Notionは米国「Notion Labs」が開発・提供する多機能ドキュメントツールとして知られています。Notionは個人で利用しても便利なツールですが、複数人でシェア（共有）したり、共同編集や共同作業をしたりすることを想定して作られているツールです。

*プライベート利用とは別に、ワークスペースを利用してチーム単位でコンテンツを共有すると、チーム全体の業務の効率化を実現できます。*また、Notionを使っていない相手や不特定多数に対しても、Web共有の機能を利用することで情報共有や発信ができますので活用してみましょう。

このように、Notionの共有機能を利用することで、様々なメリットを得ることができるでしょう。この記事では、Notionで作成したコンテンツの共有方法について解説していきます。

【参考】：[Notion　(ノーション） ｜ すべてのチームをひとつのワークスペースで](https://www.notion.so/ja-jp)
【参考】：[Notionの共有設定について](https://www.notion.so/ja-jp/help/guides/understanding-notions-sharing-settings)

Notionとは？基本的な使い方やEvernoteとの違いを解説

Notionドキュメントを共有すると、どのようなメリットがあるのかについて確認しておきましょう。ここではNotionを共有する3つのメリットを挙げていきます。

【参考】：[ユーザ事例：Notion (ノーション)](https://www.notion.so/ja-jp/customers)

### ナレッジマネジメントツールとして活用

Notionは収集した情報やナレッジをドキュメントとして保管、管理することができます。これをチームや組織で共有することで、組織のナレッジとして蓄積し、共有・管理することが可能になります。**まさにNotionの共有機能によって、ナレッジマネジメントツールとして活用することが可能です。**

### 情報の透明性・公益性を高められる

従来、個人や一部の管理者によって管理されてきた情報が、チームや組織単位で共有することが可能になり、情報の透明性が高まるとともに、公益性が担保されます。

個人管理となっていた情報が組織で共有されることにより、**役職や地位に関係なく、組織の誰もが必要な情報にアクセスすることが可能になり、情報の理解と活用を高めることができます。**

### リアルタイムでの情報共有が可能

Notionでは共有した情報を最新に更新すると、瞬時に情報にアクセスできる人に最新の情報を提供できます。そのため、**関係者全員が同じ情報を共有することができることで、コミュニケーションの円滑化を図ることができます。**

また、Web形式で共有できるため、スマートフォンなどからもアクセスが可能で、出張中や移動中の人も簡単に情報にアクセスすることができます。

Notionの共有機能を活用するメリットは多々ありますが、一方では共有を行う際の注意点もあります。以下に注意点を挙げておきますので、共有を進める際の参考にしてみてください。

### 自由度が高いためルール化が必要

Notionはカスタマイズがしやすく、個々人のニーズや好みに合わせられる自由度の高さが魅力ですが、それが逆に情報共有を阻害する可能性があります。個々人によって異なるテンプレートを利用すると、アクセスする側も利便性が損なわれるリスクがあります。

**組織で情報共有や共同作業で利用する場合は、ルールやテンプレートを取り決めてから始める必要があります。**

Notionでプロジェクトを管理しよう！テンプレートの活用法を解説！

### 情報活用事例をナレッジ化する必要

情報共有は、その情報を活用をして初めて効果が得られます。情報共有は情報の共有が目的ではなく、情報を活用するのが目的です。**情報活用の事例をモニタリングしてナレッジとして蓄積し、水平展開することを前提に情報共有を進める必要があります。**

### ユーザごとの権限や役割に注意

Notionのサイドバーには、ワークスペースやプライベートなど、様々な部屋があります。

例えば、ワークスペースにはワークスペースオーナーがおり、ワークスペース全般の管理を行えますが、メンバーシップ管理者はメンバーの追加や編集はできるものの、ワークスペースそのものの設定変更はできないようになっています。

他、メンバーはコンテンツの作成や共有は行えますが、ワークスペースの設定やメンバーの追加などは行えません。**このようにユーザによって権限の役割が異なりますので、共同作業ではユーザごとの権限や役割を理解した上で作業を進める必要があります。**

