【事業内容】
■自社パッケージ商品の開発・販売
■各種ソフトウェア設計・開発・評価／検証
■各種コンピューター／ネットワークのシステムインテグレーション事業
■関連機器のシステムインテグレーション事業
■上記関連分野のサービス事業

【自社パッケージ商品】
■SKYSEA Client View(https://www.skyseaclientview.net/)：情報セキュリティ市場における、クライアント運用管理ソフトウェア
■SKYMENUシリーズ：小・中・高等学校・大学に向けたICT活用教育支援ソフトウェア
   SKYMENU Cloud(https://www.skymenu.net/)
   SKYMENU Class(https://www.skymenu-class.net/)
   SKYMENU Pro(https://www.skymenu.net/skymenupro/)
■SKYMEC IT Manager(https://www.skymec.net/)：医療機関向けIT機器管理システム
■SKYDIV Desktop Client(https://www.skydiv.jp/)：大規模ユーザ向けシンクライアントシステム

【取引先企業】
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Ｓｋｙ株式会社

SIer業界にいる方や就職・転職を検討したことのある方なら、一度は聞いたことがあるテーマではないでしょうか。

SIerの仕事を調べたときに、SIerとWeb系の比較記事に触れたことがある方も多いかと思います。

ですが、この比較、実は**いまやもう時代遅れ**になりつつあるようなんです。

SIer業界に起きている大きな変化について、**Ｓｋｙ株式会社**において**業務系システム開発を受け持つビジネスソリューショングループ（以下、BSグループ）のＨ.Ｈさん**にお話をお聞きしました。

~~Ｓｋｙ株式会社 クライアント・システム開発事業部 技術部 ビジネスソリューショングループ 事業部長 Ｈ.Ｈさん~~

#### balloon and-engineer left
「SIerかWeb系か」この話は昔からよく目にしていたんですが、この状況が変わりつつあるって本当ですか!?
SIerではWeb系の経験はできないと思っていたんですが…。

#### balloon sky-hasegawa right
はい。これは本当で、**SIerでのWeb系の開発案件は増加傾向**にあります。
我々Ｓｋｙ株式会社についてもそうですし、SIer業界の流れでもあると思いますね。

#### balloon and-engineer left
本当なんだ…！
なぜそのような変化が起きてきてるんでしょう…？

#### balloon sky-hasegawa right
一番大きな要因は**ユーザの方が利用するデバイスの変化**です。
生活におけるメインのデバイスがPCからスマートフォンに移りましたし、仕事においてはタブレットも広がっています。
こうなってくると、**PCでもスマートフォンでもタブレットでも使いやすいサービス**が必要となります。

#### balloon sky-hasegawa right
その状況に対応するため、**実装をWebAPIとフロントエンドで切り分けて、フロントエンドの実装をWeb系にする**という形をとることが増えてきました。
また、Webアプリケーションの開発だと、フロントエンドはシングル・ページ・アプリケーション（以下、SPA）での開発が増えてきていますね。
これらの流れは当面は変わらないのではないでしょうか。

#### balloon and-engineer left
そうなると、現場での仕事や扱う言語も変化がありますよね…？

#### balloon sky-hasegawa right
**フロントエンドだと、ReactやAngular、Vue.jsなどのモダンな言語での実装**が増えています。
また、**インフラはクラウドを使うことも増えてきており、AWSやAzure**などを扱いますね。

#### balloon and-engineer left
正直、SIerさんといえばもっとレガシーな印象が強かったので、SPA、ReactやAngular、AWSやAzureといった単語をお聞きできると思っていませんでした…。
このような変化はいつ頃から…？

#### balloon sky-hasegawa right
**このような変化がSIer業界においても顕著にあらわれてきたのは、ここ１〜２年**ぐらいかなと思います。
それに応じてWeb系のフロントエンドやクラウドインフラ系のエンジニアがSIerにも求められるようになってきました。

#### balloon and-engineer left
いわゆるWeb系のエンジニアの方々って、SIerさんの中でもこれまでは多くなかったと思うんです。
彼らがSIerさんに入って仕事をしていくときの課題や、そのために実施していることなどはありますか？

#### balloon sky-hasegawa right
**Ｓｋｙ株式会社では基礎的な研修や業界知識のサポート、継続的なメンタリングなども手厚く行っているので、業務にはスムーズに入っていけている**かと思います。

#### balloon sky-hasegawa right
**課題でもあり意識しているのは、アサイン先の調整**の点でしょうか。
若い方やトレンドの技術を追いかけている方は特に、様々な業界の案件や新しい案件を用意していかないと面白みを感じてくれないのではないかと思います。

