## システムアーキテクトの年収は高い？

IT業界で活躍中の方や、これからIT業界で働いてみたいと思っている方の中には、「システムアーキテクト」という職種に興味がある方もいるでしょう。システム開発において重要な業務を担うシステムアーキテクトは、年収が高いという声も聞かれます。

*本記事では、実際の年収、仕事内容、求められるスキル、おすすめの資格など、システムアーキテクトに関連する情報を詳しく解説します。*

システムアーキテクトは、システム開発の上流工程において豊富な業務経験・知識に基づいて情報システムを設計しシステム開発を担当する上級エンジニアです。まずは、システムアーキテクトの役割とその他IT職種との違いを説明します。

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### システムアーキテクトの役割

**システムアーキテクトは、情報システム戦略を具体化するために全体最適化の観点からシステムを設計します。**同様に、対象となるシステムの要件を分析・整理しまとめていきます。

加えて、システムの方式設計において情報セキュリティを確保し、要求される品質を確保したソフトウェア設計・開発、テスト、運用、保守を検討し、最適なシステムを開発していきます。

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### システムエンジニアとの違い

システムエンジニア(SE)は主に、技術的な知見からシステムを担当していきます。その役割は主にプログラム開発を担当するプログラマ・開発エンジニアや、IT要件の専門家となるITスペシャリスト等に分類されます。

**一方でシステムアーキテクトは、全体の戦略からシステムの計画を立案し、情報システムを全体設計する役割を持ちますので、プロジェクトの責任がより大きくなります。**

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ITストラテジストは経営戦略からIT戦略を立案します。**これに対しシステムアーキテクトは、情報システム戦略をシステム化するにあたりITストラテジストと連携しシステム方式を決定していきます。**

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### プロジェクトマネージャーとの違い

プロジェクトマネージャーは、全体あるいは個別に設定されたプロジェクトを指揮し、経済性・安全性・確実性を考慮しながらシステムのプロジェクトを推進します。**一方でシステムアーキテクトは、プロジェクトを進めるためにプロジェクトマネージャーと連携し、計画・実施・評価を進めていきます。**

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## システムアーキテクトの年収は？

システムアーキテクトはシステム開発における上級エンジニアであり、高度な業務に携わる職種です。ここでは、そんなシステムアーキテクトの年収について見ていきます。

### システムアーキテクトの年収相場

一般的なシステムエンジニアの年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」での平均年収は431万円（※2023年6月執筆時点）、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」からエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収593万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、システムエンジニアの年収は一般平均年収と比べて、同水準かやや高めであることが分かります。

*ただし、システムアーキテクトは一般のシステムエンジニアよりもプロジェクトに対する責任が重く、プロジェクトマネージャーと同等の知識とスキルが求められることがあります。*因みにプロジェクトマネージャーの年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」によると平均630万円と分かりました。（※2023年6月執筆時点）

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【参考】：[マイナビエージェント 職種図鑑](https://mynavi-agent.jp/it/jobindex/02.html?utm_source=and-engineer&utm_medium=content-text&utm_campaign=acv12_2)※【平均年収 調査対象者】2020年1月～2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方
【参考】：[IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別（P7）](https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11623215/www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001-1.pdf)
【参考】：[民間給与実態統計調査-国税庁](https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf)

### さらなる年収アップを目指すには

**さらに高い年収を目指すのであれば、プロジェクトマネージャーやコンサルタントへのステップアップがおすすめです。**システムアーキテクトよりも幅広い知識と責任が必要になりますが、その分大幅な年収アップが期待できます。

システムアーキテクトとして経験を積んだら、将来に向けたキャリアアップも考えましょう。

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## システムアーキテクトに求められる能力は？

システムアーキテクトは、求められる業務と役割を円滑に遂行するために、以下のような知識・経験・能力が要求されます。

### 会社の情報システム戦略を理解していること

会社の戦略から立案された情報システム戦略を正しく理解し、情報システム全体構想に基づいた業務モデルや、情報システム設計を検討することが求められます。

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### 業種固有の業務・アプリケーションを理解していること

業種ごとのプロセスを理解し、業界ベストプラクティスを取り込んだり、システム方式や開発手法を選定したりする能力が求められます。*同時にソフトウェアパッケージの選定や、カスタマイズの知見も必要です。*