Notionは簡単に情報の共有が行えますが、公開したくない情報もあります。例えば、プライベートページです。プライベートページとは自分専用ページのことで、通常はワークスペース内のメンバーでも本人以外は見ることができません。

その一方で、**共有設定することで、ワークスペース内外からユーザを招待できますので、誤って共有することがないよう注意が必要です。**

## Notionユーザでページを共有する

*Notionでコンテンツを共有する方法は大きく分けると、2つあります。*

1つは、Notionを利用しているユーザに対してNotionのページを公開、共有する方法です。主に、組織内のチームや特定個人に対して共有します。

もう1つはNotionを利用していない人に対して、NotionのページをWebで公開する方法です。それでは、各々の方法について詳しく見ていきましょう。

【参考】：[コンテンツの共有 – Notion (ノーション)ヘルプセンター](https://www.notion.so/ja-jp/help/share-your-work)

### Notionを利用している人と共有する

**作成したNotionページは、Notionのワークスペース内外を問わず、特定の個人を招待できます。**招待された人は付与された権限に従って、コンテンツの閲覧や編集を行うことができます。

以下、その手順を紹介します。

~~【画像】：Notionのログイン画面（英文表示の場合）　~~

Notionにログインし、自分のページを表示します。

~~【画像】：Notionのログイン後の画面　~~

ここでは例として、左のサイドバーにある「Aプロジェクト管理表」を共有してみます。

サイドバーで「Aプロジェクト管理表」をクリックし、「Aプロジェクト管理表」がNotionの画面に表示されたら、右上にある［共有］ をクリックします。

~~【画像】：Notionで共有するコンテンツの画面　~~

画面右上の［共有］をクリックし、表示された共有画面で招待欄に招待したいユーザのメールアドレスを入力するか、一覧に表示されたユーザから招待したいユーザをクリックします。ここでは（Y）ユーザに編集権限を付与します。メールアドレスを入力して招待する場合には［招待］ボタンをクリックします。

ユーザを選択してドロップダウンリストが表示されたら、与えたいアクセス権限を選択します。アクセス権限は、Notionの無料プランでは、読み取り権限もしくはコメント権限が付与できます。編集権限を選択するには有料プランにアップグレードする必要があります。

ゲストはフリープラン（無料プラン）では最大10名まで招待できます。

~~【画像】：Notionのコンテンツに招待するユーザと権限の設定画面　~~

メールアドレスを入力して招待したユーザには次のようなメールが届きます。メールを受け取ったユーザはリンクをクリックするだけで、Notionを利用できます。

~~【画像】：Notionから招待してユーザに届いた招待メール　~~

### NotionのコンテンツをWebで共有する

Notionはクラウドサービスであるため、ページのURLが分かれば、どこからでも、誰でもアクセスすることができます。**共有したいページを共有機能を用いて設定を行うだけですが、漏洩しては困るページや情報は安易に公開しないよう気を付けましょう。**

共有・公開したいページで右上の［共有］をクリックし、表示された共有画面の上部タブで、［Web公開］のタブを選択します。続いて、［Web公開リンクをコピー］をクリックし、eメールなどに貼り付けて、共有したい相手に送ります。

~~【画像】：Notionの共有・公開したいページをWebで公開する方法　~~

このWeb共有では、パブリックリンクのドメイン設定、編集許可、コメント許可、テンプレートとして複製許可などの設定が行えます。また有料プランにアップグレードすると、リンクの有効期間設定、ネットでの検索許可設定が行えます。

作成されたWebページは、コピーしたURLをブラウザに貼り付けるか、［サイトを表示］ボタンをクリックすることで確認することができます。招待されたら、ゲストメンバーとしてコンテンツにアクセスできますが、ゲスト側はサイドバーがなくなり、共有したページのみが表示されます。

~~【画像】：NotionページのWeb公開ページ　~~

## Notionを活用して業務の効率アップを

この記事ではNotionの共有機能の概要、メリットと注意すべき点、共有の方法などについて紹介しました。Notionは個人のドキュメント管理やタスク管理における強力なツールですが、共有機能を活用することで、チームや組織での情報共有のみならず、共同作業にも活用することができます。