#### balloon and-engineer left
案件の性質や関わるエンジニアのタイプが違うからこそ新しく生まれる課題ですね。

#### balloon sky-hasegawa right
そうですね。
このあたりはバランスを取りながら、満足してもらえるよう調整していきたいと考えています。

## 自社パッケージ商品やクラウド開発を通して分析やAIの領域も強化

#### balloon and-engineer left
Web系の領域だけでなく、データ分析やAIなどの領域にも力を入れているとお聞きしました。
具体的に教えていただけますか？

#### balloon sky-hasegawa right
そうですね。
**データの取得〜可視化〜分析〜活用までをひととおりサポート**しています。

~~Ｓｋｙ株式会社によるビッグデータ分析基盤の構築の一例（[Ｓｋｙ株式会社HP](https://www.skygroup.jp/software/development/development14.html)より引用）~~

#### balloon sky-hasegawa right
具体的には、**Microsoft AzureのDatabricksなどを活用してデータ分析**をしています。
データを取得しやすくするため、クラウド系のインフラの導入を支援することもあります。

#### balloon sky-hasegawa right
**分析結果の可視化にはBIツールを使うケースが多く、MicrosoftのPower BIなどを活用**していますね。
データ分析は、データのクレンジングにもつながるので、その後は**AzureのMachine Learningを活用して学習モデルを作るというようなAI系の取り組み**も行っています。

#### balloon and-engineer left
なるほど。
開発や保守・運用だけに閉じないサポートをしているんですね。

#### balloon sky-hasegawa right
最近では、自社パッケージ商品を通してもそのような取り組みを行っています。
**Ｓｋｙ株式会社が他社と大きく異なるのは、[SKYSEA Client View](https://www.skygroup.jp/solution/skysea/)という自社パッケージ商品を提供している**ことです。

#### balloon sky-hasegawa right
リスク対策SKYSEA Client Viewでは、セキュリティ管理のための膨大な量のログが蓄積されています。
**SKYSEA Client Viewで蓄積したクライアントのログデータを分析・可視化し、改善を提案していく、というサービスを提供**しているんです。

#### balloon and-engineer left
例えばどのような形のサービスになるんでしょうか？

#### balloon sky-hasegawa right
一つは、*サービス残業の疑いがないか、テレワークでもちゃんと働けているか、PCの私的利用のリスクはないか、などの監査的な面*で課題の発見。

#### balloon sky-hasegawa right
もう一つは、*悩んでいる社員やうまくいっていない社員のパターンを見つけ、早期に発見してケアや教育をするなどのHR的な面*です。
**もともとセキュリティー担保のために蓄積していたログを活かせるというのは面白いですし、自社パッケージ商品を提供しているＳｋｙ株式会社じゃないとできない**ことだと思っています。

#### balloon and-engineer left
本当にＳｋｙ株式会社だからこそ提供できるサービスですね…！

#### balloon sky-hasegawa right
**Ｓｋｙ株式会社といえば自社パッケージ商品のイメージも強いと思うんですが、自社パッケージ商品の開発だけではなくそれを活用したサービスにも取り組んでいるというのは、Ｓｋｙ株式会社が変化してきているところ**かなと思いますね。

#### balloon sky-hasegawa right
共通性の高い機能はクラウドのSaaSとしても提供していきたいですし、より独自の分析を必要とするクライアントには分析基盤の導入を支援していきたいと考えています。

#### balloon and-engineer left
このようなサービスを開発・提供する中では、どのようなエンジニアが活躍しているんでしょうか？

#### balloon sky-hasegawa right
まずはやはり**クラウドインフラ系のエンジニア**ですね。
クライアントへのクラウドインフラの構築ソリューションの提供や、上記のようなサービスの開発で活躍しています。

#### balloon sky-hasegawa right
そして、**データ分析系のエンジニア・データサイエンティスト**ですね。
Pythonなどで動くものを作りながら分析や検証をしつつ、BIツールなどを使い倒してデータを可視化しています。
こちらは採用と同時に、社内での育成も強化している部分です。

#### balloon and-engineer left
クラウドインフラ系やデータ分析系のエンジニアの方々もSIerで活躍している、というのは正直意外でした。
お話をお聞きするまではもっとレガシーな感じとばかり思い込んでいました…。

#### balloon sky-hasegawa right
**DX（デジタルトランスフォーメーション）という言葉も浸透し始め、クライアント企業様も、Ｓｋｙ株式会社を含めたSIerも、変化してきている**と感じます。
いわゆるシステムエンジニアの方はもちろん、今回お話したような様々なタイプのエンジニアの方の力を求めていますし、もしＳｋｙ株式会社に興味が沸いた方はぜひ企業ページや採用ページもご覧ください。