*情報システムの基盤となるハードウェア、OS、データベース、ミドルウェア、ネットワーク、セキュリティの各要素技術を理解しており、適切なアーキテクチャの選定とリスク低減策の策定が求められます。*同時に、保守保全の観点から、業務運用に踏み込んだ設計と評価を担当します。

また、システムの最適化や開発品質向上に向けたサービスの連携に加えて、APIやスクリプトの開発に必要なプログラミング能力も求められます。

### コミュニケーション能力が高いこと

システムアーキテクトはITストラテジストやプロジェクトマネージャーと連携し、プロジェクトを実行していきます。*そのため、開発チームや開発者、並びに協力会社とのコミュニケーションを円滑に進めることが求められます。*

コミュニケーション方法としては、仕様書・進捗管理・提示報告の他、緊急時の文書・口頭連絡等、多岐にわたります。

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## システムアーキテクト資格を取得するメリットは？

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構（IPA）では、システムアーキテクトの仕事内容に即した「システムアーキテクト試験（SA）」が設けられています。IT業界では実務経験が重視される傾向があるため、「資格は役に立たない」という方もいます。

*しかし、この試験は経済産業省が認定する国家資格であり、合格することでさまざまなメリットが得られます。*

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国家資格であるシステムアーキテクト資格は、IT業界では広く知られる信用性の高い資格です。**したがって、システムアーキテクトの資格を保有していれば、自身の知識と豊富な経験を公的・対外的に証明することができます。**

その結果、周りからは「システム開発に欠かせない重要な人材」「豊富な知識と技術を持ったすごい人材」など、高い評価を得られるでしょう。

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### 市場価値が高まって年収アップも期待できる

システムアーキテクト資格取得者は、高度なスキルを保有することが証明されるので、上位職へのチャレンジ機会が与えられたり、重要なプロジェクトを任されたりすることが増えるでしょう。

また、キャリアアップのための転職時には、他者との差別化をアピールするポイントとしても利用できます。**結果として職種の選択肢が増え、年収アップの期待が高まります。**

システムアーキテクト資格を生かして転職を目指すなら、自分のスキルにあった企業を探してくれる転職エージェントの活用をおすすめします。

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### 相談者としての信頼度がアップする

システムアーキテクトの資格取得者は、何かあった際の相談役として依頼を受けることがあります。それは能力が公的・対外的に認知されているためです。

*その結果、全体管理を任されたり、社内外の交渉役に任命されたりすることも多くなります。*将来的には、管理職や指導者といった道も開けるでしょう。

システムアーキテクトの資格取得者には、別途資格手当が支給されるケースがあります。*さらに、コンサルティングやWebサービス等では、知識吸収と経験を高めるため、資格取得者に副業を認めるケースがあります。*この傾向は政府の副業推進によりさらに進むと考えられます。

## システムアーキテクト試験の概要

ここでは、合格することで年収アップを含めさまざまなメリットが享受できる、IPAのシステムアーキテクト試験について紹介します。資格取得を目指して勉強することで、システムアーキテクトに必要な知識やスキルを体感的に身につけられます。

### システムアーキテクト試験の受験資格

**システムアーキテクト試験には年齢や経験の制限はなく、基本的に誰でも受験できます。**対象者像としては、システム開発の上流工程を主導する立場の方や、知識や経験を生かして適切な分析を行い、情報システムを設計・完成に導く上流エンジニアを目指す方が想定されています。

【参考】：[システムアーキテクト試験](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sa.html)

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### システムアーキテクト試験の詳細

試験は毎年春期（4月）の年1回実施されています。**合格のためには、多肢選択式の午前Ⅰ・午前Ⅱ試験に加えて、記述式の午後Ⅰ試験、論述式の午後Ⅱの全てで基準を上回らなければなりません。**

試験内容はテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系と多岐に渡り、特に記述・論述式の午後試験は既にシステムアーキテクトの職に従事している方でも、勉強せずに合格するのはなかなか難しい高レベルの問題が出題されます。

*受験料は7,500円で、申し込みは委託先である株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズのWEBサイトから行う方式です。*

