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GitHub Desktop 3.0とは?メジャーアップデートで何が変わったのか、概要を解説!
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GitHub Desktop 3.0とは?メジャーアップデートで何が変わったのか、概要を解説!

アンドエンジニア編集部
2022.06.29
この記事でわかること
「GitHub Desktop」はコマンド操作不要で、GitHubを視覚的に操作ができるようにしたデスクトップツール
メジャーアップデートとなった「GitHubDesktop 3.0」は主にプルリクエスト機能の改善が行われている
「GitHubDesktop 3.0」により、開発プロジェクトのさらなる生産性や効率向上が期待できる

GitHub Desktop 3.0がリリース!

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2022年4月26日に、米国GitHubから「GitHub Desktop 3.0」がリリースされました。GitHub Desktopはソフトウェア開発者にとっては必須ともいえるツールです。

この記事では、これからGitHubを利用してみようと考えているエンジニアの方に向けて、GitHubとは何か、GitHub Desktopを使うと何ができるのか、「GitHub Desktop 3.0」によって何が変わったのかについてやさしく解説していきます。

【参考】:GitHub Desktop 3.0でPull Requestとのインテグレーションを強化|GitHubBlog

GitHub、GitHub Desktopの概要

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まずは、GitHub・GitHub Desktopの概要について確認しておきましょう。

GitHubとは

GitHub(ギットハブ)は世界中の人々が利用し、プログラムコードの保存・管理・公開ができる「ソースコード管理サービス」で、GitHub社によって提供・運用されています。

GitHubの主な目的としては、世界中の人々に自身が作成したプログラムを主に無償で配布することで、その際に「商用利用は不可」といった条件を指定できます。この条件をlicence(ライセンス)と言います。

GitHubは開発プロジェクトや企業組織などで、ソースコードの管理に利用され、ソースコード管理に関わる手間やコストの削減に役立っています。また、ソースコードの公開・更新履歴(history)の閲覧・共有されたソースコードの修正・バグ管理など、さまざまな機能が用意されているためエンジニアにとっては非常に便利なサービスです。

GitHub Desktopとは

GitHubではコマンド操作を通じてさまざまな機能を利用するのが一般的でしたが、コマンド操作不要で、視覚的に操作ができるようにしたのが「GitHub Desktop」です。「GitHub Desktop」はGitHub純正のツールで、無償で利用することができます。

GitHubDestopはエンジニア志望の方以外にも、Web制作に携わるコーダーの方やWebデザイナーの方にとっても便利なツールです。

またGitHub DesktopはWindowsはもとより、Mac(M1を含む)やLinuxにも対応したマルチプラットフォームであるため、エンジニアにとってはありがたいツールです。ただし、公式サイトで記載されているのはWindows用とMac用のみなので、Linuxで使いたい方は以下の参考サイトを参照してください。

【参考】:To install Github Desktop for Ubuntu

GitHub Desktop 3.0の変更点や特徴

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GitHub Desktopの概略について理解できたところで、この度2年ぶりのメジャーアップデートとして登場したGitHub Desktop 3.0の特徴や追加機能について見ていきましょう。

主な変更点

GitHub Desktop 3.0は、主にプルリクエスト機能のコミットの破棄・並べ替え・修正などに関わるGit操作へのサポート改善が行われています。

他には、GitHub自体とローカル開発のワークフローを近づけるエキサイティングな機能も追加されています。この機能追加と改善によって、開発プロジェクトなどでより一層の生産性向上や効率化が期待できます。

【参考】:GitHub Desktop 3.0 brings better integration for your pull requests

プルリクエストのチェックバッジ追加

GitHub Desktop 3.0では、プルリクエスト番号の右に「GitHubAction」のチェックが完了しているかどうかを示すバッジが新たに設けられました。

バッジをクリックすると、「GitHubAction」のチェック状況、ジョブやステップの内容確認を行え、何か問題があればそれを修正して、再度チェックを実行することができます。

「GitHubAction」は2019年に追加され、これまでは外部サービスとの連携が必要だった自動ビルド、自動テストなどがGitHubのみで実現できる機能です。

プルリクエスト通知機能の改善

通知機能があると便利ですが、不要な通知や重要性の低い通知は単なるノイズとなってしまいます。

GitHub Desktop 3.0では、関係するすべてのリポジトリや、すべてのイベントについて通知を行う代わりに、作業中のリポジトリに関して重要な通知だけを送るように改善されました。これにより、無用な通知に悩まされることは減り、より作業に集中できるようになります。

プルリクエストのチェック失敗通知

GitHub Desktop 3.0から、プルリクエストのマージに失敗や問題が生じると、通知が行われるようになりました。さらに問題詳細を知らせるダイアログが表示され、ダイアログからブランチに戻って修正作業を行う、あるいはチェックのやり直しを指示することができるようになりました。

プルリクエストのレビュー通知

GitHub Desktop 3.0では、プルリクエストのレビュー通知が行われるようになりました。この機能によって、メンバーが修正要求をしたのか、あるいはプルリクエストを承認したのか、単にプルリクエストにコメントしただけなのかなどがすぐに分かるようになりました。

また、修正要求や提案が上がった際には、直ちにそのブランチに画面を切り替え、すぐに対応することが可能です。

GitHubを使う上で押さえておきたいこと

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Gitfubを利用する上で、最低限押さえておきたい用語や、機能があります。ここでは入門者が知っておきたい用語と機能について解説をします。