#### balloon and-engineer left
Ｓｋｙ株式会社さんやSIerさんの仕事の印象が変わるインタビューになりました。
ありがとうございました！

SIer業界にいる方や就職・転職を検討したことのある方なら、一度は聞いたことがあるテーマではないでしょうか。SIerの仕事を調べたときに、SIerとWeb系の比較記事に触れたことがある方も多いかと思います。ですが、この比較、実はいまやもう時代遅れになりつつあるようなんです。SIer業界に起きている大きな変化について、Ｓｋｙ株式会社において業務系システム開発を受け持つビジネスソリューショングループにお話をお聞きしました。

Ｓｋｙ株式会社 Ｈ.Ｈさん

SIerでもWeb系の案件が増えており、モダンな言語を使えるフロントエンドエンジニアが求められている。

SIerでもクラウド活用は急増。オンプレばかりというイメージは古い。

データ分析や可視化といった部分までSIerがサービス提供している。

「SIerかWeb系か」はもう古い？Ｓｋｙ株式会社が語る、SIer業界に起きる大きな変化の波とは。

あらゆるオンラインゲームに跋扈する、**「チート行為を行うプレイヤー：チーター」**。

**「彼らは特有の経済圏と収益構造を持っている。」**

そう語るのは、**ホワイトハッカー集団「Ninjastars」の森島さん。**

今まで明らかにされていなかった、*チーターの生態*、そして*ホワイトハッカーの戦い*を明かします。

## ゲーム業界に跋扈するチーター

#### balloon masaokb left
あまりスマホゲームをやらないのでよく分からないんですが…。
現代のスマホゲームでも「チート」って多いんですか？

#### balloon morishima right
めちゃくちゃ多いですね。
**「メジャータイトルは全てチーターがいる」**と言っても過言ではないと思います。

#### balloon masaokb left
全て！
特にどういったゲームが多い、とかあります？

#### balloon morishima right
やっぱり*一番多いのはFPS／バトロワ系*ですかね。めちゃくちゃ暴れて回っています。
**バトロワ系はもはやチーターの祭典**と言ってもいいかもしれない。

#### balloon morishima right
チーターの暴れ具合は、おおよそ
**「勝負の多さ×プレイヤーの多さ÷チート対策のレベル」**
という方程式で表せると思っていて…。
そう考えると、*100人同時対戦の勝負を繰り返すバトロワ系*はその最たるものですよね。

#### balloon masaokb left
確かに…。
「ズルしても勝ちたい」って気持ちが強くなるのかもしれないですね。

#### balloon morishima right
バトロワ系のメジャータイトル「P」ではチーターが増えすぎた時期があって、**「対戦相手のチートを無効化するチート」が流通した頃さえ**ありました。

## 大半は小中高生!?チーターの「3タイプ」

#### balloon masaokb left
それにしても、「勝ちたい」って気持ちがそこまでさせるものなんですかね。
一体どんな人間がチートを行っているんですか？

#### balloon morishima right
人口だけで言ったら、*大半は小中高生*なんですよ。
ただ、その説明をする前に**「チーターの3タイプ」**について話したほうがいいかな。

#### balloon masaokb left
「チーターの3タイプ」…!?

~~Ninjastarsの高橋さん（左）と森島さん（右）。~~

#### balloon morishima right
さっき言った小中高生含め、**ほぼ全てのチーターが「カジュアル・チーター」**に該当します。
こいつらは、**ネット上に落ちているツールやアカウントを購入してチートを行う、末端の人間**ですね。
英語圏だと「スクリプトキディ」とか言ったりしますね。
*「他人の作ったスクリプトを使うしか能がないキッズ」*ぐらいの意味で。