【参考】：[システムアーキテクト試験](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/sa.html)
【参考】：[情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験　試験要綱](https://www.ipa.go.jp/shiken/syllabus/ps6vr7000000i0p0-att/youkou_ver5_0.pdf)
【参考】：[スケジュール、手数料など](https://www.ipa.go.jp/shiken/mousikomi/schedule.html)

### システムアーキテクト試験の難易度

システムアーキテクト試験は、4段階ある共通キャリア・スキルフレームワークで最も難しいとされるレベル4に位置づけられています。

**令和4年度の合格率は15％であり、例年の合格率を見ても12～15％前後で推移していることから、かなり難易度の高い試験であることがわかります。**

【参考】：[試験区分一覧](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/list.html)
【参考】：[情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験　統計資料](https://www.ipa.go.jp/shiken/reports/hjuojm000000liyb-att/toukei_r05h_oubo.pdf)

### システムアーキテクト試験の勉強時間

**システムアーキテクト試験に合格するための勉強時間は、100～200時間程度必要です。**もちろん、これまでの経験や知識量によって必要な時間は異なります。しかし、出題範囲が広く記述や論述対策も必要な試験なので、相応の時間がかかることは想定しなければなりません。

IPAサイトでは過去問が無料公開されているため、上手に利用して効率的に学習しましょう。

【参考】：[過去問題](https://www.ipa.go.jp/shiken/mondai-kaiotu/index.html)

## システムアーキテクトとして幅広い分野で活躍しよう

今後はデジタルトランスフォーメーション(DX)が進むことにより、企業のIT活用がより一層進んでいきます。特にAIや機械学習には、それに適した設計が必要となります。

同時にIT活用を進めるにあたっては専門家の助言が求められ、システムアーキテクトの需要がさらに高まるでしょう。需要が高まれば求人も増えるため、転職することで年収アップも期待できます。

**キャリアアップのためには、資格を取得するなどして市場価値を高めたうえで、よりいい条件の企業を見つけることが重要です。**しかし、自分にぴったり合う職場を見つけるのは、なかなか難しいですよね。

そこで利用を推奨するのが[マイナビIT エージェント](https://mynavi-agent.jp/it/?utm_source=and-engineer&utm_medium=content-text&utm_campaign=acv12_2)です。 

マイナビIT エージェントは、IT・Webエンジニア向け、無料の転職⽀援サービスです。

IT・Webエンジニアの転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたのご経験やスキルをお伺いし、転職活動のプランをご提案します。

アドバイザーは企業側と直接連携を取れるので、求人票に載っていない情報も確認することができます。こちらで、働き方などをしっかり確認の上、応募企業を選んでいくのが良いでしょう。

システムアーキテクトは、ITエンジニアの職種で上級エンジニアに位置づけられており、システム開発の上流工程においてITストラテジストやプロジェクトマネージャーと連携し、要件定義と必要なアーキテクチャを設計する仕事です。ここでは気になるシステムアーキテクトの年収と将来性を解説していきます。

システムアーキテクトは深い知識と実践能力が求められます

高い学習意欲と経験が資格取得の鍵です

資格取得により年収アップが期待でき、次のキャリア目標へのステップアップが可能です

システムアーキテクトの年収は？仕事内容から資格試験まで徹底解説！

CCIE（Cisco Certified Internetwork Expert）は、世界的なネットワーク企業のシスコが提供するシスコ技術者認定の1つで、エキスパートレベルの技術者認定資格です。

*ネットワークに関する最高水準のスキルを証明する資格であり、合格は容易ではありません。*その分、ネットワーク業界では大変価値がある資格と認識されており、就職や転職時には強力なアドバンテージになるはずです。

この記事では、CCIE資格の難易度を中心に、試験の概要や勉強法、年収などについて詳しく紹介していきます。

【参考】：[シスコ認定](https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications.html)
【参考】：[エキスパート認定](https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/expert.html)

ここからはCCIEがどういった資格なのかを、具体的に説明しながら難易度について掘り下げていきます。まずは、シスコ技術者認定における位置づけを見ていきましょう。

### シスコ技術者認定におけるCCIEの位置づけ

シスコ技術者認定資格はレベルが5つあり、それぞれが各分野に分かれています。その資格レベルと認定試験の関係を整理したものが以下の通りです。

**5.エキスパート：CCIE （Cisco Certified Internetwork Expert）、CCDE （Cisco Certified Design Expert）、DevNet Expert**
*4.プロフェッショナル：CCNP （Cisco Certified Network Professional）、DevNet Professional、CyberOps Professional*
*3.スペシャリスト*
*2.アソシエイト：CCNA （Cisco Certified Network Associate）、DevNet Associate、CyberOps Associate*
*1.エントリー：CCT （Cisco Certified Technician）*