そのため、**チーム全体でのタスク管理、ドキュメント管理に利用ができ、開発プロジェクトなどでは開発効率のアップが期待できます。**

Notionは使えば使うほど、その便利さを実感できるでしょう。無料からでも利用が可能で、情報共有も行えます。先ずは個人利用からスタートしてみて、操作や機能に慣れたらチーム利用によって、さらなる業務効率のアップを目指しましょう。

【初心者向け】Notionの基本的な使い方を7ステップで分かりやすく解説！

Notionは米国「Notion Labs」が開発・提供する多機能ドキュメントツールとして知られています。Notionは個人で利用しても便利なツールですが、複数の人でシェア（共有）したり、共同作業をしたりすることが可能で、ナレッジ共有ツールとしても活用できます。

Notionにはコンテンツ共有機能があり、チームや組織で活用できる

Notionの情報共有はワークスペースの内外を問わず行え、誰とでも連携することができる

Notionは自由度が高いツールのため、共有機能を用いる場合は幾つか注意すべきことがある

Notionのコンテンツ共有機能とは？メリットや利用方法を解説

Notionは2022年11月に日本語版がリリースされた事から、日本でも注目度や期待度が高まっている多機能メモアプリです。個人的な利用から組織的な活用まで様々な使われ方をしています。

Notionは用途が豊富で、使い始めるとその多機能ぶりに驚かされます。また5,000種類とも言われるテンプレートによって、やりたいことを簡単に実現させることができます。さらに、最近登場した生成AIの「Notion AI」はChatGPTに勝るとも劣らない機能を兼ね備え、Notionの魅力をさらに高めています。

ここではNotionについて、*基本から学びたい、実際に活用してみたいという方に向け、おすすめの本を9選紹介していきます。*ぜひ自身に合う本の選択に役立てください。

【参考】：[Notion (ノーション) ｜ すべてのチームをひとつのワークスペースで](https://www.notion.so/ja-jp)

Notion AIとは？その便利な機能とChatGPTとの違いも解説

私たちがNotionについて本で学ぶことで、どのようなメリットがあるのでしょうか？Notionに関するおすすめの本を紹介する前に、Notionについて本で学ぶ意義やメリットなどを確認しておきましょう。

### Notionを基本から体系的な学べる

Notionは発表されてから着々とユーザを増やし、個人のみならず組織的に活用する企業も増えてきました。Notionについて学ぶ、あるいは活用を迫られている人も少なくないでしょう。

Notionに関する情報はネット上に豊富にありますが、いざネット上で体系的に学ぼうとすると、どうしても情報が偏りがちです。その点、書籍は基本から順を追って執筆されていますので、*基本から応用までしっかり学ぶことができます。*

### 自分のペースで読み進められる

読書法、学習法は人それぞれ異なります。ななめ読みが得意な人、精読しないと気が済まない人、マーカーなどを使って重要なポイントにマークする人、メモを書き込む人、様々な読書法があります。

**書籍はこうした個々人によって異なる読書法、学習法に対応しやすい媒体です。**また本に手垢が付くほど読むことで、達成感を得られるという点も本のメリットです。

Notionは活用することで様々なメリットや効果を得ることができます。その活用ノウハウを得るには、*Notionの機能を書籍から体系的に学び、様々な活用事例や活用ノウハウに触れることが重要です。*

活用事例では、成功に至るまでの苦労や失敗を知り、導入する上で注意すべきことなどが学べ、より効率的、効果的な使い方が分かってきます。

### 自分の目的やレベルに合った本を選べる

書籍はペルソナが比較的明確になっています。入門者や初学者向けの本なのか、応用編までカバーしているのか、事例紹介が中心の本なのか等、書籍ごとに特徴があります。*その特徴を意識して自分の目的やレベルに合致する本を選択できるのは本のメリットです。*

## Notionの学習におすすめの本　9選

ここでは、Notionの学習におすすめの本を9冊紹介します。Notionの基本を学びたい人、Notionを活用したい人、エンジニアとしてNotionを使いこなしたい人におすすめの本をリストアップしています。