#### balloon masaokb left
でも、小学生でも探せるぐらい、簡単に見つけられるんですか？
ツールとかアカウントの売買って。

#### balloon morishima right
ちょっと今、**Twitterで「（メジャータイトル） チート」とかで検索してみて**ください。

#### balloon masaokb left
うわ、めちゃくちゃ出てくる！
というかサジェストに出てくる！
し、そこに人が殺到してますね…

#### balloon morishima right
Twitterだけじゃなくて、YouTubeとかDiscordでの売買も多いですね。

### ビジネス・チーターとプロ・チーター

#### balloon morishima right
残りの2つは、**営利目的でチートを行っている「ビジネス・チーター」**と、**非営利でやっている「プロ・チーター」**ですね。

#### balloon masaokb left
ビジネス・チーターの方は想像つきやすいですけど、プロ・チーターは何が目的でやっているんですか？

#### balloon morishima right
色々いますね〜。
知的好奇心でやっているタイプが多いですが、**何かしらのイデオロギーというか、主張があってやっているタイプ**もいます。

#### balloon masaokb left
イデオロギー？

#### balloon morishima right
例えば、これはスマホゲームじゃないですが…。
とある有名なオンラインゲームで、**βテストの頃からセキュリティの不具合を直すように、運営に再三報告していた外国人**がいたんですよ。
運営は無視し続けたので、**彼はキレてしまって、オンライン上のNPCの位置をバラバラに**するようクラッキングされてしまった、という事件がありました。
*クエストに行くのにNPCに話しかける必要があるので、クエスト行けねぇ*、みたいな。

#### balloon masaokb left
ゲーム運営に対する主張があったわけですね。

~~チーターのタイプとその活動内容のまとめ。~~

## チーター経済圏：ビジネス・チーターには1億円プレイヤーも

#### balloon morishima right
以上の3タイプで構成されるチーター業界にも収益構造があって。

#### balloon masaokb left
さっき言ったビジネス・チーターですね。

#### balloon morishima right
えぇ。
**チーター業界の収益構造は「麻薬流通業界」に酷似**しているんですよ。
*トップのビジネス・チーターがチートツールを開発する*訳ですが、まず**英語圏／中国語圏のメジャーな「チーターサイト」に卸す**んです。
さっきも言ったとおり、*カジュアル・チーターの大半は小中高生なので、それらのサイトに辿り着けない*。
なので、それらのサイトからツールやアカウントを購入して、TwitterやYouTubeで売買する、**末端の売買人**が生まれてくるわけです。

#### balloon masaokb left
確かに、ドラッグや情報商材の業界構造に近いですね…。
やっぱりトップは儲かってるんでしょうか？

#### balloon morishima right
あまり大きい声では言えないですが…。
**トップのビジネス・チーターには1億円プレイヤーもザラにいるような業界**です。
こういう連中は「チートが楽しいから」でやっているレベルじゃないんですよね。
*自らの経済的利益のために、犯罪行為*をやっている。

## ささいなセキュリティホールにチートが集中

#### balloon masaokb left
そんなヤバい連中がいるチーター業界で、森島さんはセキュリティ会社として何をやられているんですか？

#### balloon morishima right
自分たち「Ninjastars」は、*ゲーム会社からお金をもらって、「ここにセキュリティホールがあるよ」「ここ、このままだとチートされるよ」とコンサルティングを行う業務*を行っています。
**「ホワイトハッカー」として活動している**、という訳です。

#### balloon masaokb left
ホワイトハッカー…！
どうやってセキュリティホールを見つけるんですか？
ソースコードをもらって分析するとか？

#### balloon morishima right
いえ、自分たちは、いわゆる「ブラックボックス・テスト」をやっています。
つまり、*ゲームソフトやサーバのソースコードは一切関知せずに、外部からセキュリティホールを探して*います。
**「チーターがチートしやすい部分」を見つけるのが仕事なのに、自分たちだけ内部の情報を知っている状態からスタートする、というのでは本末転倒**ですから。

#### balloon masaokb left
*「チーターと同じ気持ちになって、どう行動するか先回りして予測する」のが大事*、ということですね。

#### balloon morishima right
そうですね。
業務中も、*バグを見つけたときは「これはチートしたくなるよな〜分かる分かる」って言いながら仕事してる*感じですね笑

#### balloon masaokb left
具体的に、どういう流れで仕事をすすめるのか聞いてもいいですか？

#### balloon morishima right
まずは優先順位を決めますね。
ゲーム会社から機能のリストをもらって、**「チーターがチートしたくなる機能」から優先的に**検査していきます。
例えば、**「ガチャ」の部分や「オンライン対戦」の部分**ですよね。

~~自作のメモリ探索ツールでゲームをデバッグする。~~

#### balloon morishima right
それから、各機能について、セキュリティホールを見つけていく訳ですけど…。
*実際に流通しているチートって、ほとんど些細なバグに集中している*んですよ。
逆に言えば、その**些細なバグを潰してあげれば、流通している9割のカジュアル・チーターのチートは潰せる**。
そうすると、*ビジネス・チーターは儲けがなくなるので、他のゲームに逃げていく*、という。