CCIEは最高位のエキスパートに属しています。また、スペシャリストはプロフェッショナルやエキスパートレベルの認定試験に1つでも合格すると取得できる認定で、特定の専門知識やスキルを証明するためのものです。

【参考】：[シスコ認定](https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications.html)
【参考】：[シスコ認定キャリアパス](https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/training-events/certifications/career-path.pdf)
【参考】：[シスコスペシャリスト認定](https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/next-level-specialist.html?flt0_general-table0=Service%20Provider)

CCNPとは何か？シスコ認定資格の中では中級レベル？

CCNAとは？詳細や試験概要、勉強方法について徹底解説！

シスコ技術者認定資格は、2020年2月24日から新体系に移行しました。それに伴って、CCIE資格試験も大幅な改定があり、分野が以下のように整理されています。これはプロフェッショナルレベルの新CCNPと同じです。

  　　　旧CCIE試験                  　	　　  新CCIE試験

*▪CCIE R&S                             →     CCIE Enterprise Infrastracture*
*▪CCIE Wireless                     →     CCIE Enterprise Wireless*
*▪CCIE DataCenter                →     CCIE DataCenter*
*▪CCIE Collaboration            →     CCIE Collaboration*
*▪CCIE Security                      →     CCIE Security*
*▪CCIE ServiceProvider        →     CCIE ServiceProvider*

つまり、CCNPの上位資格がCCIEであるという認識が明確になったわけです。また、CCNPのコア試験はCCIE試験の筆記試験に相当するため、同一分野のCCNPに合格していれば、CCIEはラボ試験のみの受験で済むことになりました。

【参考】：[シスコ認定キャリアパス](https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/training-events/certifications/career-path.pdf)

CCNP新試験の特徴や難易度、学習法を徹底解説【2021年最新】

CCNAとCCNPのどちらを受けるべき？難易度が桁違い？

### CCIEの難易度はネットワーク系資格では最難関？ 

シスコは合格ラインや合格率については一切公表していないため、具体的な難易度は不明です。しかし、CCIEの資格手当を見てみると、企業がどの程度評価しているのかがわかり、おおよその難易度が推測できます。

求人サイトや企業のホームページでは、CCIEの資格手当を月に3～5万円と定めているところが多くなっています。一方、ネットワーク資格では国家資格のネットワークスペシャリストがありますが、こちらの資格手当は月1～2万円が相場です。

**すなわち、CCIEはネットワークスペシャリストと比較しても、かなりの高難度であることがうかがえます。**

ちなみに、資格手当の額は企業によって大きく異なります。資格を生かして少しでも条件のいい職場で働きたい場合は、多くの求人から条件に合った企業を探してくれる転職エージェントの活用をおすすめします。

【参考】[ネットワークスペシャリスト試験](https://www.ipa.go.jp/shiken/kubun/nw.html)

ネットワークスペシャリスト試験とは？概要や活かせる仕事、勉強方法を解説

CCIEの試験の概要を見ていきましょう。**CCIEの試験はコア試験とラボ試験に分かれており、コア試験に合格しないとラボ試験には進めません。**

CCIE試験の概要は以下の通りです。**新CCNP合格者は、コア試験は免除となってラボ試験に直接挑戦できます。**

*▪コア試験：120分（全国のピアソンVUE公認のセンターにて実施）*
*▪ラボ試験：480分（コア試験合格者のみ受験可能、シスコの指定会場にて実施）*
*▪出題形式：コア試験はCBT方式による筆記試験（日本語・英語に対応）、ラボ試験は実技試験（英語のみ）*
*▪受験資格：特になし*
*▪試験日：コア試験は「ピアソンVUE公式サイト」、ラボ試験は「シスコ公式サイト」で確認できます。*

【参考】：[ピアソンVUE公式サイト](https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/Cisco.aspx)
【参考】：[シスコ公式サイト](https://learningnetwork.cisco.com/s/blogs/a0D3i000004RcmTEAS/ccie-lab-exam-testing-facility-reopening-plans)