また難易度やおすすめしたい人が分かるように初心者向け、中級者向けといったレベルを括弧で表記していますので、選択する際の参考にしてください。

### 『そろそろ Notion あらゆるデジタルデータをあつめて、まとめて、管理するオールインワンの神アプリ』（初心者向け）

Notionが初めてという方に向けて、基本的な使い方を中心に紹介しています。**Notionの基本から応用まで幅広く網羅され、実際に活用したい方も有益な情報を得られるでしょう。**

この本だけで、体系的にNotionを学べますので、趣味でNotionを使いたい方から、職場で業務改善や効率化に利用したい方まで幅広くカバーしてくれるおすすめの本です。

▪著者： 近藤 容司郎、藤川 千種、佐々木 歩惟 、松橋 龍貴
▪出版社：シーアンドアール研究所
▪ページ数： 240ページ
▪出版日： 2021年10月19日

【参考】：[そろそろ Notion あらゆるデジタルデータをあつめて、まとめて、管理するオールインワンの神アプリ](https://www.c-r.com/book/detail/1424)

### 『Notionで実現する新クリエイティブ仕事術　万能メモツールによる最高のインプット＆アウトプット』（中級者向け）

単なるメモツールに止まらず、**Notionをクリエイティブな仕事に役立てたい人に向けて様々な活用ノウハウが網羅されています。**Notionのテンプレートをカスタマイズする方法や、チームで共同作業を行う方法など、タイトルの通りNotionを活用してクリエイティブな仕事を実現する術が詳しく解説してあります。

▪著者： 村上臣
▪出版社： インプレス
▪ページ数： 176ページ
▪出版日： 2022年2月17日

【参考】：[ Notionで実現する新クリエイティブ仕事術　万能メモツールによる最高のインプット＆アウトプット](https://book.impress.co.jp/books/1121101055)

### 『はじめるNotion 使いかたを自由にデザインするための、基本、コツ、アイデア』（初心者向け）

Notionを使い始めたものの、**どのように活用すれば良いのか分からない方に向け、基本から応用までやさしく教えてくれる1冊です。**Notionのエキスパートで著者が読者の立場に立って、基本的な使い方からページデザイン、利用アイデア、便利に使う方法、チームで使う方法まで必要な知識を全て凝縮してあります。

▪著者： 溝口 雅子
▪出版社：技術評論社
▪ページ数： 256ページ
▪出版日： 2022年7月22日

【参考】：[はじめるNotion 使いかたを自由にデザインするための、基本、コツ、アイデア](https://gihyo.jp/book/2022/978-4-297-12899-9)

### 『もっと思い通りに使うための Notion データベース・API活用入門』（上級者向け）

**Notionの中級者から上級者を対象に、基本的な事からAPIの利用方法まで詳細に解説しています。**Notionの使い方からデータベースに関する知識まで、活用レベルで解説していますので、Notionを徹底的に使いこなしたい方、チームでリーダー的な立場でNotionの活用を進めたい方におすすめします。

▪著者：近藤 容司郎
▪出版社： マイナビ出版
▪ページ数： 328ページ
▪出版日： 2022年8月26日

【参考】：[もっと思い通りに使うための Notion データベース・API活用入門](https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=131495)

### 『Notion最強の仕事術』 （初心者向け）

Notionをどのように仕事に活かすのか、分からない人、悩める人に向けた指南の本です。

**メモツールを始めとしてタスクの管理、議事録の管理などを中心に仕事で役立つノウハウが詰まっています。**実際に職場で活用されている事例を紹介しており、単なる知識にとどまらず活用術まで網羅されているおすすめの本です。

▪著者： 池田 麻衣子、 藤川 千種、 松橋 龍貴、 神例 広行
▪出版社：シーアンドアール研究所
▪ページ数： 208ページ
▪出版日： 2022年7月16日

【参考】：[ Notion最強の仕事術](https://www.c-r.com/book/detail/1461)

### 『独習Notion チュートリアル&リファレンス』（中級者向け）

**基本的な使い方からNotionの仕組み、個別の機能までリファレンスで紹介している個人向けの解説本です。**初心者でも分かる基本的な使用法から、データのインポート方法まで、基本から応用まで幅広く網羅し、個人でNotionを活用してみたい方におすすめします。