#### balloon masaokb left
冒頭で言っていた、チーターの数はチート対策のレベルに依存する、っていうやつですね。

#### balloon morishima right
そうです。
そして**チート対策のレベルは、些細なことを対策するかしないかに、かなり依存している。**

## 様々なゲームのランカーが所属

#### balloon masaokb left
「Ninjastars」のエンジニアってどういう方がいらっしゃるんですか？

#### balloon morishima right
やっぱり、**ゲーム好きな人間が多い**です。
例えば、*「BanG Dream!（バンドリ！）」の日本一ランカーとか、「バイオ5」のランカー*も所属していて…。
僕自身、昔は*「ポケモンBW」で日本10位以内*まで行きましたし。

~~社内でディスカッションするNinjastarsのメンバー。~~

#### balloon masaokb left
凄すぎる…。
元々ゲーム好きで、こういう形でゲーム業界に貢献したい、という方が多いんですね。

#### balloon morishima right
ただ、正直言って、**この業界はまだまだ未開拓だし、未成熟**だと思います。
**自分たちもカバー出来ているゲームはまだまだ少ない**ので…。
ユーザさんからすると、現にチーターが跋扈している訳で、セキュリティエンジニアは何をやっているんだ！って思うところもあるとは思います。

#### balloon masaokb left
いつの日かチーターを撲滅できるように…。

#### balloon morishima right
ですね。
まだまだ道は遠いですが（笑）


「ホワイトハッカー」として、ゲーム会社のセキュリティの向上に貢献している「Ninjastars」。

彼らと一緒にチーターと戦いたくなったエンジニアは、是非Twitterで連絡してほしいとのこと。

ゲーム好きで、ゲーム業界に貢献したいというエンジニアは是非！

森島さん、ありがとうございました！

あらゆるオンラインゲームに跋扈する「チート行為を行うプレイヤー：チーター」。「彼らは特有の経済圏と収益構造を持っている。」そう語るのは、ホワイトハッカー集団「Ninjastars」の森島さん。今まで明らかにされていなかった、チーターの生態、そしてホワイトハッカーの、彼らとの戦いを明かします。

Ninjastars 森島さん

ホワイトハッカー集団「Ninjastars」が教える、「チーター経済圏」の全て

集中力を助け、仕事や勉強の生産性を高めるアプリ『[集中](https://apps.apple.com/jp/app/%E9%9B%86%E4%B8%AD-%E5%8B%89%E5%BC%B7-%E4%BB%95%E4%BA%8B%E7%94%A8%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC/id1387759250)』をご存じでしょうか。
タイマーをセットして集中する時間を決め、*どれくらい集中できたか記録する*、という一見“ありそう”なアイデアに、*シンプルで使いやすいUIとユーモア*。**「広告ゼロ」という振り切ったユーザビリティー**が話題を呼び、コロナ禍で在宅時間が増えたビジネスパーソンや、勉強に集中したい学生たちから支持されています。

~~アプリ『[集中](https://apps.apple.com/jp/app/%E9%9B%86%E4%B8%AD-%E5%8B%89%E5%BC%B7-%E4%BB%95%E4%BA%8B%E7%94%A8%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%9E%E3%83%BC/id1387759250)』~~

開発したのは、**アプリ開発会社『bondavi株式会社』の代表、戸田大介さん**。アプリ制作への思いが強すぎて起業。社員を増やしたにも関わらず、収益の柱となっていた受注デザインの仕事を終了し、*広告収益が入らないアプリをリリースし続けて経営は赤字に*。

今回はそんな、少し変わった会社の実態から、「お金にならないのにどうしてそこまでするの？」という素朴な疑問、「愛されるアプリ」を作る秘けつまで、戸田さん本人に直撃。bondaviのアプリユーザーはもちろん、アプリ開発に関わる方も必見のインタビューとなりました！

~~『bondavi株式会社』の代表、戸田大介さん。広告代理店でデータアナリストとして勤務したのち、フリーランスのアプリ開発者として独立。のちに起業する。~~

## アプリが大ヒットしたのに赤字続きのアプリ会社、『bondavi』の誕生秘話

### 自分のアプリがバズって感動。アプリ開発を仕事に

#### balloon satsuki_harada left
アプリ開発を仕事にしようと思った経緯を教えていただけますか？

#### balloon bondavi_toda right
**もともとは会社員をしながら趣味でアプリを開発していたんです**。当時は女の子がひたすら褒めてくれるアプリとか、けっこうふざけたものを作っていたんですが、あるとき僕の作ったアプリがメディアに取り上げられて。
すると、*沖縄から北海道まで日本中の人からさまざまな反応が届いたんです*。

