『ツクモパソコン本店』スタッフが解説!モニターを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイント
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『ツクモパソコン本店』スタッフが解説!モニターを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイント
インタビュー・取材
金子 茉由
2022.09.07
この記事でわかること
モニター選びで着目したい!3つのポイント
『ツクモパソコン本店』の売れ筋&小川さんのオススメモニター
サポートアイテムの吟味もモニター選びの大事なポイント

ITエンジニアの業務効率化に貢献したいーーそんな想いからスタートした本企画。アンドエンジニアがお届けする、オススメのデバイスシリーズ第2弾(第1弾はこちら)です。

今回ご紹介するのは、在宅ワークで昨今注目が高まっているモニター(ディスプレイ)。ヤマダデンキが運営するパソコンショップ『ツクモパソコン本店』モニター担当の小川 貴也さんに、モニター選びのポイントや売れ筋のモニターについて、話を伺いました。

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ツクモパソコン本店 小川さん:「アキバ店員歴3年。モニターを中心にご案内しております」

モニター選びで着目したい3つのポイント

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ツクモパソコン本店内、フルHDモニター売り場の様子
金子 茉由

まずITエンジニアがモニターを選ぶ際に、押さえておくべきポイントについて教えてください。

小川さん

いくつかの要素があるのですが、ここでは「パネル方式」「ピボット(高さ調整)」「端子」の3つに分けてお伝えしたいと思います。

小川さん

まず一つ目の「パネル方式」。エンジニアの方には色の再現度が高い「IPSパネル」がオススメです。視野角が広く目が疲れにくいので、長時間作業にも適していますね。予算を抑えたい場合は「VAパネル」でも良いかと思います。

小川さん

二つ目の「ピボット」ですが、ピボットスタンドが付属しているディスプレイですと、ディスプレイを回転させることで画面の高さを調整できます。仮に机の形状などでモニターアームが利用できない場合や、机に傷をつけたくない場合にオススメです。また、モニタースタンドのみで自分に合った高さに設定できるため、自ずと姿勢が良くなるだけでなく、場所を取らずすっきりと作業できるというメリットがあります。

金子 茉由

特にプログラマの方がコードを書く場合、縦回転させることで作業領域が増えるのは大きなメリットですよね。高さの調整ができることで、自分の体型や姿勢に合わせて使えますし、疲れにくさという点でもあると便利な機能ですね。

小川さん

三つ目の「端子」について、こちらは“商品検討前にあらかじめ確認をしてもらいたい”ポイントです。お手持ちのPCや新しく買ったPCを外部ディスプレイに出力する際、通常であれば、DisplayPort や HDMI での接続が一般的ですが、ノートPCでType-Cの端子のみであるケースなど、まれに変換アダプターやケーブルが必要になることがあります。

金子 茉由

なるほど。他にユーザーの“疲労軽減”という点で着目すべきポイントはありますか?

小川さん

「目」への負担という面では、光沢あり(グレア)画面と光沢なし(ノングレア)画面といったタイプありますが、やはりエンジニアの方はノングレアを選ばれるケースが多いですね。 また同じく目の疲れを軽減させる目的で、現在はすべてのメーカーでブルーライトカットに対応している商品を出しています。

疲れ目軽減機能で選ぶなら、EIZO社のモニター

金子 茉由

ツクモさんで売れ筋のモニターを教えていただけますか。

小川さん

プログラミングなどデスク作業を行うという前提で、ここからは「24インチ」の商品をご紹介します。

小川さん

まず一つ目がEIZO社の商品です。同社の商品は画面の明るさを自動で調整するAuto EcoView機能が搭載されているため、目への負担が軽減できるという点が特長です。また先ほどお話したIPSパネル、ノングレアが採用されており、ブルーライトカット機能も備えています。

EIZO『EV2480-Z-BK/WT』

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小川さん

また同じくEIZO社の商品で『EV2495-BK/WT』というシリーズがあるのですが、こちらは昨今品数の少ない「WUXGA解像度(1,920×1,200)」のモニターです。 フルHD(1,920×1,080)のモニターと比べて縦が120ドット大きいだけなのですが、A3横を原寸表示させて大体ぴったりのサイズ感だったり、縦画面でブラウザ表示させた場合の便利さだったりという点で、メリットを感じる方も多いようです。

EIZO『EV2495-BK/WT』

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小川さん

さらに、いずれの商品もメーカー保証5年間(保証期間の自然故障であれば、修理中に貸出機を貸与)が付いていることが特長です。他のメーカーの場合、多くが1~3年の保証期間ですし、修理中に代替機を無償貸出してくれるメーカーはほぼありません。

省スペースで選ぶなら、フレームレスデザインのLG社・BenQ社のモニター

金子 茉由

疲労軽減という点では、モニターの配置の仕方など、自身が使いやすいようにデスク周りの環境面を整えることも重要ですよね。

小川さん

そうですね。特に昨今の在宅ワークの流れで人気があるのが、フレームレスデザインのモニターです。モニター周囲のフチが薄いため場所を取らないですし、二台目として使用してもフレームが気にならないという特色があります。たとえばLG社の『24MP400-B』などがあげられます。

LG『24MP400-B』

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小川さん

ほかにも、BenQ社の『GW2480』シリーズは、価格が20,000円程度(2022年8月現在)でありながら、「3辺フレームレス、IPSパネル、DisplayPortあり」のモニターであるという点で人気があります。また、スピーカー(1W×2)も内蔵されているため、音声の出力が必要な方にもオススメです。

BenQ『GW2480』

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作業領域の広さで選ぶなら、WQHDのLG社のモニター

小川さん

ところで、WQHDという言葉をご存じですか?

