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AWSのサービス利用方法に迷ったら!チュートリアルの活用
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AWSのサービス利用方法に迷ったら!チュートリアルの活用

アンドエンジニア編集部
2021.06.19
この記事でわかること
AWSでは学習コンテンツをチュートリアルとして提供しています
チュートリアルはカテゴリとレベルに分類して初心者から経験者まで利用可能です
チュートリアルは無料利用枠を設定しているものもありますので、活用をお勧めします

AWSのチュートリアルとは?

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AWSは、豊富なサービス提供が特徴です。AWSでは初めて利用される方のために概念や利用方法を整理し、学習コンテンツとして提供しています。その学習コンテンツを「チュートリアル」と言います。また、スキルレベルに応じて学習コンテンツが用意されているので、経験者でもチュートリアルが有効な学習方法です。 参考:AWS ご利用開始のためのリソースセンター

学習のステップは?

AWSでは、学習ステップに応じたコンテンツを提供しています。

ステップ1(AWSクラウドの理解) AWSの基礎情報を紹介動画や主要概念として情報提供しています。

ステップ2(初めてのアプリケーション起動) 1時間程度で使い方がマスターできるラーニングパスが用意されています。 それぞれ「フルスタックデベロッパー」「DevOpsエンジニア」「組み込み分析デベロッパー」「フロントエンドデベロッパー」「AIアプリケーションデベロッパー」「データベース管理者」「趣味的ビルダー」「データサイエンティスト」の8分類のラーニングパスが紹介されています。

ステップ3(AWSの活用) さらに知識を高めるために「データベース」「Machine Learning」「サーバーレス」「コンピューティング」「コンテナ」「ストレージ」の6つのクラウドリソースについて詳細学習手順を紹介しています。

AWSのクラウドレベルとは?

AWSのクラウドレベルとは、学習で想定されるスキルレベルを指します。具体的には、以下の4段階が定義されています。

レベル100 - Introductory  AWSのサービスと機能の概要レベル ・レベル200 - Intermediate  サービスの詳細やデモ、ベストプラクティス等の共有、レベル100の理解度が前提 ・レベル300 - Advanced  特定のトピックスを深堀する ・レベル400 - Expert  該当サービスを深い知っている方向け、複数のサービスを連携して設計・実装するレベル

チュートリアルでは、レベル100からレベル300までの学習コンテンツが用意されています。レベル400は、複数サービスとの連携やサービスの深い知識が求められるので、チュートリアルではカバーされていません。

具体的なAWS チュートリアルは?

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AWS チュートリアル一覧は「ご利用開始のためのリソースセンター 」の「ハンズオンチュートリアル」で表示されます。 参考:AWS ご利用開始のためのリソースセンター ハンズオンチュートリアル

AWS チュートリアルの一覧は?

AWS チュートリアルは「カテゴリ」「クラウドレベル」「コンテンツタイプ」からフィルター表示させて選択します。2021年5月時点の情報を「各カテゴリ」「クラウドレベル100」でフィルターした結果は、以下の通りです。

コンテナ(レベル100-1件) 「最新のアプリケーションを構築」、2.5時間

コンピューティング(レベル100-13件) 「Linux仮想マシンを起動」、10分 「WordPressウェブサイトを起動」、10分 「Windows 仮想マシンを起動」、10分 「EC2 スポットインスタンスを使用してAmazon EMR clustersのコストと規模を最適化する方法」、10-20分 「EC2 スポットインスタンスを使用した大規模なバッチジョブの実行」、10分 「独自のMinecraftサーバーを運用する」、10分 「Pythonウェブアプリをデプロイ」、45分 「.NETアプリケーションをホスト」、1時間 「LAMPスタックウェブアプリケーションを構築」、1時間 「Drupalウェブサイトを構築」、1時間 「WordPressウェブサイトを起動および設定」、10分 「LAMP ウェブサイトを起動および設定」、10分 「Windows Server 2016インスタンスを起動および設定」、10分

データベース(レベル100-9件) 「NoSQL テーブルを作成してクエリを実行」、10分 「Amazon DocumentDB(MongoDB互換)およびAWS Cloud9を使用してドキュメントデータベースをセットアップする」、10分 「サーバーレスアプリケーションの構築」、10-20分 「アプリケーション開発を加速する高速データベースクローニングおよびバックトラッキング」、10分 「変動するアプリケーションの要求を満たすために MySQL データベースをAuto scaling」、10分 「Amazon RDSでWordPressをデプロイ」、50分 「Amazon ElastiCache for Redisを使い、MySQLデータベースのパフォーマンスを向上させる」、2時間 「Amazon RDSでDrupalをデプロイ」、50分 「非リレーショナルデータベースを作成および管理」、2時間

開発ツール(レベル100-3件) 「EC2 インスタンスでリモートからコマンドを実行」、10分 「Git リポジトリを AWS に移行」、30分 「AWS の開発ツールサービスの概要」、5分