#### balloon satsuki_harada left
それは嬉しいですよね。

#### balloon bondavi_toda right
僕、大学まではずっと地方の自分のいる地域しか知らなかったので、そのとき**世界が開けたというか**。*自分1人で作ったものが世の中に広がって、いろんな人に影響を与えられるんだ*、ということに感動しちゃったんです。

#### balloon bondavi_toda right
つい、「これ（アプリ）で生きていきたいなあ」って思ってしまって。先のことも考えずに*「アプリ作りたいんで辞めます」*と上司に（笑）それで現在に至ります。

~~戸田さんが会社員時代に作ったアプリ、『褒め殺し』~~

### フリーランスから起業し、仲間探し

#### balloon satsuki_harada left
始めはフリーランスとしてアプリ開発をされていたとか。

#### balloon bondavi_toda right
そうですね。最初は会社を作ろうとか、社員を入れようというつもりは全くなくて。何かきっかけがあったというよりは思いつきで、「**会社を作って仲間と一緒にアプリを開発したらもっと楽しいんじゃないか**」と。

#### balloon satsuki_harada left
フリーランスになった時といい、思いついたら即行動派なんですね！
現在のメンバーは、どのようなつながりで集まったのですか？

#### balloon bondavi_toda right
SNSで公募しました。*TwitterやInstagramで募集要項を発表して、応募者の中から書類選考して、面談して……*という一般的なプロセスを踏みましたね。
僕は一緒に働く仲間は慎重に選びたかったので、試験採用期間も設けました。

#### balloon satsuki_harada left
戸田さんが採用で重視したポイントが気になります。

#### balloon bondavi_toda right
一番大きいのは人間性ですね。**僕が一緒にやりたいなって思えたかどうか**。それと、ちょっと難しい質問にもまとまった答えを返せるような、*頭の回転が早い方*を求めていました。

#### balloon bondavi_toda right
ただ、エンジニア採用の際はスキルも重視したかったので、募集方法自体を工夫しました。

#### balloon satsuki_harada left
具体的には？

#### balloon bondavi_toda right
**募集要項をプログラミング用語で書いたんです**。解読できた人しか選考に進めない、みたいな（笑）

#### balloon satsuki_harada left
面白い！

~~[実際に投稿された募集要項]( https://www.instagram.com/p/CDNl_bBncI1/?utm_medium=copy_link)~~

#### balloon satsuki_harada left
今のメンバーと、日々の実務について教えていただけますか？

#### balloon bondavi_toda right
現在は僕のほかに、*エンジニアであり開発担当の丸子、広報の松本の2名*が社員として働いています。
アプリ開発に関しては、デザインやアプリ内のテキストは僕が、プログラムは僕と丸子がそれぞれにプロダクトを担当している形ですね。

#### balloon satsuki_harada left
ひとつのプロダクトを1人の開発者で担当するってあまりないですよね？

#### balloon bondavi_toda right
アプリ開発会社だと、フロントエンド側とバックエンド側などで、開発者を分けるのが一般的かもしれません。うちは**プロダクトごとに担当者をはっきりと分けている方**じゃないでしょうか。

#### balloon bondavi_toda right
広報の仕事はシンプルで、プレスリリースの準備をしたり、メディアの研究をしたりというところです。

~~左が開発担当の丸子さん、右が広報の松本さん~~

## ダウンロード数300万の大ヒットでも赤字で運営を続けるワケ

### 大ヒットアプリ『集中』。「自分が欲しい」がすべての原点

#### balloon satsuki_harada left
集中する時間と休憩する時間を決めて生産性を高めるアプリ、*『集中』*。1つの知識やスキルを習得するために30日間継続するためのアプリ、*『継続する技術』*など、**開発されたアプリの累計ダウンロード数が300万を突破されました**。
戸田さんがアプリ開発において意識されていることはどんなことですか？

~~アプリ『[継続する技術](https://apps.apple.com/app/apple-store/id1120239484)』~~

#### balloon bondavi_toda right
僕は基本的に、**「自分が欲しいと思ったアプリを作る」というところをスタートにしています**。『集中』も、『継続する技術』もすべて、「こういうアプリがあったらいいのにな。でも今あるものってなんか違う」っていうところが出発点なんです。

#### balloon satsuki_harada left
たとえば、どんなところが違ったのですか？

#### balloon bondavi_toda right
そうですね。『集中』アプリなら、時間を設定できるタイマーアプリはたくさんあるんです。でも僕が欲しかったのは、*用意されているボタンを押すだけでタイマーがスタートして、集中した時間を記録できるものでした*。