*CCIEの筆記試験受験料は、400ドル（税別）、筆記試験合格後に受験できるCCIEラボ試験の受験料は1,600ドル（税別）です。*相場によって異なりますが、日本円にすると25万円以上と、難易度とともに受験料も異次元レベルの高さです。

【参考】：[シスコ認定試験：受験料はいくらですか？](https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/exams.html?dtid=osscdc000283)

CCIEはシスコ技術者認定の中でも最難関に位置しており、ネットワークエンジニアとして勤務する方でもなかなか合格は難しい資格です。ここでは、CCIEに合格するために必要な勉強時間や勉強方法を探ってみましょう。あわせて、受験のポイントとおすすめの書籍も紹介します。

ネットワークエンジニアにおすすめの資格8選！取得の必要性やメリットは？

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CCIE資格を取得するには、まずは英語ができることが絶対条件です。*特にラボ試験は英語にしか対応していないため、英文をしっかり理解できる英語力を身につけましょう。*具体的な試験の勉強法としては、スクールに通うのが最も確実です。

スクールではわからないこともその場で質問できるので、理解も深まり、知識の定着も早くなります。

もちろん、市販の書籍やWebサイトを参考に独学で合格を目指す方法もあります。また、シスコの公式サイトにある「シスコ ラーニング ネットワーク」では、試験に関するさまざまな有益情報が得られるので、英語のトレーニングを兼ねて活用しましょう。

【参考】：[シスコ ラーニング ネットワーク](https://learningnetwork.cisco.com/s/jp-cln)

CCIE合格のための勉強時間は、CCIE取得者の口コミや体験談などによると、概ね1,000時間～2,000時間とされています。**仮に1,500時間とすると、毎日2時間の勉強をして750日、2年強の勉強期間が必要な計算です。**

ネットワークの実務経験がない方や、英語が苦手という方は2,000時間程度の勉強を覚悟しなければならないでしょう。

### CCIEを受験する際のポイント

CCIE試験に受験資格は設けられていません。ネットワーク技術者の中にはネットワークに関する知識と英語力に自信があり、いきなりCCIPに挑戦する方もいます。しかし、それ以外の方はCCNP資格の取得から始めるのが近道です。

*CCNPに合格すれば、CCIEの筆記試験は免除されます。*CCNPの受験勉強をすることで、CCIEのラボ試験勉強に向けた基礎知識が身に付きます。CCIE取得を目指す方は、ぜひCCNP資格の取得を第一目標としてください。

### CCIE試験対策におすすめの書籍

CCIEを取得するためには英文を読みこなす必要があるため、英語に慣れる意味でも英語の参考書を利用するのがおすすめです。ただし、まずは日本語でじっくり学んでみたいという方は、CCIEと共通のコア試験を採用しているCCNPの書籍を利用しましょう。

・*「CCNP and CCIE Enterprise Core ENCOR 350-401 Exam Cram」*

CCIE Enterprise Infrastructure の筆記試験である、ENCOR 350-401の内容を網羅した学習ガイドです。全文英語で書かれています。2020年の改訂に対応しており、デュアル スタック (IPv4 および IPv6) アーキテクチャ、仮想化、セキュリティなど、あらゆる試験トピックについて良質な練習問題が掲載されています。

▪著者：Donald Bacha
▪ページ数：800P
▪出版社：Pearson IT Certification
▪発売日：2022/5/13

【参考】：[CCNP and CCIE Enterprise Core ENCOR 350-401 Exam Cram](https://www.pearsonitcertification.com/store/ccnp-and-ccie-enterprise-core-encor-350-401-exam-cram-9780136891932)

・*「シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト＆問題集 ［対応試験］コア試験ENCOR（350-401）」*

日本語で執筆された、ENCOR：350-401のテキスト＆問題集です。こちらも2020年の改訂に対応しています。IT技術専門スクールの講師陣により、合格メソッドがふんだんに盛り込まれています。「確認問題」に加え、ダウンロードして利用できる模擬試験が2回分提供されています。