金子 茉由

フルHDであればわかるのですが…。

小川さん

フルHDは1,920×1,080の解像度ですよね。WQHDはフルHDの画素数を約1.7倍にしたもので、2,560×1,440の解像度となり、より繊細で鮮やかな映像を表示することが可能なモニターです。 WQHDですと必然的に作業領域も増えるため、スクロールの回数も減りますし、作業の効率化という面でもエンジニアの方の疲労軽減につながるのではないかと思います。

金子 茉由

具体的にはどのような商品がありますか?

小川さん

LG社の『24QP550-B』や『24QP750-B』があげられます。いずれの商品もDisplayportとHDMIの端子が付いており、ピボット対応のモニターであるため上げ下げや縦回転が自由にできます。特に『24QP750-B』はType-Cの端子が付属しているため、テレワークなどで作業されている方が会社支給ノートPCと接続できるメリットがあります。

LG『24QP750-B』

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小川さん

さらに『24QP750-B』はディジーチェーン機能(数珠つなぎ)を備えているので、複数台のモニターを使用するケースでは配線やデスク周りをすっきりとさせることができます。

小川さんのイチオシ、隠れたオススメモニター

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ツクモパソコン本店では、ウルトラワイドモニターも多数取り扱っている
金子 茉由

ここまでは主に売れ筋の商品を中心にご紹介いただきましたが、そのほかに小川さんのオススメモニターはありますか?

小川さん

仕事でも活用できるゲーミングディスプレイや、作業領域を横に大きく取れるウルトラワイドモニターはいかがでしょうか。

小川さん

たとえばWQHDのゲーミングディスプレイですと、モニターサイズが 27インチとなり、通常のモニターよりも広い作業画面となります。たとえばMSI社の『OPTIX MAG274QRF-QD』などですね。こちらのモニターはゲーミングとしては珍しいAdobe RGB 99%の色域をカバーしているため、イラストを描く方にも人気がありますね。

MSI『OPTIX MAG274QRF-QD』

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小川さん

ウルトラワイドは34インチのモニターで、私のオススメはLG社の『34WN750-B』です。一般的なモニターはアスペクト比が16:9ですが、ウルトラワイドですと21:9(解像度は3,440×1,440)と横長のディスプレイになります。WQHDよりもさらに作業領域が広がるため、コードを書く方などが左右二画面で表示したい場合にも適しているかと思います。

LG『34WN750-B』

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小川さん

ウルトラワイドのメリットとしては、モニターを複数台使用したいものの設置場所の都合上難しい場合でも一台でまかなえる点と、複数台のフレームのつなぎ目を気にせずに済む点があげられます。

サポートアイテムの吟味もモニター選びの大事なポイント

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「サポートアイテムのチョイスもお任せください!」と小川さん
金子 茉由

ところで、広い作業スペースの確保ということでしたらモニターアームの活用も有効かと思いますが、エンジニアにオススメのモニターアームはありますか?

小川さん

モニターアームにもいろいろな形式があるのですが、たとえばエレコム社の『DPA-DL02BK』はモニターとノートPCトレイ付きダブルアームタイプなので、ノートPCの下のスペースも有効活用することができます。

小川さん

ほかにも、ARCHISITE社の『AS-MABM01D』はガススプリング方式を採用しており、ネジではなくガスシリンダーにより可動するため、力を入れなくても動かすことができ、頻繁にモニターを動かす方にオススメです。

小川さん

あとは頑丈で長持ちするアームという点では医療現場でも使われているメーカーであるERGOTRON社の『45/241/026』の人気がありますね。また、モニター2台を縦に並べたいという場合には、GREENHOUSE社の『GH-AMEL2V-BK』をご案内しています。縦のポール内にケーブルを収納できるので、デスク周りをすっきりと保つことができますね。

GREENHOUSE『GH-AMEL2V-BK』

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金子 茉由

なるほど、アームひとつをとってもそれぞれ特徴があるんですね。目的に合わせて比較検討することが重要ですね。

小川さん

そうですね。あとは「切替器」などに注目してみても面白いのではないでしょうか。1台のモニターに2台のHDMI機器を接続できるタイプのものなどもありますので、お子さんがいらっしゃるご家庭では家庭用ゲーム機とつなげて利用することができますよ。ぜひご自身の用途に合わせてモニターやサポートアイテムを選んでいただければと思います。

<取材後記>

ツクモ本店では常時約30~40台のモニターが店頭に並んでいるそうです。それぞれの商品が持つ特長やスペックを比較しながら、自分自身が一番作業しやすいモニターを吟味するプロセスも、デバイス選びの醍醐味といえるのではないでしょうか。

ライター

金子 茉由
12年勤務した大手人材会社を退職後、フリーランスライターに転身。会社員時代からIT業界のクライアントとの相性がよく、さまざまなIT系企業の採用活動支援や、エンジニアのスキル開発・育成支援業務に携わってきた。いまの一番の関心ごとは、子ども向けプログラミング教育の未来について。
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