#### balloon bondavi_toda right
『継続する技術』の場合は、*目標をひとつだけ設定できるアプリ*が欲しかったんですよね。「走る」「筋トレする」「ダイエットをする」と、同時並行で何個も目標を設定するアプリはよくあるのですが、同時並行でいくつも目標を立てるって、僕にはできないので（笑）

~~アプリ『継続する技術』の目標設定画面~~

#### balloon satsuki_harada left
アイデア自体はありそうだけれど、「自分が欲しいもの」という切り口で機能を見直すことで、結果的に使う人の動機や目的に寄り添っているのですね！
ところで、コロナ禍で在宅ワークに切り替えたビジネスパーソンや、授業がなくなり家で勉強する学生さんが増えましたが、『集中』アプリのおすすめの使い方があれば教えていただけますか？

#### balloon bondavi_toda right
僕自身は、**「何時から何時まで何セット集中する」ということをルーチンにしていますね**。
具体的には、朝起きたら25分を3回。食事の後は25分を6回。日々のリズムが固定化されると、生産性が高まる気がしています。

#### balloon satsuki_harada left
かなり規則的な生活をされているのですね……！

#### balloon bondavi_toda right
ただ、多くの方はミーティングがあったり、業務連絡があったりして自分のリズムを作りづらいんじゃないかと思うので、あまり汎用的なアイデアではないかもしれません。

### 広告を載せずに、『無駄機能』で収益化目指す

#### balloon satsuki_harada left
『集中』アプリには、「応援コメントが名言風になる」「ドラマティックにタイマーを一時停止する」など、*課金することで拡張できるユニークな『無駄機能』*がありますね。

#### balloon bondavi_toda right
『無駄機能』は、**「どうしたら不快な気持ちにならず、気持ちよくお金を払ってもらえるのか？」**を突き詰めた結果なんです。

#### balloon satsuki_harada left
どういうことでしょう？

#### balloon bondavi_toda right
本来であれば、アプリを収益化するためには広告を入れなくてはいけない。でも僕、アプリに広告が入っていると「ウッ」ってなっちゃうんですよ。*自分が使いたいものを作ることを前提にしているので、「広告が入ったアプリ」はどうしても作りたくないな、と*。

#### balloon bondavi_toda right
かといって、必要な機能を有料化するというのも違う。自分が学生のころを振り返ると、アプリに課金するようなお金の余裕はなかったし、*「課金しなくちゃ使えない機能って感じ悪い」*と思っていましたから。

~~アプリ『集中』の『無駄機能』画面~~

#### balloon satsuki_harada left
だから、本来の機能自体には影響しないけれど、課金することでちょっと楽しくなるようなバランスを考えられたのですね。

#### balloon bondavi_toda right
ただ、データを取ったところ**実際に課金してくれた人の数値は全体の1%程度**。99%のユーザーは課金せずに使っていますね（笑）

### アプリはウケても収益は赤字。メンバーの反応は？

#### balloon satsuki_harada left
昨年6月のTwitterで、**「売上の8割を占める受託デザインの仕事を終了した」**とありましたが、現在メインの収入源は？

~~戸田さんの[Twitter画面](https://twitter.com/todayske/status/1401506646992424961)~~

#### balloon bondavi_toda right
『無駄機能』ですね、はい。

#### balloon satsuki_harada left
課金率1%️のツイートでは*「資金が尽きる前に黒字化しないと会社がつぶれるという状況」*とありましたが、その後、収益に変化はあったのでしょうか。

#### balloon bondavi_toda right
あのツイートの後、ダウンロード数が増えてきたので若干は回復しました。プラス、買い切りスタイルだった*『無駄機能』の価格を下げて月額制*にしまして。それも少しは影響していますね。
一時的には課金率がガクンと減ったのですが、**『集中』というアプリや『bondavi』のプロダクトそのものを応援してくれる方が増えたのではないでしょうか**。

#### balloon satsuki_harada left
回復傾向とはいえ、赤字が続くことへの焦りはありませんか？

#### balloon bondavi_toda right
そうですね。**でも結果的にこれでよかったと思っています**。このまま赤字が続いて会社がつぶれそうになったらまた元の受注スタイルに戻せばいいし、*それまでの間好きなアプリ開発に専念できるんだったら十分幸せなので*。

