わったら、このファイルを実行し、以下の画面が出たら[Next]ボタンをクリックするとインストールが開始します。

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以下の画面になったら、[Close]ボタンをクリックしてJDKのインストールは終了です。[Next Steps]ボタンをクリックすると、JDKに関するチュートリアルやドキュメントなどにアクセスできます。

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コマンドプロンプトで JDK のインストールを確認します。コマンドプロンプトを開き、「 javac -version」 と入力して return を押してください。手順通りであれば、最新バージョン「Javac 19」が表示されます。

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Eclipseのダウンロードとインストール

Eclipseのダウンロードサイトより、「Eclipse IDE for Java EE Developers」をダウンロードします。ここでは、「Windows x86_64」を選択し、クリックするとダウンロード画面に遷移します。

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【参考】:Eclipse Packages | The Eclipse Foundation

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寄付を求める画面が表示されますが、寄付をしなくともインストーラーはダウンロードされます。

「eclipse-inst-jre-win64.exe」がダウンロードされたら、エクスプローラーから「eclipse-inst-jre-win64.exe」をダブルクリックして、インストールを進めます。

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インストーラー起動画面が表示されます。

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上のインストール選択画面が表示されたら、インストールするEclipseのタイプを選択します。ここでは最もベーシックな「Eclipse IDE for Java EE Developers」を選択します。

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インストール先のパスと、スタートメニューへの登録、デスクトップのショートカット作成について訊いてきますが、そのままでよければ[INSTALL]をクリックします。インストールに関する同意を求める画面が表示されますので、問題がなければ[Accept Now]をクリックするとインストールが開始されます。

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[INSTALLING]の表示が[▶LAUNCH]の表示に変わったらインストールは終了ですので、[▶LAUNCH]ボタンをクリックします。

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この画面が表示されたらインストールは終了です。「 ▶LAUNCH」ボタンをクリックすると、Eclipseが起動し、初画面が表示されますので、クリックして確認してみましょう。

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最後にEclipseで利用するWorkSpaceのパスを訊ねてきますので、そのままでよければ[Launch]をクリックします。

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上のメニュー画面が表示されたら、Eclipseのインストールは完了です。

Eclipseの日本語化プラグインを組み込む

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Eclipseには便利なプラグインが数多くありますが、今回はその中から日本語化プラグインとしてよく利用されている「pleiades」をインストールしてみましょう。

PleiadesはEclipse本体と一体になった(Pleiades All in One)もありますが、今回は既にEclipseがインストール済みですので、Pleiadesのみをダウンロードします。「Pleiades 本体ダウンロード」のブロックにある「Windows」ボタンをクリックするとダウンロードが開始されます。

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圧縮ファイルの「pleiades-win.zip」がダウンロードできたら、zipファイルを解凍し、適当なディレクトリーに保存します。Zipファイルには次のようなファイルが含まれています。

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解凍先のフォルダ内にある「setup.exe」を起動すると、次のような画面が表示されますので「選択」をクリックして下さい。

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[選択...]ボタンをクリックすると、エクスプローラー画面が表示されますので、先にEclipseをインストールしたフォルダ内にある「eclipse.exe」を見つけます。

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「eclipse.exe」を選択して、[開く]ボタンをクリックし、再び次の「Pleiades日本語プラグインのセットアップ」が表示されたら、[日本語化]ボタンをクリックします。

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次の「日本語化が終了しました。....」のダイアログが表示されるとEclipseの日本語化は完了です。ダイアログ内の[OK]ボタンをクリックして下さい。

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[終了]ボタンをクリックして画面を閉じます。

Eclipseを「-clean」を付けて起動

続いて日本語化したEclipseを起動してみましょう。Pleiadesはプラグインを追加、更新した際にコマンドラインからの起動では「-clean」を付加します。今回はエクスプローラ上から起動しますので、Eclipseをインストールしたフォルダ内の「eclipse.exe -clean.cmd」をダブルクリックして起動します。

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ワークスペースのディレクトリー選択ダイアログが表示されますので、ワークスペースはディフォルト表示のまま[起動]ボタンをクリックして下さい。

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先程のワークベンチが表示されますが、メニューなどが日本語表示になっていることが分かります。

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この画面はEclipseのメニューから[ヘルプ]を選択し、[ようこそ]をクリックすると表示できます。

Eclipseの使い方

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Javaの開発では、まず最初にプロジェクトを作成します。プロジェクトはプログラムや外部ファイルなどをひとまとめにして管理するために必要となり、開発するアプリケーション単位に設定します。ここでは、Eclipse上でプロジェクトを作る方法、プログラムの実行方法などについて紹介します。

プロジェクトの作成

これからプロジェクトの作成方法について解説をしていきます。プロジェクト名は重要なキーワードですので、間違いがないよう注意を払って設定を行ってください。

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Eclipseが起動したら、メニューから「+新規Javaプロジェクトを作成します」をクリックします。次の「Java プロジェクトの作成」画面が表示されます。

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プロジェクト名のテキストボックスにプロジェクト名を入力します。ここでは「Sample」という名称にします。

他の箇所に関してはそのままでも構いません。[完了]ボタンをクリックすると、「Sample」という名のプロジェクトが作成されます。

クラスの作成とプログラミング

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プロジェクトを作成したら、実際にプログラムを動かしてみましょう。「Sample」プロジェクトの「src」を右クリックして「新規」→「クラス」と選択します。

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「新規 Java クラス」画面が表示されますので「名前」を入力します。クラスとは、これから作成するオブジェクト(モノ)に関する定義です。誰もが分かりやすい名前にしておきましょう。

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ここでもプロジェクト名と同じく「Sample」と入力し、[完了]ボタンをクリックします。新たに「Sample.java」が作成されます。

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javaファイルが作成できたら、プログラムをエディタ部に入力します。ここでは、どのプログラミング言語でも最初に実行する”Hello World!!”を表示する簡単なプログラムを作成します。Javaが初めての方は、以下のサンプルプログラムからコピーペーストしてみてください。

public class Sample { 

    public static void main(String[] args) {        

        int num;        

        num = 10;        

        System.out.println("Hello World");    } }

プログラムを入力したら、画面上部のメニューから「実行」ボタンをクリックします。

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画面下部コンソールにHello Worldが無事に表示されました。プログラムが正常に稼働した証です。

Eclipseを習得して開発の効率アップを

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ここまでEclipseの概要、Eclipseのインストール方法、Eclipseのプラグインで日本語化する方法、Eclipseの基本的な使い方などについて解説をしました。ブログラミング言語としてJavaを扱う予定の方、Javaに加えてC++やPerlやPHPなどを習得したい方にも統合開発環境としてEclipseはおすすめです。

Eclipseを自分専用の開発環境としてカスタマイズし、ぜひプログラミングや開発で活用してみましょう。

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