▪著者： 向井領治
▪出版社： ラトルズ
▪ページ数：374ページ
▪出版日： 2022年9月26日

【参考】：[独習Notion チュートリアル&リファレンス](https://shop.rutles.net/?pid=173172266)

### 『Notionプロジェクト管理完全入門 Webクリエイター＆エンジニアの作業がはかどる新しい案件管理手法』（中級者向け）

Notionをビジネスのプロジェクト管理での活用に焦点を当て、より実践的な技術を紹介しています。仕事内容の整理から、プロジェクトの管理まで、Notionの機能をフルに活用し、業務の効率化を実現するテクニックやノウハウが網羅されています。

**Notionを仕事やプロジェクト管理で徹底活用したい人におすすめします。**

▪著者：リブロワークス
▪出版社： インプレス
▪ページ数： 240ページ
▪出版日： 2023年3月23日

【参考】：[ Notionプロジェクト管理完全入門 Webクリエイター＆エンジニアの作業がはかどる新しい案件管理手法](https://book.impress.co.jp/books/1122101092)

### 『Notion API 活用術』（上級者向け）

**Notionの情報管理機能に焦点を当て、外部アクセスのNotionAPIの活用に特化した本です。**NotionAPIとは何か、APIを活用する方法、効率化のコツなど、NotionAPIを使い倒す技について詳しく解説しています。中級者から上級者まで、Notionの活用策がある程度定まっている人におすすめの本です。

▪著者： 小林 弘幸
▪出版社：シーアンドアール研究所
▪ページ数：200ページ
▪出版日： 2023年4月15日

【参考】：[Notion API活用術](https://www.c-r.com/book/detail/1492)

NotionのAPIを使って何ができる？構成要素や使い方を解説！

### 『日々の生活を快適にするNotion活用術』（中級者向け）

**「Notion」を既に利用しており、最新のNotionを徹底的に習得したい方に最適な本です。**Notionの基本機能のおさらいから、「Wiki」や「Notion AI」などの新機能まで網羅しています。家計簿の作成から、タスクの管理、読書記録など、日々の生活でも役立つ活用方法を中心に紹介しています。

▪著者： エンせい 
▪出版社： 工学社
▪ページ数： 144ページ
▪出版日： 2023年5月29日

【参考】：[日々の生活を快適にするNotion活用術](http://www.kohgakusha.co.jp/books/detail/978-4-7775-2253-8)

ここまで、Notionに関するおすすめの本9選を紹介してきました。興味が湧いた書籍、購読してみたい書籍は見つかったでしょうか。*Notionを学ぶことで活用に必要な知識や情報が得られ、個人、企業を問わず様々な場所や場面でメリットがあります。*

また、エンジニアの方はNotionを知ることで、システム開発やアプリケーション開発に生かすこともできます。この機会にNotionを使いこなせる人材となり、さらなる活躍と飛躍を目指してみませんか。 

多機能メモアプリとして人気のNotionに関心を持つ人が増えています。そんなNotionについて基本から学びたい、知識を深めて活用したいという人は少なくないでしょう。この記事では、おすすめしたい「Notionの本」を9選紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

Notionは多機能で豊富なテンプレートを特徴とし、個人から企業まであらゆる場所で用途がある

Notionを本で学ぶことで、Notionの知識が深まるだけではなく、応用力や活用力が身に付く

Notionについて目的やスキルレベルに応じた最適な本が分かる

Notionの学習におすすめの最新本9選！目的やレベルまで解説

## Notionで作成するテンプレートとは

Notion（ノーション）は、オールインワン・ワークスペースとして知られる文書管理ツールです。文書の作成、管理、共有に便利な機能を備え、情報の効率的な管理を支援します。

Notionには、文書の作成を簡単で便利に行うためのテンプレートを作成する機能があります。**テンプレートを使用することで、一定のフォーマットを持つ文書を定期的に作成したい時や、他のNotionユーザが作った便利なページのひな形を使いたい時に役に立ちます。**