~~インタビューを受ける戸田さん~~

#### balloon satsuki_harada left
『無駄機能』という現在の収益スタイルを、スタッフの方はどのように捉えていらっしゃるのでしょうか？

#### balloon bondavi_toda right
実は先日、コロナが落ち着いたタイミングで飲み会があり、アプリの収益や会社の状況について2人がどう思っているのかを聞いてみたんです。
広報の松本は、*「ユーザーのために広告を載せないということはすごく共感しています！」*と話してくれました。ただ、**「広告なしでどれだけできるのか、正直不安と楽しみな気持ちが半々」**だと……（笑）

#### balloon satsuki_harada left
率直な意見ですね（笑）

#### balloon bondavi_toda right
開発担当の丸子はもう少しシビアで、**「『無駄機能』で黒字化を目指してると聞いたときはふざけてるのかなと思っていた」**と。

#### balloon bondavi_toda right
ただ、丸子もユーザーインタビューやレビューで「アプリが本当に役に立っている」という声に触れて、「この方針も間違っていないのかも」という気持ちに変わりつつあるようです。

## 稼げなくても、“企業として”アプリを作り続ける理由

### 本当にいいアプリを、世の中に届けたい

#### balloon satsuki_harada left
失礼ですが、収益化に振りきらないにも関わらず、どうしてアプリ開発を*趣味ではなく“企業として”続けられる*のでしょうか？

#### balloon bondavi_toda right
僕の中では2つの理由があるんです。ひとつめは**「1人でやるよりも優秀な仲間がいたほうが、より人の役に立つことができる」**ということ。
丸子も松本もとても優秀で、丸子は開発を初めて2年しか経っていないにも関わらず、すごく複雑なコードもかける。作りたいものに手が追いつかない時、戦力になってくれる仲間がいることは本当にありがたいですね。

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まさに右腕！

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松本も、広報経験がなかったにも関わらず、独学で成長して会社を支えてくれました。彼女が入社してからの1年半で、会社やアプリのことをメディアに取り上げていただく機会は格段に増えました。

#### balloon satsuki_harada left
そうだったんですね！でも、そもそもどうして技術者ではなく広報を募集されたのですか？

#### balloon bondavi_toda right
先ほどもお話しした通り、*僕らのアプリは広告を入れていないので*、**『bondavi』という会社をいかに世の中に知ってもらえるかが会社存続の肝**になります。松本が『bondavi』と社会との接点を作ってくれたことで、僕は開発に専念することができているんです。

#### balloon satsuki_harada left
お2人の存在が『bondavi』のモノづくりを支えているんですね！

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はい。彼らの働きで生産性が上がり、そのぶん**ユーザーのためにできることが増えている**ことは確実です。結果的に『bondavi』としてよりよいプロダクトを発信することにつながっているのではないでしょうか。

~~[『bondavi』公式サイト](https://bondavi.jp/data)のメディア掲載実績~~

#### balloon bondavi_toda right
ふたつめは単純に、**「仲間がいたほうが楽しい」**ということですね。自分たちが作ったものが人の役に立った時とか、会社が成長したときに、一緒に「やったー！」と喜べる人がいるっていうのは素直にうれしいことなのかも。

### 『bondavi』が “チーム”として目指す未来は？

#### balloon satsuki_harada left
今後、会社の拡大は考えていらっしゃいますか。

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「メンバーを増やす」ということはあまり考えていませんね。というのも、人が増えると、1人ひとりに目配りすることが難しくなると思っていて。

#### balloon satsuki_harada left
具体的にどういった点が？

#### balloon bondavi_toda right
**僕は、一緒に働いてくれる人のことをじっくり時間をかけて考えたいんです**。今も、メンバーがいい仕事をできるように働く環境を整えているところで。
もしメンバーが10人、20人に増えた時に、間にマネージャー職を置くことで*全員がハッピーに仕事ができる方法をちゃんと考えられるのか*。僕自身、その辺りの組織論はまだまだ慎重に検討する余地があると思っています。

#### balloon satsuki_harada left
なるほど。

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ただ、人員的な規模を広げようというところではなく、**アプリのダウンロード数や会社自体の認知**という部分はどんどん広げていきたいと思っています。というか、*広げないとつぶれちゃうっていう状況なんですが……*。

#### balloon satsuki_harada left
今後会社として目指す方向性があれば教えてください。また、アプリ開発以外でやりたいことや現在構想していることはありますか？

アプリ開発を手掛ける『bondavi株式会社』の代表、戸田大介さんにインタビュー。少し変わった会社の実態から、「お金にならないのにどうしてそこまでするの？」という素朴な疑問、「愛されるアプリ」を作る秘けつまで深堀させていただきました。

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