GitHubの7つの基本用語

ここではGitHubを使う上で、最低限知っておきたい基本用語を7つ紹介します。どの用語も頻繁に使いますので、この機会に覚えておきましょう。

1:リモートリポジトリ リポジトリは倉庫を意味し、GitHub上ではディレクトリやファイルの情報を保管する場所のことです。リポジトリはディレクトリやファイルの変更履歴を記録し、ソースコードのバージョンの管理ができます。

リモートリポジトリは、インターネット上に保存してあるリポジトリを指します。開発者はリモートリポジトリからローカルPCにリポジトリを複製して、ローカルで作業し、作業の結果をリモートリポジトリと同期することができます。

2:ローカルリポジトリ ローカル環境(開発者のPC)にあるリポジトリのことをローカルリポジトリと呼びます。ローカルリポジトリを新たにローカル環境に作成したり、リモートリポジトリから複製したりして、ローカルリポジトリ上で作成したプログラムのバグ修正や機能追加などを行えます。

ローカルリポジトリでの作業結果を他の開発者と共有したい場合は、リモートリポジトリにアップロードして公開することでできます。

3:プッシュ ローカルリポジトリをリモートリポジトリと同期して、自分のコミットを反映させることをプッシュといいます。

また、チームで作業をしている場合には、他の人がプッシュして、リモートリポジトリに変更が加えられている場合もあります。プッシュに対し、リモートリポジトリの変更をローカルリポジトリに同期させることをプルといいます。

4:コミット コミットとは、別名リビジョンとも言い、GitHub上のファイルに対する個々の変更のことです。ファイルに対してコミットをし、その変更を保存すると、一意の IDが作成されます。その際にコミットした変更点と、いつ誰が変更したかの記録を保持できます。

5:ブランチ ディレクトリやファイルの変更履歴の流れを分岐させて記録したものをブランチといいます。オリジナルの履歴から分岐したブランチは、他のブランチの変更などの影響を受けません。

リリース済みソフトウェアなどに影響を与えず、バグ修正や機能追加を行う場合は、複数のブランチを作って、それぞれで修正や機能追加を進めることができます。作業が終了したブランチをオリジナルに統合することをマージ(統合)と称します。

6:プルリクエスト 当該プログラムの関係者、レビュワーに対してソースコードの変更を通知し、オリジナルの更新を依頼するための機能をプルリクエストといいます。1人では見逃しがちなコードの記述ミスやバグなどが発見しやすくなり、プログラムの品質向上にも役立ちます。

7:フォーク GitHub上の自身のアカウント領域に対して、既存のリポジトリを複製する機能をフォークといいます。自身のフォークしたリポジトリでは作業内容の更新が行えます。

また、フォークした自身のリポジトリ更新結果を、既存のリポジトリに対してプルリクエストすることで、管理者はその更新内容を通知で把握することができ、リポジトリの共有を行わなくとも共同開発を円滑に行うことが可能です。

【参考】:GitHub 用語集|GitHub Docs

GitHubでできること

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GitHubでは何ができるのか、バージョン管理面とソースコード管理面からGitHubの機能について解説します。GitHubは開発プロジェクトやチームでのプログラミングでよく利用されますが、他にはWEBデザイナーやWEB制作のコーダーにも、テキストデータの管理などで活用されています。

バージョンの管理ができる

プログラムのソースコードなど、ファイルの変更や修正の履歴を管理することをバージョン管理といいます。

これにより、過去のある時点の修正内容を確認したり、その時点の内容にソースコードを戻したりすることができます。GitHubにはこのバージョン管理機能があり、新バージョンで不具合が発生した際に、正常な過去のバージョンに戻したり、バグの追跡を行ったりすることができます。

ソースコードの管理ができる

GitHubではソースコードの共有だけではなく、ソースコードの管理が行え、開発プロジェクトを円滑かつ効率的に進めるのに役立ちます。GitHubではプロジェクトの進行や課題の管理、ソースコードのレビューなど、プロジェクトやチームでの利用でより効果を得やすいという側面があるからです。

具体的にはソースコード上の問題点、バグの再現手順などに関するタイトルやコメントを記録して、チームメンバーに対する情報の周知徹底や課題に対する進捗管理が行えます。

GitHubのインストール

ここでは、GitHub Desttopのインストール方法について紹介します。以下はWindowsユーザー向けですが、Macユーザーも同じページにある『Download for macOS』からダウンロードできます。

1. 下記リンクよりGitHub Desktopの公式サイトにアクセスし、トップページにある『Download for Windows(64bit)』をクリックすると「GitHub DesktopSetup-x64.exe」ファイルがダウンロードされます。

2. 「GitHub DesktopSetup-x64.exe」を実行するとセットアップが開始され「Welcome to GitHub Desktop」画面が表示されます。

3. GitHubのアカウントを持っていない方は、「Sign in to GitHub.com」をクリックして、下段の「New to GitHub? Create an account.」からGitHubで使用するe-mail、パスワードとユーザー名を登録し二段階認証が済むとGitHub Desktopが使えるようになります。

(注意):「GitHubdl」はPython向けのGitHubライブラリーであり、GitHubのダウンロードとは無関係です。GitHubから個々のファイルやディレクトリをダウンロードするためのツールとして利用するものですので、混同しないようにしましょう。

【参考】:GitHub Desktop

GitHub Desktop 3.0を活用しよう

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ここまでGitHub Desktop 3.0のリリースと絡め、GitHubとは何か、GitHub Desktopによって何ができるのかなどについて解説してきました。GitHub DesktopはプログラマやWebエンジニアのGithub初心者などにとって役立つツールです。

GitHub Desktop 3.0では新機能が実装され、さらに便利なツールに進化しています。これまで利用していた方や、まだ使ったことがない方もぜひ1度試してみることをおすすめします。

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