▪著者：林口 裕志、川島 拓郎
▪ページ数：976P
▪出版社：翔泳社
▪発売日：2022/9/21

【参考】：[シスコ技術者認定教科書 CCNP Enterprise 完全合格テキスト＆問題集 ［対応試験］コア試験ENCOR（350-401）](https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798175393)

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ネットワークエンジニアになるには？未経験者にオススメの勉強法や役立つ資格を解説

ここまでCCIE資格や試験の概要、勉強法などを解説してきましたが、最後にエンジニアの皆さんの関心事でもある、CCIE取得者の年収と将来性について見ていきましょう。

まず、一般的なネットワークエンジニアの年収は「マイナビエージェント 職種図鑑」での平均年収は380万円（※2023年7月執筆時点）、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」からエンジニア/プログラマを参考にすると、平均年収593万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、ネットワークエンジニアの年収は調査媒体によって、ばらつきがあることが分かります。

そんな中、各種企業の求人情報からCCIE取得者の年収を見てみると、630万円～990万円ほどとなっています。募集の年齢層も20代～40代以上と幅広く、外資系企業でもCCIE資格取得者を求めている企業が多くあります。

**このことから、CCIEを取得することで年収は大きくアップし、活躍の場も広がることが想定できます。**

【参考】：[マイナビエージェント 職種図鑑](https://mynavi-agent.jp/it/jobindex/07.html?utm_source=and-engineer&utm_medium=content-text&utm_campaign=acv12_2)
※【平均年収 調査対象者】2020年1月～2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方
【参考】：[IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別（P7）](https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11623215/www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001-1.pdf)
【参考】：[民間給与実態統計調査-国税庁](https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf)

2010年時点で、日本国内のCCIE取得者は1,100人、世界では約2万人でした。2011年以降、シスコはCCIE資格取得者の人数公表をやめたので最新の実数は不明ですが、ネットワークエンジニアとしてはかなり希少性が高いと思われます。

ネットワークは今やITインフラの根幹です。全てのITがネットワークで結ばれる中、より速くより安全なネットワークが求められ、ネットワークエンジニアへの期待はさらに高まっています。

また、**シスコの資格は世界が認めた資格であり、そのスキル証明は海外や外国企業でも有効です。**そうしたことから、シスコ技術者認定資格の最高峰、CCIEの将来性は引き続き高いことが想定されます。

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## CCIEを取得してキャリアアップを目指そう

CCIEの難易度は非常に高く、誰もが簡単に取得できる資格ではありません。だからこそ希少価値が高く、資格取得者は市場でも引く手あまたの存在です。

これからCCNAやCCNPの取得を目指すエンジニアの皆さんも、ぜひ将来目標としてCCIE取得を見据えてください。また、キャリアアップのために転職を考えている方にも、CCIEはおすすめの資格です。

**CCIEを取得すれば、仕事の幅が広がるうえに、大幅な年収アップも見込めます。**しかし、実際に資格を活かした転職が成功するか、不安になる方も多いですよね。

そこでぜひご活用いただきたいのが[マイナビIT エージェント](https://mynavi-agent.jp/it/?utm_source=and-engineer&utm_medium=content-text&utm_campaign=acv12_2)です。 

マイナビIT エージェントは、IT・Webエンジニア向けの無料の転職⽀援サービスです。

IT・Webエンジニアの転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、あなたのご経験やスキルをお伺いし、転職活動のプランをご提案致します。

アドバイザーは企業側の人事担当者と直接連携を取れますので、求人票に載っていない企業情報も確認することができます。残業時間や給与面など、働き方などをしっかり確認の上で応募企業を選んでいくのが良いでしょう。

・資格やプログラミングの勉強をしているけれど、企業が求めるレベルに達しているのかわからない
・スキルアップをして市場価値を上げていける企業の選び方を知りたい
・数多くあるITエンジニアの職種の中で、自分に向いている仕事は何か知りたい

ネットワーク資格の最高峰と言われるCCIEは、非常に難易度の高い資格です。そのため、勉強は大変ですが、資格取得のメリットは計り知れません。ここでは、CCIE資格の概要・試験概要・勉強法・年収・将来性などを徹底解説します。