しかし、Notionのテンプレートを使おうと思って情報を検索しても、テンプレートと呼べる機能がいくつかあるために、それらの違いや使い方が分かりづらく困っている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、Notionのテンプレートを使って効率化を図りたい方のために、Notionで作成できる3つのテンプレートの作成方法について図解していきます。ぜひ参考にして、テンプレートを活用してみて下さい。

## ボタンブロックを使った子ページテンプレート

まず最初に、ページ内のボタンを押すだけで、テンプレートから新規の子ページを簡単に作成できる方法を解説します。

### 子ページのテンプレートの概要

Notionでは、ページを階層化して情報を整理することができます。例えば、社内で定期的に行われる研修の日誌をまとめる場合、下の図のように研修日誌の一覧が表示された親ページを作成し、それぞれの日付の日誌ページを子ページとして作成して管理ができます。

~~【図】研修日誌をまとめる場合~~

日誌の場合はたいてい、「○月○日研修日誌」という定型のタイトルで、中身は「学習内容」「理解できた点」「難しかった点」などの決まった項目や見出しを持っています。

*そこで、新しい日の日誌を子ページとして追加する時に、ページ内の項目や見出しがあらかじめ配置されているテンプレートを使って、効率アップを図ることができます。*

子ページのテンプレートを利用するためには、押すことであらかじめ設定しておいた作業を自動的に行ってくれる、Notionの「ボタン」ブロック機能を使用します。ボタンを押すと、あらかじめ決めてあるタイトルや中身の構造を持ったページを呼び出して自動生成するように設定できます。

【参考】：[ボタン - Notion（ノーション）ヘルプセンター](https://www.notion.so/ja-jp/help/template-buttons)

それでは、テンプレートを使った子ページの作成手順を見ていきます。

まずは、親ページを作りましょう。

左側のサイドバーにある「新規ページ」を選択します。すると、新規ページの作成画面になりますので、「無題」の部分に親ページのタイトルを入力し、「空のページ」をクリックします。ここでは、タイトルを「研修日誌一覧」としておきましょう。

### 子ページのテンプレートを作成するボタンを配置する

次に、テンプレートで子ページを作成するボタンを配置しますが、ここからは手順が少し複雑なので、順を追って詳しく説明していきます。

ページ内のブロックを挿入できる個所にマウスカーソルを当てると左に出てくる「＋」をクリックし、「ボタン」を選択すると、「新規ボタン」の編集エリアが表示されます。

「新規ボタン」と表示されているボックスにボタン名を入力すると、ボタンの表示名が変わります。ここでは、「日誌作成」としておきます。
「＋ステップを追加」をクリックし、「ブロックを挿入する」をクリックします。

~~【図】新規子ページを自動作成するボタンを配置する1~~

「ブロックを挿入する」の下のボックスにマウスカーソルを当てると左に出てくる「＋」をクリックし、「ページ」をクリックします。

画面上部に「ボタン内のテンプレートを編集しています」の表示が出て、新規ページの編集画面が表示されます。これが、自動作成されるページのテンプレートです。

~~【図】新規子ページを自動作成するボタンを配置する2~~

### 子ページのテンプレートの内容を作成する

それでは、テンプレートの内容を作っていきましょう。

「無題」の部分に、自動作成されるページの仮のタイトルを入力します。ここでは、「○月○日研修日誌」としておきます。「空のページ」をクリックして、テンプレートの中身を記載します。

日誌に必要なページレイアウトを作るために、見出し2と背景色を使って項目名を設定し、その下に日誌の内容を入力するスペースを設けておきます。

~~【図】子ページのテンプレートを作成する~~

### 親ページに戻るボタンを配置する

親ページの一覧にすぐに戻れるように「一覧に戻る」ボタンも配置しておきましょう。

ページ内のブロック挿入箇所に出る「＋」をクリックし、「ボタン」を選択します。
ボタンの編集エリアが出ますので、ボタンの名前を「一覧に戻る」にして、「＋ステップを追加」をクリックしたら、「ページを開く」を選択します。