Machine Learning(レベル100-14件) 「深層学習の紹介」、20分 「深層学習モデルをトレーニング」、10分 「顔を検出・分析・比較」、10分 「Amazon SageMaker Autopilotを使用して機械学習モデルを自動作成する」、10分 「WordPress で作成したウェブサイトに音声を追加」、10分 「テキストの感情を分析」、10分 「AWS DeepLensプロジェクトを作成」、10分 「AWS DeepLensプロジェクトを拡張」、10分 「動画分析とリッチメタデータ抽出」、10分 「言語間でテキストを翻訳」、10分 「AWS Deep Learning AMI を起動」、10分 「機械学習モデルを構築・トレーニング・デプロイ」、10分 「進化するボット」、1.5時間 「音声を文字起こしする」、10分

モバイル(レベル100-1件) 「ReactJS アプリをデプロイおよびホスト」、10分

サーバーレス(レベル100-11件) 「「Hello, World!」をサーバーレスで実行」、10分 「サーバーレスのウェブアプリケーションを構築」、2時間 「ウェブアプリケーションをデプロイし、APIやデータベースとのインタラクティビティを追加する」、35分 「AWS Batchおよ AWS Step Functionsを組み合わせて、動画処理ワークフローを作成する」、10分 「分散されたアプリケーション間でメッセージを送信」、10分 「ファンアウトイベント通知を送信」、10分 「トピックにパブリッシュされたメッセージをフィルタ」、10分 「キューベースのマイクロサービスのオーケストレーション」、10分 「「最初に対応する」タスクリクエストのファンアウトパターンを作成」、10分 「サーバーレスアプリケーションでエラーに対処」、10分 「サーバーレスワークフローをスケジューリング」、10分

ストレージ(レベル100-3件) 「静的ウェブサイトをホスト」、30分 「ファイルを保存および取得」、10分 「コンプライアンスアーカイブを設定」、1時間

アカウントの管理(初級として1件) 「Service Quotasを使ってアカウントのservice quotasを増加する」、10分

おすすめのAWS チュートリアルは?

チュートリアルの件数は非常に多いので、クラウドレベル100の中で10分あるいは10〜20分程度のハンズオン・動画コンテンツをお勧めします。AWSにサインアップすることで学習コンテンツが利用可能です。一部のコンテンツは無料利用枠の対象となっていますので有効活用しましょう。

なお、カテゴリとしては利用想定サービスを中心に学習することをお勧めします。または、ニーズの高い「コンピューティング」や「ストレージ」のカテゴリを用いて知識吸収を進めましょう。

次に、30分や1時間等長めのコンテンツを活用し、理解を深めましょう。そして上位であるレベル200やレベル300のコンテンツを使ったり、他のカテゴリーを学習したり総合力を高めるのが良いでしょう

レベル100以外のAWS チュートリアルは?

ここでは、2021年5月時点のレベル200および300についても触れていきます。 レベル200のAWS チュートリアルは以下の通りです。

コンテナ(レベル200-1件) 「Kubernetesアプリケーションをデプロイ」、30分

コンピューティング(レベル200-4件) 「WordPressウェブサイトを構築」、1時間 「負荷分散された WordPressウェブサイトを作成する」、1時間 「クラウドにデスクトップをプロビジョニング」、2日間 「Linux 踏み台ホスト」、5分

データベース(レベル200-4件) 「Amazon DynamoDBとAmazon SNSを使用しターン制ゲームを構築」、2.5時間 「Amazon ElastiCache for Redisを使い、オンラインアプリケーション用の高速セッションストアを構築する」、2時間 「高速なクロスリージョン災害対策および低レイテンシーのグローバル読み取り」、10分 「Amazon DynamoDBを使用したゲームアプリケーションのデータモデリング」、2時間

開発ツール(レベル200-2件) 「サーバーレスのアプリをローカルでデバッグ」、1時間 「Jenkins ビルドサーバーを設定」、45分

サーバーレス(レベル200-2件) 「Amazon Auroraサーバーレスによるゲームの在庫システム」、2.5時間 「Amazon SNS メッセージをプライベートに発行する」、20分

ストレージ(レベル200-1件) 「テープをクラウドストレージに置き換える」、40分

レベル300のAWS チュートリアルは以下の通りです。

コンテナ(レベル300-1件) 「機械学習トレーニングの最適化とスケーリング」、10-20分

データベース(レベル300-3件) 「Amazon DynamoDBを使用してモバイルアプリ向けのデータベースを設計」、3時間 「Oracle から Redshiftに移行」、2時間 「Oracle から Amazon Auroraに移行」、2時間

Machine Learning(レベル300-1件) 「機械学習トレーニングの最適化とスケーリング」、10-20分

サーバーレス(レベル300-1件) 「Amazon Aurora Serverless Amazon ElastiCacheを使用してリアルタイムなリーダーボードをビルドする」、3時間

レベル100の学習後は、レベル200やレベル300のチュートリアルのコンテンツに挑戦してみましょう。

豊富なAWSのチュートリアルを有効活用し、スキルアップに役立てましょう

ready to go

AWSは豊富なサービスを提供しています。しかし、何から手を付ければよいのか分からない方も多いと思います。今回紹介したAWSのチュートリアルでは、初心者から経験者まで多様なレベルの学習コンテンツが用意されています。自身の知識を保管するためにもチュートリアルを活用し、AWSの最適なサービス利用を進めましょう。

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