CCIEはCISCO認定技術資格の最高峰、エキスパートレベルの資格で、ネットワークエンジニアなら誰もが憧れる資格

CCIEの難易度は最難関のレベル4と、上級国家資格試験に匹敵する難易度であり、勉強時間は1,000~2,000時間は必要

CCIE取得者の年収は勤労者の平均年収と比べてかなり高く、また将来性のある資格である。

CCIEの難易度はどれくらい？試験内容・勉強法・年収を徹底解説！

## フリーランスのAWSエンジニアになるには？

AWSはAmazonが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称です。AWSに含まれるクラウドサーバやストレージを活用し、システム開発を行う企業が増えています。今後AWSを使う企業はさらに増えることが予想されるため、AWSスキルの重要性は高いと言えます。

そんな需要が高まるAWSエンジニアの中でも、フリーランスは働き方が自由であるのに加え、実力次第で年収を伸ばしていくことがしやすいイメージがあり、独立を検討している方もいるでしょう。

フリーランスエンジニアの中でもAWSは需要が高いと聞いており、AWSのスキルを伸ばして稼ぎたいと考えている人もいるかもしれません。*しかしながら、フリーランスのAWSエンジニアになるために、まず何から始めるべきか分からない人も多いのではないでしょうか。*

【参考】：[アマゾン ウェブ サービス | AWS](https://aws.amazon.com/jp/)

AWSとは？メリットや何がすごいのか、初心者にもわかりやすく解説

## まずは企業でAWSスキルを身につけるのがおすすめ

結論を先に言うと、いきなりフリーランスになるのは難しいため、まずは企業でAWSのスキルを身につけることをおすすめします。AWSに限った話ではありませんが、フリーランスは自力で稼いでいかなくてはならず、ある程度の実力がないと厳しいです。

**また、1度AWSエンジニアとして転職することで人脈を作れる可能性があり、独立後に仕事を獲得しやすくなることもあります。**

フリーランスのITエンジニアは厳しい？メリット・デメリットを解説

<center>[エンジニア転職を成功させるため<br/>ぜひ*『マイナビIT エージェント』*をご活用ください！](https://mynavi-agent.jp/it/?utm_source=and-engineer&utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07_2)</center>

## AWSエンジニアに必要なスキルや年収について

続いて、AWSエンジニアに必要なスキルや年収について解説します。これからAWSエンジニアを目指すという方は参考にしてください

### AWSエンジニアに必要なスキル

AWSエンジニアに最低限必要なスキルは次の3つです。

- サーバ、ネットワークの知識
- セキュリティの知識
- AWSそのものの知識

*これらに加え、フリーランスのAWSエンジニアを目指すなら、仕事の幅を広げるために他のクラウドサービスの知識やマネジメントスキルなども身につけておくと良いでしょう。*

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AWSエンジニアの年収に関する情報はないので、AWSエンジニアに近いサーバーエンジニアの年収情報を記載します。

サーバーエンジニアの年収は「マイナビエージェント職種図鑑」での平均年収は429万円（※2023年4月執筆時点）、経済産業省2017年発表の「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」から近い職種のIT技術スペシャリスト（特定技術(DB・NW・セキュリティ等））を参考にすると、平均年収758万円と分かりました。

国税庁2020年発表の「民間給与実態統計調査」における民間企業平均年収は433万円なので、サーバーエンジニアは一般平均年収よりも、やや高めであることが分かります。

**インフラ系のエンジニアは、システム開発において必要不可欠な存在ですので、市場価値が高まりやすい傾向があります。**そのため、年収も高くなりやすいと言えるでしょう。

【参考】：[マイナビエージェント職種図鑑](https://mynavi-agent.jp/it/jobindex/06.html?utm_source=and-engineer&utm_medium=content-text&utm_campaign=acv07_2)
※【平均年収 調査対象者】2020年1月～2020年12月末までの間にマイナビエージェントサービスにご登録頂いた方
【参考】：[IT関連産業における給与水準の実態① ~ 職種別（P7）](https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11623215/www.meti.go.jp/press/2017/08/20170821001/20170821001-1.pdf)
【参考】：[民間給与実態統計調査-国税庁](https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2020/pdf/002.pdf)

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## フリーランスのAWSエンジニアになるためのロードマップ

続いて、フリーランスのAWSエンジニアになるためのロードマップについて解説します。いきなりフリーランスを目指すのではなく、以下の手順を踏んでじっくりスキルを高めていくことをおすすめします。

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