「次のページを開く」の「ページを選択」をクリックして、「研修日誌一覧」を選択し、「ページの開き方」を「フルページ」にします。

「完了」をクリックすると、「一覧に戻る」のボタンができます。このボタンをクリックすると、親ページである研修日誌一覧ページに戻ることができます。

~~【図】一覧に戻るボタンを配置する~~

このようにページのレイアウトが終わったら、これで、準備は完了です。左上のにある「戻る」をクリックすると、テンプレートの編集が終了します。*戻った親ページに、「日誌作成」ボタンができていることが分かるでしょう。*

### テンプレートを使って子ページを作成する

それでは、実際にボタンを押してテンプレートから子ページを作成してみます。

研修日誌一覧のページにできた「日誌作成」のボタンを押してみましょう。すると、「○月○日研修日誌」が新規作成されます。*これが、自動的に作成された子ページです。*

これをクリックし、タイトルを修正して、各項目の内容を埋めていきましょう。記入が終わったら「一覧に戻る」をクリックして、親ページに戻ります。

~~【図】テンプレートから子ページを作成して編集する~~

「○月○日研修日誌」が今書いた日誌のタイトルになっていて、クリックすると、記入内容が反映されていることが分かります。

これで、「日誌作成」ボタンを押すたびに新しい日誌を作成できるようになりました。簡単に、日付が異なる日誌を追加していくことができます。

~~【図】新規子ページが追加されている~~

### 子ページのテンプレートを編集する

*1度作ったテンプレートは、いつでも編集できます。*手順を確認しましょう。

「日誌作成」ボタンにマウスカーソルを合わせると右側に出る歯車のマークをクリックします。ボタンの編集エリアが出ますので、「ブロックを挿入する」の下にある「○月○日研修日誌」をクリックします。

すると、ページの編集画面となり、画面上部に「ボタン内のテンプレートを編集しています」の表示が出て、テンプレートを変更することができます。

~~【図】子ページのテンプレートを編集する~~

## データベースのテンプレート

2つめのテンプレートは、データベースのデータを追加する時に使えるテンプレートです。

### データベースのテンプレートの概要

Notionのデータベースは、あらかじめ設定したプロパティ（項目）を持つデータを保管して、タグ付けしたり、分類して情報を整理したりできる機能です。

例えば、社員名簿データベースだと、「社員名」「社員番号」「部署」「社用メールアドレス」「入社日」などのプロパティを持つデータベースが考えられるでしょう。

*また、データベースの1つ1つのデータはページとして作成されるため、その中に詳しい情報を持つこともできます。*

~~【図】社員名簿データベースの例~~

*データベースのテンプレートを使用すると、新規データを登録する時に、テンプレートの種類ごとにあらかじめ設定しておいたプロパティの値やページ内の記載が入っている状態から、新規データを登録できます。*

例えば社員名簿データベースに新しい社員を追加するとき、開発担当の場合「部署」が「開発部」で、ページ内に「経験開発言語」「取得資格」があるテンプレート、営業担当の場合「部署」が「営業部」でページ内に「営業エリア」「担当顧客」があるテンプレートから素早くデータを登録することができます。

【参考】：[データベーステンプレート - Notion（ノーション）ヘルプセンター](https://www.notion.so/ja-jp/help/database-templates)

それでは、データベースのテンプレートの作成手順を見ていきましょう。

まずは、データベースを作ります。画面左側のサイドバーの「新規ページ」を選択すると新規ページの編集画面が表示されるので、「無題」の部分にデータベースのタイトルを入力します。ここでは「社員名簿DB」としておきます。

次に、「テーブル」をクリックし、「＋新規データベース」をクリックします。すると、データベースがテーブルビューで作成されます。

~~【図】データベースを作成する~~

データベースに必要なプロパティを設定しておきましょう。
その結果、下図のようなデータベースになりました。

~~【図】プロパティを設定し、データを追加~~

Notionのデータベースとは？作り方・プロパティやビューについて解説！

### データベースのテンプレート作成

次にテンプレートを作成します。

テーブル右上の「新規」ボタンの右にある「ｖ」印をクリックし、「＋新規テンプレート」をクリックします。新規ページの編集画面が表示され、上部に「社員名簿DBのテンプレートを編集しています」と出ます。

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